面白い、後味のいい芝居でした。
「町内会で 第9 を唄いましょう」という回覧板がまわる中で、それぞれの家庭の喜びや矛盾が描かれます。
新興宗教を笑いで批判したり、性的マイノリティのカップルへの偏見を解いたり、高齢者を介護する家族の葛藤、それぞれを思いやる夫婦、など・・・、即身近に感じることができることばかり。
周りの人と、率直に、相手を思いやりながら話し合うことの大切さ、気持ちよさをじんわり感じさせてくれました。
厳しいオーディションと稽古を経ての舞台だけあって、出演者は皆さん芸達者で、観ていて無理がありません。
なんとも、いい 間 の作り方です。
チームワークもバッチリ。
安心して笑い、涙することができました。
最後の、町内の人たちみんなが原語で唄う「歓喜の歌」(ベートーベン作曲)は、迫力のある生き生きしたコーラスで、もう、この町内の人たちと別れたくなくなってしまいました。
公演はこのあと、29日(土)ヒル・ヨル、30日(日)ヒル の3回を残すだけになってしまいましたが、年の瀬近い今、できれば観てほしい舞台です。
まだ空席があるか?
パン・プランニング http://www.punplanning.jp/
大事な役どころで出演の 滝沢ロコさん、いつものおしゃれなロコさんと違って、お蕎麦屋さんのおかみさん。
素晴らしい演技で、ほれぼれしました!
お忙しい中、おいで頂いて本当にありがとうございました。
色々な舞台を観ていらっしゃるさくらおばさん、温かいお言葉に、身の引きします思いです。
本当に、一人でも多くの方に、見ていただきたい作品です。
自信を持ってお勧めできる舞台になったと、演出家、是枝正彦氏が、ご本人のブログに書かれています。
役者滝沢ロコとしては、嬉しい限りです。
楽日まで、一生懸命頑張るのみです。
本当に、ありがとうございました。
あと、明日のヒルだけ・・。名残り惜しいです。だって、もう一度観たい気がしますもん。
お体、気をつけて!