筆者が作成した肥育牛の管理用ソフトの内容は次のような構成になっている。
エクセル画面は、sheet1(データ入力)、sheet2(出荷一覧表)、sheet3(生産履歴)、sheet4(肥育成績)、sheet5(報奨金)、sheet6(共進会1)、sheet7(共進会2)、sheet8~10(その他)などとなっている。
このうち、sheet1は導入時から枝肉販売結果まで、その都度必要なデータを入力している。
導入時以降に生じた諸々の事実も細かに入力している。
1) 畜舎の移動記録
導入した牛舎とその牛房の番号、その後移動する毎に牛舎の番号と個々の牛房の番号とそれらの移動日を記録する。
①導入舎②育成舎1③移動日④育成舎2⑤移動日⑥肥育舎⑦移動日⑧仕上舎⑨移動日からなり、これらの記録により、トリサビリティの記録として関連付ける目的とともに、肥育の経過が理解できる。
何れ書き込むことになるが、肥育経過の各ステージ毎に採血して、血中コレストロール値などから、餌の食い込みの程度を今後判断しようとしている。
これらの検査値から、ステージ毎の飼料給与管理の詳細が分析できることになるが、これらの結果をもとに係る担当者に理解させたり指導等に役立てるためである。