さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

蕎麦をすする音を、高らかに響かせたなら。

2009年03月18日 02時35分24秒 | 食べ物の話
去年、王理恵(王貞治の娘さん)が、
某医者と婚約解消した時に、
「そばのすする音が嫌だった。」と言ったとか言わないとか、
マスコミで話題になりましたが、
自分は、おいしい蕎麦ほど、ずるずると音を立てたくなります。

そばが好きな人は、たぶん、風味だとかいろんな要素があって、
つゆにつけずに、味わって食べたり、
音を立てることは、決して通な食べ方ではないと思いますが、
自分にとっての蕎麦のすする音は、
たぶん、「おいしく食べている」という合図というか、
そば職人への拍手だとか、
そんな意味だと思っています。

画像は、静岡県下田市敷根「いし塚」で、せいろ。

この日は、伊豆半島に相方さんと小旅行。近年、人気が出て有名になった、
河津桜はすでにピークを過ぎ、菜の花畑になってしまっていましたが、
下田では、歴史ある風情ある街並みに、古い温泉旅館の立ち寄り湯と、
のんびりモードの一日でした。

旅行ガイドに載っていた「いし塚」は、
平日は昼のみの営業。場所も旅行客が多い場所からはちょっと離れていて
営業スタイルからして、いい感じがしたので、
迷わず「昼飯はここ。」と俺が勝手に決めたのですが、
これが大当たり。

メニューは、ご飯ものが一切なく、
腹が満足するかは不安ですが、うまさでいえば、これは反対に、期待大。

細いのに、とてもコシがあって、
舌の上を通って喉へ抜けた時の食感がたまりません。
細いからつゆともよく絡んで、
ずるずると啜った時に跳ねるつゆから香る香りが
鼻先をくすぐります。
蕎麦湯のためにつゆは残しておきたいと思うのですが、
それを許してくれない、めんとの絡みと、のど越しのよさ。
あっという間に完食です。

でもですね、食いしん坊の男の子にはちょっと足りません。
いつだって本格的な蕎麦屋ほど、量は少ないもの。
そこはですね、暖かい蕎麦を頼んで、
暖かい蕎麦と冷たい蕎麦、両方食べるのが、必須です。

今回は天ぷらそばにチャレンジ。
大ぶりの海老がぷりぷりと、そして、
衣が、ゆずがふわっと香るつゆを吸ってくれます。

お店特製の七味唐辛子が、また辛すぎず、ぴりっとよい香り!
ねぎにわさびに七味と、食べるごとに薬味を足していけば、
その味の変化で2倍3倍にも楽しめます。

一番のお勧めは鴨蕎麦だとか。焼いたネギが香ばしそう!
東京の有名店に引けを取らないような、おいしい蕎麦屋で、
腹一杯で満足の昼飯でした。

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