雪の下

 定年退職した年寄りが日ごろ感じることや、ドライブ、山歩きなどで撮る風景、草花の写真を記録します。
 気の向くままに。

年寄りのボヤキ

2017年03月14日 | Weblog
 先日電車に乗った時のことである。
通路を挟んで二人ずつ腰かける座席の電車。
私が乗った時、サラリーマン風のこぎれいな50歳くらいの男が通路側に腰掛け、小さな書類を窓側の座席に置いて一人で座っていた。ネクタイをきちんとして一見すると、それなりの地位に見える紳士。
数人立っているにもかかわらず、席を譲ろうとしない。座りたいとは思っていなかったが、立って人がいるのに詰めないとはどうしたことだ。常識のない奴だと思っていた。

 次の駅で若い娘さんが乗ってきた。そうしたらどうだろう、さっと書類を膝に置き、窓側へ移動し、どうぞと通路側の席を空けその女性に座ってくださいというではないか。
この野郎、自分より高齢の年寄りを立たせたまま知らん振りを決め込んでおきながら、若い子にはいい格好をする。許せんと思った。座りたいから言うのではない。いい年をしていながら人を見て行動を差別する、そのことに腹が立った。
腹の虫が収まらないので、じっと睨みつけていた。おそらく彼も気付いたと思うのだが、こちらを見ることはなかった。睨みつけて怒りが収まるわけではないが、そうしないと気がすまなかった。
それにしても、薄汚い高齢者に横に座ってほしくないことはわかるが、知らぬ振りをするとは許せない。それに若い娘さんには私は親切な人だよとばかりに対応を変えることに腹が立つ。
家内にそれを言うと、そんならどうしてその時に、空いているなら座らせてくれと言わなかったのと、逆に攻められた。
確かにその通りだが、いい大人なんだから、言われなくても、空いた席を譲ることくらい当然のこととして実践すべきであろう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする