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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
歳と才。齢と令。。
気になっていたことがある。
<歳と才、齢と令の問題。>
どう違うのか?
これらの漢字は、高齢者福祉を教える場合に必須の漢字なので、いつも関心を持っていた。
小生は、どう違うか分からないなりに、歳が正式であり、才は略字である。齢が正式であり、令は略字であると授業中教えてきた。
その上で、授業中は時間の<経済>のために、板書では略字を使用するが、テストで使わなければならない時には、正式な漢字を使うようにと指導してきた。
歳が正式であり、才は略字である。齢が正式であり、令は略字である、というのは小生の揺るぎない<根拠のない確信>である。
しかし、日本は、不思議の国であって、公的な文書においても、才と令がバンバン使われている。
ホント、不思議!?
今朝、1Q84の次に売れている本の紹介の中で、面白い区別をしていた。
すなわち、歳が正式であり、才は小学生段階で教える漢字であると。中学生以上は、<歳>を使うべきであるということになる。
また、齢が正式であり、令は小学生段階で教える漢字であると。中学生以上は、<齢>を使うべきであるということになる。
公的な文書は、我が社内であれ、外であれ、小学生段階ではない大人社会で作成される。
これからは、才と令を見かけたら、通報することにしよう。
正確なことは、国立国語研究所に聞かなければ分からないが、才と令は小学生用と知って<ワロタ>。
来年からの授業では、才と令は小学生用だということを強くアピールしよう!
昔から、一定数の割合で、齢を左右反対に書く学生がいる。
令がヘン側に、歯がツクリ側に、来てしまっているのである。真逆になっているのだ。誰からも注意せずに20歳前後まで来てしまったのであろう。
この問題は本人に伝えてあげたいのだが、テストの答案段階で発覚するので、なかなか当事者に伝えられない。
普段からお互いに気がついたら注意してあげるとよい。