今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




【Jコミ】
http://www.j-comi.jp/

【(株)Jコミの中の人】
http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/

マンガ家の赤松健先生が、Jコミなるサービスを立ち上げて、今βテストをしているようです。この企画、ちょっと注目しています。このサービスの主旨は(↓)以下の感じ。
あの絶版コミック再び!!


~日本の誇るマンガ文化を守り、正しく未来に残したい~

この目的のため、私たち「Jコミ」は今まさに立ち上がろうとしています。

「Jコミ」は、「広告入り漫画ファイル(pdf)」によって構成される、全く新しい漫画共有システムを提案します。

すなわち、
ユーザーよってアップロードされた絶版漫画マンガ作品に対して、著作者の先生方の了解を得て何枚かの広告ページを挿入し、
インターネット上で共有する。 それによって、
・ユーザーの皆様には、無料で過去の名作・幻の漫画・埋もれた傑作を楽しんでいただく。
・そして作者の漫画家先生には、その漫画史に残した足跡の対価を受け取っていただく。

「Jコミ」はそういうシステムの構築を目指しています。

また「Jコミ」では、この "作品に挿入された広告の利益の100%" を、漫画家の先生にお渡しする方針です。

絶版漫画に新しい価値を創出する事で、埋もれていた作品を掘り起こし、1つ1つライブラリに追加して、ゆくゆくは日本漫画の歴史的なアーカイブを作り上げてまいります。
そして、その歴史の全てを貴方のディスクに保存する事も可能になるのです。

これが「Jコミ」の目指す理想であり、基軸となるコンセプトです。

今、私たちは「Jコミ」2011年初頭の正式公開を目指し、こうしてβ公開テストを行い準備を進めています。
このテストで雰囲気をつかんでいただき、読者の皆様、漫画家の皆様、広告主の皆様、出版社・編集者の皆様から様々なご意見をうかがって、正式公開に向けた力にしていきたいと思っております。
なにとぞ宜しくお願い致します。

…えっと、具体的なシステムはまだよく分からない…というかハッキリ決まっていないとは思うんですが、多分、一般のファンというかサイト利用者の人が、スキャナーで取り込んだ絶版マンガをアップロードして、それをJコミの運営の人が校閲し、著作権者(作者)の許諾を取り付けて、広告入れて著作権者に収入が行くようにして、一般には無料配布される…という仕組みのようです。

すげぇ…

いや、僕は『漫研』というマンガとかアニメの感想サイトを12年くらい運営していまして(今も絶賛運営中)、その中の『今週の一番』というコーナーの必要性から、ず~っと、ジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオンの少年四誌を買っていて……で、その中の読切作品や、単行本化されなかった作品をけっこう…そこそこ?スクラップにしてとってあるんですよね。12年分。(`・ω・´)

まあ、基本、玉石混交のかたまりというか、大抵は当たらなかった作品であり推して知るべし…ではあるですが、中には相当な魅力を持った作品があって、いや、そんな名作人気作を凌ぐ完成度ってレベルは難しいですが(汗)少なくとも「もっと評価されていい」と思っている作品は山ほどありました。

「もっと評価されていい」もっと読まれていい…でも絶版あるいは未単行本化…(´・ω・`)という思いがあるので、それをスキャナーで取り込んでネット上に“放流”する…という誘惑はないではなかった(汗)
でも、まあ、それはイカンだろうと。自分の中のモラルがダメ出ししていたので実行には移しはしなかったんですけどね。それが、今回、ちゃんと作者の許可を得て、作者にお金が落ちる形に加工して、世に再び送り出す事を“代行”してくれる人たちがいるという、僕から見るとそんな感じなんですが、そんなサービスが出現したワケです。これは協力したいなとw盛り上がって欲しいんですよ!!w

……しかし、そうは言ったものの、よくよく考えてみると、僕の持っているものは、そんなに“使える”感じじゃない。「面白い読切作品(未単行本化)を厳選しました!!」って事もなくって、ただただ馬鹿みたいにスクラップしていっただけなので、そんなにニーズが濃い作品を持っているわけではないです(汗)

…………………………まあ、それ以上にスクラップの際に「あ!破けた!(汗)」とか「あ、うっかり連載取り損なって歯抜けになってる!」とか、やっちゃってるんですよね。雑誌だから印刷の具合も良くないし、コマ外にボールペンで何年の何号といったメモ書きも書いちゃっている(汗)……いや、当時はこんな状況があるなんて想像していなかったからっ!(←言い訳になっていない)

そんなワケで直接お役に立てる事は少ないかと思うんですが、陰ながら支えさせてもらいたいなと…。まあ、とりあえずアップとかして、したら、作者の人が「いや、そんなに状態の悪いやつ配布するなら、こっちの原稿から取り込み直してよ!」みたいな展開のトリガーにでもなってくれればいいかなと。それくらいの気分でスキャナー、あばあば回してみようと思っています。


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【『アマガミSS』の話:TVアニメ放談@漫研ラジオ】
http://www.ustream.tv/recorded/10976411/highlight/125345

(↑)こちらのラジオのハイライトの内容を記事に起こし直します。
『アマガミSS』(アニメ制作・AIC)は、恋愛ゲームのアニメ化で6人のヒロインのドラマを4話ずつ順繰りで描いて行っているのですが。ラブコメ的にぶっとんでいる描写と、落ち着いている描写のバランスがいいというか、毎回何らかの要素で楽しませてくれています。
ここで特に注目していたのはシリーズ構成…つまりどのヒロインの物語ではじめて~どう繋いで~どのヒロインで締めるか?という順番ですね。これは監督の平池芳正さんが自ら脚本とシリーズ構成を務めていて、組まれるドラマ含めて実に上手い順番で披露してくれている。

最初、森島はるか先輩(CV:伊藤静)で~この人、強引に知り合って、強引に主人公をラブコメ展開に持って行く、一昔前のラブコメ・ヒロインというくらい定型なキャラだと思うんですが~場を引っ張って「膝裏にキス」とかやってwけっこう、いきなり飛ばしたなあ!w(`・ω・´)…と、思わせて。次のクラスメート・棚町薫(CV:佐藤利奈)で、これを継承しつつも、巻き込む展開ではなく既に交友のある男女の心境の変化を描く。そして「へそにキス」w
それから三番手の後輩・中多紗江(CV:今野宏美)……いや、この子が一番楽しかったですw正直、ぶっとんでいたw一番内気でおとなしいキャラなんですけどねえ……「どうしてこうなった!?(`・ω・´;)」という展開を連発して、それを“ナカタ繋がり”なのか、この編だけ中田譲治さんがナレーションで解説をしてくれていて笑わせてくれるw
もうこれ以上はないだろうなあ…と一服つく所に、もう一人の後輩・七咲逢(CV:ゆかな)…この子、人気トップクラスとの事ですが、多分、大枠でこの作品の評価を決めた(製作時、そう予想したであろう)中多さんの後に、単純にキャラ人気で強いであろう七咲を置いてきた事がまず上手い。また、後でまたちょっと後述しますが七咲逢という子は、キャラとしての描写、所作がよく“一番良いヒロイン”になっていたと思います。(まあ、まだトリの大物、綾辻さんが控えていますが)

これをプロ野球の打順に例えて歌うとこんなカンジです!(`・ω・´)

一番 森島、塁に出て
二番 棚町、送りバント
三番 中多がタイムリー
四番 七咲ホームラン♪
いいぞ!がんばれ!ドラゴンズ!
燃えよ ドラゴンズ♪


山本正之さんの名曲『燃えよドラゴンズ』を替え歌してみました!どうでしょうか!(^∀^)(←結局、これがやりたかったらしい)まあ、このように回を追うごとに評価を上げて行った、なかなか見事なシリーズ構成が成り立っていたと思います。

■七咲逢の話



ちょっとヒロインの方にも言及しておこうかと思います。いや、上で書いたように一番『面白い』のは中多紗江だと思うんですが、その次の七咲はベクトルは違うんですが、それを受けきって次に渡すだけの『強度』をもったキャラでした。これ、どのくらいゲーム由来で、どのくらいアニメ・オリジナルな演出なのかは分かららないんですけど、人気の高いキャラというのは納得です。
…とは言っても、そんな細かい話ではなくって「弟がいる」とか「両親が共働きで家事をやっている」とか「ボランティアに参加してゴミ拾いしている」とか、その上で「水泳部の部活に集中している」とか、そういうディティールの話ですけどね。一個一個は他愛もない誰にでも付く設定に過ぎないんですが、重ね合わせて行くと、この子が日々をどう過ごしているか、はっきりイメージできるキャラクターになっていて、その存在感が愉しい。…棚町さんとかもイメージ出ないわけではないんですが、やはり、これに関しては七咲が一番イメージとパーソナリティを持って描かれていたように思います。
また、そのハッキリ決まっている彼女の日常に、橘くんのパートがじわじわとその比率を上げていっているのが相当良いw日常の占有率が上がる=心の占有率が上がる、という描きにぐっと来るものがありました。

キャラクターそのものに関しても……彼女はカテゴライズするとクーデレ(?)に入るんですかね?でも、定型に沿った感じは乏しくって、そっけなかったり、キツめの口調になったりするのは普通に理由があるし、普通に話しかけられた事に、そっけなく返すって事もなくって、もっと心象に機微がある(同時にかなり分かりやすい)キャラクターなんですよね。
第一印象がきつめというだけで、その後、ふっと普通に笑われると「あ…そう別にきつい子でもないんだ?」とこちらも気を緩める。ここらへんは、ゆかなさんの演技の良さに拠るところも大きいです。

■桜井梨穂子の話



七咲の後に来たのが、幼馴染・桜井梨穂子の話ですね。いや、この子の話も良かったです。何がいいかっていうと、ラブコメで幼馴染の位置にいはするんだけど、横から現れた真ヒロインに、コンソートを持って行かれてしまう典型的な動作をしているヒロインだったと言えばいいのかw
子供の頃から純一の事がず~っと好きで、ず~っと想っているんだけど、そっから先がない。「このままがいい」という心象で、ある意味ぼさ~っとしているから、他のヒロインに純一を持って行かれてしまうんだけど、ま、しょうがないか、でも純一が好きだよ…くらいな感じの。おかしな言い方ですが「ああ、この子だとそうなるよね」という説得力を持っているw

だから、この話、梨穂子の事をずっと観ていた友人たちが、それぞれの立場で梨穂子を応援して、皆で橘純一くんを“落とす”話になっている。その間、梨穂子は何をしていたかというと、ほぼ、ず~っと脳天気にお菓子を食べているw周りが応援してくれている事も、あまり明確には認識していないくらいじゃないでしょうかw
これ一本だけどを観ると「周りが盛り上げて“縁談”をまとめる話」になっていて、ある意味当事者不在的展開になんだこれ?と成りかねない面もあるんですが、“違う意味で不動”のヒロイン・桜井梨穂子が動くのはどういう状態か?いや、それでも彼女が動かないとしても“縁談”が成立するにはどうするのか?という全体像が観えてくると、かなり感慨深いものがあります。

『アマガミSS』はオムニバスにそれぞれのヒロインが語られる構成で、何らかの切っ掛けがないと、橘くんへの恋心は発動しないんですけど、梨穂子に関してはスタートアップの時点で“それ”が装備されている事が分かった。そうすると、この子だけ横(平行世界)の繋がりを持ってくるんですよね。
何が言いたいのかというと、森島先輩の時も、棚町の時も、中多さんの時も、七咲の時も、梨穂子は彼女たちと対決する権利をずっと持っていたはずなんですが、それを全てスルーしてここまで来ているヒロインという事です。同時に、橘くんの方も、そりゃ悪くは思っていないだろうけど、基本的にはスルーによってその目がない(強烈に薄い)事を見せている。
そういうヒロインのルートがあるとしたら、それはどういう形になるか?という描きとして、この解答はなかなか『面白く』、またいい話になっていました。

まあ、そんなワケで僕の中で意外と(?)いやかなり評価の高い『アマガミSS』でした。トリの綾辻さんも期待しています。


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【11月第2週:ARAGO 第44話 激昂】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10487.html#665

【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(原作・車田正美、漫画・手代木史織)の連載が最終盤に入っています。『冥王神話LC』は、『聖闘士星矢』の冥王ハーデス編を元にした、アテナ軍vsハーデス軍の“前大戦”を描いた物語。今、いよいよハーデスを乗っ取ったアローンと、アテナであるサーシャ、そして天馬座のテンマとの三人が再び邂逅しようとしています。ここらへん、ルイさんがブログでかなり念入りに書いてくれているんですが…。

【ひまわりのむく頃に:原典への愛、原典を高める!『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』の頂】
http://rui-r.at.webry.info/201011/article_2.html

…やはり僕も、なぜかこの時点で「お疲れ様でした」を言いたくなってしまうwそれは、一つはあらかたの黄金聖闘士と冥闘士たちが退場してオリジナルにふくらまして創作するフェーズは終わり……終わったわけじゃないな?(´・ω・`)いや、でも“本編”との接続を果たす、そちらが主体になって行くフェーズに入ったって事でもありますし、また、そこに至る直前のパンドラ様の物語(敢えてキャラ一人に絞り込みますが)が素晴らしかったという事でもあります。

いや、『冥王神話LC』は、何がいいって登場する戦士たちが異様にカッコよかったのが、まず、いい!のです。水滸伝のヒーローの如き黄金聖闘士たち、そして、シグルイの如き冥闘士たちの、重厚な血風戦記は、また別に時間をかけて語りたくあるんですが、今回は戦線から退場したパンドラ様について語っておこうかなと思います。まあ、そこもルイさんが語っているんですけどね。まあ、そこはね、僕も僕もw俺も俺もw

いやぁ~それにしても、パンドラ様、たまんねぇ~よ!この人!!w

この人が本性を見せだすのってアローンが冥王軍を謀っていたって事が分かってからなんですけど、その時は、すっごい胸張って「これから(神の力を手に入れた)アローンをぶっとばしに行きますが、なにか?」って体で、すっごいカッコいいのw異様に!wラダマンティスを呼び起こす時とかも、すんげえ尊大な態度で「ラダマンティスは、妾の犬ですが?なにか?」って感じなのw



それがいざ、戦場に立つと、そのメッキが剥がれる、剥がれるw泣く、泣くw最後アローンの前に立つ彼女は、もう相当ボロボロで、せっかくの化粧が濡れ落ちちゃってるのwこの物語のトリックスターである杳馬からは、最初からそこを見抜かれてからかわれているしw(まあ、ヨウマは誰でもからかうけど)
…いや、僕って、揺るぎなくって強い人が好きなもんだから、普段は滅多にこういうキャラを好きにはならないんですよね。実際、パンドラ様が弱いと観て取るや、即座に、彼女よりも、強かで、揺ぎ無く、強いパルティータ母さんに乗り換えているw(↓)
LD >> 『冥王神話』パルティータ母さん!わっか~い!ほっそ~い!もう、時代は母さんなのか?っていう感じだよお。(=´ω`=)
kichi >> 「冥王神話」も良いですね。……パルティータ母さんの真の狙い、なんとなく方向は見える気がするんですけど、実際どう描かれ、それにパンドラ様まで絡めて決着をつけられるのか、とか、かなり次回が楽しみです。
LD >> (=´ω`=)(←ちょっと前までパンドラ様、パンドラ様ゆーてたのに、もうこの体たらくである)

(2010年07月31日の漫研チャットの発言)

す~ぐ、思いつめるしwす~ぐ、揺れるしwす~ぐ、泣くしw…でも、そうやってボロボロになってアローンの元にたどり着く頃には、なんかもう、たまんなくなっていましたね。いや、ほんと僕って滅多にヘタレキャラって好きにならないんですけどね。少なくともヘタレているからいいという感じにはならないはずなんですけど…。
LD >> 『冥王神話』、パンドラ様の活躍にめちゃめちゃ期待していた僕が、いざ戦ってみたらキャラ格下がるほど弱かったこの現実に、萌えているのは何故なんだぜ?(´・ω・`)

(2010年10月31日の漫研チャットの発言)

…じゃあ、なんでたまんなくなったのかというと。一つはヘタレとか弱いとか言ったけど、決めた事に“立ち止まる”事はしなかったなと。泣くし、弱音も吐くけど、その場にうずくまってしまう事はしなかった。弱いなりの意地があった…と。アローンに「あなたには僕を止める程の資格はない」と言い放たれてしまうような、最後まで、“弱い者”として描かれる事で、その意地を見せてもらったって事が一つと。
その弱いなりの意地がこの屈強の戦士たちの物語の中で良く映えていたって事があると思います。もっと平均的に、ダメな部分がある人や、そこそこしっかりしている程度の人が混じるような普通のドラマで、こういう動きをされても、そんなにキュンキュンは来なかったかもしれないんですけど、この『冥王神話LC』って少なくとも出番を持ったキャラは、覚悟を決めて、揺るがない、カッコいい戦士しか出てこなかったんですよね。

それこそ超人たちに囲まれて、その上座に居て振舞っているのだけど、元々はハーデスの神話に巻き込まれただけの普通の人なんですよね。いや、多少は修行を積んで技も身につけたかもしれないけど、精神面は今述べた、描き通りなわけですよ。黒薔薇の運命を与えられてしまったけど、正体はタンポポなんですよ。この娘(´・ω・`)

ギャップっていう言い方をすると少し違う気もするんですが、不敵で超然としたカッコ良さを魅せまくる神話英雄クラスのバトルの中で、そうではなかった人の意地を見せてもらったというか、ふいに、英雄でもなんでもない人が見せるような小さな勇気を見せてもらった。そういう小さな花の美しさがあったと言えばいいのか。とにかくパンドラ様には強烈な魅力が宿ったと思っています。そして、その人が生き残り、人間界に還る事ができたのは、素直に良かったなとそう思います。


聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話 21 (少年チャンピオン・コミックス)
手代木 史織
秋田書店


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今期のアニメで『探偵オペラミルキィホームズ』を楽しくみています。ある種、カオス的なアニメのひょうな評判もちらほら聞くのですが、この作品、ギャグアニメとして、総合的にクオリティが高いように思います。
脚本にも、演出にも、作画にも「もう一工夫!」という貪欲な執着が感じられて、それが『物語』としての楽しさをガコッと底上げしている……なんか真面目に語っていますが、普通に観ていて、普通に笑えるアニメですw

…で、この作品、作画面の下支えを総作画監督の沼田誠也さんが引き受けているのですが。今回、ちょっとこの沼田さんと、沼田さんの盟友(?)とも言うべき坂井久太さん(『ミルキィ』では毎回アイキャッチを担当していますね)のお仕事を集めてみようかと思います。いや、この二人ファンなんで、ちょっと一度まとめたかったw
とにかく美少女~幼女を描くのが好きな人たちなんですが(←決めつけている)フェチっている部分に微妙な差異(ほとんど合致しているけどw)があるところが面白いですw

■探偵オペラ ミルキィホームズ ED(HD)
 絵コンテ/演出:大久保政雄
 作画監督:沼田誠也
 原画:野田康行、坂井久太



まず、本作『ミルキィホームズ』のEDですね。ルイさんとも話していたんですが、冒頭のシャーロックたちのスク水の画あたりは、坂井久太さんという感じがします。あっさり目な感じですねw逆にあぶらっこ~く、アルセーヌを描いている(あるいはそう修正している)のが沼田さんかなあとか思ったり?
※あ、先に言っておくとここらへんの話、全くの当てずっぽうなので、悪しからずお願いします。

■NEEDLESS ニードレス ED
 EDアニメーション:沼田誠也、坂井久太



『NEEDLESS』(2009年放映)のED。美少女部隊という設定格的には、雑魚よりちょっと上?くらいの格しか持っていない、でも、何でか出番が多くってEDも席巻してしまったという子たちのEDなんですが…や、なんか、絵コンテも修正もなしに、沼田さんと坂井さんに思いっきし、好きに描かせたみたいですね。っていうかね……
僕、このED、めちゃめちゃ好きですわ!!(`・ω・´)
放送中、何回も繰り返し観てしまった…。お二人の趣味が200%くらい出ていると思います。もうね。脇にキスとか、涙の受け渡しとか、お腹をくっつけ合うとか「うわ!エロ!さすがだwww」と…ええ、そりゃもう顔面緩みきって観ていました<(`・ω・´)
このED観ていると沼田さんが『ミルキィホームズ』に全力投球してくるのが分かる気がしますw

■ひぐらしのなく頃に解 ED
 絵コンテ/演出:今千秋
 作画監督:坂井久太
 原画:沼田誠也、小谷杏子、清水祐美、河野真貴



『ひぐらしのなく頃に解』(2006年放映)のEDですね。ちょっとOPにするかEDにするか迷ったんですが、沼田さんを主体に考え、人を絞り込みやすいEDにしました。梨花と羽生が接吻している所の作画が沼田さんと言われていますね。まあ、それっぽいw
…全体の顔の調子を整えているのが坂井さんなはずなんですが、個人的に坂井さんっぽい線じゃないなあ?とか思ったりしています。…気のせい?まあ、気のせいでしょうね(汗)いや、この柔らかい線、相当好きなんですけどね。

【ゾイドジェネシス】ED ありのままでLoven' U (Ver.2)
エンデイングアニメーション:沼田誠也
エンディングコンポジット:佐藤寛


※むう…削除されてしまった…。

『ゾイドジェネシス』(2005年)の2クール目からのED。この作品、坂井さんがキャラデザで、沼田さんが作画参加。僕が坂井さん、沼田さんの名前を覚えたのがこの作品です。…いや、もう、これね。この作品。
僕が“もっと評価されていい作品”に数えている一つなんですけどね。
…その話は長くなるので別の機会にするとして…。まあ、とにかく僕はこの『物語』大好きなんですが、実は、お世辞にも製作的なクオリティが高い作品とは言えませんでした。作画はかなりひどかったです。そんな中で「…なんか、無理矢理にでも動かしている人がいるなあ…?」(´・ω・`)ぶも?と思って観ていたら、その人が沼田さんだったと言う…。したら、程なくEDの一人作画を出してきたんですよね。
きわめてリミテッドな動画なんですけど、最初のブレードライガーが走っているのと止め画だけのEDと比べると、全然楽しかった。妙にキャラの特徴掴んでいるしw途中で、フラッシュされる画を差し替えて来たりしたしw



繰り返しますけど『ゾイドジェネシス』は外から観る限り、製作状況はけっして良いように見えなかった。
僕が評価している部分も基本的には脚本(シリーズ構成:西園悟)部分です。沼田さんのがんばりで作画クオリティが底上げされたかというと………そんな事はないのだけど(汗)『物語』を観るとき、楽しみが一つ増えましたし、EDも繰り返しみたり…ジーン大将のダンスには、思わず吹いてしますwwというか当時『ありのままでLoven'U』のCD買いました。『ゾイド』観ている人で、そういう人は少なくなかったんじゃないでしょうか。(`・ω・´)

■アニメーター「沼田誠也」 作画パートAMV Part1


さいご、オマケで沼田さん作画のAMVを載せておきます。可愛いものと、キモいものを交互に描ける人で、それが作画でギャグを生み出す力になっていると思います。
本気で神作画の人たちと比べると……まあ、譲ると言わざるを得なくはあるですがw(失礼)僕はこの人の粗い線も、細かい線も好きですね。


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【ヒーローの条件】

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈19〉 (電撃文庫)
灰村 キヨタカ
アスキーメディアワークス

『とある魔術の禁書目録』(作・鎌池和馬)19巻読みました。やあ~ええわあ。一方通行さん。(=´ω`=)今回、本格的にヒーロー化して行く、一方通行さんと、浜面仕上さんですが、彼らが、主人公にしてヒーローの上条当麻さんに対して、どういう“意味”を形成しているか?は、多くの人が直感的に分かると思います。…まあ、そっちの話は、また別の機会にするとして…。

一方通行さんが好きなんですよねえ。いや、この人、ほんとヒーローwよくルイさんが、上条さんの“動機”に言及する事がありますが、あれって上条さんの異常とも言える正義行動に関する根拠を求めているワケですが、一方通行さんの“動機”は(物語上では)ミサカシスターズに対する“贖罪”なんですよね。
「絶対に許されない(本人がそう認識している)罪の贖罪だから、絶対に終わらない償いを、永遠に、飽くことなく、続けている」と、それがヒーロー化してからの一方通行さんの“動機”で。それを時間的にも空間的にも、無制限に課していて、しかも、恐ろしい事にそれを(ある程度)成し遂げてしまっているw

打止を護るという事はどういう事か?それは彼女の暮らす平穏な環境そのものも護る事だと、彼は解釈して、それを実行している。途方もない拡大解釈ですけど、そのロジックで彼は、平穏である者たち=善人は、殺さない。そして護る。打止に関する護るべきものとして。逆に悪人は許さない。殺す。それは自分が「許されない」事の根拠とでもいうのか、自分がそうであるように「殺される謂れのある人間」は存在する。

「殺されてもいい人間、死んだ方がいい人間など存在しない」という思想は、この一方通行にとっては自己否定そのものって事になっている。

だって自分自身がそうなんだから。それ故、彼は終わらない贖罪を続けているのだから。うん。やはり彼は『面白い』。もし、ヒーローの条件が“悪を倒す者”とするなら、上条さんは、この条件に当てはまらない…という言い方もできます。…できない事もない?
いや、この“倒す”という件については、上条さんは“殴る”という行為で代替えしているワケですが、あれ?「殴るのはいんだ?(´・ω・`)」(あくまで説得みたいな事はしないんだ?)みたいな、別の上条ルーリング?な分析の話になるので置いておいて…。(今回、置いておく事多いな…)
ともかく、上条さんは徹底して“救う”という行為に先鋭化して行っている嫌いがある。でも、それって本当に『受け手』がヒーローに求められている物語なの?
“救う事”を優先すべきなのは、そうだとしても、上条さんが“殴る”事を止めないのは、受け手はあくまで“倒す”事も求めているからじゃないの?………と、置くと言っててヒーロー論をはじめてしまいましたが(汗)そういう風に思考を積んでゆく時、一方通行さんの物語は、単純に殺人も起こる闇の世界のダーク・ヒーローという捉え方以外に、単純な“悪を倒す者”=ヒーローとしての上条さんの対比としても『面白い』です。

一方通行自身は「悪を倒す(殺す)のは悪党」と自己規定して作中でそれは否定されないと思うのですが、逆に僕の方は上条さんの方を敢えて「上条さんの欺瞞」、ヒーローとしての欺瞞、と捉えた時、上に述べた一方通行のもつロジックは非常に納得の行くもので、結果として物語上に「悪を倒すヒーロー」を出現させている。(※こういう所、鎌池先生、本当に考えているなあ…というか“観えているなあ”って思います)

そうして彼は能力を特化し“悪を倒す”事に徹すれば、その護る範囲はとてつもなく広く、ご都合主義と言っていい程、護って行ける事が描かれている。
上条さんは「それをする“理由”も明確でなければ、それができきる“理屈”もあやふやなヒーロー」で、だからこそ僕は彼に原初の『ゼロ・ヒーロー』性を見い出していて、同時に彼は多分、多くの『受け手』をイライラさせているはずなんですがw一方通行は、その理由も、理屈も、しびれる程、バッチリ整った、オリジナルヒーローだと思います。
「あの時のヒーローでしょう。そこで何してるの?」
「……何でもねェよ」
「さっき話しているの聞いた」
その言語に、一方通行と秘書の小男が改めて少年の顔を観た。そうしている間にも、少年はこちらに近づいてくる。学園都市第一位の怪物への元へと、躊躇なく。かつて命を救われたからか、警戒心を全く抱かず。
「何の事か分からなかったけど、また戦いに行くんでしょ。あの時の僕みたいな人を助けるために、また戦いに行くんでしょ」
少年は真っ直ぐに一方通行を見上げ、そしてこう言った。
「だったら、僕も行く」
……冗談じゃねェぞ、と一方通行は思わず頭を抱えそうになった。
「ふざけンなクソガキ。誰が、誰と一緒に戦うだと?」
「だって、あの人達は見捨てるって言ってた!!」
突然指差され、一番面食らったのは親船最中だっただろう。
秘書の小男の方は心当たりがあるせいか、わずかに奥歯を噛んでいる。

「僕は、あなたがくだらない事のために戦わないって事を知っている。そして、すごく危ない所に行くんだって事も知っている!だったら僕も行く。一人なんかにはさせない。僕と同じように困っている人がいるなら、僕だって一緒に戦いたい!!」

全く事情を知らないくせに、口調だけはいっぱしだった。
実際の戦力を鑑みれば、どうしようもなく現実味のない意見だった。
にも拘らず、一方通行は無視して立ち去らなかった。真上から見下ろす格好にはなっているものの、彼はきちんとした言葉にはきちんとした言葉で返した。

(『とある魔術の禁書目録』19巻P.206)

…で、このシーン。ものすごく良かった。好きなんです。一方通行は『結果のヒーロー』でもあるんですよね。
『結果のヒーロー』は、最近『超弩級少女』の記事などで考えて、話したりしていますね。

【『超弩級少女4946』“護る”という事/ヒーローの条件】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/eb948af175d94d241598eba8d30be566
…実は作者の東先生からは「セカイ系というキーワードをヒントに話が進むとよいかも」とガイドを貰っていたのですが、衛宮まなが至れたもの、飛田玖海が至れなかったものの、ここがその焦点に感じています。座談会でもそう語っていますが、衛宮まなと共闘した時も、彼女は、そこに至ったというワケではないでしょう。

でも、僕は「結果を出しているヒーロー」には良い物語(因果)が待っているものだよ…とも思いますけどね。おそらくは彼女には、さほど見向きもしなかったであろう「彼女がその手で守った人々」は確かにいて。彼女が彼らの存在に気がついた時、はじめて彼女は「どうなってもいい世界」じゃなかった事を知る事になるのだろうと、そんな風にも思います。

…ここらへんで話している事が、まさに一方通行の物語に顕れています。というか、解釈の角度として、一方通行は、打止めを出汁にして、言い訳にして、自分が本当にしたかった事をやっている…。という解釈もあり得ると思うんですけどね。
気がついたら世界中を敵に回した超能力者になっていたけど、彼自身がそんなものになりたかったワケじゃない。“無敵”を目指したのも、彼の在り様に干渉してきた世界への“リアクション”としてある。じゃあ、彼自身の“アクション”というのは、打止めと出会う事ではじめてはじまった…と。
そして“全てを護る”というのは、かつて彼が目指した“無敵”などより、よほど困難な道であり、そして良い物語に繋がっている道なんだと。

…ん、今思いましたが。決断主義(?)の後にくる主人公ってこの『結果のヒーロー』かもしれませんね。

そんなワケで一方通行さんの物語から目が離せません。(`・ω・´)上条さんの話にイライラ来てしまう人で、それでもヒーローが好きな人って、多分、一方通行さんとか、浜面さんとかを好きになると思うんですよね。でも、彼らは(『ゼロ・ヒーロー』である)上条さんの、ある一面を特化したヒーローである事は間違いない所でしょう。
僕も、ずっと長いこと「ヒーローってなんだろう?主人公ってなんだろう?」と考えながら『物語』に接してきた所があって、鎌池和馬先生のこのヒーロー観/ヒーロー像には、何かすごく頷くものを感じながら読んでいます。


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放送終了しました。ありがとうございました。(↓)録画データです。

【TVアニメ放談3@漫研ラジオ(その1)】
http://www.ustream.tv/recorded/10975145
 【ハイライト:『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の話】
 http://www.ustream.tv/recorded/10975145/highlight/125323
 【ハイライト:『ミルキィホームズ』の話】
 http://www.ustream.tv/recorded/10975145/highlight/125325


【TVアニメ放談3@漫研ラジオ(その2)】
http://www.ustream.tv/recorded/10976411
 【ハイライト:『スタードライバー』の話】
 http://www.ustream.tv/recorded/10976411/highlight/125339
 【ハイライト:『パンティandストッキングwithガーターベルト』の話】
 http://www.ustream.tv/recorded/10976411/highlight/125341
 【ハイライト:『ヨスガノソラ』の話】
 http://www.ustream.tv/recorded/10976411/highlight/125342
 【ハイライト:『アマガミSS』の話】
 http://www.ustream.tv/recorded/10976411/highlight/125345



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土曜日の夜にルイさんと、USTREAMでネットラジオをやる予定です。10月~12月期(4Q)のTVアニメの放談をしようかと…。よろしくお願いします。

11月20日(土)21:00(2時間くらい予定)

【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken


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『いとしのファブリオ』(1990年放映)コンプリート。…いや、スカパー見ながら作業していたら、む?何やらとんでもない人形劇がやっているぞ?という事で録り始めたのがこの番組です。『カノッサの屈辱』(1990年放映)とか、『NIGHT HEAD』(1992年放映)とか、『征服王』(1992年放映)とかやっていた、フジテレビの深夜番組シリーズの一つですね。(…あ、この時間帯で『シチリアの龍舌蘭』もやっていたのか…)いや、僕、ファブリオーってよく知らないんですけど…

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%BC
ファブリオー(ファブリオ、fabliau, 複数形:fabliaux または fablieaux)は、13世紀頃にフランス北東部でジョングルールによって作られた喜劇的な、一般に匿名の説話のこと。韻文世話話と訳される。ファブリオーは概してこのうえなく下品である。

(Wikipediaより)

…という事みたいで。多分、男同士、あるいは女同士で集まった時にする猥談の起承転結あるやつを集めた説話集な感じじゃないかと思うんですが…どうなんでしょう。このファブリオーを、きたろうと、池上季実子(!)の語りで、人形劇で上演するというかなり異色な作品です。
…というか人形劇でここまでやっていいのか?否、人形劇だから、ここまで放送できるのか?という、相当エロスな番組になっています。まあ、何と言うか男も女も強かに、とにかく“やってる”話になっています。えっと……ぱらっと抜き出した1話を引用してみると…


娘は従順に従い、白い指を灼熱の高まりに結びつけると、ゆっくりと動かしはじめる…

司祭「ううう……まだだ」
娘「しつこい悪魔ですね…」
司祭「どうしても、(悪魔が)飛び出さない………では、お前の口で吸いだしてはくれんか」
娘「吸いだす?」

司祭「砂漠で、毒蛇に噛まれたらどうする…?」
娘「…!傷口から、毒を吸い出します…」

娘は納得して、高まりきった司祭に、唇を近づける……

(第18話「悪魔祓いの儀式(2)」より)

…うむ。なんというエロゲ(`・ω・´) というか、エロマンガネタやね。というか、この展開の元ネタ、ファブリオーだったのか!……いやw人類が寄り集まれば、どこでも出てくる猥談でしょうねw…というワケで、ちょっと変わった人形劇番組でした。ふう……また、いいモノを録ってしまったぜぇ(`・ω・´)


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【元型】【疫病の怪物】



『吸血鬼ノスフェラトゥ』を購入。…いや1922年のサイレントじゃないですね。1978年のリメイク。ヘルツォーク監督の作品です。これ、あんまり有名じゃないのか、ビデオもレーザーディスク(←昔の話ね)もずっと絶版状態で、僕の手元には昔ダビングしたVHSがあるだけだったんですが、今回、思い立ってDVDを購入しました。
ちなみに、サイレントのやつはレーザーディスクで持っていますね。今、記事書きながらレストアしています。

『吸血鬼ノスフェラトゥ』は、僕のたましいのホラー映画ともいうべき作品で、その映像美に強烈に魅せられた映画でもあります。僕が、お気に入りのホラー映画を三本あげろと言われたら、まずこの『吸血鬼ノスフェラトゥ』。次に『ゾンビ』(1978年放映)。…ふむ。放映年同じですね。それから『ヘルハウス』(1973年放映)の三本をあげます。
『吸血鬼ノスフェラトゥ』は、ジョナサンの妻ルーシーの伯爵と対決する最期が非常に美しくて!また、ラストの結末が大好きな作品です。ラストがサイレントの『ノスフェラトゥ』とは違う。夜中に放送されていたんですが、強いインパクトを受けました。「これが“不死者”のラストである」という事に呆然となったんですよね。

【『ホワイト・ゾンビ』最初のゾンビ映画~疫病性の怪物】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/84c6a57a82bd47c4876b63a5a82fe6d7

(↑)ちょっとこちらの記事でも触れましたが“吸血鬼”を元型(アーキタイプ)的に掘り下げようと考えています。…ゾンビにもつなげて行きたいですね。
先に述べておくと“吸血鬼”と“ドラキュラ(吸血貴族)”は分けて考えたいと思っています。いや『元型』的に考えるなら(僕が今、対象としている)吸血鬼と、ドラキュラは、全く別の元型になると思います。

これはブラム・ストーカーの小説の……というか、ちょっと調べたんですが原作小説自体のビジュアル・イメージは上の『ノスフェラトゥ』に近く、あの馴染み深い、黒いマントの紳士のドラキュラ・スタイルは舞台劇などの流れから出来てきたみたいです。
この原初のダーク・ヒーロー(?)は、つまり、舞台劇…ないしベラルゴシの『魔人ドラキュラ』から発生していったものと見れそうです。

対して、僕がちょっと落とし込もうとしている“疫病性”は件の『ノスフェラトゥ』の中にこそある。実際に伯爵は船に乗って疫病を引き連れてブレーメンに現れます。『ノスフェラトゥ』の伯爵の方がブラム・ストーカーの原作に近いようですから、この雰囲気が、吸血鬼という『元型』の本筋で、こっちがロメロのリビングデッド(敢えてゾンビとは言わない)に連なって行く………のかな?といメモ書きでした。

サイレントの『ノスフェラトゥ』の映像もかなりいい雰囲気なので、こちらの方も機会があれば触れて行きたいです。


吸血鬼ノスフェラトゥ 新訳版 [DVD]
マックス・シュレック,アレクサンダー・グラナック
有限会社フォワード

(↑注意、これサイレントのやつです。やっぱりリメイク版はそんな出まわってない(汗))


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今期もいろいろアニメを観ているのですが、けっこうOP/EDが気に入ったのが多くって、そこだけ繰り返し観てしまったりしています。
『神のみぞ知るセカイ』(制作・マングローブ)のOPとか、『それでも町は廻っている』(アニメ制作シャフト)とかね。好きなんです。こちらもまた何か取り上げられたらと思いますが。(´・ω・`)…で、その中でも僕の中で妙な魅力を放っているのが『ヨスガノソラ』(アニメ制作feel.)だったりしますw

『ヨスガノソラ』は…すみません。まだ内容あまり理解していないです(汗)すごい美形で奇しい関係に見える兄妹が田舎に引っ越してきて、引越し初日からいろいろな女の子が美少年兄にほの字な作品(←表現古いな!)みたいです。今期ダントツのエロさ………エロさというか、そんなチラっとした感じじゃなくって、完ポルですね。完全・ポルノグラフィー。(`・ω・´)でも、アニメとして全体的なクオリティもかなり高いです。



しかし、この作品、本編の他にそれまでのシックな(?)雰囲気とは打って変わったCパートが存在するんですが、なんでしょうね?これ?w元がゲームとかだから、幕間に何か小芝居劇場が仕込まれていたりしたんですかね?
とまれ、この小芝居劇場が好きでwホントにどうでもいい小劇なんですが、これが妙に癒される。
また、それでオチがついたのかついてないのか、首をかしげている狭間で、徐ろにはじまる“二度目のED”…『ピンキージョーンズ』っていう曲らしいですけど、これ、多分、僕、買いますwスチャラカな曲で好きです。

画面的にも本編中の場面を茶化したり、いろいろ遊んでいるみたいですね。セルフ・パロディといいやつですけど、本編のシーンや、キャラクター関係の違った見え方が生まれてなかなか楽しいです。

■ヒロイン並列構造に関する走り書き

今回の『ヨスガノソラ』と『アマガミSS』をちょっとつなげて考えてようかと思っています。

【ヒロインの憂鬱】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/e363f24f8ccb53bdfc21bf86521451eb

(↑)ここらへんの記事で書いたように、僕は以前から「物語上の並列構造をどう処すか?」というポイントを視点にしてハーレム構造の作品を追ってきた所があります。本来、ゲーム上で“並列”が実現されている作品を、アニメ化(あるいはマンガ化)する時、どういうやり方で一本化を目指すか……ここらへんは、長くなるので切り上げますが、それぞれのヒロインに並列に人気がついて、それに応える形で他メディアへの移植があるワケだから、単純に任意のヒロインだけの物語を構築するというワケにもいかない。

…ではどうするか?という問題の中で、ここ何年か、いくつかの『面白い』答えになった物語を目撃して来たのですが、今回の『ヨスガノソラ』と『アマガミSS』は、かなり単純に、並列を並列のままに描く事に解答を求めている。
「…じゃあ、どうしよう?」の中で真っ先に思いつく答えに帰ってきたようなものです。『toHeat』のアニメなんかがそんな形だったはず。(※誤解のないように付記しますと、該当の個々の作品の出来とは何ら関係ない話をしています)

しかし、そうやって並行世界を作る事で(※『アマガミSS』が並行世界の物語がどうかは議論があると思いますが、観客は全部を観る以上、並行的にとらえてしまう…という点に着目します)『ヒロイン並列構造』を維持していますが、既におたくの物語界隈では「平行世界の先の物語」が描かれてきているわけで、“ここ”も、何らかの臨界に到ると見ています。

並行世界とは並行して決して交わらない、統合されないから並行なんですが、これを俯瞰してみて、その『言葉』を与えてしまうと“統合された概念”に取り込まれてしまうというか『アマガミSS』は、完全に分離して観えるが、タイトルで統合されてはいる。…あるいは並行なのに同じというか“かぶる”エピは起こせないという縛りを既に受けているよねとか。

とは言え、この並列構造の出し方は、もう少し色々なものが掘り起こせそうな気がします。たとば『ヨスガノソラ』は“分岐点”をモロに見せて物語を展開させていて、ここはかなり『面白そう』な匂いがする。
『アマガミSS』は、その商品コンセプト上、統合的な見立ては極力排除すると見ていますが、それでも、それを無視して統合的(?)かどうかは別に、先の(?)方向に行けそうな匂いがあります。

並行的に描いていても『受け手』が平行世界という概念を知ってしまうと、それはどの選択肢、どのランダムに巻き込まれても女の子に好かれてしまう、超時空リア充/超時空ハーレムメーカーという者が出現しているんじゃないの?
…あるいは、平行世界を見せてしまった時点で「100回やったら100回繰り返えされる物語強固さ」みたいなものが首をもたげて来たりするけど、それはどう処すか?あくまで、可能性は全てに平等、均一に分配されるもの…としていると臨界が来ないか?……みたいな事を考えながら物語を眺めたりしています。


ヨスガノソラ 通常版
sphere
sphere

ピンキージョーンズ <初回限定盤C>(DVD付)
ももいろクローバー,村野直球,前山田健一,松田綾子,NARASAKI,AKIRASTAR
キングレコード


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「DB作戦」のスクリプトをいじってキャラクター(登場人物)毎の画像を貼れるようにしました。「ドラムカンナの冒険」でちょっと試してあります。
…いや、まあ、こんな事しても入力が追いついてないから画像トリミングして、貼ってみたいな事をしている暇はないと思うんですけどね…orz
しかし、まあ、有名所の作品や、最近の作品なら、わざわざここまでする必要はないと思うんですが、マイナーな作品は、これくらいのデータにできるといいんじゃないかな~とか思っています。まあ、ぼちぼち、あわてず入れて行きます。(´・ω・`)

・「スーパー人形劇 ドラムカンナの冒険」 のデータシートを更新しました。(2010/11/13)
・「祝福のカンパネラ」 を新規登録しました。(2010/11/12)
・「薄桜鬼 碧血録」 を新規登録しました。(2010/11/10)
・「荒川アンダーザブリッジ×2」 を新規登録しました。(2010/11/10)
・「スーパー人形劇 ドラムカンナの冒険」 を新規登録しました。(2010/11/10)
・「百花繚乱サムライガールズ」 のデータシートを更新しました。(2010/11/08)
・「パンティ&ストッキング with ガーターベルト」 のデータシートを更新しました。(2010/11/08)
・「百花繚乱サムライガールズ」 を新規登録しました。(2010/11/08)


スーパー人形劇 ドラムカンナの冒険 Vol.1 [DVD]
井端珠里,菅谷智春,潘恵子,石野竜三,まるたまり,山本美由紀,松山鷹志,前田真里
NHKエンタープライズ

祝福のカンパネラ 初回限定版
ういんどみるOasis
ういんどみるOasis

百花繚乱 サムライガールズ 第一巻 [Blu-ray]
悠木碧,平川大輔,釘宮理恵,豊崎愛生,櫻井孝宏
メディアファクトリー


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