玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

祝・「ほりえもんの六本木ラブストーリー」最終回

2005年03月12日 | ネタとか
ほりえもんの「六本木ラブストーリー」がめでたく最終回を迎えた。
一視聴者として見守り続けてきた私も感無量である。
不幸にも見逃してしまった皆さんのために、まず最終回のストーリーから。

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最終回 「白い闇の中で」

職を捨て、堀江紋次郎(ほりえ・もんじろう=木村拓哉)の執拗な求愛から逃れるために海外留学を選んだ富士山恵子(ふじさん・けいこ=黒木瞳)
マンションの買い手も決まり、留学先の大学院で教授をしているかつての恩師から「歓迎する」というメールをもらい何の不安もない。
東京での最後の夜、恵子は思い出深い有楽町で友人・由紀(財前直美)と夕食を共にする。
堀江のオフィスがある六本木ヒルズは見たくもないと、あからさまに目をそむける恵子。
それを見て複雑な表情をする由紀。
たわいもない話とワインにこれまでの堀江との因縁を忘れる恵子。由紀が言う。
「恵子、あなた本当にそれでいいの?堀江さんはあなたのこと心から…」
「やめて!あの男の話なんて聞きたくもない」
「でも、堀江さんは恵子のために多額の借金までしてるのよ、誠意を感じないの?
 恵子は一度でも堀江さんの話を真面目に聞いたことある? 
 あの人はそんなに悪い人じゃないと思う」

「由紀はあの男のこと何も知らないの、もう黙ってて!」
気まずい雰囲気の二人。
そこにいきなり現れる堀江。驚く恵子。
「あなた、どうして…!」
「留学するんだって?いい年した女が当てもなしに外国に行ってどうするつもりだよ」
「余計なお世話、あんたの顔なんか見たくもない、帰りなさい!」
グラスのワインをぶっ掛ける恵子。堀江、不敵な笑みを浮かべて去る。

翌日、旅立ちの日。昨夜からの雨が次第に雪へと変わりつつある。
成田へ向かうリムジンバスの中の恵子。彼女の目にだんだん強さを増す雪が映る。
「大事な日なのに… 止んでよ、お願いだから!」願いもむなしく大雪となる。
成田空港は大混乱だった。発着便のほとんどは欠航。
恵子の予約した便も飛ぶことはできないとグランドホステスからは冷たい返事。
「困るんです、もうマンションは引き払っちゃったし」
「そうおっしゃいましても…」
そのとき恵子の携帯が鳴る。
「もしもし、富士山恵子さんですね。マンションの売却をご依頼いただきましたヒルズ不動産のものですが、実は先方様より急にキャンセルしたいという電話がありまして…」
「ええっ!?そんなこといきなり言われても困ります、留学資金にするつもりなのに」
「いや、私も急なキャンセルは困ると申し上げたんですが、なんですか、取引先のIT企業のほうからあのマンションは買うなと命じられたとか… いや、この話は聞かなかったことにしてください」
「IT企業? …まさか、堀江が?」
呆然とする恵子。

そのとき、急に背後から男の腕に強く抱きすくめられる。
「お前を、離さない」男は堀江だった。
「やめて、やめてください」
「いや、離さない。俺たちは結婚するんだ」
恵子の頭の中に由紀の「悪い人じゃない」と不動産屋の「IT企業」の声がぐるぐると駆け巡る。
次第に周囲の音がフェードアウトし、視界があふれる光に包まれていく。


テロップ。
"to be continue"
「劇場版『六本木ラブストーリー』撮影快調!!」
「近日全国公開予定」

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……えーと。
どうやらこのお話はまだ続くみたいです。

もういいかげんにしてくれ、と思うのは私だけでしょうか。

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