ふるらんの田舎には山と川があってとても静かなところでした。
ふるらんは小さい時から大きな声で歌うのが好きで、声を出して歌うととても心がスッキリしていた子でした。
しかし・・大人はそうは見てくれませんでした。
ただ・・うるさいと怒るだけ

大きな声で笑うと
「恥ずかしいでしょ

どんどん声を出さなくなっていきました。
でも合唱コンクールとかでは参加させてもらったからとても楽しかったでした。
ある時ふるらんのお家に民謡の先生がやってきて
「この子を民謡の歌手にさせたい」と言われました。
でも・・おばあちゃんは
「そんなつもりはない」とことわっていました。
この時、ふるらんの声量はとても大きく体育館ではマイクがなくても大声の出る子だったのです。
大きな声がコンプレックスになっていました。
大人になると・・今度は彼氏になった男性とかからも
「声が大きい」といわれるようになりました。
そして・・
そのころから「扁桃腺が腫れる」という症状が出てくるようになりました。
つまり・・言われるがゆえのストレス。
大きな声で笑ったり歌ったりできたらどんなにいいだろう・・
でもそれを少しでもしただけで
「うるさい」「はずかしい」と言われてきた過去が自分を責める・・・
なんで声が大きいのかな?と思っていたのですが、ある時ヒプノセラピーを受けてその理由がわかりました

オペラの歌手していた過去がありました。
そしてある年代から戯曲を書いていたのです。
それがわかった時
「あ~だから時々無償にオペラが聞きたくなるんだ」と納得できました。
そのヒプノの時、自分は大舞台に立って観衆に向かって大きく手を広げ、愛の歌や神を祝福する歌を歌っていました。
自分の声がこんなに人の心を震わせるんだ・・拍手喝さい・・なんて気持ちがいいんだろう・・
そして・・人が幸せな顔になるのはなんて素敵なことなんだろう・・と思いましたと思う反面、でも何度歌ってもまんぞくできない自分の存在もありました。
たくさんの花束とそして一緒にいるスタッフ・・・
この人達のためにもいい作品を・・の繰り返しだった時代だったのです。
今朝の夢です。
大きな舞台の上にいました。
ふるらんはタキシードを着て、観衆の前に立っています。
みんなドレスアップしているお客様ばかりです。
そして・・・マイクなしで大声でふるらんが歌い始めました。
まるで魂を声にしたみたいに・・
最後の部分ではひざまずいて、体をのけぞり、大きく手を広げて
「神の祝福があらんことを

大観衆から嵐のような祝福。
咽喉がつぶれても・・もうこれ以上歌うことはない、と自分でも思ったようです。
そして涙で顔をくしゃくしゃにして、舞台袖に降りてきました。
アンコールの声が嵐のように巻き起こっているのがわかります。
しかし、ふるらんはそれには答えませんでした。
舞台に戻ってしたことは
「私は精いっぱい歌いました。私の声は神に預けます」と言っていました。
その一言の後、また拍手喝さいでした。
そして私は静かに舞台を降りました。
「もう・・二度と歌わない。若い人が時代を引きついてくれるし、私は詩を書いて感動させたい。お金持ちだけではなくて、庶民が感動できるものを書きたい」と思いながら・・暗闇に去っていきました。
でも・・あ~~なんて歌うて楽しいんだろう・・・と思った瞬間目が覚めました。
起きてもなお
「あ~~気持ちよかった~

で、何の歌を歌っていたのかな?と思いだしたら・・・
マライヤ・キャリーのなんかの歌だと思いました。
あの高音が出たらすごいなぁ~~といつも思ってるからかな?
