さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

『ロスジェネ』 のイベントだったのですが・・・

2008-06-28 | 草花・木
          
 
 カエルでーす。
 例によって、姉の手作り。

 最近、蛙の数が減っているそうですね。

 淋しいことです。


 さて、昨日の私の足跡です。

 『ロスジェネ』イベント「言論空間に挑む新雑誌」へ行く前に、駅までの道を遠回りして撮影散歩をしました。


          
 Y保育園の枇杷。色づいてきたなぁ、と思っているうちに、野鳥達のご馳走になってしまいました。

          
 柿の花のその後です。

          
 これはもしかして、あの絶滅危惧種のフジバカマ?

          
 今年の松ぼっくりです。


 夕食をKデパートで摂り、紀伊國屋サザンシアターへ。

             
          

 ほんとうは、私にとってはこれが昨日のメインイベントだったのに、記事としてまとまったものが書けません。

 きちんとした理論と、的確な言葉を持っていないことを、またもや感じずにはいられませんでした。

 その上──。

 終了後、偶然出合った知人に、「いやぁ、早口で言葉が全然ききとれなかったー」と言われて、実は私も同じで、第2部はほぼ85%が不明でした。

 主催者さんも出演者さんも、まさかこのようなイベントに年配者が参加するなんて、思ってもみなかったことでしょうね。

 でも、第1部の浅尾大輔さん、雨宮処凛さん、増山麗奈さん(すごい!桃色ゲリラ的ファッション!)は、聴いている人を意識した話し方でしたので、ほぼわかりました。

 とくに、増山さんのキャピキャピ発言はききとりやすくて、ありがたかったですね。

 というわけで、帰り際に、増山さんのポストカード(1000円)を買いました。

 「ラーメンともりそばとどちらがお好きですか?」と増山さんに聞かれ、「もりそばです」と答えたら、「それでは、もりそば無料券を差し上げます!」

 増山さんの子どもさんのお友だちのお母さんがしているお店、なのだそうです。


 というわけで、内容のあるレポートにはなりませんでした。

          

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死の現場 と 生の現場

2008-06-22 | 
 今月18日に「DAYS JAPAN」7月号が届きました。

 「DAYS JAPAN」には、世界の報道カメラマン、フォトジャーナリストから寄せられる写真と文が載っています。

 毎月(多分)、戦場の写真が掲載されていて、見るのがつらいこともあります。

 戦場では必ず人が死にます。

 「抜群の破壊力」を持つといわれるクラスター(収束)爆弾を、日本の自衛隊も持っています。

 「上陸してきた敵を掃討する」目的だそうです。

 人を殺すため。

 「うたごえ新聞」6月23日号、「空を見てますか」第656回で、作曲家の池辺晋一郎さんは書いています。

 「この残酷な兵器について、08年末までに禁止条約を作ろうというのが、昨07年2月に採択された「オスロ宣言」。参加49カ国中46カ国が賛成。何と日本は、残りの(つまり反対の)3カ国の一つ。」

 そして「原則では禁止、例外的には認めるが包含する小爆弾は10個以内、という決定が採択された。」というダブリン会議に触れ、「人間って、よほどのアホか・・・?これは大きな一歩ではあろうが、そこまで進むならなぜ完璧に禁止できない?ルールを作った上で戦争なんて、おかしいじゃないか。ルールを決めることができるのなら、戦わないというルールを作れ、と言いたい!」と。

 ほんとに!

 「DAYS JAPAN」の編集部も書いています。

 「戦争こそが非人道的なのであり、人道的な兵器などありえない。不完全な禁止条約を実効あるものにしていくために、すべての保有国、とりわけ米国、ロシア、イスラエルの参加が不可欠だ。兵器が禁止されるとすぐに同等の効果が得られる別の兵器に置き換えようとする考え方から脱却することこそ、戦争の犠牲者をなくす方法である。」

 「死の現場」というより、「殺される現場」からの悲鳴、絶叫、慟哭がきこえるようです。


 7月号の特集は「災害と生命(いのち)」。

 中国とビルマ(ミャンマー)です。

 中国の、瓦礫となった自宅の跡に立つ、あどけないけれど不安そうな表情の少女は、髪を青いピンで止め、「HAPPY Time」の文字のあるTシャツを着て、じっとカメラをみつめています。

 ビルマは、サイクロンによる被害からどう立ち直るのでしょうか。

 湿地や、やっと雨風をしのげるわずかな空間で生きる人々。

 援助の手は届いていないようです。

 「ビルマにとって今回のサイクロンは史上空前の大災害となった。人道的立場からの支援は絶対に必要であるが、飢えた人々を尻目に軍事政権のみを肥え太らせることがあってはならない。最大の支援国のひとつである日本が声をあげるべきだ。」(編集部)


 「暴力ポルノ アダルト・ビデオの中の犯罪」は、「人間性の死」です。


 ページをここまで繰ってきて、もう、胸の中がぐちゃぐちゃになってしまったところで、目に飛びこんだ写真。

 山本宗補さんの「産む歓び」が、救ってくれました。

 助産婦・矢島床子さんたちの手による自然出産の現場を撮影したものです。

 自宅で生まれたばかりの赤ちゃんを囲むお兄ちゃん、お姉ちゃんたちの、なんという慈しみ深い輝いた笑顔でしょう!

 この子どもたちは、お母さんの足元でずっと赤ちゃんの誕生を見守ったのです。

 その真剣なまなざしは、きりっとして美しくさえあります。

 もう一人の赤ちゃんは、2歳9か月のお姉ちゃんに見守られて生まれました。

 「お母さん、よくがんばったね」というお姉ちゃんの言葉は、何よりの祝福となったことでしょう。

 山本さんから戴いたメールに

 「赤ちゃん誕生の感動的なシーンと、矢島助産院で生まれた子どもを連れて年一回の新春会に参加した300名前後の母子集合写真が圧巻です。」

とある通り、まさしく「圧巻」です!

 はじけるような笑顔がみんなこっちを見ていて、しあわせ~です。

 けれど、山本さんのメールには

 「医療法19条改正によって、現代の産婆さんである開業助産師が廃業の危機に瀕し、妊婦さんが大病院以外に産む場所を選択できなくなる事態が起きつつあります。」

ともあり、気になります。


 この子たちの将来が、戦争だの、格差だの、貧困だのとは無縁であってほしいと思わずにはいられません。


 子どもたちの笑顔が消えないように!



          「DAYS JAPAN」

             http://www.daysjapan.net/index.html

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「被爆者の声をうけつぐ 映画祭2008」  (追記・訂正あり) (地図)

2008-06-16 | 催し物
 今年も、「被爆者の声をうけつぐ 映画祭2008」があります。

 私は、アニメ「トビウオのぼうやはびょうきです」を、この映画ができたばかりの頃に、観ました。

 キャラクターがとても可愛らしく、「死の灰」をかぶったトビウオ一家の悲しみを、静かに伝えてくれます。


     '''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''

     被爆者の声をうけつぐ 映画祭2008

       被爆者は予言者・人類の宝


   2008年7月4日(金)/5日(土)/6日(日)

   明治大学リバティタワー/全電通会館
     (JR御茶の水駅から徒歩5分)


    ■鑑賞料金 
      前売り 大人 1000円(3回プログラム券2700円) 学生・こども800円
      当 日 大人 1200円 学生・こども1000円


 7月4日(金) 18時15分~  明治大学リバティホール
   劇映画「純愛物語」
    お話/江原真二郎・中原ひとみ(予定)

 7月5日(土) 13時~  全電通会館ホール
   ドキュメント「世界は恐怖する」
   ドキュメント「原発導入のシナリオ 冷戦下の対日原子力戦略」
    お話/東野 真
 7月5日(土) 特別イベント(入場無料)    
   16時~17時45分 全電通会館ホール
    原爆症認定集団訴訟で明らかになったこと」
     ~残留放射線と心の被害~ 弁護団/証言者/原告代表
 7月5日(土) 18時30分~  全電通会館ホール
   劇映画「第五福竜丸」
    講演/大石又七

 7月6日(日) 10時~  明治大学リバティホール
   アニメ「トビウオのぼうやはびょうきです」
   劇映画「千羽鶴」
    お話/被爆者
 7月6日(日) 13時30分~  明治大学リバティホール
   アニメ「はとよ ひろしまの空を」
   劇映画「夕凪の街 桜の国」
    お話/佐々部清監督(交渉中)・日本被団協


■主催;明治大学軍縮平和研究所 被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会
■協賛;被爆者の声をうけつぐプロジェクト50 日本原水爆被害者団体協議会
■連絡先;〒169-0051東京都新宿区西早稲田1-11-5Y2ビル ウイング・コア内
■メール;eigasai@gmail.com  ■HP;http://hikakueiga.exblog.jp/
問い合わせ 共同映画(株)03-3463-8245
        ウイング・コア FAX 03-3205-8958
        独立映画センター 03-5827-2641


   ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''

 7月5日(土)「第五福竜丸」の講演は、事情により、大石又七さんから安田和也さんに変更になったそうです。
 どうぞ、ホームページをご覧ください。

          http://hikakueiga.exblog.jp/


   ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''

 有原誠治さんから、この映画祭のご案内(とても丁寧な!)に、会場までの地図を添付してくださいました。

 こちらです。


       



 松平晃さんからお知らせいただきました。

 初日、7月4日(金)、江原真二郎さん、中原ひとみさんのお話の前に、松平晃さんのトランペット演奏があります。
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韓国で 日本で

2008-06-13 | 暮らし
   太陽は墓地の上に赤く輝き

   真昼の暑さは私への試練なのか

   私は行く荒れ果てた荒野へ

   悲しみを振り捨て私は行く


 「朝露」という歌の一部です。

 
 アメリカ産牛肉の輸入再開に反対することに端を発した、韓国の「100万人大行進」の集会で、女性歌手・楊姫銀(ヤン・ヒウン)さんが予告なしで登場して、この「朝露」を歌ったそうです。

 かなり有名な歌らしいのですが、私は知りませんでした。

 1971年に大ヒットし、民主化運動の中で歌い継がれてきたそうです。

 歌い終えた楊さんは無言でステージを降りたと、きょうの しんぶん赤旗 に載っていました。

 これまでの韓国での集会やデモでは、武力による弾圧によって多くの死者が出たこともあります。

 それでも、主権者としての行動は止みません。


 こちら日本では、なんとも解せないニュースです。

 野党四党で提出した「後期高齢者医療制度廃止法案」が、共産党以外の民主党、社民党、国民新党の本会議ボイコットによって、予定していた昨12日に審議できなかったといいます。

 なんで?!

 提案しておいて、なんでボイコットするの?!

 与野党の攻防をしっかり見ておきたいと思っていたのに。

 私の夫は今年7月に(え、来月!)いよいよ後期高齢者になります。


 昨日は大阪で、

  医療制度に命の差別、なんでやねん!

  やめてんか!後期高齢者医療制度!

  なにが“長寿医療”やねん!!
  はよ死ね言うんか!

と、高齢者だって身体を張って行動を起こしています。

 へこたれてなんか いられますかいな!
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山本宗補写真展 など ご案内

2008-06-05 | 催し物
 例年より早く梅雨入りして、寒いような、蒸し暑いような日々です。

 皆さま、健康にはくれぐれもご留意くださいませ。


 きょうの一枚は、4月30日撮影の「しゃくなげ」です。
 今年は、去年同様、ちょっと寂しい花のつき具合でした。

          
          



 フォトジャーナリスト・山本宗補さんから、6月1日にメールを戴いていたのに、掲載するのが遅くなってしまいました。

 「転送転載歓迎」ですので、ご紹介します。

 私はどれかには行かれそうです。


          ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''


1:写真展「See You Tomorrow」(6月1日~28日) 
有楽町のFCCJ(日本外国特派員協会)内ギャラリーにて。
写真集「また、あした」などより30数点を展示。
FCCJに立ち寄る機会があればご覧ください。

2:市民メディアセンター=MediR(メディアール)が6月にオープン
メディア教育講座が開始されます。受講生募集中です。
5講座各8回。各講座定員15名。
受講料 : 1講座8回分 15,000円(オープン記念価格)
1講座8回シリーズ 各回原則 19:00~21:00
■「あなたも作れる短編ビデオ 3分ビデオ入門編」―撮影、編集、公開― ■
■「社会運動とメディア」■
■ わたし・わたしたちだから発信できること ■
■ 実践者から学ぶ 新しいメディアリテラシー ■
■ 実践―オルタナティブメディア ■

詳しくは市民メディアセンターMediRのホームページでご確認ください。
私は「実践者から学ぶ 新しいメディアリテラシー」、
第⑦会(8/28)の講師を務めます。
実践者の話 「一枚の写真で何を伝えようとするのか」

3:6月18日:「阿佐ヶ谷ロフト」イベントで共著者たちと出演します
三一書房Presents「見えないアジアを語る~国境とタブーを越える冒険者たち~」
(2008年6月18日、水)。OPEN18:30 / START19:30
¥1,500(本をお持ちでないお客様、飲食代別)。本持参者500円割引。
入場時に購入者も500円割引。
     http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi?year=2008&month=6

4:デイズジャパン7月号(6月20日発売)に助産師が介助する出産のフォトストーリーを掲載予定です。東京、国分寺で開業して20年をこえる矢島床子助産院に密着取材したものです。自宅出産と助産院での出産を撮影しました。
医療法19条の施行により、経験豊富な助産師さえも廃業に追い込まる可能性が高くなっています。「現代の産婆さん」の力を見直し、「病院出産が安全」という、産む側の意識改革も欠かせない問題です。


          '''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''

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写真展 『地球の上に生きる2008』

2008-06-03 | 美術・写真
 昨日は髪のカットで、鷺宮まで行きました。

 店長のSさんは間もなく40歳。
 今は休止していますが、バンド活動もしている、2児のお父さんです。

 Sさんが20代の頃からですので、かれこれ15年のおつき合いになるでしょうか。私は中野区に住んでいました。

 私の髪をセミロングからショートにしたのは、Sさんの同僚でした。

 わー、私、セミロングだったのですよねー。


 ヘヤーカットしたあとは新宿へ。

 きょうの二つ目の目的、「DAYS JAPAN」の写真展。

 へ行く前に、新宿駅南口の紀伊國屋サザンシアターへ、申し込んでおいたチケットを受け取りに行きました。

          


 そして、新宿駅東口のタカノビルへ。

 ちょっと疲れたので、5階にあるタカノフルーツパーラーでひと休み。
 マンゴーなんとかという冷たいデザートを食べました。ヒャッコイ!ヒャッコイ!!おばさんには毒ですねぇ。

 でも休憩したおかげで、「ロスジェネ」を読み終えることができました。


 さて、4階へ降りてやっと写真展です。


        『地球の上に生きる2008』

 「DAYS国際フォトジャーナリズム大賞が第4回を迎えました。
 入賞作品の数々は新しいフォトジャーナリズムの息吹を感じさせ、同時に、私たちが生きる地球のさまざまな問題を訴えかけています。地球の上で繰り返される悲劇と絶望、しかし、決して忘れてはならない未来への希望。
 それこそ、世界の第一線で活躍するフォトジャーナリストたちが皆様に伝えたいと思っていることです。
 今、地球上で何が起こっているのかをその目で確かめてください。
 会場でお待ちしています。」       
                       (チラシより)


 「DAYS JAPAN」誌上で見ている写真なのですが、大判の写真はやはり迫ってくるものがちがいます。

 「地球の上に生きる」ですから、美しい紅葉もあります。
 が、急速に変化する地球環境ですから、美しいだけではすみません。

 何もわからずに、DNAによって生き、伝えている動物たちの、戸惑ったような、呆然としているような表情。

 「極寒の北極海を何日も休まずに泳ぎ続け、ようやく浮氷に乗って」いるホッキョクグマを囲む青い海と氷は美しい。何も知らなければ・・・。

 地球の様子を変えているのは、多くは人間でしょう。

 その人間は地球の上で、命を奪い合う行為をまだ続けています。

 犠牲になった人の姿を見るのはつらい。
 でも、見なければ。

 女性への無理解や差別もなくなっていません。

 貧困は、その深さを増しているように見えます。


 今年、第4回のDAYS国際フォトジャーナリズム大賞 DAYS特別賞は、アドリース・ラティーフさんの「治安部隊に射撃され、街頭に倒れる日本人ジャーナリスト長井健司さん」でした。

 長井さんと兵士、群集の動きがはっきり捉えられています。

 胸がしめつけられた4枚の写真です。

 よく目にした写真は4枚のうちの2枚目、http://blog.goo.ne.jp/kunchi_2006/e/26ab10f756a9a67cae3dc35cbdf7c7c2
のチラシにあるものです。

 1枚目。
 撃たれて仰向けになった長井さんが頭を少し上げて、撃った兵士を見ている。

 2枚目。
 カメラを持った右腕を上げている。

 3枚目。
 立ち去ろうとしている兵士の姿を、倒れたままカメラで追っている。

 4枚目。
 力尽きて、カメラを右手から離し、仰向けで口を開けている。(無念の表情に見える。)

 この写真はこのあと、ピューリッツァー賞も受賞しました。


 「DAYS JAPAN」の表紙にはいつも

   「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」

   「一枚の写真が国家を動かすこともある」

の文字があります。



 この写真展は6月19日(木)までです。

        http://blog.goo.ne.jp/kunchi_2006/e/26ab10f756a9a67cae3dc35cbdf7c7c2



       「DAYS JAPAN」

            http://www.daysjapan.net/index.html
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