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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
ここまで進化!認知症のリスクの解明。
日本のスーパーコンピューターが世界ランクで31位らしい。
かって世界でトップだった時期も数年あったらしい。
ということで、スーパーどころかコンビニ・コンピューターになってしまった。
開発にコミットする企業が3社あったが、今は富士通のみ。
これでは、トップどころかベスト10も難しい。
世界のトップになれば、国民の自信につながるという議論もあるが、であるならば
世界ランキングひとケタ台にあるシンボリックなものを確定し、そこに重点的に予算をつぎ込めばいい。
さて、認知症。
我々一般国民が共通して抱く不安が、<認知症の罹患>である。
日々の物忘れが続くことで、自分は認知症のとばぐちに立っているのではないかと
不安を抱く。
案外、正常な老化としての物忘れで、杞憂に終わることも少なくない。
心配性の人だけが過度に心配する可能性の高い認知症。
医学の進歩は凄まじい。
認知症になると、脳の中に、老人班やその前段階としてのβアミロイド蛋白という
蛋白質が生成される。
PETカメラなるもの(決してデジカメではない)に頭を通せば、画像上、βアミロイド蛋白が<赤く染まって表示される>。
βアミロイド蛋白やその後の老人班を脳の中にたくさん持つ人が、<全て認知症になるわけではないが、認知症の方は、βアミロイド蛋白や老人班を有している。
認知症を罹患するリスクの高さについて、予め高齢者なり中年の方が、自ら把握することができるのである。
さすが日本の医学!
リスクの高さを自ら理解することにより、認知症を回避するあるいは遅延させる<予防行動>を起こすことができる。
ただここに大きな壁がある。
診断のための費用だ。
今は40万円の自己負担。
しかもPETカメラを持つ病院やクリニックは少数だ。
せめて、10分の1の4万円ぐらいまで下げてもらわないと、普遍的なサービスにはならない。
PETカメラや自己負担4万円というところで、世界ランク1位を目指してほしいと切に願う!
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