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2008-11-06:特命刑事

2008年11月06日 | ドラマ


「特命刑事」コンプリート。1980年制作。以前、録っていた「大激闘マッドポリス’80」の続編ですね…新メンバーを加えていますが、基本的にはタイトルを変えただけと言ってもよく、劇中ではやっぱり自分らの事をマッドポリス、マッドポリスと連呼していますw
どうも「マッドポリス」のあまりと言えばあんまりなバイオレンスっぷりに当時の視聴者も閉口したらしく(特に何の嫌疑も掛かっていないチンピラから情報を取りたいってだけで、拳銃撃ちまくって車で追い回したりするしw…「バカボン」のお巡りさん並の引き金の軽さですw)視聴率的に苦戦を強いられ、タイトルと路線の変更を余儀なくされたようです。
…でも、今、僕は路線変更って言いましたが、敢えて言いますが、これは路線変更してませんね!w“屈していない!”という言い方の方が正しいかもしれません。タイトルは変わって…あと梅宮辰夫さんが裏方っぽくなった以外は、相変わらずマッドポリスは自分たちをマッドポリスと呼び、かる~いステップで悪党に自白剤打ちまくって情報を取り出したり、おとり捜査なんて目じゃない、犯罪スレスレならぬモロ犯罪を犯して悪党を追い詰めて行きますw
ただ、変わったとするならば、ちょっとだけ冒険(アドベンチャー)性や作戦(ミッション)性を高めたところにあります。第1話は犯人が海底の何処かに沈めた金塊をとり返すために作戦を練ったり、第2話は悪の手に染まった刑務所にいる人間から証言を得るために囚人として紛れ込んで脱獄を手伝うとか(この作戦、独断で秘密裏に行ってますw)これまでの「マッドポリス」はジャパン・マフィアって言う一つの巨大組織を壊滅させる事が目的だった事もあって、徹底的に悪人をぶん殴り、拳銃で掃討しつづければ最後にはターゲットに辿り着くような展開だったのが、一ひねりも二ひねりも加わるようになった。
でも!バイオレンス性のグレードは落していないんです。相変わらず彼らはワイルド7に勝とも劣らない(ってか多分ワイルド7より狂っている)無法っぷりを発揮してくれています。バイオレンスで視聴率苦戦しているのに……なああんか、おたく的にはこういう心意気は嬉しくなっちゃうんですねw「バイオレンス!&バイオレンス!ではダメだ」と言われた、そこでこの番組の製作者たちが返した答えは「それなら、バイオレンス!&バイオレンス!&アドベンチャー!ならどうだ!?」って事なんですよwたった10話しかないのですけど、面白くって一気に観てしまいました。



中でも第6話の「黒い狼」は秀逸で、マッドポリス以上に無法な殺人軍団を超法規的に組織しようと画策する話で、その計画者である政財界のフィクサー・木島は実はマッドポリスの創設者でもありキャップ氷室(渡瀬恒彦)の恩師でもある男なんですよね。間違いなく氷室はこの木島の影響を受けてマッドポリスを指揮しているんですw結局、秘密警察の準備組織である“黒い狼”にマッドポリスを無理に従わせようとした事が災いして木島は氷室に撃ち殺されてしまうんですが、この“黒い狼”を率いた木島とマッドポリスがどう違うのかは遂に明確に示されないまま幕を引き、氷室自身は「俺達は金で雇われた狂った番犬だ!」と言い放ちます。…う~ん、長くなってしまうので、どう受け止めるかはその人にお任せしますという事で切り上げますが、暴力を追求している作品だけに、暴力の際のようなものを見極める一編になっています。

「探偵物語」もコンプリート。1979年制作。LDボックスで持っているんですけどね。今回、DVDに収録しました。この作品も色々語りたい事はあるんですけど、今回は割愛wまたの機会にします。「重甲ビーファイター」コンプリート。速やかに「ビーファイターカブト」が始まっていますね。…この流れで東映チャンネルには是非とも→「カブタック」→「ロボタック」と行って欲しいところですw


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