令和元年が明けましておめでとうございます、という感じで。4月30日から5月1日にかけての新年カウントダウンのようなテレビ中継の明るいノリには驚きました。前回の改元は、昭和天皇が亡くなっての代替わりでしたので、三日間くらいはふざけたテレビ番組やCMも自粛で、レンタルビデオ屋さんが繁盛したと記憶しています。ですから今回の代替わりはとてもハッピーな感じで、全然違いますね。生前退位もいいものかもしれませんね。
「新天皇は歴史学者」との見出しをどこかで見ました。確かにそうですね。令和時代がよい時代になるといいですね。
さて、連休は、自由に過ごしておりまして、毎日勉強はしています。授業準備の他、ちょっとだけ博物館学芸員資格課程のテキストも開きました・・・開いただけでレポートを書くまでには至っていません。
4月~今日までに美術館・博物館を二つ見ましたのでそれについて簡単に書いておきます。
一つは、東京国立博物館で開催中の特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」です。
立体曼荼羅が売りとのことで、なんか、以前に似たような企画を見た気がするんだけど・・・それがどういうものだったか思い出せないけど・・・というものでした。内容は別物でしたが。
この展覧会は、いきなり入ってすぐ、三つ目くらいに、空海による、高校日本史でもおなじみの「風信帖」が展示されていて、おっとっと・・・こんな名品をこんな最初の方に・・・と思いましたが、この展覧会のメインは、立体曼荼羅だからですかね。最澄へのお手紙である「風信帖」の実物は、私も初めて見たのだと思いますが、やはり実物を見ることは大切ですね。黒々とした墨の感じなど、記憶に残りました。
立体曼荼羅のそれぞれの仏像の表情は豊かで、じっくり見ることができました。
一体だけ、写真OKの像がありました。
「帝釈天騎象像」です。イケメンの帝釈天がゾウに乗っているものです。過去にも見たことがあったのかもしれません。多くの人が写真を撮るために群がっていました。そのシャープな顔立ちをじっくりと、前からも横からも拝見しました。ゾウに乗っているというのは、これを制作したのは日本人なのでしょうか・・・?顔立ちは日本的です。
そして、今日は、三井記念美術館で開催されている「円覚寺の至宝」展に行って来ました。
円覚寺には、実はまだ行ったことがないのです。そして、ネットでこの展覧会の展示内容をざっと見たら、鎌倉時代といっても意外に繊細な彫刻の像がいくつも出ているんだな・・・ということを知り、円覚寺ではなくて「三越前」だけど、行ってみようか、と思い立ちました。
この美術館には過去1,2回は行っています。なかなかよい雰囲気の美術館です。
一応、学芸員資格課程で学んでいる者としての視点で振り返りますと・・・
蘭渓道隆や無学祖元の坐像があったのですが、それらとばっちり目が合う高さだったのです。とても写実的で、確か、無学祖元は等身大で、なで肩だとか解説に書いてあり、なるほどと思ったり。
目が合うように正面に立つと、ドキッとしますが、負けずにしっかり向き合って、心の中でご挨拶してきました。内面に秘めた気魄のようなものが感じられる像でした。
他にもいくつも坐像等があったのですが、高さを調節して、ちょうど私くらいの者と目の高さが合うくらいに展示されているものが多かったです。また、掛け軸も、ちょうど絵の中心が、同じ高さに来るように掛ける位置を調整してありました。
国宝は、蘭渓道隆と無学祖元の墨蹟(書)がありました。
円覚寺といいながら、建長寺他の作品も結構出品されていました。
宋の時代の青磁もたくさん展示されていて、きれいな色だな、と改めて感じました。そのかけらも展示されていて、その解説によると、材木座の海岸あたりでは、数年前までこうした青磁のかけらを拾うことができたとのこと。私も拾ってみたかったな・・・
展示室を出た所にミュージアムショップ、カフェ、トイレ・・・と、よい感じで配置されていて、とても居心地のよい美術館です。
さて、10連休も折り返しに入り、一層有意義に、時間を大切に使いたいものです。
学芸員資格課程のレポートも構想してみようかな・・・?ちなみに、博物館実習の権利は得たのですが、今年は、都合が合わないため、見送ることにしました。残念ですが。来年は、違う日程にしていただきたいものです。
「新天皇は歴史学者」との見出しをどこかで見ました。確かにそうですね。令和時代がよい時代になるといいですね。
さて、連休は、自由に過ごしておりまして、毎日勉強はしています。授業準備の他、ちょっとだけ博物館学芸員資格課程のテキストも開きました・・・開いただけでレポートを書くまでには至っていません。
4月~今日までに美術館・博物館を二つ見ましたのでそれについて簡単に書いておきます。
一つは、東京国立博物館で開催中の特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」です。
立体曼荼羅が売りとのことで、なんか、以前に似たような企画を見た気がするんだけど・・・それがどういうものだったか思い出せないけど・・・というものでした。内容は別物でしたが。
この展覧会は、いきなり入ってすぐ、三つ目くらいに、空海による、高校日本史でもおなじみの「風信帖」が展示されていて、おっとっと・・・こんな名品をこんな最初の方に・・・と思いましたが、この展覧会のメインは、立体曼荼羅だからですかね。最澄へのお手紙である「風信帖」の実物は、私も初めて見たのだと思いますが、やはり実物を見ることは大切ですね。黒々とした墨の感じなど、記憶に残りました。
立体曼荼羅のそれぞれの仏像の表情は豊かで、じっくり見ることができました。
一体だけ、写真OKの像がありました。
「帝釈天騎象像」です。イケメンの帝釈天がゾウに乗っているものです。過去にも見たことがあったのかもしれません。多くの人が写真を撮るために群がっていました。そのシャープな顔立ちをじっくりと、前からも横からも拝見しました。ゾウに乗っているというのは、これを制作したのは日本人なのでしょうか・・・?顔立ちは日本的です。
そして、今日は、三井記念美術館で開催されている「円覚寺の至宝」展に行って来ました。
円覚寺には、実はまだ行ったことがないのです。そして、ネットでこの展覧会の展示内容をざっと見たら、鎌倉時代といっても意外に繊細な彫刻の像がいくつも出ているんだな・・・ということを知り、円覚寺ではなくて「三越前」だけど、行ってみようか、と思い立ちました。
この美術館には過去1,2回は行っています。なかなかよい雰囲気の美術館です。
一応、学芸員資格課程で学んでいる者としての視点で振り返りますと・・・
蘭渓道隆や無学祖元の坐像があったのですが、それらとばっちり目が合う高さだったのです。とても写実的で、確か、無学祖元は等身大で、なで肩だとか解説に書いてあり、なるほどと思ったり。
目が合うように正面に立つと、ドキッとしますが、負けずにしっかり向き合って、心の中でご挨拶してきました。内面に秘めた気魄のようなものが感じられる像でした。
他にもいくつも坐像等があったのですが、高さを調節して、ちょうど私くらいの者と目の高さが合うくらいに展示されているものが多かったです。また、掛け軸も、ちょうど絵の中心が、同じ高さに来るように掛ける位置を調整してありました。
国宝は、蘭渓道隆と無学祖元の墨蹟(書)がありました。
円覚寺といいながら、建長寺他の作品も結構出品されていました。
宋の時代の青磁もたくさん展示されていて、きれいな色だな、と改めて感じました。そのかけらも展示されていて、その解説によると、材木座の海岸あたりでは、数年前までこうした青磁のかけらを拾うことができたとのこと。私も拾ってみたかったな・・・
展示室を出た所にミュージアムショップ、カフェ、トイレ・・・と、よい感じで配置されていて、とても居心地のよい美術館です。
さて、10連休も折り返しに入り、一層有意義に、時間を大切に使いたいものです。
学芸員資格課程のレポートも構想してみようかな・・・?ちなみに、博物館実習の権利は得たのですが、今年は、都合が合わないため、見送ることにしました。残念ですが。来年は、違う日程にしていただきたいものです。
連休中で少しゆっくりされていることと思います。
東寺には数回行っているはずですが、帝釈天騎象像は記憶にありません。なんとも精悍なお姿ですね。写実的で神々しく、温かい眼差しにも思えます。スマホを持っているようにも見えてしまいます(失礼千万?)
またいつか是非観てみたいと思いました。
東京も暑くなってきました。
今日は山内豊信のお墓に行ってみて、その帰りです。
普段腰が重くて行けない所に行っておこう、というところです。
さて、帝釈天が手に持っているのは、金剛杵(こんごうしょ)という道具だそうです。
手が何本もある像は、弓とか矢とかいろんな武器を持っているものがありました。
これから作られる令和時代の仏像は、スマホを持つかもしれませんね。