今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。






『桃太郎 海の神兵』(1945年公開)と『くもとちゅうりっぷ』(1943年公開)をレストア。どうもDVDディスクも時間が経つと劣化というかデータ破損があり、ちょっと復元しつつHDDにバックアップをとっていました。HDDもそうですが、定期的にデータの移し替えは必要そうです。…そう考えると、HDDに収めてしまうのが、あらゆる意味で正解っぽいですね。HDDは復旧代行会社もありますし、よっぽどの大破損じゃない限り全データ全て抽出不能になる事は滅多にないように思えます。

『桃太郎 海の神兵』は太平洋戦争中の海軍が発注した、子供向け戦意高揚映画で、日本初の長編アニメーション映画とされる『桃太郎の海鷲』の姉妹編ですね。手塚治虫先生も戦中にこれを観て感動したと言われていますね。
南方戦線のセレベス島の奇襲作戦を題材にした『物語』で、南方の島にやって来たウサギの工兵たちが現地のトラや象やサイ、ヒヒといった動物たちと協力して飛行場を建設します。そうしてしばらくすると、イヌ、サル、キジの海兵たちで構成された“桃太郎隊”の到着します。またしばらく、訓練と、現地の動物たちとの交流の日々を送るが、偵察機が“鬼ヶ島”上空からの偵察情報を持ち帰った時、遂に桃太郎隊は作戦決行の日を迎える。
彼らは、落下傘による降下強襲任務を負った空挺部隊であり、鬼ヶ島の占領を、その作戦目標としていた――と。



キャラクターは様々な動物たちに置き換えて、動きも可愛い、表情も可愛いで思わずほのぼのとしてしまうのですが、内容描写はけっこうリアルです。海軍協力といって、どのくらいの協力を得ていたかはわかりませんが、構成はドキュメンタリーと言ってもいいようなタッチで物語は進んでいきます。
飛行場の建設から、飛行機着陸の際の整備兵(ウサギ)たちのきびきびとした動き、銃の整備や、落下傘の収納の仕方、落下傘を背負って降下し、同時に投下された武器弾薬の物資に走りより、組み立て突撃する。マジすごい。目を見張るものがあります。(黎明期の手探り状態を考えるとリアル寄りになるのはある種必然かもしれませんが)

それでいてミュージカル仕立ての楽しい映画になっている。現地の動物たちに日本語を教える「あいうえおの歌」のシーンはそれなりに有名なのかな?他にも、現地のチビ虎が、やってきた飛行機に興味を示して、駆け寄り、ちょっとだけ飛行機のタイヤにタッチして慌てて戻ってくるシーンなんか、子どもの可愛らしさが出ていて印象深いです。

“映像美”という事に関して言えば1940年に『ファンタジア』を公開しているディズニーアニメ、あるいは『トムとジェリー』のハナ&バーベラに比ぶるべくも無いですが、物語の重厚さや、芝居の細かさにおいては決してひけは取らないと思います。
この時点で、そっちにも舵切っているあたりが、いかにもジャパニメーションの遺伝子があるという気がしないでもないですがww日本アニメーションの輝かしい一歩です。
第一作にあたる『桃太郎の海鷲』も是非、鑑賞したいのですけどねえ…敗戦後、フィルムはGHQに没収されたっきり残っていないようです…(悔)『桃太郎 海の神兵』が発見されたのも奇跡なんですが、何とかこちらにも訪れてくれないもんですかねえ…。(※ 真珠湾攻撃を題材にしているから、完全に燃やされているような気はする。でも、案外どこからからひょっこり見つかるかもしれないという気も…)

レンタルビデオ屋で、これを見つけた時はすぐに借りて、いつでも観れるように……と速攻ダビングしたワケですけど。今は、youyubeやニコニコ動画なんかで、すぱっと観れますね。いや、すごい時代、幸せな時代になったもんです。『くもとちゅうりっぷ』も16分の短編ですが貴重な戦中の国産アニメです。日本アニメファンで、興味のある人は、ちょっと観ておくといいかもしれません。

くもとちゅうりっぷ


桃太郎 海の神兵 1/9



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放送終了しました。敷居さん、レスター伯さん、ペトロニウスさんとUSTREAMラジオをしていました。京アニの『日常』の話題を中心に、日常系アニメの話でした。(↓)下記、録画データです。

▼USTREAM:物語三昧ラジオ~日常系アニメ

▼Togetter:2011/5/27 漫研ラジオ 「日常系について」

日常のブルーレイ 特装版 第1巻 [Blu-ray]
本多真梨子,相沢舞,富樫美鈴,今野宏美,古谷静佳
角川書店


【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken




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【5月第1週:magico 第9話 “ありがとう”】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10510.html#688
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



最近、連載がはじまった『アゲイン』(作・久保ミツロウ)を『楽しく』読んでいます。『アゲイン』は友達も無し、部活も無し、何も無しで高校3年間の生活を終えた男、今村金一郎は、卒業式の日に3年前にタイムスリップしてしまう。事態を正確に把握せぬまま、今村は3年前に気になっていた人物、応援団の宇佐美良子に声をかけ、応援団に入部してしまう。応援団が宇佐美団長一人で廃部になってしまう未来を知っている今村は、その未来を何とかしようと考え始める…といった『物語』。
まあ、なんか少年マガジン誌上の前作『トッキュー』では、ヒロインのユリちゃんが、ほんとの、ほんとに、全然出てこないお預けプレイが多く(?)泣いたもんですが(…しかし、必ずしも女性キャラが少ないマンガじゃなかったんだよな?)今回は、第1話から、けっこう女の子が出いて、しかも活躍しそうで、いい感じなのです。(`・ω・´)

ぱっと見、“やり直しモノ”のジャンルというか…『代紋TAKE2』(原作・木内一雅、作画・渡辺潤)とか、『リプレイJ』(作・今泉伸二)なんかを思い出すワケですが、どうなんでしょうね?僕なんかは「どういう展開(意図)があるんだろう…?」と変に入り組んで考えてしまうんですが、まあ、単純に「やり直しにも山あり谷ありでしたが、なんとか上手くいきました!」って話でもいいとは思うんですけどね。今村と一緒にタイムスリップしてしまった女の子・藤枝暁さんが存るのは何でだろう…?とか、いろいろ考えちゃったりしています(汗)
元々、久保先生のマンガってページをめくらせる力がすごくって『3・3・7ビョーシ!』も、(全体が)どういう話か?っていうよりも1エピ、1エピが楽しかった物語なので、今回もそんな感じかもしれません。

ちょっと、これまでの展開で気に止めた事を述べておくと、今村くんって自分の人生をやり直そうとは考えていないのですよね。ほぼ全く。少なくとも今の所は。けっこう不思議というか、今村くんのキャラを顕していると思うんですが、彼の高校生活は友達無し、部活も無し、そして卒業後の進学も就職も決まっていないという、最悪とは言わないですけど、相当悪いとは言える状態で、でもそれを何とか変えようとは考えない。
上記の『代紋TAKE2』も、『リプレイJ』も、やはり最悪だった人生を“これ”でやり直そうとして奮闘し始める物語なんですが、今村くんはそういう動機付けに行かない。多分、彼の中で「あの時、こうしていれば自分は――」というIFがない。少なくとも自分に対しては。
明確な意識はないとしても「何度やっても大して変わらないだろう」という感覚を持っているのが見て取れます。ただ、3年生の宇佐美さんに対してだけは「聞きたい事があった」と。そこから分岐が始まるのですが、まあ、結果として今村くんは、友達と、そして彼女(に近い者)がいる学園生活は送れそうではありますよねw



また、団長の宇佐美さんですが、登場時(今村くんの回想時)は颯爽とした風格を持ち、相応の胆力もある女性にみえたのですが、話して見ると意外に至らないというか脆い所がある子だという事が分かってきました。泣いちゃったしねw
これは高校三年間を既に過ごし、精神的には正に一年分年長となっている今村くんからの視点という事も大きいと思いますが、いい子には違いなくても、どうもそれ故に色々問題を抱えていそうです。
応援団が廃部の危機にあるのは、不可抗力的な何かの事件がったであろう事も大きいと思いますが、彼女の性格自体で状況をさらに悪くしているようにも観えます。

よくよく考えると彼女に瑕疵がないのに応援団が存続の危機なら、それは部外者には手の施しようもない話になっちゃうでしょうねw…それをやがて直すのか?…というか、直ってもそんなに面白い展開とも言えない気もします(先程、今村を年長と言いましたが、年長者の視点が常に正しいとは限りませんし)が、現状、今村くんとのやり取りは楽しく展開されていると思います。こう…カッコいいけど、至らない子とかかなり琴線に触れてますw

同時に今は、団長のために活動してかなり社交的に観える今村くんですが、彼自身もまた至らない所があるはずで、たとえば周りの誤解を放置したから、そのまま三年間ぼっちになったはずなんですよね。性格に難があってぼっち、という点において今村と宇佐美は似た者同士で「ちょっと話をして聞いてみたい事があった」以上のIFを持ってなかった今村くんが、積極的に関わっていくのは無意識であれ、ある種の共感が働いているのかな?とか考えたりしています。

また、今村くんは何故応援が潰れかけになったのか今は知らないし、どうやって廃部に到ったかもよく知らない、他の“やり直しモノ”と比してあまり明確な条件分岐は得られず、応援団を立て直したいという意志以外はブランクと言っていい。そういう中で俯瞰した視点を持てる“三年後の自分”というものだけを頼りに、応援団を立て直しを目指す……とりあえず、そういう話運びで読んで行きましょうかねえと


モテキ (1) (イブニングKC)
久保 ミツロウ
講談社



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『謎の円盤UFO』(1970年放映)コンプリート。イギリスの『サンダーバード』を作ったジェリー・アンダーソンのAPフィルムズ制作の実写ドラマです。宇宙の彼方から飛来してくる未確認飛行物体(UFO)と、地球の対抗組織SHADOの熾烈な闘いを描いた『物語』。1970年において、1980年の近未来を描く試みをしていて……服装とか、ストレイカー司令官の乗っている車のデザインとかが、ちょっと跳んでるんですよねw…で、ムーンベースに行くと女性士官がもっとすごい格好をしているのですが……地上はちょっと未来な感じで、月はかなりバリバリに未来世界な感じがなかなかいい雰囲気だと思います。

勿論、ミニチュア特撮のカッコ良さは健在で……いや、ホント言うと僕は月面迎撃機・インターセプター(上画像左)のデザインはそんなに好きじゃないんですが(汗)こう、UFOの侵入に対するあまりの撃墜率の高さに、遂には惚れてしまいますね。(`・ω・´)
いや、もうホントにマジで次から次へと確実に撃ち落として行くww大抵の場面がほぼ一方的にUFOを片付けてしまうんですよ。『宇宙戦争』などをはじめとして、宇宙侵略者にとっては地球の科学力など児戯に等しいって体で、一方的に地上を蹂躙してゆく“侵略者もの”が多い中、SHADOの軍事力の圧倒的頼もしさは『謎の円盤UFO』の特徴にして見所の一つでしょうね。
結果、強行な侵略を諦めざるを得ない宇宙人側は、必然的に隠密の、陰謀的計画によってSHADOの壊滅を測るスパイ・アクション的なお話になってくるワケです。……まあ、こちらも冷徹で頼もしすぎるストレイカー司令にばっちり対応されてしまうんですけどね。



『謎の円盤UFO』のもう一つの特徴として、女性士官のセクシー過ぎるコスチュームが挙げられると思います。(`・ω・´) 月面基地の女性士官たちは、なぜか揃って紫のカツラとコスモルックと言われる身体ぴっちりの服を着込んでいます。…なんで、紫のカツラなんでしょうね?(考)まあ、ぱっつりのコスモルックは“伝統”だから仕方がないとしても、ですね……。
潜行戦艦スカイダイバーの服とか!網ですよ!網!?なんでだよ?w仕事になんないよ?こんなん!(`・ω・´)誰の趣味だよ?ストレイカーか?ヘンダーソン長官か?……フリーマン大佐と見た!……まあ、慣れればどうって事はないのかもしれませんけどねwこれが、未来1980年というものなのでしょうか。…男の服装は、いたって落ち着いているのですけどねえ……あ、スカイダイバーはやっぱり網かw

あと印象に残るところとしてはストレイカー指令の家庭についてですね。沈着冷静なストレイカー指令は、対宇宙人との作戦において無類の指導力を発揮する、実に優秀な司令官なんですが、その裏で彼自身の家庭はダメにしてしまうんですよね。…というか家庭崩壊の果てに、一人息子を死なせてしまっている。
随分、欝なストーリーなのですが、何でこんな話を盛り込んでいるんだろう?と多少違和感も持っています。ほぼ完璧人間で、宇宙人対策用サイボーグのようなストレイカーにも人間味を……という事だとしたら、ちょっと暗すぎる話ですし。
まったくの直感、当てずっぽうを言うと、当時のイギリスの世相か影響しているのかな?とか思ったり。10年後の近未来を描くというコンセプトもあって、そこらへん妙に敏感な作品にも思えます。女性の社会進出とか、あんな格好ですが意識されていますし。あんな格好ですが。(´・ω・`)

…まあ、単純には、あれだけの超エリートで、家庭も円満なんて話だと視聴者のルサンチマンが黙っちゃいないぜって話なのかもしれません?…ふむ。そう考える方が妥当かなあ…。でも、同じくイギリスのジェームズ・ボンドとか、モテモテ人生で全然OKなワケで、特に瑕疵を作らなくてもいいような気もする。…まあ、特に結論も無いですけど、ともかく、ストレイカー指令の家庭崩壊劇は、ハードなSFストーリーに妙な生々しさを残し、不思議な雰囲気に寄与しています。


再来 ! 謎の円盤UFO 初回限定版 [DVD]
エド・ビショップ,マイケル・ビリントン,ジョージ・シーウェル
SEGA



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【日本史】



この前『桶狭間戦記』のラジオを一緒にやりました哲学さんの薦めで『織田信奈の野望』(作・春日みかげ、イラスト・みやま零)1~5巻まで読みました。いや~、やたらスチャラカな戦国絵巻なんですが(悪い意味じゃなく)、楽しかったです。件の“金ヶ崎の退き口”のシーンなどは思わず感動してしまいましたw……そうかあ~…あそこを愁嘆場に描くのはよくあるけど、織田信長と秀吉が恋仲だったとするなら、ああいう風になるのかあ~wいや、良いシーンになっていますね。

『織田信奈の野望』は戦国時代にタイムスリップしてしまった相良義晴くんことサルが、織田信長…この世界では織田信長に当たる人物らしい女の子、織田信奈に拾われて“一緒に”天下布武を目指す『物語』。SLG『信長の野望』をやりこんだ相良くんのゲーム知識が、信奈のピンチを救い、そして少しずつ本来の日本の歴史とは違う道を進み始めているようです。
どうも、この世界、女の子でも御家の跡取りが出来るしきたりがある世界のようで(天皇家が女系?のまま来ているという分岐が影響しているのでしょうかね)女の戦国大名は珍しくない……というか、登場する大名、武将の八割方、女の子です。(`・ω・´)………うん、まあ、最近ではよくある事ですね。

歴史上の人物が実は意外にも女の子だった!?という物語はけっこうありますけどね。ぱっと思い出した所では『幕末純情伝』(原作・つかこうへい)なんていうのがありますね。あれは沖田総司が女の子で、坂本龍馬を好きになってしまう…って話でしたっけ?あと、『Fate/stay night』(制作・TYPE MOON)とかね。うん。
ここらへんの作品を持ち出してしまうのは『織田信奈の野望』は、けっこう史実に忠実というか……忠実なのかな?(汗)でも、戦国史上の大きなイベントは外さすに描いていく予定のように思えます。未来人・相良くんの介入で、武田信玄(勿論女の子)がバリバリ健在の状態で、長篠の合戦に突入するようですが。
そういう歴史イベントを、どのようにハーレム・ラブコメとしてリライトするか?がこの物語の醍醐味になっています。

またこの時代に来た相良くんの最大の目標は「本能寺の変を回避すること」なんですが、この焦点もなかなかよいです。信奈を助けたいのは山々なんだけど、ある程度、史実通りに進んでくれないと相良くんの予見ができなくなるという問題があって、戦って、また戦ってという日々の働きに奔走しながらも、その時はじわじわと近付いているわけです。

その焦点の人物である明智光秀なんですが、これがまた可愛いんだわ。(`・ω・´)案の定、相良くんを好きになってしまいました。
いや、さっきハーレム・ラブコメって書きましたが、サルくん当然のようにやたらめったらモテまくっているんですが、同時に、信奈との関係は間違いなく鉄板なんですよね。ほとんど喧嘩ばかりしているけど、なんだかんだ言って、この二人好き合ってるよねと。それを察している周りの女の子たちは…まあ、織田の家臣で(※ねねは義妹になっていますね……義妹w)かつ信奈にも惚れ込んでいるというのもあるのでしょうけど、サルくんへの気持ちは気持ちで置いておいて、一歩下がって見ている所があります。

…で、その空気を読めない嫁(`・ω・´)の十兵衛ちゃん(光秀の事)だけ、一人やたら浮かれて相良くんと添い遂げようとしているというのが今の状態w最初、サルくんとは反目していたのですが、信奈と同じかそれ以上の細かさで好きになってしまう過程が描かれていて、それで信奈から「サルを守ってあげて」という言葉を勘違いして、これまで留めていた箍が外れて、もうそのまま浮かれてしまっているという…wいや、可愛いわ。この子w
まあ、この痴情のもつれが、いずれ「本能寺の変」に繋がって行くんだろうなあ…などという想像は難くないのですが。…さて、しかし、確かに周りが見えなくなる事はあるけど、基本いい子の明智光秀が、信奈を“敵”と見定め、闇討ちに出る事があるのかどうか?と考えると違和感もあり………(考)ま、どうなるんでしょうね?

お気楽なラブコメとして描いてはいるのですが、決して人死がでない物語ではないんですよね。…というか「女の子は死なせちゃイカンだろ」の力場を働かせながらも、将兵はかなり死んでいるワケで、主人公の相良くんもこのカテゴリに入る人ではあるんですよね。
この面強く出すと、物語が暗くなってしまいますし、軽くやり過ぎるのもどうかって所もある。そんな中で、けっこう上手いバランスで人の死の緊張感を与えているなあと思います。どっちかというと軽目なんですけどね。それが上手い具合にラブコメの演出として利いていて、萌えるシチュエーションを生んだりしていますね。


織田信奈の野望 5 (GA文庫)
みやま 零
ソフトバンククリエイティブ



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終了しました。(↓)録画データです。ありがとうございました。

▼USTREAM:物語三昧ラジオ~『アウトサイダー』


今夜、23時からペトロニウスさんと、海燕さんとで、USTREAMでネットラジオをやります。お題は『アウトサイダー』です。基本、ペトロニウスさんと海燕さんでこの本の解説をします。僕は聞き役くらいの感じでしょうか。よろしくお願いします。

5月22日(土)23:00開始

【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken




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【メタキャラクター】

【4月第4週:てんむす 第13話 誰がために】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10509.html#687
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



安心院「めだかちゃんには誰も勝てない理由、それはこの世が週刊少年ジャンプだとしたら、彼女は主人公だからだよ。……もちろん比喩だけどね。でもまー千年に一人くらいいるんだぜ。なんていうのかな、ああいう理屈じゃなく、勝者であると決めつけられた主人公体質の人間が。だから僕はむしろ白旗を上げに来たのさ。勝てない相手と喧嘩するほど僕は人間じゃないからね」

(『めだかボックス』第93話より)


■メタキャラクターとしての安心院さん

『めだかボックス』(原作・西尾維新、漫画・暁月あきら)の最後の敵(?)思しき、安心院なじみとの戦い(?)がはじまりました。敵(?)とか戦い(?)で後ろにハテナマークをつけているワケですが、肝心の安心院さんは敵となる事も戦う事も、早々に放棄を宣言しています。この、行状、どこかで見たような~~?というのが今回のお話。
『めだかボックス』は……支持率98パーセント、完全無欠の生徒会長・黒髪めだかちゃんが「何時何時どんな相談でも受ける!」という公約の完遂に奮闘する話…かな?完璧であるが故に色々至らない所があるめだかちゃんに対して、幼なじみの善吉くんや、その他学園の仲間たちが影に日向にめだかちゃんをサポートします。

今回の安心院さんの行動、なかなか興味深いです。僕がこれまでこのブログでしてきた『メタキャラクター』の話と言えると思います。「少年ジャンプ誌上で、少年ジャンプの文脈に乗ってしまえば、負けるのは必定である事が分かる。…じゃあ、どうするか?」という視点で安心院さんはその行動を規定しています。
「比喩だけどね」と韜晦していますが、“三次元現実上”では『めだかボックス』が週刊少年ジャンプ誌上の『物語』なのですから、それは“三次元事実”であって比喩表現などではないワケです。(`・ω・´)安心院さんが真に比喩のつもりだったら「期せずして真実を言い当ててる」という言い方もできますね。

さて、いずれにせよ。どうやら自分は絶対に勝てない、物語主人公のような怪物の反対勢力になってしまったようだ…と判断した時、安心院さんはどう処すべきなのか?ここらへんで、僕としては、同じく西尾維新先生の物語~戯言シリーズのキャラクター・西東天という奴を思い出さずにはいられなかったりします。

【メタキャラクター】戯言シリーズ~西東天の物語



「お前が正解だったか!前に会った時もまさかとは考えていたが――だが、まさか以上だ!この上ない!実に比類ないぞ!どうしたことだ、これは!零崎人識じゃあなく、お前の側か!あんな《なんでもないところ》で《たまたま》会った平凡そうなこの男が――あははははははははははは!木賀峰、貴様は本当に本当に本当に見る眼があるじゃないか!曲がりなりにもこの俺の続きに続き続けてきただけのことはある!いいぞ、俺は最後に貴様を尊敬した!貴様の前に俺は跪く!」

「ちょ……あの?」

「お前か!あはは、お前、お前って奴は一体なんなんだろうな!お前自身はまるで何ともない平凡なガキでありながら――周囲に渦巻くその大黒き混沌は一体どうしたことだ!異端と異形の坩堝、お前こそが地獄か!あはははははははあははははあははははははははははは!はははははははは!愉快愉快!面白い面白い!こんなに面白いのは久し振りだ!なんでこの世の中はこんなに面白いんだ、摩訶不思議!どこまで殺人的にイカれてんだ、この宇宙は!」

(文庫版『ヒトクイマジカル』P.634)

そうして西東天が『メタキャラクター』であると、そういう視点を持って、かつ行動するキャラクターであるという視点を確保すれば、西東天の言う“世界の終わり”という意味が明確になってくると思います。
西東天の言う“世界の終わり”とは何か?そしてなんで、いーちゃんと敵対すると、その目的が達成されるのか?それは「この世界がいーちゃんの物語として成り立っていて、いーちゃんがこの世界の主人公」だから、彼と関わると“世界の終わり”が見れると…そう、西東天は考えたのではないでしょうか?

詳しくは(↑)の記事を読んで欲しいですが、僕はこの狐面の怪人・西東天を「この世のどこかにいる“主人公”を探し出して、彼の物語を書き換えてしまう事によって“世界の終わり”を見ようとしたキャラ」と『読んで』います。しかし、そうして手を出してみたものの、主人公いーちゃんの主人公としての“補正の強さ”~物語のご都合のよさ~に閉口して、早々に投了してしまう。結果として、おかしな方向に流れたいーちゃんの物語だけが残ってしまった…そんな話かなあ?とか考えています。
まあ、そこらへん本当のトコロどうなのか?というのは分かりませんけどね(汗)こういう観方でも無いと西東天ってキャラクターはかなり意味が分からないキャラに思えるんですけど、どうなんでしょうね。単によく分からない奇行に走るキャラって捉え方でもいいんでしょうけどね。

この観方で観た時、安心院さんは西東天よりも、いろいろ考えている事が想像されますよね。そもそも、彼女が別の目的を持っていて、それを主人公(めだか)に邪魔されるのを嫌っているようです。……だから戦わない。つまり安心院さんは、西東天が主人公と殺り合ってみて出した結論を既に持っているワケです。
単純な戦略と言えば単純なんですが、彼女のメタ的なロジックは既に語った通りで、読者である『受け手』も多くの少年ジャンプのバトルに対して「最終的には主人公側が勝つんでしょ?」というような認識の了解があって、はじめて彼女の『面白さ』が観えてくると思います。
一京もの特殊能力を持ち、めだかや生徒会たちの長所~勝ちパターンを封じる能力/戦略を披露しながら、何故それを実行しないのか?「それでも主人公には勝てない!」という彼女の判断はメタキャラクターの視点でこそ理解し得ます。(※ただ、そうは言っても「理屈でなく勝者であると決められた体質の人間がいる」という『情報圧縮の顕現』を行って補完をしてもいますね)


■安心院さんの目的とは?



さてメタキャラクターの景観はこのくらいで、安心院さん自身の『読み』に入ろうと思いますが…。

ここまで話した所で「いや、そもそも安心院さんて、何がしたいキャラなの?何を求めているの?」って疑問は残るワケですよね。フラスコ計画の継続をしようとしている。しかし、その目的が以前、不知火じいさんが語ったような「天才を量産(安定供給する)」というようなものなら、それって彼女が長い時をかけて欲するものなのだろうか?「凡て平等に下らない」と言い放つ彼女が?一京もの特殊能力を持ち、メタキャラクターの視点さえも持ち得る彼女が?その上で「戦わない」と決断する彼女が、フラスコ計画のその額面通りのものを欲するものなのか?

今回のここらへんの疑問をkichiさんとツイッターで話したりしていて、それでふと気がついたのですが、安心院さんって「主人公になりたい人」なんじゃなかろうか?あるいは、そこを変じて「主人公を創造りたい人」でもいいかもしれません。
まさにメタキャラクターの視点の話なんですが、あれだけの過多の能力を持ち、おそらくは最強無敵であろうキャラクターに無いものって何か?仮に欲するものがあるとしたら何か?そして「めだかちゃんに有って安心院さんに無いもの」って何か?って考えるとちょっとこれしか思いつかないくらいの感じです。

どうやって?…というのは、kichiさんとちょっと話したりしていて、今、戦わない戦略をとってきた安心院さんに対する、めだかちゃんの回答は「後継者を育てる」というものでした。…めだか会長に匹敵する人材を本当に迎える事ができるか?という実現性は置いておくとして、ほんとに見事な正論返しなんですが、これ言ってしまうと物語が一人の主人公の話から「キャプテン」や「ジョジョの奇妙な冒険」のような系統の物語にシフトする事を意味する……意味できるかな?と思ったりもします。
実際に、物語がそう変わる必要はなく、メタ的にいえばそう構造が変わる事を示唆できれば、安心院さん的には目的達成かな?とか。なんでかって、主人公が継承的に変わって行く物語で“常に変わらないラスボス”が君臨し続けるなら、むしろそっちが主人公だろう、みたいな事が言えるかと思うんですよね。

タイムボカンシリーズで、それぞれの作品にそれぞれ主人公がいても、シリーズ通して観たときは三悪が主人公じゃね?みたいな?(`・ω・´)

あるいは今、後継者候補として残っている五人の子たちの全員が安心院さんの分身である事が判明していますよね。この子の誰かが後継者に指名された時点で、その子が新たな主人公になる~安心院さんが主人公になる……という考え方もできそうです。分身と宣言しつつも「安心院は安心院、あいつらはあいつら」と思わせるような描写はちらほら観る事ができます。

……まあ、これは、そういう展開になるだろうという展開予想というワケではないです。『メタキャラクター』という考え方を進めて、安心院なじみというキャラクターを『読んで』行くと、こういう景観になった…という話です。
ここでは言及しませんけど、そもそも安心院さんってめだかちゃんと球磨川くんのいる中学にも居たわけで、かつ、球磨川の証言~駆け引き(?)などにもブレがあって、かなり揺らぎのあるキャラに観える所もあるんですよね。あれだけの設定を持っている人ですから辻褄が合わない、説明がつかない、なんて事は生まれないと思いますが……。まあ、彼女のボスキャラとしてのポテンシャルは、ジャンプ誌上でも類を見ない程のものがあると思っていいるので、彼女がどこに辿り着くかとても『愉しみ』なんです。

『めだかボックス』球磨川禊のメタキャラクターとしてのメモ書き

今週の一番『めだかボックス』そっか。球磨川くんってカッコつけてたのかw

あとオマケで球磨川に対しての言及をすると、当初、僕は『メタキャラクター』の視点を球磨川くんに当てはめて観ていたのですが、これはもうほとんど安心院さんに移行してしまっていますね。いくらかメタ的な発言をしたりもするんですが、まあ、この時点ではかなり普通のギャグのようなメタさというか諧謔レベルのものに思われます。
…まあ僕の見立てが穿っているだけって指摘はあるんでしょうけどね(汗)でもねえ…西尾先生が非常にメタ的に観える作家である事はそうそう外れてはいないと思いますし、また球磨川くんの能力“却本作り”(ブックメーカー)って………名称だけ聞くとすごくメタキャラクターな能力のものに思えません?w少なくとも他者を自分と同じマイナスに巻き込む能力の名称には思えないんですよね。…穿ちをさらに穿つような話ですが、球磨川がメタキャラクターであった(今もメタキャラクターかもしれないけど)事の名残かなあ…などと妄想したりしています。(´・ω・`)

ちょっと繰り返しになりますけど安心院さんと球磨川くんの間で何があったかは、かなり謎というか、表に出ている証言をまともに信用していいかどうかにも疑いがかかる状態に思えます。こっちをわざわざ事細かに語る事はないようにも思えますが……まあ、ちょっと興味深いですね。いろいろ考えてみたい所です。


めだかボックス 10 (ジャンプコミックス)
西尾 維新
集英社



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『電磁戦隊メガレンジャー』(1997年放映)コンプリート。スーパー戦隊シリーズの第21作目の作品。アーケードの格闘ゲーム“メガレンジャー”の達人である伊達健太くんが、世界科学者連邦(I.N.E.T)のメガレンジャープロジェクトのレッドとして抜擢され、健太の友達であるデジタル研究会の4人も健太ともども、異次元世界“ネジレジア”からの侵略者たちとの戦いに巻き込まれてしまう『物語』。高校生である彼らは、学生と戦隊の二つの生活を両立させるべく奮闘します。
メガレンジャー……ME・GA、入れ替えるとGA・ME…ゲーム、ゲーム・レンジャーをもじってメガレンジャーだと思われますw当時、当時、『ストリートファイターⅡ』のシリーズとか『バーチャファイター』なんて格闘ゲームが大流行りで、また携帯電話が普及しはじめた頃で、それらの要素をかなり劇中に取り込んでいる作品ですね。ロボットの操縦なんかでレバー操作によるコマンド入力とかやっていて……でも、なんかちょっと感覚ズレている気がしないでもなかったw(汗)

僕自身は、放送時間が日曜日の朝に変更になった(それに合わせて放送時間も25分から30分に復帰した)作品として記憶しています。……というか、ですね(汗)土曜の夕方の時は観ていたんですけど、放送時間が変更になってから追うのを止めてしまいました(汗)……ちょっと言い訳すると、前作のすっごい面白かった『カーレンジャー』の後、さらなる面白さというか、別にギャグじゃなくてもいいんだけど、挑戦的な何かを期待していた所がありまして。それではじまったのが『メガレンジャー』で「ああ~、なんか普通なのがはじまったなあ…やっぱり『カーレンジャー』は失敗だったかな?それで一端、ちょっと普通に還ろう…みたいな話になったのかなあ~」などと考えて、勝手にモチベーションを下げてしまった所がありました。…まあ、『無様』ですよね。(´・ω・`)

今回、後半を観てみて、案の定いろいろ後悔すると…orz いやぁ、これ普通に『面白い』じゃん…というか、かなり僕好みじゃんと。武上純希先生がメインライターで、後半から小林靖子先生が入っていますね。僕が、小林靖子という才能に目を向けたのは、次作の『ギンガマン』からで、こっちも、またいずれ語ると思いますが、戦隊のライターとしての参加は本作からという事のようです。6人目の戦士メガシルバーのパートとか……もう、既にいかにもという感じですがw

この戦隊、一見、レッドの健太が主人公のようでもあるんですが、その実ブラックの耕一郎が主人公という気もします。(気もする…っていうか多分主人公ですよね)その関係はあたかも『機甲創世記モスピーダ』の表向き主役に見えるレイと、実の主役スティックの関係というか……まあ、余計な話ですが(汗)僕は、かなりこの耕一郎のキャラクターと、彼が紡ぎ出してゆく物語が気に入りました。
戦隊のリーダーはブラックの耕一郎、それとサブリーダーがイエローの千里なんですが、この二人が恐ろしく真面目で、絵に書いたような優等生なんですよ。…というか、この戦隊、基本的に頭いい子たちで構成されていて、ブラック、イエロー、ブルーはとにかく学年でトップクラス。レッドだけ最下位wデジタル研究会という理系の部活に所属しているけど、スポーツもしっかりできるという文武両道の優等生っぷり。



しかし、このブラックくんは真面目過ぎて逆にそれ故、失敗もするというキャラクターでそこが微笑ましかったですね。ものすごくいい加減でぐ~たらな(でも生徒想いである)担任の大岩先生や、カッコつけのええカッコしいのメガシルバーの裕作さんも、耕一郎のその真面目さの肩を力を抜けさせるために配置されているように思います。そう考えると、レッド・健太もブラックに対する、そういう要員の一人という気もしてきます。
でも、そういういい加減な人たちの、いい加減の良さを知り、理解しつつも、自分の性質を変えようとはしないその一本気さが気持ち良かったです。「真面目で何が悪い」って話でもないですが、そう簡単に自分の筋は曲げられないとw

また、ブラックが真面目な上に、サブリーダーのイエローも真面目。(この二人、同じ大学に行くし、普通に結婚するんじゃなかろうか?…明らかにリア充だ)故にチーム全体に真面目な磁場が発生していて、それこそ子どもの甘えのようなものが全面に出てもおかしくなかったかもしれない(まあ、それはそれでドラマになるでしょうけど)“学生戦隊”が~前の学生戦隊の『ターボレンジャー』は妖精を見つけて戦隊に……みたいな展開でしたが、そんな感じじゃなく~歴とした公的機関の公的プロジェクト(戦隊)で、ヒーローで居続ける事に一定の説得力……というか納得力を持たせていたと思います。あくまで優等生であって、プロフェッショナルとは違う…って所も好きですね。…要はいい子、いい奴ではあってもヒーローとしてプロじゃないんですよね。

故に47話で大学受験…それも第一志望校の受験に行った、ブラックとイエローが試験の途中で、事件の報を受け取り、第一志望のその校舎を見上げながらも受験を捨ててその場を後にするエピソードは相当によかったです。自分らがメガレンジャーだというのは秘密なので、これで受験を棒に振ってしまうワケです。…繰り返しますが、真面目な優等生である彼らが理由も告げずに試験をすっぽかすなんて相当な抵抗があると思うんですよね。……でも、今、自分がどうするべきなのかは刹那に答えが出ている。…うん、やはり感動。

まあ、ブラックの話ばっかりしてしまいましたが(汗)後半に出てくる「…こっちの方がかっこ良くね?」と思わせる邪電戦隊ネジレンジャー(これが、すごい強敵なのよ)や、邪電王ジャビウス1世のラスボスとしての実力を見せぬままに謀殺して、人類復讐に燃えるドクター・ヒネラーの下克上/栄枯盛衰劇も楽しく、かなり見所の多い戦隊になっていたと思います。


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【4月第3週:囚人リク 第11房 晴朗】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10508.html#686
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



この週、『囚人リク』(作・瀬口忍)が熱かったです。泥臭い、男くさ~い連載で、よっぽど惹きつけるものがないと厳しいかなあ…などと考えていたのですが、この暴君・佐々木麗乃真(ささきれのま)との対決は泥臭いままに戦い切った男くささの良さ…のようなものが出ていたと思います。
『囚人リク』は隕石の落下により壊滅的な被害を受けた日本で、無実の罪に問われて極楽島刑務所へ収監された少年・栗田 陸の『物語』。とりあえず刑務所からの脱獄を目指しているようです。仲の良かった警官を殺害したと、リクを罪に陥れたのは現警視総監の鬼道院であり、彼の殺人現場をリクは目撃しています。警視総監に復讐を果たすとしたら、その距離は絶望的に遠いです。

身体の小さくても、弱い者いじめを見捨てておけないリクは、案の定、同房のいじめられっ子・ノギを助けて、27房のボス・レノマ~これが見るからに、すんげえおっかなそうな奴ですが~の怒りを買ってしまうわけですが…。まあ、とにかくこの“いじめ”をそう簡単に振り払えない。殴られて、鼻血出して、顔腫らして、怪我して、メシ食えなくて、そういう理不尽をどうにも振り払えないって状況が続くので、けっこう気が滅入って来ます。(´・ω・`)
これがカッコいい不良マンガだったら、ケンカに強い主人公だったら、すぐにこのレノマとタイマン張って、ぶっとばして、スカッとするのになあ~って思うんですけどね。「現実はそうはいかない」とでも言うか……そんなカッコいい話はそうそう転がっていない。

それでも「抗うのなら」、カッコ悪く抗い、戦うしかないんですよね。そんなカッコよくはいかない。やっぱり殴られて、鼻血出して、顔腫らすんですけど、前以上にボロボロになるんですけど、それで何とかするしかない。
リクは“主人公”ですから、自分の意地は必ず通そうとする。だから、やっぱり、いじめられっ子のノギが意を決して、ラグビーの試合にかこつけた制裁でレノマの言いつけを破って、リクに味方する、(ケンカに勝てるわけじゃないから)あくまでトライを目指す事で意地を張るリクに「リクーッ、パスーッ、パース!!」と必死の声をかけるシーンは胸を打ちます。いや、こんなんできないよねえ……いや、マンガならレノマが最終的にはいい奴だって分かるけどさwそんなん分からないじゃん(汗)それで噛み付くなんて……。



あと、レノマとの闘いが決着した所で、待望の女の子(?)キャラが出てきたので一安心です。(`・ω・´)いや、チャンピオン、そもそも、女の子まったく出さなくても平気な連載多いので、気にするこっちゃないんですけどね(汗)

この後、レノマはリクと和解して、間違いなく強力な協力者(`・ω・´)…になってくれるとは思いますが、あのライオンを思わせるような猛獣レノマも、看守には手を出せずに一方的に殴られる。これで、警視総監まで辿りつく事を考えると、茫漠とした遠さになって、方向性すら見えない連載に思えるんですが、多分、目標に如何に至るか?という物語ではなくって、もっと目の前、目の前の“意地”を張る物語なのでしょうね。


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終了しました。(↓)録画データです。ありがとうございました。

▼USTREAM:TVアニメ放談5@漫研ラジオ(その1)

▼USTREAM:TVアニメ放談5@漫研ラジオ(その2)

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今夜、20時からルイさんと、USTREAMでネットラジオをやります。定例のアニメ放談(2011年4~6月期)ですね。よろしくお願いします。


5月14日(土)20:00開始

【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken




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