2011.6下旬、1頭の肥育牛に祉間過形成に罹患したことを記したが、まだ完治していないが、その後の経過を写真をもとに報告したい。
前述では、発症患部を洗浄し薬剤処理してテーピングしてその後の様子観察とした。
その後1週間後の7/5に、獣医師により患部のテーピングを外したが、好転の兆しがないことと、患部の腐食が飛節方向に転移する可能性も考えられるとして、2名の獣医師により患部である右後肢の外蹄部分をワイヤで切断し、抗生剤とチンク剤を塗布し、漿液等を吸収させるとして紙おむつを巻き、その上からテーピングしさらに赤色のテープで再度テーピングした。(写真1~5)
その後は1~2週間間隔でてーぴんぐの交換を繰り返し、術後53日目の8/26にテーピング無しにする旨、取り外した状態が写真6~8である。
術後2週間後には、四肢での歩行に慣れ、患部である右後肢を僅かばかり庇ってきたが、現在も歩行や起立には支障はない程度まで回復した(写真6)
写真8が患部の状態であるが、当初の切断面は周囲から中央部に向かって順調に肉盛りしているが、中央部のみ漿液が滲み出ている状態であった。
そのため、テーピング無しにするには時期尚早と判断して、抗生剤とチンク剤を塗布しテーピングした。(写真9~10)
獣医師の判断では、2週間後にはテーピングを外せるのではないかとのことであった。
今回のテーピング後の起立状態が表の写真である。
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明日31日曽於家畜市場で削蹄競技会があります。