『1Q84』を買いに行ったら、1巻売り切れ。
出遅れました。
隣の棚に、石田千さんの新刊を見つけ
胸ときめかせ、帰る。
『きんぴら ふねふね』(平凡社)
ひとりごはん、気のおけない人との食事、旅先での食事、
子どもの頃食べたものの記憶、駄菓子…。
食にまつわるエッセイ。
千さんの本を読むと、そのていねいな目線にはっとする。
同じものを食べ、同じものを見ても
人それぞれ、思うことや感じることが違うのは当然だけど
ていねいになぞるか、急ぎ足で通り過ぎるかで
日々はずいぶん変わってくるんだろうな、と思う。
茄子ひとつとっても、その観察眼に驚く。
私も茄子好きだけど、こんないとおしく見つめたことはなかった。
この人は、ただの食いしん坊ではない。
味覚として味わうだけでなく、その食材や献立にまつわる
物語も持ち、味わうことができる、心豊かな人なんだなあ。
読みながら一緒に味わう。
凝った料理でなくても、相手の嗜好を読んだ献立でもてなす。
その相手との距離感をうらやましく思う。
意外や、アイスクリームショップでのバイトの思い出と
甘くはない恋ばなに、新たな一面を発見。
胸が苦しくなる、しょっぱい記憶とともに
かみしめるもの。
何気なく食べているものに、物語があり
物語が作られてゆくことを思うと
食べることだけでなく、作ることにも対しても
気持ちが変わる。
自分だけでなく、家族が食べるもの。
誰かと一緒に食べるもの。
記憶に残ってゆくもの。
実はこの本、まだ読み終わってません。
ゆっくりじっくり、味わいたいから
一篇一篇、大切に読んでいます。
読み終わるのが、もったいないなあ。
本に影響され、うどんをゆで、しそとみょうがを刻む。
やまいもをおろす。
普段は面倒に思うひと手間も
千さんに励まされ、苦にならない。
入梅前の肌寒い昼さがり、ぶっかけうどんを食べた。
出遅れました。
隣の棚に、石田千さんの新刊を見つけ
胸ときめかせ、帰る。
『きんぴら ふねふね』(平凡社)
ひとりごはん、気のおけない人との食事、旅先での食事、
子どもの頃食べたものの記憶、駄菓子…。
食にまつわるエッセイ。
千さんの本を読むと、そのていねいな目線にはっとする。
同じものを食べ、同じものを見ても
人それぞれ、思うことや感じることが違うのは当然だけど
ていねいになぞるか、急ぎ足で通り過ぎるかで
日々はずいぶん変わってくるんだろうな、と思う。
茄子ひとつとっても、その観察眼に驚く。
私も茄子好きだけど、こんないとおしく見つめたことはなかった。
この人は、ただの食いしん坊ではない。
味覚として味わうだけでなく、その食材や献立にまつわる
物語も持ち、味わうことができる、心豊かな人なんだなあ。
読みながら一緒に味わう。
凝った料理でなくても、相手の嗜好を読んだ献立でもてなす。
その相手との距離感をうらやましく思う。
意外や、アイスクリームショップでのバイトの思い出と
甘くはない恋ばなに、新たな一面を発見。
胸が苦しくなる、しょっぱい記憶とともに
かみしめるもの。
何気なく食べているものに、物語があり
物語が作られてゆくことを思うと
食べることだけでなく、作ることにも対しても
気持ちが変わる。
自分だけでなく、家族が食べるもの。
誰かと一緒に食べるもの。
記憶に残ってゆくもの。
実はこの本、まだ読み終わってません。
ゆっくりじっくり、味わいたいから
一篇一篇、大切に読んでいます。
読み終わるのが、もったいないなあ。
本に影響され、うどんをゆで、しそとみょうがを刻む。
やまいもをおろす。
普段は面倒に思うひと手間も
千さんに励まされ、苦にならない。
入梅前の肌寒い昼さがり、ぶっかけうどんを食べた。
