牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

出荷牛の選定から出荷までの事務作業(2)

2009-10-25 22:50:37 | 牛の管理



3) 出荷予定表の作成
出荷が予定された場合、各畜舎の担当者にその旨を知らせることと、出荷時に畜舎から引き出す牛の一覧になっているため、予定された出荷日毎に1枚ずつ印刷して掲示している。
管理用ソフトのsheet2では、その出荷予定表を作成する。
sheet2の画面で、sheet1に入力されている牛のデータ一覧から、出荷が予定された牛の通し番号を入力することで、出荷頭数分の諸々のデータが一覧表となって現れる(前述の成績表から赤字部分を入っていない状態の一覧表)。
同表は横並びに、①出荷番号②牛の管理番号③10桁番号④性別⑤産地⑥生年月日⑦導入日⑧導入価格⑨導入体重⑩父牛名⑪母の父名⑫母の祖父名⑬導入舎から仕上げ舎一覧⑭生後出荷月齢⑮出荷時体重のデータが表示される。
但し、⑮については、出荷時に測定するため、空欄となる。
また、同表の上方の鏡には、やや印字を大きくして、出荷日、出荷先が、共進会出品の場合は、その右後方に近畿東海北陸肉牛共進会などと表示させている。

出荷牛の選定から出荷までの事務作業(1)

2009-10-25 01:33:16 | 牛の管理



1) 出荷牛の選定
出荷牛の決定は、基本的には導入順であるが、同一時の導入牛が50~60頭いるため、個々の牛の仕上がり具合を日頃から注視しておき、出荷順を考慮して決定する。
出荷の履行途中で、肥育結果が思わしくない場合は、その後に導入した産地の異なる牛群を選抜して早出ししてその傾向を見ることもある。
週平均約12頭を2回に分けて出荷している。
2) 出荷前のデータ入力
出荷牛が決まれば、パソコン入力することとなる。
sheet1のデータ項目のうち、出荷前に必要な項目は、①出荷日、②出荷先市場名、③共進会等出品名である。
これらの項目に該当する牛について必要データを入力すると、導入時に表示された生後日令が、出荷日に合わせて、自動的に出荷月齢として表示される。
データ一覧の中から順不同で出荷予定が決まるため、出荷日等を入力したら、同一覧を出荷順に並び替えることで、その後の作業がスムースに行える。