まろの公園ライフ

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土人発言

2016年10月23日 | 日記

雲が多いけれど
その雲が朝の太陽をあびて
なんとも美しく幻想的な夜明けでしたねえ。

こんな日は何かいいことありそうな・・・
いつもそう思うのですが
外気のあまりの冷たさに慌てて窓を閉めました。(笑)
朝晩はめっきり寒くなって来ましたねえ。
そうそう、寒いと言えば
沖縄でまた「身震い」するような発言がありました。



大阪府警から派遣された20代の機動隊員が
米軍ヘリパット建設に反対する住民たちに言い放った
「土人」という言葉が大問題になっています。
別の隊員からは「シナ人」という罵声もあったそうです。
その言葉にこめられた侮蔑的な意味合いに敏感なオジサン世代は
怒りを通り越してやるせないような憤りを覚えます。
二十歳そこそこの若い機動隊員が
「土人」や「シナ人」という呼び名の歴史的経緯を
とても理解しているとは思えず
おそらく売り言葉に買い言葉の発言だったとは思いますが
沖縄の人たちへの根深い差別意識が
こんな若い世代にまで「浸透」していることが驚きでした。
大阪府の松井知事がそれを擁護するような発言をしたそうですが
これにいたってはもう論外ですね。
もともと橋下前知事の腰ぎんちゃくのイメージしかなかったのですが
ここまでバカとは思いませんでした。
人権意識に欠けた政治家は即刻、追放すべきです。

大型ヘリの編隊飛行を見かけました。
近くに航空自衛隊の基地があるので日常的な光景ですが
これを見かけると決まって沖縄を連想します。
沖縄県民の歴史は常に本土に隷属し
虐げられて来た歴史だったと言っても過言ではありません。
米軍基地というやっかいものを押しつけられ
さまざまな人道的差別を受けて来ました。
われわれ本土の人間は沖縄県民に感謝こそすれ
差別の意識などあろうはずもないのですが現実は違います。
辺野古移転の反対運動一つとっても
最近は国益に反する行為として「非国民」という罵声が浴びせられます。
やっかいものは米軍基地であり
批判されるべきは日本政府のアメリカ追従政策なのに
今やすっかり沖縄が「悪者」となっています。
何かが間違っていませんか?

ただ、そうは言いつつも・・・
デモの人たちが機動隊員に浴びせるヤジもひどいものです。
実に程度の低い侮蔑的な罵声ばかりで
隊員の氏名や住所まで公開して恫喝するやり方は
まさしくヤクザそのものです。
デモに「品位」を求めるのは筋違いかも知れませんが
それでも最低限のルールはある筈です。
そのルールを無視して来たのは日本政府ではないか!
という恨みはわかりますが、それなら政府に向けるべきです。
少なくとも若い機動隊員に罪はありません。
こうした泥仕合とも言える混乱は
沖縄の長い基地反対運動そのものの「品位」を汚すものです。