さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

東京芸術座公演 「おれはなにわのライオンや」 ─動物園がからっぽになった日─

2011-09-01 | 演劇

 日本の戦争末期の、動物園で飼われていた猛獣の話、
 と言えば、「かわいそうなゾウ」がよく知られています。

 この「おれはなにわのライオンや」も、
 戦争の罪深さ、理不尽さを伝える作品のひとつ、
 と言えると思います。

 動物の目線で人間を見る、という展開のせいなのでしょうか、
 「そんなん、ぜったいおかしいよ」という率直な気持ちが伝わってきて、
 涙が出てしまいました。
 (二人、いや一人と一匹?が熱演!)

 観る前は、ほんとうはちょっと軽く受けとめていたのです。
 (ごめんなさい・・・)

 人間によって殺された動物たち・・・。

 いまだってそうですよね。

 飯舘村(だけではないかも知れません)の牛たち、
 原発の放射能のせいで、
 人間に苦しめられています。


 理不尽です。



         作/さねとう あきら
         演出/杉本孝司


       「おれはなにわのライオンや」
            9月4日(日)まで   新宿・紀伊國屋ホール




 終演後、劇場と同じ階にある売り場へ寄りました。

 (本屋さんですから、あたりまえですが本を売っています。)

 さすがに原発や、原子力、放射能の専門的な本が揃っていました。


          


          


          



 新宿の街は、お祭りの準備のようでした。

          
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