日本史学習拾遺

日本史よもやま話、授業の補足、学習方法

福島観光においでくださって感謝!

2015-08-27 01:17:31 | 旅行
8月はのべ10日間旅に出ておりまして、猛暑と重い荷物のせいでダイエットになったのか、体重がやや少なめで推移しています。ここ数年、夏はむくんで体重が増えるのですが、今年はそうでもないです。
この頃、書きっぱなしで完結していないトピックもありますが、今日はこの時点での所感を優先して書きます。

実家・福島県白河市にある小峰城が、震災で石垣が崩壊して見学不可のまま4年が過ぎ、4月の桜の季節にやっと「復興式」が行われたことは、以前書きました。

「復興式」には行けなかったのですが、5月末に、県南地方に遺跡を見に行くついでに、見学可能となった小峰城に行って来ました。私が子どもの頃に親しんだバラ園も復活したかなと期待したのですが、まだでした。

遺跡見学の後に小峰城に立ち寄りましたので、お城(三重櫓)の上まで登る元気がなく、お城の中・上からの写真はないのですが、復興成ったお城の写真を少しご覧ください。









まだ完全に全部が修復されたわけではないですが、震災で崩れた石垣のかなりの部分が、きれいに直されていました。直るんですねー。
お客さんはあまり写しませんでしたが、結構来ていました。

この夏は、福島県内の考古遺跡をいくつか見るために、何度か実家に帰ったのですが、そのたびに、小峰城はもちろんのこと、白河駅周辺で、旅人らしい人達を幾人も見かけました。

白河駅は、新幹線停車駅にならなかったおかげで、大正時代の駅舎が残っていて、そのノスタルジックな雰囲気がとてもいい感じの駅舎です。

震災前は、白河駅で降りて観光するような人はほとんど見かけなかったのですが、今年あたりから特に、駅舎の中や外で、きょろきょろとあたりを見回したり、駅舎を見上げたり、写真を撮ったりしている旅人が、多くなりました。
これは明らかに、震災をきっかけとして、福島県に注目してくれる人が増え、観光に出かけてみようと思い立って、お出かけになってくださる人が増えているのです。

「観光客」というより、「旅人」という言葉が合うような、一人か二人連れくらいの人々が、白河駅をめあてに来てくださっているのです。団体客というのではないです。

そうやって、外からの人の流れによって、新しい風が入り、白河もよりよく、観光地として洗練されていくのではないかなと思います。

あまりたくさん押し寄せてもらっても、風情がなくなるので、今くらいでいいので、「旅人」さんが、白河駅に降り立って、静かな城下町の空気を感じてくれたらいいかなあと思います。

だるまとか白河ラーメンの話は書いたような気がするので省略。
地元にいると気付かないのですが、城下町なのでおいしい和菓子屋さんがまあまあ何軒かあるかな?私は買いに行ったことはない(なんか入りにくい)のですが、「玉家」という江戸時代からの和菓子屋さんの「うば玉」とか、以前いただきもので食べたら上品でおいしかったので、もうちょっと自分でも食べておきたいかなと。「清寿」というお店の栗むしようかんは、かなり以前に何の気なしに親に持たされて職場に持って行ってみんなで食べたら、ある人がとても気に入って、電話番号を控えて、電話して注文しちゃおうかなと言っていたということもありました。

福島県も、「福が満開 ふくのしま」キャンペーンなどで観光に力を入れ始めているということもありますが、原発事故で放射線量の問題があるにもかかわらず、やさしい心で福島に観光で訪れてくださる方が増えていることを実感します。
職場にも、福島旅行をしてきた先生が複数いらっしゃいますし、実は私は春から某道場に通っているのですが、そちらでも「磐梯山大爆発」?という福島みやげのお菓子を見かけましたし・・・

元県民として、本当にありがたい、うれしいことです。災い転じて福となす、とでもいいますか、いろいろな形で外から人がたくさん入って来てくださることによって、福島がよくなっていくきっかけとなっていくことと思います。

震災・原発事故からまだ数年のこの時分に、福島県を訪れてくださる方々の、心のやさしさに、その数の多さに、なんとはなしに心を動かされ、感謝したくなりましたので、書いておくことにしました。
福島県人の血としては4分の1・クォーター程度で、あまり福島県を好きではない私なのですが、それでも、訪れる方に感謝申し上げます。

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