鳩山総理と小沢氏は「天皇陛下の異例の会見」問題をいつまで引っ張るつもりなのだろうか。
「いや、事を大きくしているのは批判している側じゃないのか」と思う人もいるだろうが、私の見るところ批判の炎に燃料を加え続けているのは鳩山政権と民主党、なによりも小沢一郎という傲慢で愚かな人物に他ならない。
小沢氏記者会見 不穏当きわまる辞表提出発言 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
小沢氏は「不見識」鳩山首相と平野官房長官は「基本的な理解を欠いていたのではないか」とボロクソに言われている。管氏以外の閣僚は小沢氏の会見に異を唱えていないから、「鳩山政権・民主党は皇室と政治の問題に不見識、基本的な理解を欠いている」ということだ。
批判しているのは読売だけじゃなくて、日中友好にことのほか熱心な日経も苦言を呈している。
日中関係も損ねる特例会見 NIKKEI NET(日経ネット)社説
「日中友好のために会談を実現させた」と主張する鳩山政権・民主党にとっては「かえって日中関係を損ねる」と批判する日経社説のほうが痛手かもしれない。
そもそも、「皇室と政治」の問題は基本的に難燃性である。
谷垣自民党総裁が言ったように憲法上デリケートな問題を含んでいるから「藪をつついて蛇を出す」ようなことはしたくない。さらに、皇室に関わるような政治問題を起こすこと自体が不敬である、陛下にご心労をかけては申し訳ない、という惧れもある。批判する側は矛を収めるタイミングを探り、批判されたほうもむきになって反撃するのは避ける。自民党政権、保守政治が続いている間は大体そんな感じでやってきた。戦後60年かけて積み上げた政治の知恵である。
今回の問題にしても、鳩山政権・民主党が低姿勢でやり過ごしていれば大問題になるはずがなかった。「陛下には特別に中国副主席とご面会いただき恐縮している。政治利用だとの疑いを受けたのは遺憾だ。今後このようなことが無いよう注意する。天皇の公務のあり方については陛下のご負担が増えないよう慎重に見直す」くらいのコメントでお茶を濁しておけば批判の炎はボヤ程度で終わったはずだ。
ところが、鳩山総理は反省の色を見せず「国民挙げて、将来のリーダーになれる可能性の高い方をもっと喜びの中でお迎えをすべきだ」などとのたまう。快く歓迎できなくしたのは自分たちの不手際のせいだと気付いてないらしい。
小沢幹事長は会見で逆切れして独善的な憲法解釈を押し付け、宮内庁長官を恫喝し、勝手に陛下の内心を推し量って自分を正当化する。いったい何様のつもりなのか。政治家の記者会見であれほど不快なものは見たことがない。
さらに前原国交相は「元総理の要請があった」などと根拠不明の言い訳をして恥をさらす。「永田メール」の失敗から何も学んでいない。案の定自民党から反撃されてさらに火事を大きくしてしまった。
まったくもって、どいつもこいつもバカじゃなかろうか。
「いや、事を大きくしているのは批判している側じゃないのか」と思う人もいるだろうが、私の見るところ批判の炎に燃料を加え続けているのは鳩山政権と民主党、なによりも小沢一郎という傲慢で愚かな人物に他ならない。
小沢氏記者会見 不穏当きわまる辞表提出発言 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
小沢民主党幹事長が、天皇陛下と習近平・中国国家副主席との会見問題で、羽毛田信吾宮内庁長官を厳しく批判した。
天皇と外国要人との会見は、天皇陛下の健康上の理由から、過密日程を避けるため、1か月前までに宮内庁に申し入れるという慣行がある。
鳩山首相が今回、その特例として会見を実現したことは、何の問題もないと、小沢氏は記者会見で訴えようとしたのだろう。
小沢氏は、1か月ルールについて「宮内庁の役人が作ったから金科玉条で絶対だなんてばかな話があるか」と断じた。今回の経緯を公表した羽毛田氏について「どうしても反対なら辞表を提出した後に言うべきだ」と強調した。
職責を果たそうとする官僚を頭ごなしに非難すれば、官僚の使命感や意欲はそがれてしまう。極めて不穏当な発言だ。羽毛田氏が「辞めるつもりはない」と辞任を否定したのは当然のことだ。
問題は、それだけではない。
小沢氏は「天皇陛下の国事行為は内閣の助言と承認で行われる」と憲法を持ち出し、天皇の政治利用にはあたらないと反論した。
外国要人との会見は、国会の召集など憲法に定められた国事行為そのものではなく、これに準じた「公的行為」とされる。
無論、公的行為も内閣が責任を負うわけだが、問題の本質は、国民統合の象徴である天皇の行為に政治的中立を疑わせることがあってはならないということだ。
小沢氏は、「天皇陛下ご自身に聞いてみたら『会いましょう』と必ずおっしゃると思う」とも語った。天皇の判断に言及することも不見識と言わざるを得ない。
小沢氏は、政府に会見の実現を求めた事実はないと否定したが、崔天凱・駐日中国大使から要請を受けながら、全く働きかけをしなかったのだろうか。
首相の対応にも疑問がある。
首相は、特例的に会見を実現するよう指示したのは「大事な方」だからとした。今後の日中関係や習副主席が「次代のリーダー」とされていることを踏まえれば、そうした判断もありえよう。
しかし、会見のルールが、これを機に破られることになれば、「政治的重要性」で要人の扱いに差をつけることになり、天皇の政治利用につながる、という宮内庁側の憂慮もうなずける。
首相や平野官房長官は「政治と天皇」のあり方について基本的な理解を欠いていたのではないか。政治主導をはき違えては困る。
小沢氏は「不見識」鳩山首相と平野官房長官は「基本的な理解を欠いていたのではないか」とボロクソに言われている。管氏以外の閣僚は小沢氏の会見に異を唱えていないから、「鳩山政権・民主党は皇室と政治の問題に不見識、基本的な理解を欠いている」ということだ。
批判しているのは読売だけじゃなくて、日中友好にことのほか熱心な日経も苦言を呈している。
日中関係も損ねる特例会見 NIKKEI NET(日経ネット)社説
岡田克也外相が国会開会式での天皇のお言葉の見直しを提起し、物議を醸したのは記憶に新しい。「政治主導」の民主党政権は、皇室への対応に鈍感になっていないか。
憲法上、天皇の国事行為は内閣が責任を負う。外国要人との会見は年100回以上に及ぶ。国際親善の意義もあるだけに、ときの政権に政治利用されるのではないかとの疑念を生じさせてはならない。結果的に日中関係も損ねかねない。
「日中友好のために会談を実現させた」と主張する鳩山政権・民主党にとっては「かえって日中関係を損ねる」と批判する日経社説のほうが痛手かもしれない。
そもそも、「皇室と政治」の問題は基本的に難燃性である。
谷垣自民党総裁が言ったように憲法上デリケートな問題を含んでいるから「藪をつついて蛇を出す」ようなことはしたくない。さらに、皇室に関わるような政治問題を起こすこと自体が不敬である、陛下にご心労をかけては申し訳ない、という惧れもある。批判する側は矛を収めるタイミングを探り、批判されたほうもむきになって反撃するのは避ける。自民党政権、保守政治が続いている間は大体そんな感じでやってきた。戦後60年かけて積み上げた政治の知恵である。
今回の問題にしても、鳩山政権・民主党が低姿勢でやり過ごしていれば大問題になるはずがなかった。「陛下には特別に中国副主席とご面会いただき恐縮している。政治利用だとの疑いを受けたのは遺憾だ。今後このようなことが無いよう注意する。天皇の公務のあり方については陛下のご負担が増えないよう慎重に見直す」くらいのコメントでお茶を濁しておけば批判の炎はボヤ程度で終わったはずだ。
ところが、鳩山総理は反省の色を見せず「国民挙げて、将来のリーダーになれる可能性の高い方をもっと喜びの中でお迎えをすべきだ」などとのたまう。快く歓迎できなくしたのは自分たちの不手際のせいだと気付いてないらしい。
小沢幹事長は会見で逆切れして独善的な憲法解釈を押し付け、宮内庁長官を恫喝し、勝手に陛下の内心を推し量って自分を正当化する。いったい何様のつもりなのか。政治家の記者会見であれほど不快なものは見たことがない。
さらに前原国交相は「元総理の要請があった」などと根拠不明の言い訳をして恥をさらす。「永田メール」の失敗から何も学んでいない。案の定自民党から反撃されてさらに火事を大きくしてしまった。
まったくもって、どいつもこいつもバカじゃなかろうか。
この原点から離れると、こうした失態になると思います。
マルチポストとは 【multiple posting】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
マルチポストとは:まったく同じ文章を複数の掲示板やニューズグループに投稿すること。
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