名古屋の道路は広い。しかし、片側3車線であっても左側1車線は停車スペースとして使われ、2車線と変わりない。それでも、その1車線があることによって、道路のスムーズな流れが保たれているのだろう。この場所が停車スペースとして使われるのならいいのだが、駐車スペースとなっている場合が多い。
私の勤める老人マンションの前の道路も片側3車線の広い道路であるが、路上駐車が多い。違法駐車の取締りが厳しくなった当初は駐車車両が消え、すっきりして気持がよかった。しかしこの頃は駐車監視員の目を盗んで要領よく駐車する車が目立つようになった。特に、夜は以前と変わらないくらい多くの車が止まっている。近くに若者に人気のある喫茶店があるせいか、入れかわり立ちかわり違った車が止まり、左端車線は駐車場代わりになっている。違法駐車は絶対ダメなどと硬いことは言わない。車の少なくなる夜で、通行の妨げにならない範囲であるならば、要領よく止めたらいいとは思うのだが、闇にまぎれて、ゴミやタバコの吸殻を捨てていくマナーの悪い運転手が多いのには腹が立つ。当直の朝、この場所を掃除するのだが、タバコの吸殻がいっぱい捨てられている。どうして、車の灰皿に捨てられないのか、ポイ捨てをする人間にタバコを吸う資格はない。灰皿は何のためにあるのか。窓からポイと捨てて、なんとも思わないはずはないと思うのだが、一度やるとそれが癖になって罪悪感が薄れてしまうのだろう。自分の車は汚したくないが、他所はどうなってもいいと思っているのだろう。こんな輩に限って車だけはぴかぴかにしているのだ。もう少し心を磨けと言いたい。
彼らがタバコを捨てなくするにはどうしたらいいのだろうかと暇に任せて考えているが、妙案は浮かばない。
タバコポイ捨て常習車のボンネットの上に火のついたタバコを放り投げ、車体にお灸をすえてやるのはどうだろうか、と超過激なことを考えてしまう。しかし、お灸は車にではなく人にしないとね。