今朝、2羽のカワセミが一緒にいるところに出会った。今まで2羽一緒のところは数回しか見ていない。私には珍しい光景。飛び去る前に証拠写真を残そうとあわててシャッターを押した。
いつもならすぐに飛び去ってしまうのだが、今日はいつまでもいてくれた。
親子、兄弟あるいは、恋人なのかどうかはわからないが、8:51から9:38までなんと47分もの間ほぼ同じ場所にいた。えさも捕らずに、しかも2羽とも飛び去らなかったのはどうしてだろう。この場所からエサ捕りに飛び込み、捕った獲物をもう1羽に与えるようなところを見せてくれないかと欲の深いことを考えていた。
あっちを向いたりこっちを向いたりし、付かず離れず、遠くへ飛び去るでもなく、それでいて特別仲良しの感じはない。お互いの距離、30cmから1.5mほどを保ちながら行ったり来たり。
時間を忘れて撮り続けたが、幕切れはあっけなかった。
若い男の子が、犬を連れて後ろを通り過ぎた。しばらくして、その犬が鳴いたのだ。それに驚いたかどうかはわからないが、同時に2羽が飛び去ってしまった。
その子が5mほど先で、立ち止まって携帯メールをしていたのだ。
お年寄りは写真を撮っていると、静かに通り過ぎてくれるのに。もう少し離れてしてくれればと恨んだ。
しかし、それはこちらの言い分で、その子は悪いことをしたとは思っていないだろう。この子がメールをしなかったら、もっと帰りが遅くなったかもしれないと思いながら自転車を走らせた。
2羽一緒のところを見つけました。
何かを話し合っているようです。
口喧嘩でしょうか。
お互い知らん顔です。
おい、仲直りしようぜ。
どこへ行くの、どこまでも付いて行くよ。
もう1度話し合おうよ。
やっぱり私たち、会わないほうがいいね。