雪の下

 定年退職した年寄りが日ごろ感じることや、ドライブ、山歩きなどで撮る風景、草花の写真を記録します。
 気の向くままに。

白草山

2006年04月22日 | Weblog
 昨日、南飛騨にある白草山1,641mを登ってきました。
黒谷林道ゲートから、30分ほど緩やかな道を登っていくと林道の終点に着きます。ここが登山道の入り口で、あとは細い山道になります。そこに、この写真にある小さな橋があるのです。
もう、4月も半ばを過ぎているのに、こんなに積雪がありました。昨夜積もったのでしょう、新雪でまだ踏み跡はありませんでした。

 しばらく歩いていなかったので、仲間について行けるか心配でした。それと、雪をまったく予想していなかったので、手袋とアイゼンを持ってこなかったのです。高度を上げるほどに少しずつ積雪は多くなっていきます。時々、雪が降ってきます。頂上まで行けるだろうかと心配でした。
 先頭がゆっくり登ってくれたことと、気温が低いので、全身汗びっしょりというわけではありません。途中までは比較的順調に登ることが出来ました。
しかし、普段の運動不足がたたったのでしょう、あと少しで頂上だという頃疲れがピークに達しました。緩やかな上りであるにもかかわらず、足が前へ出ないのです。早く着かないかなと、そればかりを思って登りました。
 まったく遮るもののない頂上は真っ白な低木の樹氷と、雪から少し頭をのぞかせる笹原が広がっています。真っ暗な空で今にも雷が来そうな気配。かと思うと真っ青な空が顔をのぞかせる不安定な天気。期待していた御岳山の雄姿と360度の眺望は無理でしたが、時々顔を見せる幾重にも重なる飛騨の山々は見事でした。
 今朝は筋肉痛で足腰が痛いのですが、思わぬ冬山の体験と雪景色を見ることが出来、ひとり余韻を楽しんでおります。
コメント
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