三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

私のアルバムをみた、京都で

2011-09-29 21:32:25 | ちょっと遠くに行きました。
〈9月19日の食事〉
朝:ピザトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト 温野菜サラダ コーヒー
間食:八つ橋クレープ @京都駅
昼:オムライス @京都国際マンガミュージアム内カフェ
夜:木の葉丼 赤だし お新香 @生そばもり平・京都駅内

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この日より、4日ほど旅に出た。
人と興味を合わせにくいどころか、自分だけが観たいもの中心でまわる一人旅である。

一日目は、京都へ。
行き先は京都市内にある、京都国際マンガミュージアム。
途中で抜け出して行きたいパン屋にも行くけれど、ここで日がな過ごすのだ。
結果、せっかく京都にいながら寺社や城などを見に行かなかったのだから、八百万の神の中で観光の神様などいらっしゃったら、怒り心頭かもしれない。
それであの雨というのは出来過ぎた話か。

だからして飲食も、昼はミュージアム内のカフェで。
京都っぽいものといったら、八つ橋クレープを食べたくらいか。
米粉ベースの生地に、豆乳クリームと抹茶とあずき、クラッシュした八つ橋が入ったクレープは、あっさりしていてとても美味しかった。
あとは強いて言うなら、木の葉丼もデイリーポータルZにて、関西方面の味だったはずだと覚えて選んだので、それもまあ観光らしさはなきにしもあらずなのである。
しかし、マンガミュージアムもデイリーで知った施設なので、つくづく私の興味の土台ってデイリーなんだなあと思う。

して、マンガミュージアムだ。
五万冊以上の蔵書を誇るこちらは、海外のマンガや日本のマンガが外国語に翻訳されたもの、60年代当時に出版された貴重な本や、はたまたマンガ原稿だったりと、資料的価値も充分なのだが。
なんといっても魅力なのは、その蔵書の殆どが自由に読めることではないだろうか。
そして、読む場所が制限されている本もあるが、基本的に館内のどこででも蔵書を読んでよく、晴れていたら中庭の芝生の上で読んでもいいのだ。
これで、当日限り再入場可で、大人料金800円なんである。
なんだそのパラダイス。
もし京都に住まいがあったら、終電を逃した以外の理由で漫画喫茶に行かなくなると思う。

圧巻だったのは、年ごとに区切って、その年に始まった代表的な作品や雑誌が集められた本棚。
これが噂に名高い「COM」かあ、と手に取れば、ゲゲゲの鬼太郎と巨人の星のコラボレーションが載っていたりするのである。
好きな作家のエッセイに出てきて、名前だけは知っていたが…という作品が、目の前にあるのである。

私が生まれて、物心つくようになってからの作品は、ただただ懐かしいばかり。
始まった年別に分かれているから、その時の年齢を数え、思い出とリンクさせることも可能。
私が写っていないだけで、これはほぼアルバムと言っても差し支えないと思った次第である。
そういえば私はキン肉マンネタを思い出しやすいのだが、連載が始まったのが私の生まれ年なのだ。
奇縁を感じたと記しておく。

所有スペースに限界があるからあまり買わないだけで、私はマンガが好きなんだなあと思い知ったこの日。
閉館までミュージアムに居て、ホテルに辿り着いた頃にはひどい雨だった。
この雨がこの後どうなってゆくのか、この頃はまだ知らない。

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この日の旅のアルバムはこちら。(facebook内写真リスト)

コクリコ坂から、風にのって

2011-09-28 22:03:20 | 食とレビュー
〈9月18日の食事〉
朝:ピザトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:4種のデリ+五穀米ご飯(さんまのおかず、鶏肉の冷製のおかず、ナスカレー、カボチャとさつまいものサラダ) @Meal&Cafe MUJI 青山店
間食:映画館でラテとポップコーン
夜:バーニャカウダ チキン&チップス サッポロビール @SHINO・大岡山

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待望の、無印カフェで選べるデリご飯。
舌にも身体にも美味しい味、ご馳走様でした!

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「コクリコ坂から」を観てきた。
未見の方のためにも内容を詳しくは書かないが、ホロリとさせられる、いい映画だった。
特に、喪失の記憶のある人にはぐっと来る話だったと思う。

さて、話の本筋とは関係ないところで目に留まったのは、台所道具の数々である。
主人公の女子高生は、炊事担当として下宿を切り盛りしているといった役どころ。
そんな彼女の使う道具の一つ一つが、スローライフを提唱する雑誌に載るような、本格的なものばかりだったんである。

だがしかし、特に素敵な生活とやらを狙ってそうしている訳ではなく。
物語の舞台となった昭和30年代は、単純にそういう道具が活躍していた時代だったのだ。
便利を追及した結果、道具からは見た目にも使うさまにも野暮さは堆積するばかりで、手間隙かかってもちゃんとした道具を使いたい…といった願望は、素敵な生活を夢見ているようにみえて、原点回帰だったのか。
「一周して、キてる」って、これか。
目から鱗の思いである。

その他劇中には、昭和50年代生まれの私にもギリギリ記憶があるような、今は見ない懐かしいものが溢れていた。
蝿とり紙とか、駅員さんが切符を切ってくれる改札だとか。
蝿とり紙、子どもの頃は食卓の天井からぶら下がっていたなあ。
取り替えるのを不精していると、粘着部分が飽和を迎えて、取れた蝿が落ちてくるんだよね(汚い話ですみません)。
いつの間にかそうそう蝿を見なくなり、これまたいつの間にか天井からは蝿とり紙は消えたのであった。

懐古的な作品にぐっとくるようになったのは、三十路を超えたという証拠なのだろうな。
ツイッターで90年代の曲の映像がリンクされると、好きな曲でもそうでもなくても飛び付いちゃうもんな。
この先、次は何に鼻がツンとくるのか。
楽しみなような、恐ろしいような。

はとバスぽっぽ、東京を動く

2011-09-27 21:38:32 | ちょっと遠くに行きました。
〈9月17日の食事〉
朝:崎陽軒のシウマイ ねんりん家のバウムクーヘン三種(しっかり芽・プレーンとショコラ、やわらか芽・プレーン)
昼:天ぷら定食(天ぷら盛り合わせ、ごはん、味噌汁、煮こごり、茶碗蒸し、お新香) @葵丸進・浅草
間食って言っていいやら:隅田川ヴァイツェン @隅田川の上
間食:ショコラアメール ブレンドコーヒー @FLOのカフェ・大丸東京店内
夜:蒸し野菜 長野の地ビール

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かたい「しっかり芽」のショコラバウム、かなり自分好みでした。

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母を東京に迎えての二日目は、はとバスでの東京観光である。
観光ベタな私達を、こう解決した妹のプラン。
グッジョブ。

コースは、東京駅を発ち、東京タワー、浅草を廻って、浅草から日の出桟橋まで、隅田川をクルーザーで下るというもの。
中々王道な東京観光である。
特に浅草は、今まで昼間に一度も行ったことがないから楽しみだ。

東京駅は午前9時台の出発となる。
欠伸を噛み殺して集合場所に赴けば、いるわいるわの人・人・人。
はとバスの予想を超える定着ぶりに目を見張る。

東京タワーはこれで三度目なのたが、イメージキャラクターのノッポンには初めてご対面したと、その喜びを記しておく。
ノッポンはデジカメの顔認識に引っ掛からなかった、と意地悪なことも記しておく。
いやあ、可愛かったですよ。

浅草に移動。
昼間に行ったのは初めてということは、従って仲見世通りを歩くのも初めてなのであった。
軽食をつまんだり、雑貨を手に取って悩んだり。
これにぴったりの言葉は、そうだ、にぎやかし、だ。
にぎやかすの、楽しい!
美味しかったしょっぱい味の雷おこしは、親戚へのお土産として母に託した。

昼食は天ぷら屋にて。
天ぷらもさることながら、茶碗蒸しが美味しかったなあ。
店内の貼り紙で天丼の写真を目にし、そういえば天丼って食べたことないなあ…と気付く。
こういった、個々では食べたことがあるけれど、組み合わせた状態では実は食べたことがないものって、結構あるのかもしれない。

クライマックスは川下り。
この日は日射しがきつくて暑くて、お腹いっぱいだったにも関わらず、たまらず船内ではビールを飲んだ。
さすがは隅田川添いにビルがそびえるアサヒビールの作る限定地ビール、隅田川ヴァイツェン。
抜ける風に心地よいのど越しであった。

日の出桟橋から東京駅まで、またバスで。
母の乗る新幹線を見送った後は、妹とお茶をした。
何だか食べてばかりの一日だった。
後々書き出すと自分の食欲にげんなりするけど、こういう楽しい日っていとおしいし大切ですよね。

はとバスは思いの外面白く味をしめたので、また機会をみて楽で楽しい旅に出ようと思う。

初めてのお客様

2011-09-27 10:53:42 | 食日記
〈9月16日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+豆乳
昼:アボカドのサンドイッチ 焼きカレーパン スコーン(以上、ベッカライ・ヒンメルで購入) プリン ノンシュガーのラテ
夜:母、妹と。有機野菜のサラダ 串焼き三種(もも、せせり、レバー) 鶏の唐揚げ・甘酢がけ 海老チーズ春雨 ナスのおかず 焼きしいたけ 秋刀魚の釜飯 琥珀ヱビスなど @庵弧 三宿店

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母が出張で横浜までやってきた。
月曜まで休みなのだし、たまにはゆっくり、娘2人が暮らす東京で過ごしてごらんなさいよ。
という訳で、母を東京駅まで出迎え、私達が好きな居酒屋へと誘った、一日。

東京駅では、初めて大丸にも立ち寄った。
何でも、食品街に入っているねんりん家という店のバウムクーヘンがとても美味しいらしく、妹がどうしても買いたいのだという。
時は金曜夕方、東京駅に直結した立地とあって、出張土産なのか帰省土産なのか、いやあ売り場の混んでいること。
それだけ人気ならと、否が応にも期待は高まるというもの。

並んで買って、池尻大橋に移動。
「庵弧」へは何度も行っているが、初めて三階に通された。
なるほど三階はテーブル席となっていて、今までは2人で行っていたからカウンター席のある二階に通されたのかと合点。
三階への階段は急だから、飲み過ぎないように気をつけないと。
転ぶのは得意技だ。

庵弧に行くのも久々なら、レバーの串焼きを食べたのも久々だ。
中がトロトロで、半生の。
やはり美味しい!
秋刀魚の釜飯も、動かぬ美味しさ。
3人でしばし舌鼓を打つ。

店を後にしたら、今度は我が家に移動。
同居人がたまたま留守にしているのをちゃっかり利用して、母と妹が泊まりに来るのだ。
狭い狭い前の家は非難ごうごうだったが、2人で都心から離れて住む2DKには、さすがに「これならヨシ!」とお墨付きいただきましたよ。
ていうか、何で家族にお伺いたてなきゃいけないの…

腰をつけて落ち着いたら、先ほどのバウムクーヘンでお茶をいれる。
色々なものを買った中、「生」という種類のものを。
従来のものよりも柔らかいのであろう「生」、本来なら私はどっしりした生地が好みなのだが、これはこれで、凄く美味しい。
行列の理由も分かった。

そして、ゆっくりしながらも軽く違和感を覚えていたのだった。
この3人が揃って寛ぐという状況ながら、ここは宇都宮の実家ではなく東京。
そして考えれば、初めてお客さんを迎えているのだ。
初めてづくしの状況に、不思議な印象を受けているのだな。
椅子が二脚しかなかったり、はたまたソファーに合うようなサイドテーブルがなかったり。
色々と至らない部分が多く、招き上手になりたいもんです。

こうして夜は更けて。
休みはまだまだ続く。
(けれど休み明けに書いているという悲しさ…)

彼女のこんだて帖を読んだ

2011-09-26 10:40:20 | 食とレビュー
〈9月15日の食事〉
朝:ピザトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:パスタランチAセット(キャベツとパンチェッタのトマトクリームパスタ、サラダ、コーヒー) @bimbumbam PRIMO 飯田橋ラムラ店
夜:メカジキのカレー ナン チャイ @スルターン・飯田橋

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相変わらず、食にまつわる本を読む頻度が高い。
この日は角田光代さんの「彼女のこんだて帖」を読んだ。

テーマが「食」の短編小説集。
リレー形式になっていて、一作目の主人公が二作目ではサブキャラになっていて…と、一つ一つの話は独立しているものの、どこかで連鎖しているのが特徴だ。

この作品が、しみじみと好きだ、と思う。

食が人と人との関係を緩やかにする。
人と人との関係を修復さえする。
自分の気持ちをぶれないように正す。

現実ではそんなに上手くいかないかもしれない。
短編集である分余計に、手短に解決したなあ感があるのは否めない。
が、一方で、案外世の中もそんな風にシンプルに出来ているのかもしれないと思う。
さして特別なものがない自分の人生だって、振り返れば、何らかの思い出が刻まれて忘れられない味となった献立なんて結構あるのだ。
なんてことない一品でも。

リレー形式をとった今作は、最後の話に一話目の主人公が出てきて終わる。
悲しみの底にいた彼女が、新しい一歩を踏み出したのだと分かる。
目頭が熱くなった。

読後感の似た漫画『女の子の食卓』ともども、大切にしたい一冊となった。

私はそれがゆるせない

2011-09-25 10:28:19 | こんなものを食べてみました。
〈9月14日の食事〉
朝:ピザトースト(ナス、パプリカ) フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、味噌漬け豚とゴボウ炒め、キャベツと小魚のおかか和え、卵焼き)
夜:レトルトカレー・秋野菜とキノコ

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工場でライン生産した市販品だろうと、ひとの作ったものに苦言を呈するのは得意ではない。
商品である以上、誰かが責任をもって「この味はひとに食べさせて大丈夫」というジャッジを下し、まわりまわって私の元に置かれているのだ。
美味しく感じなくても、単に口に合わないだけなのだ。
それを不味いと称するべきではない。

が、これだけは言わせてくれと思ったのだ。
私はレンコンが好きだ。
カレーも好きで、あれはほぼ国民食だと思って食べている。
その2つが合体したレトルトカレーなんて、合わない訳ないだろうと、半ばウキウキしながらレジに持っていったのだ。

それがどういうことでしょう。
君は芋になったおつもりか、と問い質したくなるようなレンコンの歯ごたえのなさよ。
シャキッとしてこそ君だろう。
一体ぜんたいどうしたって言うんだい。

私は「最後の一口」は好物で終わらせたい派である。
本来なら、レンコンがその役を担う筈だった。
が、理想とのあまりの掛け離れっぷりに、早々にレンコンを食べ終わらせたのだった。
最後の一口は、カレーのかかったご飯、となった。

ひとの作ったものにケチをつけるのは美しくない振る舞いだ。
増して、こういうスタイルで、世に公言するだなんて。
だが言わずにいられなかった今回。
食べ物の恨みはげに恐ろしいことよ。

白菜のおかか和えよ仲間になれ

2011-09-24 22:37:57 | 作りました。
〈9月13日の食事〉
朝:目玉焼きトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚と野菜のきんぴら風、白菜おかか和え、大根とがんもどきの煮物)
夜:枝豆のパン カレーパン チョコデニッシュ(以上3点、WHOLESOME川崎店で購入) 紅茶

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女性誌を眺めていた。
ある飲食店のレビューに、「白菜のおかか和えなどの家庭料理が並び…」とあって、手が止まる。
当たり前のように書かれているけど、その料理を知らないな、と思ったのだ。

同時に、もし作るのが簡単で美味しいなら、弁当のおかずのレパートリーも増えるのでは、という計算も働く。
うまい具合に冷蔵庫には白菜もあるし、鰹節もある。
まずは調べてみましょうか。

と、便利なのはやはりクックパッド。
さくさくと「白菜のおかか和え」のレシピが検索され、並んでいく。
中でも簡単なやり方に目が止まった。
適度な大きさに切った白菜をさっと茹で、水を切ったら、めんつゆで味付けしておかかをまぶして混ぜるだけ。
悩むまでもないほどに簡潔だ。

では早速。

茹でる代わりにシリコンスチーマーにぶち込み、レンジで加熱する。
さらしの上にまとめ、熱さを物ともせずに絞りあげる!
いやいや、熱いもんは熱い。
手を真っ赤にしながら、休み休み絞る。
水気を絞り取ったら、残る葉物のこじんまりしたこと。
余談だが、これ栄養素もかなり搾られて無くなってしまうんではないですかね…。

と一抹の不安がよぎるも、先を続けましょう。
1/4カットの白菜の葉4枚ほどに対し、めんつゆは大さじ一杯ほど。
鰹節は適当に。
混ぜたら完成、本当にこんなに簡単に出来てしまってよいのですね…。

でまた、食べたら美味いんである。
醤油とだしのしみた白菜に不味さが宿る訳もないのだが、にしたってしみじみと美味い。
こんなに簡単に出来るなんて…と同時に思うのは、「こういう味が好きだからこそ、日本人はこれが簡単に手に入る道を試行錯誤の末に取得していったんだな…」ということ。
素晴らしきかな日本の食文化。

当初の目的、弁当のレパートリーへ、は無事に完遂できる見通しだ。
何気なく書いたであろう、雑誌のレビュー様々である。

午前4時の朝げ

2011-09-24 11:41:07 | 食日記
〈9月12日の食事〉
朝:何らかのトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚と野菜の塩麹焼き、大根とがんもどきの煮物)
夜:エビのトマトカレー ナン チャイ

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もう終盤になるが、休めなかったお盆の振替として、長い休みをいただいている最中だ。
連続する9月の2つの連休も上手くを利用しての、怒涛の11連休!である。
世間様は立派に働いている中での休みであるから、当然、周りに対してのご迷惑は最小に食い止めないといけない。
仕事は全て15日までに終わらせなくては。

そんな訳で、翌週にも散らせばなんてことない分量の仕事も、前の週に全て持ってくれば中々の濃度になる。
ゆえに週始まりは、午前4時台起きのスタート。
早起きして始発で行こう!という算段である。

ところで私は、よほどの事情がない限り、朝ご飯を済ませてから家を出たいタチなのだ。
朝から胃は活発に動いており、何も食べないと通勤電車の中ですら体力が持たない。

だからこの日の朝は4時台に食べ、そこは何てことないのだが、問題は昼食である。
生活リズムをなるだけ崩すまいと誓い、昼をいつものように12時台に摂ろうと思ったのだが、いやあ午前中に腹の減ること。
考えたら、いつもは8時台に朝食なのだ。
それだと、朝食と昼食の間は約4時間。
対してこの日は、ゆうに6時間。
そりゃあ腹も減るだろうて。

腹が減ると、気が遠くなるのも意味が分からない。
満腹感で眠くなるのはよくある話だが、私の場合、腹が減ってもまた気が遠のくのである。
血糖値が下がるとそうなるものなのだろうか。
これじゃあ仕事にならない。
幸いにも事務所にはいただきもののお菓子があり、それでしのいだのであった。
が、カロリー的には過剰なので、これ何とかならないものかなあ…。

夜はもはや常連となりつつあるスルターンで。
トマトのインドカレーって初めて食べたけど、なんて旨いのだ。
毎度毎度お見それしました。

まだまだ暑さも続いていく、9月中旬。

これが泣く子も泣き続ける「べっちゃー飯」だ!

2011-09-21 23:11:31 | 作りました。
〈9月11日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+豆乳
昼:炒飯のつもりだった… 白菜と蕪の豆乳味噌スープ
夜:白菜と豚の重ね蒸し 玄米ご飯 大根とがんもどきの煮物 いぶりがっこのクリームチーズ和え なまはげボックル

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よかれと思ってやったことが、裏目にしか出ない結果になることがあると思った。

美味しい炒飯を作ろうと思っただけなのだ。
少しでも健康的に仕上げたかっただけなのだ。

あらかじめ卵をご飯に混ぜておくと、ご飯がパラパラになると聞いた。
玄米を使う分には大抵ご飯はパラパラになるのだけれど、問題は卵である。
別でちゃんと油を使って炒めないと、剥げかけたテフロンのフライパンでは、こびりついてしまう。
そんな訳で、まずは卵を炒めて取り出してからまた油を注ぎネギを炒め…という過程を踏むため、油の量が気になっていたのだ。

卵をご飯に混ぜちゃっていいなら、油を使う量はその分減るのでは。
単純にそう思ったのだが、顧みるとそれが失敗のメインであるように思う。

メイン、という事は他にも思い当たりはあって、冷凍庫にもご飯はあったのに、炊きたてご飯を使ったこと。
野菜を多めに使い(これも健康志向の一環)、水っぽくなる要因に拍車を掛けた。
そしてやはり、一人分の炒飯ならまあ作れる、くらいのサイズのフライパンで二人分を作るには、熱の伝導から言っても不完全だ。

結果として出来上がったものは、半熟卵ご飯といった面妖の代物。
更には味覚の上では正となる筈の海苔が、見た目には完全に負となった。
きったねえな何だこれは。
同居人曰く「べっちゃー飯」、上手いこと言ったつもりか。

味はといえば、変わったリゾットだと思えば食べられなくもない。
だが何でそう言い聞かせなければならんのだ。
お前は炒飯ではない!
母さんはそんな子知りません!

語気を荒げながら、それでも全部胃袋に納めてスプーンを置く。
早々のリベンジを誓ったのは(けれど、卵を混ぜないスタイルで)言うまでもない。

週末はベルギーで

2011-09-19 08:34:19 | 行きました。
〈9月10日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト チョコカステラ
昼:ピザーラのデリバリーピザ(トマトのピザとソーセージのピザのハーフ&ハーフ)、サラダ ウーロン茶
夜:ベルギービール二種 ベルギーフードのプレート(ソーセージ、ミートボール、豆を煮たの、ポテト) 鶏肉の煮込み @六本木ヒルズアリーナ/ベルギービールウィークエンド
夜2:フィッシュアンドチップス タコのマリネ バケット サッポロビール シャンディガフ @SHION・大岡山

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外国の料理に興味があります。
ビールのことは大好きです。
ならば行かない訳がないでしょう、と向かったのが六本木ヒルズ。
「ベルギービールウィークエンド」なるイベントが催されるのだ。
その名の通り、ベルギービールとベルギーフードの祭典である。

尚、イベント情報に疎い私がこのイベントの事を知ったのは、開催前日、ツイッターにて。
ツイッターって今やコミュニケーションツールなだけでなく、立派なメディアですね。

さて、夜の7時前に六本木ヒルズに到着。
昼前の11時から開催されているものの、やはり人がビールを飲みたくなるのは早めの夜ご飯タイムと見えて、物凄い人だかり。
そして、音楽ライブまで行われるとは知らなんだ。
小気味よい音楽に抱かれながら人の波を掻き分ける贅沢よ。

まずは、3000円の「スターターセット」なるものを買おう。
これにはグラスとコイン10枚が含まれており、コインを各ブースの飲食物と交換し、ビールをグラスに注いでもらうというシステムだ。
ちなみに、うち100円は東日本大震災への募金に充てられるとのこと。
グラスにも「for 3・11」の文字が印刷されている。

グラスは、まず濯いでから使う。
敷地内にあるグラスリンサーなるもので濯ぐのだが、この機械が面白い。
グラスを逆さにし、グラスを押し付けると水が噴射される仕組み。
これには電力が使われていないということだ。

一杯目のビールは茶色いものを。
これが美味しかった!
のどごし重視ではなく泡が柔らかく滑らかで、コクがあっていい香り。
まさに茶色いビールの真骨頂!
そのくせ名前を控えてないので、のちほど加筆修正しますね。

ビールで食欲を焚き付けたら、お次はフードだ。
日本においてベルギーの食べ物といえば、ワッフルやチョコレートなどの甘いものが有名だが、果たしてビールと合うしょっぱい食べ物はどんなものがあるのだろう。

よく分からないので、四種類ほどの料理がセットになったプレートを頼もう。
含まれているのは、ソーセージ二種、豆を煮たの、ミートボール、フライドポテト。
このミートボールが旨かったんである。
私はひき肉をこねた料理に関しては、身の詰まった固めの方が好きなのだが、まさにその強度。
ソースは、具体的になに味とは言いがたいのだが、赤茶色の見た目から想像していただければ。
ただし甘辛ではなく、ああなんでこれ三個しか付いてなかったの。

次に食べた、鶏肉を白っぽいソースで煮たものも美味しかった。
ホワイトソースのようなこってりべったりではなくて、塩気とスパイスが効いていて。
あっという間に食べてしまった。

このイベント、何を飲み食いしても外れなしだったのだが、料金設定が高かったのが難か。
換算するとコインは1枚250円なのだが、1杯だいたいコイン2・3枚なのは妥当として、前述の鶏肉料理はコイン4枚、4種入りプレートは7枚なんである。
1750円…。
大食らいの私たちはこの場で満腹になるのは不可能と判断し、スターターセット分のみの飲食でこの場を去り、2軒目に寄ったのだった。

さて、グラスはデポジット式ではなく、各自お持ち帰りなんである。
このグラスには「two finger」という文字と白線も印刷されており、これはなにかといえば、理想の泡を示すライン。
縁から指2本分までが泡になるのが望ましいらしい。
そうなのか、と持ち帰ったそれと缶ビールで練習する日々だ。