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見直される鐵
このところ続いている原油高騰で、某大国では鉄道が改めて見直されているそうです。言うまでも無く、その理由は移動にかかる費用。某大国を代表する鉄道会社の一つ、AMTRAKでも軒並み業績が上がっているそうです。元々某大国では鉄道の利用率がとても低く、この様な現象は珍しいということ、、、何故ならば、某大国での鉄道による移動は確実性が低く敬遠される傾向があるからだそうです。
では、日本の鉄道とはどの様な存在なのでしょう?調べてみるともの凄い数字が出てきます。
日本の鉄道利用率は全世界の40%弱
都市圏に集約される数字がかなりの割合を占めるとは思われますが、それにしても大きな数字です。さすが、鉄道大国と言われるだけの事はあります。これからは京都議定書や原油高騰の影響で、今後車離れが進んでゆくのでしょうか?
日本は鉄道大国と言われながら、車が増え続ける事を大前提とした経済構造を持つという、大きな内部矛盾を抱えています。その為に、道路公団は高速道路を造り続けました。不要鉄道路線は国鉄時代にも沢山廃止されました。そして、日本国有鉄道は民営化。サービス向上のために効率化を図り続けてきた鉄道。採算に見合う路線が残され、国内末端の不採算路線は自動車産業がその後を引き継ぎました。しかしながら、ここに至って鉄道が見直されはじめているという皮肉。
恐らくこれらの影響を深刻に受けているのは自動車産業そのものでしょう。今後、どの様な形に姿を変えるかはわかりませんが、国の政策としてその今後をサポートして行くのはとても大切な事業だと考えられます。少なくとも、日本の産業を支えてきた大きな柱、これに恩返しをすればまた改めて国益となる、これは国と産業との信頼関係を築く為の大きな礎となることでしょう。
Editor CABEZÓN
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モータリゼーションがいかに発展しようとも、鉄道の存在意義が無くなることは決してないでしょう。