今、私の住む町で議員の政調費の不正受給が問題になっている。
県会議員と市会議員の政調費の不正受給、1名は不正を認め、議員辞職をした。他の1名はいろいろ言い訳をしているようだが、悪あがきもいい加減にせいと言いたい。
しかし、このような不正をしているのはこの二人に限ったことだろうか。
おそらく他にもいるだろう。疑い深い高齢の私にはそう思えて仕方がない。
たまたまこの二人は新人議員で経験不足、荒い網に引っかかってしまったのだろう。ほんの氷山の一角、もう少し網を細かくすればもっと引っかかるかもしれない。網の目を上手く潜り抜ける要領のいい悪賢い議員がまだいっぱいいるような気がしてならない。
少し言い過ぎかもしれないが、もともと議員にまともな人間はいないと思っている。
議員には、政治的能力のない人にもなれるようだ。努力せずに高給を稼ぐことのできる一番割のいい仕事である。
組織の代表、弱者を食い物にする団体代表、手あたりしだいの選挙に出る目立ちたがり屋の金持ち、昔の栄光にすがるスポーツマン、口先だけ達者なタレントなど、誰にでもできるのが議員さんである。
選挙前には、誰もが恰好のいいことを言うが、所属する組織や自分だけへの利益誘導ばかりで、期待しないほうがいい。
最近は、まともな人は議員にはならないような気がする。
本来、みんなの為にという崇高な仕事なのだが、不正を働く議員があまりにも多く、よくないイメージを作ってしまったようだ。
私の近くにも高級外車で当て逃げした議員など、資質が問われる議員もいるが、これを選んだ私たちも反省せねばなるまい。
ただ、平気で人の道を外す人間に、みんなの代表として議員に留まらせることはできない。
世の中のことはどうなろうと、自分の生活が大事だという夢のない議員だらけの議会、この先どうなっていくのだろう。
このままではますます政治不信が募るばかりだ。しっかり自浄作用を働かせて、有権者から馬鹿にされない議会にしてもらいたい。
やっぱり私が選んだ議員さんだけのことはある、と言わせて欲しいものである。