ここを少し行くとスーパーがあります。
その駐車場の前の道路際にあしがるバスのバス停があります。
そこから乗ればJR枇杷島駅へ行けますよ。
あいち朝日遺跡ミュージアム見学の後、帰るためのバス停の場所を職員さんにお尋ねし教えていただきました。
初めての場所で、右も左も全くわからなかったのです。
ありました。よく見かける棒の先に丸い板のついたバス停の標識です。
しかし、枇杷島駅方面へ行くのがここで良いのかどうかわかりません。
誰かに聞こうと思っても周りは車ばかり。
しばらく歩行者の通るのを待った。
通りかかったおばちゃんにお聞きすると、枇杷島駅へは反対車線側だと言う。
しかし道路の向こう側にはバス停の標識が見えません。
確かこの近くにあったが、とおっしゃるがわかりませんでした。
お礼を言って別れ、対側に渡りバス停を探した。
しばらくして、バス停ありましたよと言って先ほどのおばちゃんが戻って来てくれた。
しかもその場所まで案内してくださったのです。
バス停は最初に見つけた標識の反対側のすぐ近くにあったのですが、
丸い標識ではなく、四角い標識が駐車場のフェンスに縛り付けてあるだけ。
離れた場所からは見えなく、バス停とは思えないような場所です。
他人にかまっておられない世知辛い世の中、そのまま通り過ぎてもおかしくないのだが、
わざわざ戻ってまでして教えてくださったおばちゃんの親切が本当にうれしかった。
時刻表を見ると、2時間に1本のバス。
次は1時間ほど先。
違うルートがないか、もう一度ミュージアムに戻りお尋ねした。
やはり教えていただいたルートが一番わかりやすいでしょうとのこと。
乗車時間までにはもう少し時間があります、再入場okですのでもう一度見て行かれたらと勧めてくださった。
お言葉に甘えゆっくり二度目の見学をさせていただいた。
帰り際に私を探しバス時刻を書いたメモを手渡してくださいました。
認知の始まった高齢のじいさんが心配になったのかもしれません。
わざわざメモにしてくれたのです。優しい心を持った職員さんが、口頭では忘れてしまうのではないかと思われたのでしょう。
その心遣いが非常にうれしかった。
それがこのメモです。
人への思いやりとその温かさを肌で感じた嬉しい一日でした。