さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

映画 『パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ)』 (訂正済)

2008-03-31 | 映画・ドラマ
 これはフォトジャーナリスト・広河隆一さんが撮影した1000時間を超える映像を、選びに選んで130分の記録映画にしたものです。

 NAKBA(ナクバ)とは大惨事という意味です。

 1948年にイスラエルが誕生。
 と同時に、パレスチナでは大惨事が起きたのです。
 この事件をパレスチナの人々はNAKBAと呼びます。

 イスラエルのシオニスト軍によって始められたパレスチナ人民への迫害。

 人々は土地を追われ、地図の上から400を超えるパレスチナの村が消えました。

 その中でたくさんの人々が虐殺され、住まいも村落も破壊され、60年経った今なおつづき、パレスチナの人々に安心できる暮らしはありません。

 1948年といえば、日本では敗戦から3年後です。

 あの時、パレスチナではこのようなことが起きていたのですね。

 私は、地理と歴史は特に苦手な上に、社会的関心の薄い人間でしたので、遠く離れた地でたくさんの人間の命が奪われ、住む場所もなくなった大惨事があったなど、想像もできませんでした。

 この映画をみて、本当にショックでした。

 知らなかったのですから・・・。

 いまでも、イスラエルやパレスチナのことははっきりしません。

 映画をみながら、地名が出てくるたびに頭の中がまごつきました。

 人々へのインタビュー、爆撃場面の実写など、重いものがいっぱいです。

 でも一人ひとりの上に現実に起きたことなのです。
 避けることのできない現実として。


 きょうの しんぶん赤旗 に、広河隆一さんへのインタビュー記事が載っています。

 とてもわかりやすい、整理された文章(牛久保建男さん)です。

 
 私はこの映画を4日前の3月27日にみたのですが、ブログに書けないでいました。

 きょう、この記事を読んで、今の私の混乱した頭をそのまま文字にしようと、やっとふっ切ることができました。


 きょうの記事から2ヵ所、引用させていただきます。
 広河さんの言葉です。


 「子どもが死んでいく。なんで子どもが死んでいくのかという問いに答えることができるおとなはいないでしょう。だれもいない。子どもを殺す正当な論理なんて存在しない。それをあるかのようにいっているのが、現在のアメリカだったり、日本の政府だと思います。そういう犠牲となった子どもはいないかのように報道することに日本のメディアも加担しています」

 「フォトジャーナリストとしてのドキュメンタリーの意味は命の記録です。写真の中で役割が重いのは記念写真です。そのときにこの人たちが一緒に出会い、一緒に生きていたんだという証言ですから。この人たちがこういう風に生きていた、あるいはこういう風に殺されかけているということを、人間の命を守る立場から伝えていくことが、フォトジャーナリズムの一番大事な問題だと思います」



 この「記念写真」のことは、映画をみながら私もそう思いました。
 同じ時、同じ場を共有した人たちなのですよね。




      監督・撮影・写真   広河隆一
      製作   森沢典子(『1コマ』サポーターズ)
      プロデューサー・編集・構成   安岡卓治
      編集   辻井 潔
      音楽   飯利友季子


      NAKBA サイト

          http://www.nakba.jp/


      ユーロスペース(上映館)

          http://www.eurospace.co.jp/



 私も、『1コマ』サポーターの一人として、皆さまに、ぜひご覧くださいますよう、おすすめします。
          
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さくらのたより

2008-03-30 | 草花・木
 更新をサボっている間に、桜が咲き始め、そしてすっかり満開になってしまいました。

 さくらおばさんとしては、桜の写真をアップしないでいらりょうかと、きょうはがんばって撮ってきました。

 あいにくきょうは曇り空で、桜のバックは雲ばかり。

 その上、花冷えとなり(なにしろ、「多摩西部は夜遅くは雪でしょう」という天気予報)、厚着をしたのですがそれでも寒かったです。

 でも、ここの団地は桜の木が多いので、寒いながらもいいお花見ができました。

 それに、気温が低いおかげで、花が長持ちするかも・・・。

 さて、桜の写真を、一挙公開!(おおげさ!)


          

          さくら通り。
          

          下から見たり、
          
          

          上から見たり、
          

          あら、横断歩道の上でした。
          

          木立の中。
          

          愛らしい風情。
          



     お・ま・け

          みんなこっち向いてる。
          

          めずらしく、濃い色のすみれ。
          


 きょうはこのあと、友人・T子さんのソプラノ・コンサートへ。

 心がほかほかになったり、胸が熱くなったり、すてきなコンサートでした!


 コンサート会場で出合った、長野に住んでいる友人によると、長野はやっと梅が咲き始めたそうです。
 長野の桜もきれいでしょうね!
          
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アーサー・ビナード講演会 in 笠間

2008-03-21 | 平和
 3月8日付当ブログ「アーサー・ビナード(日本語の詩人)文化講演会を聴きませんか」に、31母ちゃんがコメントをくださいました。ありがとうございます。

 「すずき産地」さんともども、この講演会に参加されたようです。

 私はこの日は、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会の「オープントーク」(講師:山本宗補さん)に行っていて、笠間には行かれませんでしたが、「すずき産地」さんがこのときの感想をご自身のブログに書かれていますので、ご本人にお断りした上で転載させていただきます。


              

小 咄                      2008-03-16

米国発。
世界一の防衛国家。それは個人レベルでも徹底していて、
ホームセンターでは、銃のバーゲンセールをやっている。
あるとき、シカゴだったかデトロイトだったか・・・、
あるスーパーに、一人の貴婦人がピストルを買いにきた。
上客を相手に店員は、高級なピストルを並べながら、
やれ「これは6連発です」「もう一丁プレゼント」と。
客の貴婦人は、答えた。「私の夫は一人だけなのよ」
考えてみれば、この女性は、とても理性的である。
武器使用の目的は特定され限定されている。
必要な装備以上のものを欲していないという点で、
いわゆる「国防」も、このように合理的であれば、
兵器への財政支出が無制限に大きくなることはない。

トルコ発。
夜、ある家に泥棒が入った。目を覚ました家人が、
かちあった泥棒に、ていねいにお礼を言い出した。
「ほんとうにありがとう。心から敬意を表したい。
日中に、どこを探したって何も出てきやしない我が家、
金目のものを、夜に見つけてくれるとは大したものだ」

日本発。
勤勉に働いて価値を生み出す国民という資源しかなく、
一つ爆発すれば全土がほろびてしまう原発が多数ある
日本を、どこの国が、何を欲して攻めてくるというのか。

広辞苑でなくて「アァ辞苑」と名付ける日本語辞典を編纂中の
氏によれば、すでに“国防”の項目の説明はできあがっていて、
【国防】
国を操る企業に膨大な利益をもたらしつづける魔法の言葉。

というような小咄も聞いてきました。
「九条の会・かさま」が開いたアーサービナードさんの講演会。


あ、
講演の後の質問コーナーで、
「アメリカに行ったとき、そこここで星条旗を見た。
“愛国心”というものをどう考えるか」と会場から。
ビナードさん曰く、
たぶん星条旗の半分くらいは“made in China”。
その小さなタグに気がつくことから何かが始まる。
“アバタもエクボ”という言葉があるけれど、
“何が何でもエクボ”という強制は愛ではない。


                    



 ビナードさんのお話はすばらしいし、「すずき産地」さんの感想もばっちり!


          「すずき産地」さんのブログ

             http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/


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寒い一日でしたが

2008-03-20 | 平和
 気象庁の、桜の開花予報が少し早めに訂正されたようですが、きょうの東京は冬の陽気。

 この中で、「はなまるマーケット」は野外生中継。

 気の毒なのはお客さま。
 雨合羽をしっかり羽織っての観賞です。

 そのお客様を前にして、ステージ上の出演者も申し訳なさそうな表情を隠せません。

 パ・リーグはきょう開幕。

 夫はライオンズ・ファンなので、TVS・TVで対オリックス戦をみていました。

 この西武ドーム球場はドームとはいえ、ガラスの入っていないガラス窓(変な表現ですが)のように、天井と床の中間に、ずーっと横に空間があるのです。

 きょうなどは多分冷たい風が吹き抜けて、相当寒かったはずです。

 バッターボックスに入った時、選手の吐く白い息が映っていました。

 所沢に住んでいた時、数回行ったことがありますが、厚着をしたり、カイロを貼ったり、ラーメンを食べたり、お湯割りを飲んだりしても寒さにはかなわず、「帰ろうか」となった時もありました。


 こんな寒い中ですが、きょうは大事な集会がありました。


   無法な戦争をすぐやめよ 3・20集会 です。


 うそで始めたイラク戦争から5年経ちました。

 いったい、どれだけの人が殺され、傷つけられ続けているのでしょう。

 ・・・駄目ですね、イラクのことを書こうと思うと、言葉が出てこなくなります。
 いろいろな想いが一度に押し寄せてきて・・・。


 こんなに大事な集会ですが、私は行かれませんでした。

 いま、心の中で叫びます。

   自衛隊は即時撤退せよ!

   海外派兵恒久法許すな!

   もう、誰も殺さないで! 苦しめないで!


 この世界から暴力をなくしたい。

   憲法九条を世界の心に!
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辛夷 は 木蓮 ?

2008-03-17 | 草花・木

 上の写真は、今年の年賀状に使い、1月1日付当ブログでもご紹介したものです。

 手の「拳」と、花の「コブシ」をかけ、「今年も たくさんのこぶしを上げて 新しい時代を 拓いていきましょう」と書きました。
 そして「この写真の花が木蓮だったらどうしよう」と心配したのです。

 ところが昨16日付の「潮流」を読んで、えーです。


 植物学者・牧野富太郎の言葉が紹介されていました。

 「古来どの学者でも辛夷(しんい)をコブシであるとして疑わず涼しい顔をしており、・・・笑わせる」
 「コブシはコブシであってけっしてこれを辛夷とは書くべからずだ」

と怒ったそうです。

 そして、「辛夷は中国の植物。それが日本に伝わってモクレンとよばれている庭木が、実は辛夷にあたる」のだとか。

 コブシは日本の木で、中国には生えていないらしい。

 ってことは、辛夷(しんい)はモクレン。コブシはコブシであって辛夷ではない。
 だからコブシを辛夷と書いてはいけない。

 ナルホド。


 が、依然として、上の写真の花がコブシなのかモクレンなのかは不明です。


 うーん、私、ヨワイんですよね。

 その昔、山口百恵と桜田淳子の区別がなかなかつかなかったし。

 そう言えば、自民党と民主党の区別も時々・・・。
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『なぜこの国を伝えたいのか』 ─ ビルマ報道とジャーナリストの眼 ─

2008-03-09 | 催し物

 またまた転載です。

 山本宗補さんからのメールです。
 「転載転送自由」となっていますので、どうぞご活用ください。




■日本ペンクラブ 第26回WiP(ライターズ・イン・プリズン)の日
WiP ー人権 委員会 シンポジウム

『なぜこの国を伝えたいのか』― ビルマ報道とジャーナリストの眼 ―

映像ジャーナリスト長井健司氏が射殺されるという事件に端を発し、ビルマ(ミャン
マー)の現状とジャーナリストのあり方が注目を集めました。第一部では、ビルマに
焦点を絞り、在日ビルマ人ジャーナリストらをお招きして、現状をうかがいます。第
二部では、第一部の話と長井氏の事件をふまえて、ジャーナリストはどうあるべき
か、ジャーナリストの志とは、といった観点でパネルディスカッションを行います。
(今野 敏 WiP-人権委員会 委員長)

日時:2008年3月14日(金)18:00開場・18:30開演・20:30終了(予定)
会場:日本プレスセンター ホール  日本プレスセンタービル10階(東京都千代田
区内幸町2-2-1)
最寄駅: 地下鉄/ 東京メトロ 千代田線・日比谷線 霞ヶ関駅C-4、丸の内
線 霞ヶ関駅B-2、
都営三田線内幸町駅A-7
JR/新橋駅日比谷口(SL広場側)

[プログラム]
開会挨拶・WiPとは:今野 敏(作家・日本ペンクラブ理事・WiP-人権委員会 委員長)



第一部
  田辺 寿夫(ジャーナリスト・ビルマ市民フォーラム運営委員)
  チョーチョーソウ(Kyaw Kyaw Soe )(ジャーナリスト・雑誌編集発行)
第二部
  江川 紹子(ジャーナリスト・日本ペンクラブ会員)
  山本 宗補(フォトジャーナリスト・ビルマ市民フォーラム運営委員)
  綿井 健陽(ビデオジャーナリスト・アジアプレスインターナショナル所属)
  司会・進行 夫馬 基彦(作家・WiP-人権委員会 副委員長)

閉会挨拶・まとめ:千葉 昭 (ジャーナリスト・WiP-人権委員会 副委員長)
総合司会 :井出 勉 (作家・日本ペンクラブ 事務局長代理)

[WiPの日とは]:「Writers in Prison(ライターズ・イン・プリズン)」とは、言
論表現活動によって逮捕・投獄され、さまざまな圧迫を加えられ、言論表現の自由を
奪われている作家・ジャーナリストのことです。国際ペンは1980年から「WiP(ライ
ターズ・イン・プリズン)の日」を定め、日本ペンクラブWiP ー人権委員会はじめ各
国のペンセンターで、毎年活動報告と問題提起を続けています。

[問合せ先]日本ペンクラブ事務局
TEL 03-5614-5391 / E-Mail secretariat02@japanpen.or.jp
URL http://www.japanpen.or.jp>
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3・16アーサー・ビナード(日本語の詩人)文化講演会を聴きませんか

2008-03-08 | 催し物

 きょうは、茨城のNさんからのメールを転載します。(Nさんの快諾をいただきました。)


 アーサー・ビナードさんは、ナミの日本人よりも日本文化についての造詣が深く、日本語も達者で、ジョークを交えながらのお話は面白いです。





3・16アーサー・ビナード(日本語の詩人)文化講演会を聴きませんか

2008年3月16日(日) 13時開場 13:30開演 16:30終演予定
笠間市笠間公民館大ホール 参加費500円 主催「九条の会・かさま」

日立から参加マイクロバスを出します 往復バス代2000円
バスはJR十王駅前8:30始発→6号国道→石名坂9:30出発→笠間
連絡先 永井0294-37-5306(090-9147-9154)
      松本0294-34-4494(090-2173-3717)


アメリカから来た詩人 アーサー・ビナード(宣伝チラシより)

彼(アーサー・ビナード)の言うには、アメリカでは、戦争は普通のことらしい。
アメリカはずっと戦争をしてきているそうだ。
フィリピンを植民地にしたときから、中米や、南米へアメリカは侵略を繰り返し、
第二次世界大戦、朝鮮半島へ、ベトナムへと続いた。そして、
現在のイラクに至るまで、戦争をしていない年はないくらいだと言う。

その国から日本に来て、60年間戦争をしていない国があるということに
行き当たったのだ。彼にとっては、異文化を越えて、不思議に近かったろう。

私たちは、戦争がないことに何の違和感も持っていない。
それが当たり前だと思っている。
日本語をあらためて辞書で意味を確かめないように、平和について深く考えない。

しかし、戦争が当たり前の国から来たアーサー・ビナードは、
60年間戦争をしなかったことについて考える。
そして憲法9条のことを考える。
そして9条が60数年この国の平和のために大きな力であったことを知る。

もちろん9条だけで平和が守られてきたわけではない。日本人は、平和馬鹿と
いわれながらも、平和の尊さを知ってきたからである。
そして戦争の悲惨さを感じてきたからである。
それは辞書を引かなくても、日本語が使えるようなものだ。
身にしみこんでいるのだ。

しかし、ほっておいてはいけない。広辞苑に新しいことばが1万も入ったという。
ことばが変化していくように、戦争の悲惨さが風化していっている。
国民の意識も感覚も、知らずしらず変化している。

いつのまにか、戦争で金儲けしている人たちの口車にのって、「テロとの戦い」と称して
戦争に手を貸し始めているのを見てもわかる。

時々は考えなくてはならない。そのために、
アメリカから来た詩人の見た日本について聞くのも、
自分の考えを改めて問い直すにはいい機会になるだろう。(高田)

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「軍政下のビルマ─攻撃され続けるカレン民族と その後のビルマ情勢」

2008-03-07 | 催し物
 このところずいぶん暖かくなり、時折冷え込みながらも、季節は確実に春に近づいています。

 このあたりでいちばん開花の遅い橋のたもとの梅も、蕾をいっぱいに膨らませています。



 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会のメールマガジンからの転載です。

 ビルマ(ミャンマー)の問題は、山本宗補さんが詳しいようです。
 つい先日もビルマを取材されたとのことです。
 危険なことはなかったのでしょうか。



     JVJAオープントーク第二回

軍政下のビルマー攻撃され続けるカレン民族と その後のビルマ情勢

日時:3月16日(日)
場所:JVJA事務所
時間:午後2時~3時半(4時)
参加費:1000円
講師:山本宗補


長井健司さんを射殺したビルマの軍事政権が、
今度は少数民族のリーダーを暗殺した。

2月半ば、ビルマ民主化勢力と20年前から共闘してきた
少数民族のカレン民族同盟(KNU)書記長のマンシャー氏が
暗殺された。カレン民族の内部抗争を装った暗殺事件だが、
新憲法案を5月に国民投票にかけると突然公言した軍事政権が
裏で糸を引いているのは明らかだ。

2月中旬、ビルマ・タイ国境に飛び、短期取材をした
山本宗補が、マンシャー書記長の葬儀、
昨年の僧侶による反軍政デモを指導した中心的
僧侶のインタビュー、第三国へ再定住するカレン民族難民
などのスライドを交え、その後のビルマ情勢について解説する。

軍事政権による「静かな民族浄化策」により奪われた、
カレン民族の平和時の焼畑農耕を中心とした
日常生活のスライドショーもあり。
難民となった少数民族が、どのような生活を
奪われたのか理解する映像である。

予約とお問合せ】 JVJA事務局
090-6101-6113 office@jvja.net

JVJA事務所(千代田区神田淡路町1-1-12,静和ビル2B)
地図:http://www.jvja.net/JVJAoffice-map.htm
(アクセス)
JR中央線・総武線 御茶ノ水駅聖橋口 徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅B3出口 徒歩1分
東京メトロ丸ノ内線 淡路町駅B3出口 徒歩3分
都営地下鉄新宿線 小川町駅B3出口 徒歩2分)






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JVJA・パレスチナ緊急報告 「なぜガザ住民は封鎖・大量殺害されるのか」

2008-03-05 | 催し物

 きょうは「啓蟄」だそうですが、ウチのアリはまだ出てきません。

 昨年は早く出すぎて、もう一度引っ込んだりしましたが。


 ご紹介が遅れて間が抜けてしまいましたが、姉が作ってくれたねずみ雛でチュウ。
 高さは6センチです。





     ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''

 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会からのご案内を転載します。
 (土井敏邦さん、山本宗補さんからもメールをいただきました。)

 転載・転送自由です。



 JVJA・パレスチナ緊急報告
「なぜガザ住民は封鎖・大量殺害されるのか」
【趣旨】
パレスチナ・ガザ地区へのイスラエルの攻撃によって、3月1日だけでも60人を超え(2000年に第2次インティファーダ以来、1日の死者数では最悪)、2月27日からの5日間で、パレスチナ人100人以上が殺害されたと報道されています(3月3日現在)。イスラエル側は、パレスチナ人武装グループのロケット弾攻撃によってイスラエル人市民1人が犠牲になったことへの『報復』だと主張しています。近い将来、イスラエル軍によるガザ地区への大規模な侵攻も予想され、その犠牲者数は前例のない規模になる恐れがあります。
 一方、150万のガザ住民は、昨年6月以来、いっそう強化されたイスラエルによる封鎖で、食料、生活物資や医薬品がガザ地区にほとんど搬入されなくなりした。またがん患者など重病患者もエジプトなどで治療を受けられず死亡する例も急増しています。

 なぜガザの住民は、これほどの苦難を強いられるのか。6月以来、ハマスが実効支配するガザ地区はどうなっているのか。民衆はそのハマスをどう観ているのか。イスラエルはなぜガザ攻撃を繰り返すのか。そしてガザ地区とパレスチナはどうなっていくのか――
 長年、パレスチナ取材を続けてきたJVJA会員による緊急報告です。


【内容】
1) ガザ空爆と侵攻の被害状況・最新映像(解説・土井敏邦)

2) 古居みずえ・報告
* 映像上映「ガザ住民の生活の現状」(古居みずえ・撮影/編集)
* 解説(予定) 

3) 土井敏邦・報告
* 映像上映「ガザはどうなっているのか」(土井敏邦・撮影/編集)
       (第一部)封鎖と民衆
       (第二部)ハマスと民衆
* 解説

【日時】  2008年3月15日(土)
【時間】  開場13:00 /映像上映・講演 13:30~16:30

【場所】  明治大学リバティータワー 9階 1096教室 
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
【資料代】 1,000円

【共催】  現代史研究会/日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)

【お問合せ】 JVJA事務局 090-6101-6113 office@jvja.net
       ※先着順(予約は必要ありません)定員140名
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東京芸術座 『はつかねずみと人間』

2008-03-02 | 演劇
 ちひろ美術館へ行く時いつも、ここは個人のお宅だろうか、と気になっていました。
 
 バス通りの左側にあります。

 お断りもせず写真を撮らせていただきました。すみません。

            


 でもきょうは、ちひろ美術館へは行きません。

 住宅街を行くと、道案内の看板が。

             


 商店街には横断幕。

             


 目的地の東京芸術座です。

             

 ここを左に入ります。



     東京芸術座 『はつかねずみ人間』 

      原作/ジョン・スタインベック
      脚本・演出/杉本孝司

《ストーリー》 (パンフレットから)
  
  ──1930年代、大恐慌時代のカリフォルニア──
  いつか“自分達の農場”を手に入れたいと
  ささやかな夢を追い続ける貧しい渡りの農場労働者
  ジョージとレニーはいつも一緒。
  『俺にはお前が、お前には俺がついているから
  他の奴等のように孤独ではない』と、
  今日も二人は農場から農場へと渡り歩く。
  レニーは優しく純粋な男だが人並みの人間関係を結ぶのは難しく、
  絶えず面倒に巻き込まれる。
  ジョージはそんなレニーをいつもかばっているのだが・・・。
  やっと仕事にありついた農場で二人を待っていた運命は──。


 農場の労働者はみな貧しく、やっと稼いだお金は飲み代と“女”にすべて消えてしまい、ここを出たら住む家もありません。

 ジョージは、実現するはずがないと思いつつも、自分たちの農場を持つ夢を、いつもレニーに語り聞かせています。

 他の人の話はすぐに忘れてしまうレニーですが、ジョージの話だけはしっかりと記憶します。
 「そうしたら兎の世話をする!」

 レニーは、フワフワして柔らかいものが好き。
 このことが悲劇への引き金になります。

 二人の“夢”は、雑役夫の老人や馬屋係の黒人の夢にもなり、つかの間の希望が
芽生えます。

 が、ただただ、フワフワした柔らかいものを触っていたかっただけのレニーが引き起こした事件によって、“夢”は惨めに砕けます。

 逃げたレニーと、森の繁みで“夢”を語りながら、「レニーがボスの息子にリンチを受け、殺されるよりは、自分の手で」と思ったジョージは、レニーの頭をピストルで打ち抜きます。
 (ピストルの音が2度聞こえたように思えましたので、ジョージは自殺したのかもしれません。)

 暗い結末に涙が出ました。



 俳優さんといえば華やかな職業、と多くの人が思うことでしょう。
 でもそのような俳優さんは一部の人。

 多くの俳優さんが生活苦と闘っています。

 三度の食事、温かなお風呂と布団、安心した眠り・・・、ぐらいはほしい。

 でも、ネットカフェ暮らし、ホームレス暮らしとすぐ隣り合わせ、という人もある、ときいています。

 みる人に、夢と明日への生きる力を与える仕事をしている人が、です。


 きょうの私の涙は、このことと重なったのかもしれません。


 申し訳ありません、『はつかねずみと人間』は、きょうで終わりです。



         東京芸術座

           http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/
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