さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

「はじめてのおつかい in Laosその5 エクスプレスバスでビエンチャンに向かうの巻」

2011年02月06日 11時58分01秒 | 旅行

1月中旬から、9日間、ラオスへ行ってきました。

もし興味ある方は、しばらくは、旅行の話にお付き合いください。

今回は、6日目と7日目。ルアンプラバン~バンビエン~ビエンチャンでのお話。

画像が多いの重たいかもしれません。

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1月20日。朝8時。ラオス・ルアンプラバン。

今朝は托鉢の様子を早起きして見てきたあと、屋台で、朝食のサンドウィッチを食べていました。

美味しかったので、バンビエンへ向かうバスの中で食べる分で、もうひとつオーダーです。

お客さんが作るのを待っていると、立て続けに、お客さんがやってきて、

こちらのお父さんの屋台は、大忙しでした。

フランスが宗主国だった国には、フランスパンを使ったサンドイッチが広がっていますが、

ラオスでは、チキンもしくはツナなどメインの食材に野菜をはさんだ、シンプルなものが多かったです。

特に、チーズ(たぶんクリームチーズ)とチキンの組み合わせがおいしかったかな。

料理も鶏肉を使ったものが、一番おいしかったように思います。

ゲストハウスに戻って、荷物を背負って、フロントの男の子にお礼を言って、出発です。

さあ、バスターミナルへ。

ラオスのバスターミナルは、町の外れにあったり、また方向別に何か所かにあることが多く、

ルアンプラバンも、南方面行きのバスターミナルまでは、中心街から離れており、トゥクトゥクを使わないと、行くことができません。

バスは、こうした、バスターミナルから出るものもあれば、旅行会社が仕立ててホテルの前から出るツアーバスなどもあり、

また、バスの大きさや設備によって、値段が違ったりします。

バスの時刻表らしきもの。たぶん一部の路線だけだと思われます。

チケットを買って、バンビエン行きのバスに乗りこみます。良く見ると、チケットには座席番号が入っているのですが、

自分の座席のところには、大きな荷物を置いて寝ている女性が…

別の座席にとりあえず、陣取ります。バスの出発時間は9時半。まだ余裕があるので、ちょっと周辺をぶらぶらと。

画像のビエンチャン行きVIPバスは、9時出発ですが、ちょっと遅れて出発。10時間から11時間かかります。

軽食がついたり、中にはトイレの設備があり、ノンストップでビエンチャンに向かうようです。

バンビエン行きのエクスプレスバスも、大きな荷物を抱えて乗り込むお客さん多く、通路にもバックパックの山が。

出発時間を少し過ぎて、出発です。

 

ビエンチャン~バンビエン間は、約7時間。高速道路が整備されていれば、そんなに時間はかからないのでしょうが、

日本で言えば、山間部の国道の旧道のような道路をスピードを上げたりゆっくり走ったりします。

すれ違いには窮屈ではなさそうですが、かなり高いところを走るので、気をつけないと、谷底に落ちてしまいそうです。

それよりも、気になったのは、道路沿いにある、村。

どうやって生活の糧を得ているんだろうというような所にあったりします。

 

 

刈ったススキ(?)を乾していたり、これは何にするんだろう?というような光景もあって、

英語が話せれば、たとえば、バスの車掌さんなどに、もっといろいろ聞けるだろうなと思うこともありました。

さて、トイレのついてないバスは、トイレ休憩があるのですが、アナウンスがあるわけでなく、

突然、道路の脇に停車し、ドアが開きます。

えっ、ここで?というような場所で、女性のお客さんはちょっとかわいそうです。

バスが止めやすいからなのか、用が足しやすいからなのか、どっちなんだろう?…と思っていたら、

日本人っぽい乗客が一人、バスから降りてきました。

くまぞー「日本人の方ですか?」

乗客「はい。」

くまぞー「さっき、バスの屋根に積んだバックパックにこいのぼりのアクセサリがついていたんで…」

聞けば、上海に留学している男性で、中国・昆明まで列車で来て、

バスでラオスに入国して、ビエンチャンを経由してバンコクへ向かうのだとか。

自分も今回の旅行では昆明から景洪を経て、ラオスへ入るルートを一度検討しましたが、

9日間の休みでは、ほとんど移動になってしまうのと、飛行機のチケットが、ちょっと値段が高くなってしまい、断念しました。

旅行客「旅行会社でバスを手配したんですけど、トゥクトゥクのピックが遅れて、9時のバスに乗れなかったんですよ」

どうやら、交渉したら、このバスに乗ればよいと言われたとか。

ドライバーがクラクションを鳴らし、トイレ休憩が終わり、再びバスが出発です。

お昼12時過ぎの休憩は、ちょっとした売店のあるところで、先ほどの日本人観光客の方と、雑談タイムです。

バスは、午前中から、ずっと山間部を上って下っていましたが、午後のトイレ休憩をすぎたら、

だんだんと下って行っているよう。ダイナミックな山のシルエットが、はっきりと見えるということは、

かなり、山から下ってきたのでしょう。

午後4時半。バンビエンのバスターミナルに到着。全員降りるのかと思ったら、どうやら、

そのままビエンチャンに向かう様子。

日本人観光客「これで今日中にビエンチャンに着けますよ」

くまぞー「良かったですね。お気をつけて!」

ここから、ビエンチャンまでは、さらに4時間くらい。長旅を案じて別れを告げて、

僕は、トゥクトゥクの乗合で、町の中心へ向かいます。

バンビエンは、1970年代、王政側と共産勢力側との内戦で、

アメリカ軍が飛行場を作り、爆撃の為の基地があった町。

アメリカ軍の撤退の後は、なぜか、そのまま滑走路跡が残っているのですが、

今では、ナムソン川をゴムタイヤのチューブで下るアトラクションやバルーンで空を飛んだりと、

リゾート地的な場所となっているほか、バーやクラブ的な場所もあり、夜遅くまで観光客で盛り上がるようです。

到着したのが夕方で、すでにゲストハウスは、満室が多く、良い部屋を探すのに一苦労。

うろうろしていたら、ちょっとむっちりした太めの欧米系のおっちゃんに「どこ探してるんだい?」と

声をかけられました。

男「ほら、ここなら、50000キープだよ。」

と言って部屋を見せてくれたので、じゃ、ゲストハウスにしてみようかと、思ったのですが、ここも今日は満室。

くまぞー「ここのゲストハウスも満室なんですよ」

男「どこも空いてなかったらルームシェアしてあげるよ」

と会話しているそばから、実は、上半身裸でビールを飲んでるおっちゃんの胸毛が腕に触れ、

気持ちはグラグラしていました。

実はあとから、iPhoneのゲイアプリを立ち上げたら、このゲストハウスに、外国人が泊っている様子。

妙に親切だったし、もしかしたら…まあ、そんな淡い感じのまま、この日は、ちょっと高めの別のゲストハウスを確保しました。

夕方、飯を食うところを探していたら、スローボートで会った、日本人の男の子と再会。

どうやら、今日バスで一緒だった日本人と同じく、やはりトゥクトゥクのピックが遅れて、バスターミナルまで一緒だったようです。

みんな同じようなルートを移動するので、タイミングが良ければ、所々でこうして、顔を会わせることになります。

 

翌朝、町を一周し、メインストリートの食堂で、朝ご飯。

韓国か中国の団体旅行客が先ほどまで大勢で食事をしていたので、近づいてみたら、

おいしそうなお粥だったので、即、オーダー。

揚げたニンニクとねぎのトッピングがおいしくて、2杯食べてしまいました。

さてさて、ゲストハウスに戻って、荷物をまとめ、さて、今日も、出発です。

 

ラオスでは、ぼったくりをする人がいなかったのですが、バスターミナルに向かうトゥクトゥクの料金の支払いで、

初めて、ぼったくられそうになりました。昨晩泊ったゲストハウスでも、チェックインしただけで、チップを求めらたり、

当たり前かもしれませんが、町によって、少し気質が違うのかもしれません。

10時のバスだったので、9時には、昨日到着したバスターミナルに向かったのですが、10時を過ぎても一向にバスが来ません。

同じバスに乗る外国人も、ちょっと暇持て余し気味。

バスターミナルからは、五月雨に、いろんな乗物が出発していきます。

やってきたバスからお客さんが沢山降りて、ルアンプラバン行きのバスに、乗り込みました。

どうやら、その乗客たちが降りたバスに、乗り込むようです。さあ、出発…と思ったら、あれれ、町の中心で乗り換え??

しばらくしたら、空き地に停車し、降ろされ、違うバスに。

乗り換えたバスには、すでに乗客がたくさん待っていました。

 

…「地球の歩き方」のほうには、1か所しか載ってないバスターミナルでしたが、

英語のガイドブックには、もひとつ町の中心から歩ける場所にバスターミナルが載っていて、それを見落としていた!

これなら、わざわざ、あのトゥクトゥクに乗る必要もなかったなあと後悔。

ガイドブックを良く読むと、バスターミナルが、方面別でしっかり別れているようではなかったので、

どちらのバスターミナルからでも、乗れたのかもしれません。

 

そんなわけで、結局、午前10時半ごろ、バンビエンを出発。

最初は少し山間部を走りましたが、そのうち、両サイドには、民家があまり途切れず続くようになり、

そして、それまでは見ることができなかった水田も。

写真にはうまく撮れてないですが、一面に稲の鮮やかな緑色が広がる風景は、

田んぼの匂いが漂ってきそうなくらい、美しいです。

次第に、市街地に近づくと、外資系の飲料メーカーの看板や、ガソリンスタンド、

そして中国の車のメーカーのディーラーなど、首都に近づいている雰囲気が伝わってきます。

バンビエンを出て、約4時間。T2バスターミナルに到着。

町の中心のゲストハウス街まで、ローカルバスで向かいます。

 

さてさて、中心街で、最後の手持ちの現金100ドルをラオスキープに両替。

今日の宿泊先をさがしてうろうろしていると、昨日バスで会った、上海からやってきた日本人観光客と遭遇。

くまぞー「あー!こんにちは!」

観光客「今着いたところですか??」

まちかどで、バンビエンの雰囲気の話や、ゲストハウスの相場の話など情報交換をしたのですが、

もっとゆっくり話したくなって、夕飯を一緒に食いに行くことを約束。

夕方6時に、同じ場所で待ち合わせの約束をして、お別れです。

ゲストハウスも、お手頃なお値段の場所が見つかり、これで残り3日になったラオス滞在も、ゆっくり楽しめそうです。

 

ビエンチャンは、ラオスの首都ですが、人口は70万人ほどしかありません。

さすがに車やバイクは多いですが、タイやベトナムほどではなく、

ルアンプラバンでは見なかった信号機が、ビエンチャンで初めて見れました。

日本の交差点の信号機とはちょっと違い、交わる道路の上り下りごとに4回に分けた青信号で車が交差点に進入してきます。

また、ラオスに来て初めて高い建物を見ましたが、それほど高い建物はなく、多くが4階から5階建て。

自分が泊ったゲストハウスは4階建てですが、エレベータはありませんでした。

それでも町の中心にあるショッピングセンターは、エスカレータやエレベータがあり、少し都会の雰囲気。

ルアンプラバンにはリゾートホテルこそありましたが、ビエンチャンには国際会議で要人が宿泊できるようなシティホテルもあり、

もちろん首都の役割を果たす、官庁街や、各国大使館、迎賓館などもあり、

そんな街並みに、寺院が点在し、町の品格が漂ってきます。

コンビニエンスストアのような店も、何件かあり、もちろん飲食店も、格式ある日本料理店もあれば、

ベーカリーカフェに、インド料理店、また屋台でも食べれることができ、バラエティ豊かです。

 

ぐるっと一回りして、ゲストハウスに戻り、先ほどの日本人観光客と待ち合わせです。

くまぞー「夕陽の時間…間に合わなかったかな」

観光客「夕陽、沈んじゃいましたよ」

くまぞー「でも行ってみましょうかー」

久しぶりの東南アジアであること、ここ数年は、沖縄本島や重山の島々が好きで回っていること、

仕事の話など、いろんな話をして盛り上がりました。聞けば、彼が沖縄出身だとか。

メコン川沿いの屋外レストランでビアラーオ飲みながら食事して、夜は更けて行きます。

夜9時近くまで話したでしょうか。最後にメールアドレスを交換して、お別れです。

明日は、ラオス滞在最終日。

ビエンチャンの街歩きを楽しみに、ベッドで眠りにつくのでした。

 


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