さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

「犠牲の累進性」  「子どもの貧困」     (追記あり)

2010-08-29 | 催し物
 蝉の鳴き声が静かになってきました。

 キョウチクトウの花も、

 サルスベリの花も、
 
 少し少なくなってきました。


 しかし!


 暑さは減りません・・・。


 T子さんが、電話でこう言いました。


 「でもさ、日照時間は確実に短くなっているんだから、
 その分、暑さは減っているのよ」


 そうだ~! そうよねえ!!

 えらく感心してしまいました。



 さて、ちょっと体が傷んでいることが判ってから、1か月近く経ちました。

 
 基本に低体温があって、血液の循環が悪くなっていました。

 そして

 冬眠している状態、

 ぼーっとしている状態、

 鬱病ではないが鬱状態、

 ということで、低体温を改善するための薬の服用と、
 整体治療をすることになりました。


 様々な症状を、「トシだからこんなもんか」と受け入れていたところに、
 「冬眠している」と言われ、なんか、すごくおかしくなってしまいました。

 そして、ほっとしました。

 “自分のせい” “もっとがんばらなきゃ”

 と、なんとも“自己責任”論に陥っていましたから。

 (こんなところに“自己責任論”は的外れか?)



    追 記    2010.8.30

 上記はやはり、「自己責任論」ではないですね。
 「精神論」または「根性論」でしょう。

         ──────────────────


 きちんと薬を飲み、夜はなるべく早く寝るようにした結果、
 少し体温が上昇して、朝が少しはっきりしてきました。

 明日、また整体治療を受けます。 



 さて、「すくらむ」から2件転載します。




          
          ──  ──  ──  ──  ──




 ※首都圏青年ユニオンの河添誠さんから、転載・転送大歓迎のイベントのお知らせがメールで届きましたので転載します。



 反貧困ネットワーク・「動く→動かす」共催
 スタンド・アップ・テイク・アクション協賛
 国連MDGsサミットに挑戦!企画
 どっちが深刻?世界の貧困、日本の貧困 
 ――「犠牲の累進性」を超えて――


 日時 9月19日(日)12時30分会場、13時開始(16時終了予定)


 場所 築地本願寺第二伝道会館「蓮華殿」
    東京都中央区築地3-5-1
    ・行き方:東京地下鉄日比谷線「築地」駅1番出口下車
     徒歩1分。有楽町線「新富町」駅徒歩5分。
    ・地図:http://tsukijihongwanji.jp/tsukiji/map.html


 共催 反貧困ネットワーク / 動く→動かす


 資料代 300円(払える人のみで結構です)



 ★「大変だ」「生活ができない」――
 こんな叫び声をあげると「弱音を吐くな」「不満を言うな」「アフリカの子どもたちを見なさい」と怒られる。日本でも貧困が社会問題として取り上げられるようになってきたが、「日本の貧困問題は○○よりはまだまし」という言葉をそれでもまだ耳にする。他と比べてましな生活でも、苦しいことに変わりはない。


 ★ではアフリカの子どもたちについて声を上げると?「そんなのは遠い国の話。私たちには関係ない」…。ここから脱出するにはどうしたらいいのか。


 ★日本の貧困と世界の貧困に取り組むネットワークが連携して、世界の貧困をなくすために作られた「ミレニアム開発目標」(MDGs)をモデルに、私たち日本のバージョンを作った。目の前の叫び声にふたをする「犠牲の累進性」を超えて、私たちの声を響かせるには?みんなで考え、動いてみよう!



 ※「犠牲の累進性」とは?――「お前の置かれた状況などは、ほかのもっと貧しい人や大変な人に比べたらなんでもない」というような言い分で問題から目を逸らさせ、我慢を強いるやり口、雰囲気。例えば正社員の長時間労働より非正規の低賃金の方が、非正規の不安定労働よりもホームレスの過酷な生活の方が、日本のホームレスよりも第三世界のスラムの貧民の方がより貧しくて大変なんだ、という形で現在その人が向き合っている困難を呑ませようとするやり口。(雨宮処凛)★関連→公務員バッシングで得するのは一体誰なのか?



 パネリスト・企画概要


 司会 松元千枝(ジャーナリスト)
    中島実優(大学生、活動家一丁あがり講座一期生)


 パネリスト
  吉岡逸夫(ジャーナリスト)
  湯浅誠(反貧困ネット事務局長)
  稲場雅紀(「動く→動かす」事務局長)
  雨宮処凛(作家・活動家)


 ・世界の貧困解消を目指す国際目標「ミレニアム開発目標(MDGs)」と、日本の貧困をなくすための目標「日本版貧困削減目標」(日本版MDGs)について解説!


 ・和太鼓とアフリカの太鼓の掛け合い演奏あり!!


 ◎「スタンド・アップ」やります!

 「スタンド・アップ」(STAND UP)は、「ミレニアム開発目標」(MDGs)の達成と貧困の解消に向けた取り組みを訴えるためのグローバルアクションです。世界各地で1億7000万人以上が立ち上がり、参加者数でギネス記録を作って注目を集め、世界の貧困を終わらせるという強い声を各国のリーダーたちに届けます。


 今回は、世界の貧困・日本の貧困の両方を終わらせる声を届けるスタンド・アップを行います。鳴り物(カスタネット・拍手など)で音を出しながら立ち上がるので、鳴り物を持ってご参加ください。


 ※ネット中継あり http://www.ustream.tv/channel/hanhinkon



 ◎会場にて出店・出展募集中!

 当日、会場手前の1階ロビーにてブースを設置し、販売や展示を行うことが出来ます。ブース出展をご希望の方は以下の連絡先までご連絡ください。


 ◎連絡先
 ・動く→動かす:東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F
 (特活)アフリカ日本協議会気付
  担当:稲場雅紀 電子メール:office@ugokuugokasu.jp
  電話:03-3834-6902(アフリカ日本協議会呼出)




              


日弁連人権擁護大会プレ・シンポジウム
愛知県弁護士会
  加速する「子どもの貧困」    
      ――子どもの幸せのために社会ができること



 愛知県弁護士会では、9月23日、日弁連人権擁護大会のプレ・シンポジウムとして、下記の日程、内容で、シンポジウム「加速する『子どもの貧困』――子どもの幸せのために社会ができること」を開催します。


 「貧困」が子どもの健康、適切なケア、他者との関係性、教育、さらには学習意欲、希望、自己評価にも影響を及ぼし、生まれたときから可能性や選択肢が制約されるという社会的不公正を生じさせ、さらに、その不公正が次の世代にも引き継がれています。


 これは大きな社会問題であり、個々の家庭ではなく、社会として取り組んでいかなければならない問題です。


 日弁連が「子どもの貧困」に取り組むのに呼応して、愛知県弁護士会でも積極的に取り組んでいきたいと思っています。



 入場無料で、500名は入れるホールですので、是非、多数の方にご参加いただきたいと思います。



日時 2010年9月23日(木・秋分の日)
   午後1時~4時30分(午後0時30分開場)


場所 中区役所ホール(先着500名入場無料)
    http://www.city.nagoya.jp/kurashi/shisetsu/kuyakusho/kuyakusho/nagoya00009225.html



内容


 1.基調講演 松本伊智朗氏(北海道大学大学院教授)
   「子どもの貧困」は社会の貧困~子どもの貧困を考える視点~


 2.「子どもの貧困」の現場から
    保育園園長、児童相談所職員、高校教師、愛知県(依頼中)


 3.対談
    松本伊智朗氏
    NHKセーフティネットクライシス vol.3
     「しのびよる貧困 子どもを救えるか」制作チーム
    コーディネーター(愛知県弁護士会弁護士)



手話通訳あり、活用できる制度満載のリーフレット配付




          
          ──  ──  ──  ──  ──   








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご紹介

2010-08-22 | 催し物
 残暑お見舞い申し上げます。


             


 この木が蝉たちになぜこんなに人気があるのか?

 下の方には、まだまだついています。

 これは地上5メートルくらいの位置になります。

 


 きのう、Knさんからおたよりをいただきました。
 その一部です。


   

   ちひろさんの絵、大好きです。
   日野原先生も、大好きです。



 
 Knさんと、もう一人、N子さんに“ちょっといい本”をプレゼントしたのです。


 今日は、N子さんから電話をいただきました。N子さんは、日野原先生と縁のあるかたです。



 「ちひろさんの描く子どもさんの絵は、どんなに時が経っても、心が安らぐわね。

 息子さんの猛さんの幼い時を描いたものなんか、かわいらしくて。

 日野原先生のことも「はっぱのフレディ」のことなど、よく知っていたけれど、なぜ芸術の才能を持ちながらも、その道を行かずに医学の道を選ばれたのかも(対談という形式によって)よくわかりました。」




         『アートを楽しむ生き方』

          ちひろさんの絵に恋をして

       日野原重明+松本猛


              新日本出版社

                 http://www.shinnihon-net.co.jp/




          ──  ──  ──  ──  ──




 いつものように、「すくらむ」からの転載です。
    http://ameblo.jp/kokkoippan/day-20100818.html




             


 第53回日本弁護士連合会人権擁護大会プレシンポジウム(東京)
  貧困で子どもたちの可能性を奪わないで
  ~就学の保障を切り口に~



 貧困により教育の機会を奪われることは、現在のみならず、将来にわたり不利益を積み重ね、子どもの可能性や選択肢を狭めることにつながっていきます。このシンポジウムでは、すべての子どもに実質的に教育を保障するために、どのような制度や施策が必要かについて考えます。当日は、子ども本人の側からの意見表明も予定しています。是非、たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。



日時 2010年8月28日(土)13:00~16:00(開場12:30)



場所 弁護士会館2階 講堂クレオ
   (東京都千代田区霞が関1-1-3)
   東京メトロ霞ヶ関駅B1-b直通
   ※地図はこちら
      http://www.softic.or.jp/map/map-creo.html


プログラム
 第1部 子どもたちの声
 第2部 基調報告
 第3部 パネルディスカッション
  パネリスト
   湯澤直美氏(立教大学教授)
   平湯真人氏(弁護士)
   ※その他教育関係者を予定しています。




主催 東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会

共催 日本弁護士連合会 http://www.nichibenren.or.jp/
問合せ 第二東京弁護士会 事務局 人権課 TEL.03-3581-2257




 ちなみに、昨21日の「すくらむ」には、朝日新聞のサイト「WEBURONZA」に「すくらむ」の記事が紹介されたと書かれています。
     http://ameblo.jp/kokkoippan/day-20100821.html




          ──  ──  ──  ──  ──




 西田豊子さんからお知らせいただきました。ちょっとおもしろそう。


          


             ヨーグルトをさがせ!

             2010年9月7日(火)~9日(木)
              新宿文化センター小ホール

          お申し込み/お問い合わせ
            NPO法人アートインAsibina
Tel.03-5338-7929 fax.03-5338-7928
E-mail info@asibina.com
http://www.asibina.com

 多文化”を生きる21世紀の子ども達へ
 日英韓「ヨーグルト」プロジェクトのこと

 「ヨーグルトをさがせ!」の創作現場は、常に三つのことばが飛び交う「多文化交流」ワールドでした。
 21世紀は、人も情報も短時間で世界中を行きかう時代です。
 子どもたちは学校でも地域でも、ごく普通にいろんな国の子どもと出会い、一緒に遊んだり学んだりしています。

 「ヨーグルトをさがせ!」では、工事現場で出会ってしまった「ノーラン」「アカ」「ブルー」は初め、言葉の通じない相手に恐怖を感じますが、リズムや遊び、そして想像力を使って、互いの共感と友情を育みます。
 それは、子ども達が(そして人間が)本来持っている「叡智」とも言うべきもの。世界が急速に、近く小さくなりつつある今こそ、そんな「叡智」を分かち合える作品を・・。
 それが「ヨーグルト」プロジェクトの願いです。

(西田豊子/劇作家として「ヨーグルト」プロジェクトに参加)




          ──  ──  ──
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「赤毛のアン」のように

2010-08-07 | 暮らし
 きょうは立秋です。

 風鈴をしまいました。

 だけど、暑い日がつづきますねぇ!

 みなさん、体を壊さないように気をつけましょう。



 さて、のっけから転載の転載で恐縮ですが、「すくらむ」(http://ameblo.jp/kokkoippan/day-20100807.html)から「子どもに貧困と絶望を与え未来奪う新自由主義は人間の最も醜悪な部分を濃縮させたもの」を転載させていただきます。
 「みどりさんのブログ」も紹介されています。




          ──  ──  ──  ──  ──  




 「連合通信・隔日版」(2010年7月29日付No.8354)
 「子どもの貧困」を考える/埼玉弁護士会がシンポ/高校生らが実情訴える



 「子どもの貧困」について考えようと埼玉弁護士会は7月24日、埼玉県川口市内でシンポジウムを開き、市民や弁護士など300人が参加した。



 日本弁護士連合会(日弁連)は今年の人権擁護大会のテーマの一つに「子どもの貧困」を掲げている。今回は、そのプレ企画として開かれたもの。



 埼玉弁護士会の加村啓二会長はあいさつで「労働者の格差と貧困拡大を背景に子どもの貧困が拡大している」と指摘。さらに、貧困が世代間で連鎖していると述べ「社会全体で対応策を模索してきたい」とした。



 シンポでは、生活保護を受けている高校生や親などが発言し、進学や部活動の費用などに悩んでいる実情を語った。



 パネルディスカッションで日本テレビの水島宏明解説委員は、取材で出会ったネットカフェ難民の青年などを紹介しながら「親の不安定な雇用が子どもに影響を与えていることは明らか。世の中から不安定な雇用をなくしていかなければならない」と発言した。



 子どもの貧困に対しては、学校や児童相談所、福祉事務所などの関係機関が横断的に対応することが必要であり、若者の失業対策として注目され始めているパーソナル・サポート・システムは「子どもにこそ必要」と指摘した。



 ●〈当事者の発言から〉/「部活をやめろ」と…/高校3年生の男子



 母親と弟2人の4人暮らし。生活保護を受給中。野球部の活動に打ち込んでいるが、母親が市役所で「生活保護の受給額のなかで部活をやっているので苦しい」と話したら「部活をやめさせればいい」と言われた。自分が部活をやめることで生活が楽になるなら、やめた方がいいと思っている。


 部活の費用をアルバイトで補えればいいが、バイトで稼いだ分は受給額から引かれてしまう。こうしたことに疑問を感じる。



 ●水道止められたことも/高校3年生の男子



 母子家庭で、高校1年の弟との3人暮らし。小学4年の時に父親がいなくなり、生活保護を受けている。生活は苦しく、ガスや電気、水道代を滞納することも多い。水道を止められた時は体も洗えず、きつかった。近くの公園でペットボトルに水を詰めて家に運んだことも。


 進路を決める時期で、溶接などの資格試験を受けたいが、検定料が高くて申し込めない。普通の生活を送るために、早く正社員として働きたい。


 これからの子どもが自分のような思いをしなくてすむよう、学費や資格の検定料を無料にしてほしい。



 ●孤立している子を救って/21歳女性



 高校中退の経験がある。現在は定時制高校に通いながら、夜は100円ショップに勤務。小学3年の時に両親が離婚し、母親との2人暮らし。


 母親はダブルワークをしていたが、体を壊してからはそれもできなくなり、月収は12万~13万円。食費は2人で1日1,000円。納豆とご飯だけという日が3日続いたこともある。


 小学3年の頃から勉強についていけなくなった。小数や分数がほとんど分からない。母親はずっと仕事だったため夜は一人。宿題が分からなくても教えてくれる人がいなかった。


 子どもが夜、一人で過ごすのは大変なこと。中学で同じ境遇の子と出会い、夜遊びするように。孤独感はなくなったが、生活が乱れ退学につながった。


 高校中退に手を打つには、高校生になってからでは遅い。小学校の時から孤立している子どもを見つけることが必要。孤立している子どもを見つけたら手をさしのべてほしい。



 ●教育費が足りない/シングルマザー



 離婚して11年。中学3年生と小学5年生の子どもを育てている。離婚後、派遣社員として働いたが生活は苦しかった。現在は正社員として7年目。しかし、昨年は10%の賃下げでボーナスもなし。昇給もほとんどない。


 中3の息子は公立高校以外の進学が厳しいことを理解しているが、(公立の中の)進学校に通いたいと言い出した。


 公立高校無償化で公立高校の競争は激しくなっている。進学のためには進学塾に通う方がいいが、年間50万円を超える費用が必要。とても払えない。


 勉強したいという意志を尊重したいが、親の事情で通わせてあげられない。これが自己責任なのか。子どもたちが自由に進路を選べる社会にしてほしい。



 ●「派遣切り」で生活困窮/いすゞの元派遣社員男性



 青森県で17年間、正社員として働いてきたが、経営不振でリストラされ、派遣社員としていすゞで働いていた。家族を置いて栃木県で一人暮らし。


 同社で2008年12月に1,400人が中途解雇され、自分もその一人に。いま裁判でたたかっている。


 長男はバイトで家計を助けている。地元で就職活動もしているが、仕事は見つからない。派遣や期間社員の求人は多くあるが、それは嫌だと言っている。


 来年、高校を卒業する長女は、本当は大学に行きたいが生活のことを考え、就職活動をしている。


 次男は中学で卓球部に入っているが、部活で一番金がかかるのはシューズ代。2カ月で履きつぶしてしまう。その分の費用は長男と長女がみてくれた。


 親の貧困を解決することなしに子どものすこやかな成長も未来もない。




          
          ──  ──  ──  ──  ──




 「すくらむ」の今年5月5日(http://ameblo.jp/kokkoippan/day-20100505.html)には、「子どもは貧困の被害者であるばかりか次代への「貧困の運び手」をさせられている─『子どもの権利手帳』」が掲載されました。

 その中にあった、「いのち・そだち・まなび」京都子どもネットの『子どもの権利手帳』の一部をご紹介します。(http://www.kyokyoso.jp/topics/kenritetyo%81%9A.pdf




          ──  ──  ──  ──  ──




 あなたは、毎日十分な食事を食べられていますか。

 あなたは、清潔で体にあった服を着ていますか。

 あなたは、病気を予防し、かかったときには治療を受けることができますか。

 あなたには、安心できる場所がありますか。

 あなたには、信頼できるともだちがいますか。

 したいと思ったとき、あなたは勉強ができる環境にいますか。
 
 会いたいと思ったとき、あなたの大切な人と会うことができますか。

 言いたいことを言えない、意見を真剣に聞いてもらえない、そんなことはありませんか。

 あなたの意見は、あなた自身の暮らしのなかでどの程度尊重されていますか。




          ──  ──  ──  ──  ──




 私はこれまで、『赤毛のアン』の原作を読んだことがなく、テレビアニメもみていません。

 先日、映画を観ました。

 この映画について、「劇場公開記念小冊子」(観客全員にプレゼントされました!)には、こうあります。


 「本作「赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道~」は、全50話あるテレビシリーズの中の1~6話を、監督の高畑勲自らが監修して再編集した劇場版です。しかも、1989年に再編集された当時は正式な公開には至らなかったという、知られざる名編集版であり、20年の時を経て、いよいよ劇場のスクリーンに登場します。」


 とても生きいきした気持のいい作品でした。

 自然描写の美しいこと!アンと一緒にうっとりしてしまいます。

 孤児院で過ごしてきたというと、一種の先入観がありますが、アンはどうしてこのようにのびのびした、自分の意見をきちんと言う、周りのことにも思いを寄せることのできる、豊かな少女に育ったのでしょう。

 とても魅力的な少女です。

 自然の美しさと同時に、時間の豊かさも感じます。

 マリラと一緒に、6マイル先の家まで馬車に乗って、コトコトガタガタと進む間に変わっていくマリラの心。

 相手に対する気持が、ゆっくりした時間のなかで解きほぐされていく。とても大事なことですね。

 子どもたちが生きるためには、このような環境が必要でしょう。
 それは、私たち大人の責任。

 原作をぜひ読みたいと強く思います。

 きっと読むごとに、気持が新鮮になり、前へ向かい、甦るでしょう。

 小さな集まりでこのことを言ったら、数人の人が「そう思う」と言いました。
 現在読んでいる途中だという人もいました。


           「赤毛のアン」

             http://www.google.co.jp/movies?hl=ja&dq=%E8%B5%A4%E6%AF%9B%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3+%E6%98%A0%E7%94%BB&sort=1&q=%E8%B5%A4%E6%AF%9B%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3+%EF%BD%9E%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%93%EF%BD%9E&sa=X&ei=b0JdTOW4CYjkuAPC6eSZDA&ved=0CBkQwAMoAg




          ──  ──  ──  ──  ──




 きょうの「はまやん」さんの頁(http://blog.qlep.com/blog.php/hamayan/373551?categ=1&year=2010&month=8)に、カナダのすてきな青年のお話がありました。

 まずは、この青年のホームページをごらんください。

     http://weavethehearts.tumblr.com/

 こんなに素晴らしいセンスを持った、個性的な青年は、どのようにして成長したのでしょう。

 アンは100年前の物語ですが、この青年は現代の人です。

 きょうは、はまやんさんのブログのおかげで元気になりました。

 はまやんさんも、個性的な方のようです。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芸術の秋に向けて ご案内

2010-08-01 | 催し物
 
 秋へ思いを馳せても、現実のこの暑さ・・・。

 皆さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか?

 私は、少々体を傷めていることが判り、回復に向けて日々を(と言ってもまだ3日目ですが)過ごしています。

 寝込むような病ではなく、普通に暮らしていますのでどうぞ心配なさいませんよう。




 さて、ご案内です。


 先ずは、「浜田知明(はまだ・ちめい)」の世界展」です。

 これは確か、Twitter で kawazoemakoto さんが紹介してらしたものだったと思います。

 浜田知明さんは、1917年生まれの92歳、現役の版画家、彫刻家です。



   版画と彫刻による哀しみとユーモア

      浜田知明の世界展

  2010年7月10日(土)→ 9月5日(日)
  神奈川県立近代美術館 葉山
     http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2010/hamadachimei/index.html




     ──  ──  ──  ──  ──



       橋本 のぶよ
         35周年記念コンサート


              


  2010年9月26日(日)  15:00開演(14:30開場)

  シアター1010 (北千住駅西口)
     足立区千住3-92 マルイ11F

  3,800円(全席指定、税込)

 ご予約・お問い合わせ
  東京労音*03-3204-9933
  東京労音東部センター*03-3879-6191
  Mail toubu@ro-on.jp



     ──  ──  ──  ──  ──




        女性「九条の会」五周年のつどい

     平和─音楽にできることはなにか

              

           おはなしとピアノ

        池辺晋一郎さん


   10月7日(木)     午後1時30分開演(開場1時)

  銀座ブロッサム(旧中央会館)
     東京メトロ有楽町線 新富町1番出口より1分

  前売券 1000円     当日券 1300円

  お申込み  電話 03-5367-4671



     ──  ──  ──  ──  ──



  きょう目にとまった言葉



     あかちゃんは かしこい ことばで

     いろいろな 言いかたを

     みんな しっているのです。

     ただ この地上には

     その意味の わかる ひとが

     まるで いないのです。


         ラビンドラナート・タゴール
             (高良とみ・高良留美子訳)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする