日本史学習拾遺

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称徳天皇陵~夕日を追いかけて 2月の奈良スクーリングその3

2015-06-14 20:10:46 | 奈良時代
2月の奈良スクーリング拾遺の続きです。スクーリングでは三日目にポスターで各自が研究テーマを発表するということもあり、また、個人的に図書館の蔵書を調べたかったので、二日目の放課後、ちょっと滞在したら思いのほか時間が経過していて、大学を出たのは16時半過ぎでした。

その日の放課後は、田原本あたりで沈む夕日を見たいと考えていました。二上山の近くに沈むのではないかと。
しかし、その前に、平城駅で降りて、いくつかの古墳(佐紀盾列古墳群=さきたてなみこふんぐん)を見ようと考えていました。そのうち平城駅の近くには、称徳天皇陵、成務天皇陵、日葉酢媛(ひばすひめ)命陵などがあります。
それらを見たかったのですが、いろいろ時間が押してしまって、結局称徳天皇陵だけ見て、引き返しました。日没時刻に合わせて田原本方面に行きたかったので。



称徳天皇陵の行き帰りは、あわただしいものでしたが、小道に建ち並ぶ古い蔵などがとても雰囲気があって、いい所でした。



称徳天皇陵では、西大寺を訪れた時と同じように、ちょっとさまざまな思いが頭をよぎり、いろいろあったけれども激動の時代に女性天皇としてがんばった称徳天皇に敬意を表して頭を下げて来ました。いつか、もうちょっと時間をとってこの古墳群のあたりも散策してみましょう。レンタサイクルとかで。

その足で、田原本付近で日没が見える場所があるのか、調査不足のまま、行ってみました。



平城駅から見た夕日です。

大和郡山を過ぎ、車中から、田原本の手前の区間で二上山がよく見えました。途中で日没を過ぎてしまい、田原本に着いた時には、かなり暗くなっていました。
なぜこのあたりにこだわるかというと、唐古・鍵遺跡をはじめ、いろいろ注目している遺跡や神社があるからです。詳しいことは内緒です(笑)。
以前、田原本のパンフレット・地図を入手しました。そこには「歴史のオーラがみえるまち」というキャッチフレーズが書かれていました。私もそのフィーリングに賛同できます。

田原本駅あたりから二上山などを見るにはあまり見晴らしがよくないということはわかりました。
三輪山も見えるはずなんです。
いつか、この周辺をゆっくり探索してみたいと考えています。今回は結果として、その下見みたいなものだったかな。

そして、引き返して夕食は近鉄奈良駅近くで。
「うどん亭」という気軽な店で、柿の葉寿司とにゅうめんをいただきました。
「大仏のしりもち」という面白いネーミングのメニューもありました。

三日目も無事終わり、帰宅の途に就きました。いつも留守番のだんなに、今回は柿の葉ずしをおみやげの一つにしました。

これでやっと、2月のスクーリングの巻はおしまいです。

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