さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

是枝正彦 『歓喜の歌 よろこびのうた』

2008-11-28 | 演劇
 
 面白い、後味のいい芝居でした。

 「町内会で 第9 を唄いましょう」という回覧板がまわる中で、それぞれの家庭の喜びや矛盾が描かれます。

 新興宗教を笑いで批判したり、性的マイノリティのカップルへの偏見を解いたり、高齢者を介護する家族の葛藤、それぞれを思いやる夫婦、など・・・、即身近に感じることができることばかり。

 周りの人と、率直に、相手を思いやりながら話し合うことの大切さ、気持ちよさをじんわり感じさせてくれました。

 厳しいオーディションと稽古を経ての舞台だけあって、出演者は皆さん芸達者で、観ていて無理がありません。
 なんとも、いい 間 の作り方です。
 チームワークもバッチリ。

 安心して笑い、涙することができました。

 最後の、町内の人たちみんなが原語で唄う「歓喜の歌」(ベートーベン作曲)は、迫力のある生き生きしたコーラスで、もう、この町内の人たちと別れたくなくなってしまいました。


 公演はこのあと、29日(土)ヒル・ヨル、30日(日)ヒル の3回を残すだけになってしまいましたが、年の瀬近い今、できれば観てほしい舞台です。

 まだ空席があるか?

        パン・プランニング     http://www.punplanning.jp/


 大事な役どころで出演の 滝沢ロコさん、いつものおしゃれなロコさんと違って、お蕎麦屋さんのおかみさん。

 素晴らしい演技で、ほれぼれしました!
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2 コメント

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ありがとうございます (滝沢ロコ)
2008-11-29 01:35:30
さくらおばさん

お忙しい中、おいで頂いて本当にありがとうございました。
色々な舞台を観ていらっしゃるさくらおばさん、温かいお言葉に、身の引きします思いです。

本当に、一人でも多くの方に、見ていただきたい作品です。
自信を持ってお勧めできる舞台になったと、演出家、是枝正彦氏が、ご本人のブログに書かれています。

役者滝沢ロコとしては、嬉しい限りです。
楽日まで、一生懸命頑張るのみです。

本当に、ありがとうございました。
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こちらこそ、ありがとうございます (さくらおばさん)
2008-11-29 19:58:10
今、この時間は、今日の2ステージ目の最中ですね。
あと、明日のヒルだけ・・。名残り惜しいです。だって、もう一度観たい気がしますもん。
お体、気をつけて!
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