三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

魔法のレバーペースト

2013-05-31 10:48:38 | こんなものを食べてみました。
〈4月17日の食事〉
朝:ピザトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト
昼:豆腐ハンバーグサンド(ヴィドフランスで購入) どこで買ったかは忘れたけどコンビニで、野菜スープ購入
夜:レトルトのイエローカレー ごはん

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吉祥寺のおとりよせイベントで購入。
三元豚のレバーペースト、フロム山形。
スモっちといい、山形県の食王国ぶりには恐れ入ります。

レバーペーストといったら「臭いも美味いの一部」とみなしたくなるような、匂いも風味もどっしりしたものが多いけど、これは違う。
臭みは全くなく、味わいもすっきり。
クラッカーやらバゲットやらにたっぷり盛っても、決してくどくならない。

これが300円台で買え、使い捨てじゃない陶器のココット入りってのも、憎い趣向じゃないですか。
(って、ほとんどおとりよせ王子の受け売りですが…)

美味しいバゲットをもっと美味しいものに変える、魔法のような食べ物でした。
ごちそうさまでした。


うまみの極み

2013-05-30 23:31:40 | 食雑記
〈4月16日の食事〉
朝:卵かけごはん 白菜と大根の豆乳スープ
昼:ドライカレー 白菜と大根の豆乳スープ プチフランスパン(ロンシェールで購入) 釜だしプリン・抹茶(サークルKで購入)
夜:ドライフルーツとナッツのパン(ロンシェールで購入)

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吉祥寺のおとりよせイベントで買ったもの、まだまだ続きます。

こちらは「スモっち」と同じ、半澤鶏卵の商品。
卵かけごはん用の醤油!
これがまたべらぼうに美味く、旨味が凄く詰まってる…と感じて内容を確かめれば、昆布に鰹、しいたけ、いわし…といった、ありとあらゆる出汁のもとが入っているのだった。
こりゃあ美味いに決まってる。

さすが、卵を知り尽くしたメーカーであることよ。
感服。


水玉

2013-05-30 11:27:06 | 買いました。
〈4月15日の食事〉
朝:トースト ジャム2種 紅茶
昼:お弁当(炊き込みご飯、鶏のしょうが焼き、いり卵)
夜:回鍋肉丼(ローソンで購入)

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そうそう、買ってからだいぶ時間が経ってしまったが、新しい皿を買ったのだった。
沖縄の「やちむん」(=焼き物)。
益田ミリさんの本の口絵で、こういった水玉模様のようなやちむんを知り、以来ずっと惹かれていたもの。
それと近いデザインのもので嬉しい。

小さなものを買ってしまったから、用途はほぼ取り皿。
盛りつけるといったことをまだしておらず、皿は役不足を感じるかなあなどと思いつつ。
深い耐熱皿の中に、立て掛けるようにして収納するなどして、愛でる日々である。


どっちが好き?どっちも寿司。

2013-05-30 11:23:00 | 食雑記
〈4月14日の食事〉
朝:ケーキ焼き米粉ドーナツ 紅茶
昼:親子丼 海苔の味噌汁
夜:厚揚げを焼いたの 炊き込みご飯 プチトマトとスナップえんどうのサラダ 大根と白菜の味噌汁

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話はこの前日に遡る。
寿司の出前で、自らの好みを客観的に知ったという話である。

我が家ではいつも、寿司桶に決まったものが2人前入ったメニューを出前している(値段は変わるが、ネタ替えは可能)。
ところがこの前日は、寿司を単品で選び、計10貫頼もうという話になったのだった。

どんな寿司ネタが好きか、客観視するのは案外難しいと思うのである。
回転寿司に行ったら、取りあえず目についたものを取ったり、予想外に早く満腹になって、二番手三番手くらいに好きなネタには到達できなかったり。
何人かで回転寿司に行ったら、そう自分の好みでないネタの皿をシェアすることだってあるだろう。
カウンターの、何か高級な感じの寿司屋の場合は…すみません、行ったことがないので分かりません。
けど、「こういう順番で頼むのが粋」という情報に左右されて、本意ではない頼み方をしそうである。

今回は違った。
なんせ、出前となると「さっきのネタ、美味しかったな。もう一つもらおうっと」って訳にはいかないのだ。
事は慎重さが必要とされる。
そうしてネタ選びという勝負に出たわけである。

10貫のうち、3つはホタテとした。
最初と最後と中盤に食べるのだ。
マグロ部門は、トロやビントロではなく赤身。
甘辛いタレと寿司飯の組み合わせは好きではないから、アナゴはのっけから除外対象。
これらは大好物や、好き・嫌いの自覚があるから、自分にとっては何ら不思議ではない。

意外だったのが、青身魚の立ち位置である。
〆鯖、アジ、サンマの3種類があったのだが、アジとサンマはいらないかなと即座に思った。
一方で、〆鯖は2貫を注文。
何あんた、鯖のことそんなに好きだったの。
サンマに対する執着心のなさも意外だった。
私はサンマの塩焼きを好物としており、自分内・好きな魚類ランキングでも、かなり上の方だと思っていたからだ。
が、冷静に考えると、サンマの刺身はそこまで好きではなかったのだ。
色々と覆された。

それだけしっかり決めた寿司には、流さすがに満足度が高かった。
ごちそうさまでした。


この素麺がすごい

2013-05-28 21:32:07 | いただきました。
〈4月13日の食事〉
朝:-
昼:カレーにゅうめん
夜:銀のさらの出前寿司 花瑠&花星 日本酒

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数日前に作った挽き肉のカレーは、ネギやらシイタケ、レンコンなどの冷蔵庫に余っていた食材をぽいぽい入れたおかげで、市販のルーを使っていながら何だかとっても和風の仕上がりになったのだ。
シャバシャバ感も強くて、例えれば、蕎麦屋のカレーのよう。
だったら最後は麺に絡めて食べよう。
そうだ、あれがあったじゃないか。
ピンときたのが、半田製麺の素麺『月印』なのであった。

この素麺、この1月にお年賀としていただいたもの
「にゅうめんにして使っても伸びず、コシが失われない」と聞いていたから、最初は是非温かくして食べたいと思っていたのだ。
今がうってつけのタイミングではないか。

そうと決まれば、麺を茹でよう。
考えたら、素麺は久しぶりに食べるな。
茹で上がるまでが早いのは素麺の美徳よのう、と鍋を眺めながら思う。

ザルにあけ、冷水にさらすときに驚いた。
何だかやけに弾力を感じるのだ。
つるっと一本すすり、二度驚く。
なんだこのモチモチ感は。
素麺ってこういうものだっけ。
いい意味で予想を裏切られた。

細くてモチモチした麺が、カレーとよく絡まない訳がない。
歯応えがたまらない。
これ、美味いなあ。
そしてこういった味付けの麺が、スパゲッティでもうどんでもないというのが目新しいではないか。
私がカフェを経営していたら、目玉商品としてレギュラーメニューに入れるね。

ちなみに上に乗せた温泉卵は、真空保温ジャーで作ったもの(熱湯と一緒に25分ほど入れておいただけ)。
このコンビネーションが合わない訳がないでしょう。

と、美味しく完食。
こんなよろしいものを、ありがとうございました。
そして、美味しいものを知っているセンスに感服である。

改めて商品の写真も!





私の養分

2013-05-27 23:34:06 | 食日記
〈4月12日の食事〉
朝:トースト 弁当のおかずの残り カッテージチーズ
昼:お弁当(ごはん、肉野菜炒め、卵焼き、ほうれん草としめじのごま和え)
夜:ハムチーズたまごサンド、シャキシャキレタスサンド(以上二点、ローソンで購入) トマトジュース

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以前、愛聴しているラジオ番組『たまむすび』にて、生放送の番組の中で他メディアの取材を受ける、という企画をやったことがあった。
その際、雑誌『BRUTUS』の取材を受けたのが、パーソナリティーの赤江珠緒さんと、その曜日のパートナー・ピエール瀧さん。
二人の「一番多く行った外食」について聞くという内容で、赤江さんは大阪在住時によく食べたカレーチェーン、瀧さんは贔屓のラーメン屋について語っていた。

こういう話題になれば、必然と自分のそれについて思いを巡らせようとするもの。
果たして、私が一番行って食べたのは、どのお店のどんなメニューだろうか。

休日だと、いくら好きな飲食店でも一ヶ月に二度以上行くことはないから、居酒屋のあれやこれやは外れてしまうな。
だったら職場の近くにあって平日に頻繁に行く店だが、20代の頃はそんなに外食しなかったから、となると30代以降に通った店となる。
そうなると、中で食べたことはあまりないけど、以前の職場の近くにあったパン屋。
もしくは、今の職場の近くにあるインドカレー屋。
そうなってくるのかな。

では、パッケージされた商品の中で、今までで一番多く買って食べたものといったら何だろう。
さすがに34年分ともなると甚だ自信がないが、この一年の話だったら言い切れる。
ローソンで買う「ハムチーズたまごサンドイッチ」である。

このサンドイッチは3つ入り。
レッドチェダーっぽいチーズとハムの組み合わせが2つ、クリームチーズと卵の組み合わせが1つ。
卵はいわゆる「たまごサラダ」ではなく、ゆで卵のスライスだ。
使っている食材は珍しくないのに、組み合わせは案外見ないというこのサンドイッチ。
王道中の王道である感じや派手さはないけどおそらくロングセラーで、棚からは消えたところを見たことがない。

そして、何だか妙にこれが好きなのである。
妙に、というのは、好物を聞かれて思い出すほど好きという自覚はないけど、「これ好き?」と聞かれたら「ああ、私これ好きだわ」と答えるようなタイプの「好き」であるからだ。
強靭なインパクトがあるわけではない。
だからこそ、飽きもせずにしょっちゅう食べていられるんだろう。

永続的にこの商品が販売されることを願うばかり。

フレンチトーストに首ったけ

2013-05-26 10:55:10 | 作りました。
〈4月11日の食事〉
朝:フレンチトースト カレー
昼:玄米にカレー もり山の唐揚げ
夜:ナポリタン @プロント・飯田橋店

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この4月にはまったものと言ったら、フレンチトーストだ。

何がきっかけか思い返すと、そうだ、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を観たんだ。
主人公が兄嫁に、「朝食?食欲ないから軽いものがいい、フレンチトーストでいいわ」なんてのたまうシーンがあったのだ。
というのは別段重要なシーンではないのだが(けど主人公の尊大さと兄嫁のとぼけたキャラクターはよく分かるシーン)、すっかり「フレンチトースなんて、しばらく食べてないな~。うむ、食べたい!」と感化されてしまった。
よし、作りましょう。

そういえば、どこかの一流ホテルのレストランで、絶品のフレンチトーストを出すなんて話を聞いたことがある。
うろおぼえだが、パンを卵液に漬け、それをいったん押して卵液を吐き出させたあと、反動でパンが卵液をまた吸い込み、というのを繰り返して馴染ませ一昼夜…という製法だったと聞いた。
完全に染み込ませるためには、それくらいの時間と手間がかかるってことか。
それをまんま真似するのは難しいが、作る前の晩に仕込んでも、結構染み込むのではないだろうか。

そんな仮説のもと、前日から仕込んでみる。
使った食パンは、あらかじめ四等分した。
卵液がより染み込みやすくなるように、焼いてひっくり返す時に難儀しないように。

そんな読みは、果たして正解であった。
焼く直前に卵液に浸す場合、パンに染み込み切らなくて、ボウルの中に卵液が残ることなんて往々。
ところがこのやり方では、ボウルに残る卵液は殆どなし。
断面を見ても、綺麗に染み込んでいるのが分かる。

さて、焼いてゆこう。
薄く油をひいたフライパンで、表面がこんがりするまで焼く。

といった過程を踏んだ今回のフレンチトーストは、自分作成史上一位の出来映えでございました。
完全に染み込まないがゆえの「真ん中、素のパンだよなあ…」という残念さが回避され、真ん中までトロトロ。
表面のこんがり具合とのコンビネーションが嬉しい。
いやあ、美味しかった!

このように美味しく作れてしまったため、調子に乗ってやたらと作った訳です。
難点は、浸けておく最中にボウルが冷蔵庫を塞いでしまうこと。
あとはまあ、カロリーという見地では優しくないところ。
まあそれでも懲りずに作ってしまうんでしょうけどね。

スモっちの美徳

2013-05-24 10:25:48 | こんなものを食べてみました。
〈4月10日の食事〉
朝:バゲット(ロン・ポワンで購入) カレー
昼:玄米にカレー
夜:チーズのパン2種(ヴィド・フランスで購入) コンソメスープ(ファミリーマートで購入)

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さてさて、吉祥寺のおとりよせ王子イベントで購入したもののあれこれ。

まずは、「スモっち」。
山形県の半澤鶏卵というメーカーによる、燻製のゆで卵である。
卵は半熟。

今まで、ゆで卵の燻製を食べたことはある。
が、私が食べたものって、固ゆでばかりだ。
半熟の卵を燻製にって、出来うるものなのだなあ。
燻製の薫りが立つ卵を、真っ二つにすると黄身がとろっと溢れ出る様は、完全に未体験ゾーン。

燻味がついた半熟卵が不味いはずもなく、その時買った4個は、せっせと食べ終わらせてしまった。
『おとりよせ王子』では、そのまま食べても美味しいこれを、アレンジして食べてこそおとりよせ名人!っていう紹介のされ方だったのに、結局剥いて食べただけである。

このあと、実は山形県のアンテナショップに行き、10個をリピート購入した。
(これだけ買ってしまっても、真空パックされていて、賞味期限が長く取ってあるのも素晴らしい点。)
こんだけあれば、アレンジして食べる方にも回せますよね。

という訳で、うち2つを、漫画でも紹介されていたポテトサラダに混ぜるレシピを試す。
ポテトサラダにゆで卵というのがまず美味しいのに、それが燻されていたらどうなるのか。
やるね、燻製香!である。
一気に凝った料理の出来上がりとなった。

特筆すべきは、これを使ったチーズトースト。
食パンの上に、さっくり崩したスモっちを載せる。
その上に溶けるチーズを被せ、トースターで焼くだけ。
お好みで、この上からパセリなんかを散らしてもよいでしょう。

これがびっくりするほど美味しい。
香りというものは、温度が高いほどより強く感じられるという(あ、味もそうだ)。
トースターで温めることによって、燻製の薫りがより際立つのですね。
おまけに燻製香といったら、チーズとも相性ばっちりな訳でして。
朝からこんな贅沢していいの、という一品であった。

以上、そのまま食べてもよし、アレンジもよしの逸品。
また買うに違いありません。


ザ・一名様

2013-05-22 11:20:37 | 行きました。
〈4月9日の食事〉
朝:トースト カッテージチーズ ジャム 紅茶
昼:お弁当(ごはん、鶏とエリンギの蒸し物、アスパラベーコン巻き、じゃがいも・ブロッコリー・ソーセージの炒めもの)
夜:和風カプレーゼ 牛筋のどて煮(ガーリックトーストつき) 琥珀ヱビス @YEBISU BAR/神楽坂

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ヱビスビールのお店、YEBISU BARへ。
通年販売していない琥珀ヱビスが飲める!
ビールを使った料理が食べられる!
なんていうところが、仕事帰りにふらっと寄れる位置にあるのが嬉しい。
しかし一人だと酔いが回るのが早いなあ。
ご馳走さまでした。

KITTEのイントネーションはよく分からないけど

2013-05-22 00:40:40 | パン侍
〈4月8日の食事〉
朝:トーストにカッテージチーズ、メープルシロップ ミルクティー
昼:お弁当(ごはん、鱈の塩焼き、アスパラの卵焼き、茹でスナップえんどう)
夜:ハムとチーズのサンドウィッチ アイスラテ @ブルディガラ・スタンド

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新しい商業施設が出来れば気になる訳で。
そこにはどんなパン屋が入ったかも、パン好きとしては当然気になる訳で。

ということで、早く仕事が終わったこの日。
参りましたるは、東京駅間近に新しく出来た「KITTE」。
日本郵便が初めて手掛けるという、商業施設である。

余談だが、わたくし、あまり東京駅のすぐ外を歩いたことのない身。
これまた新しくなった(大正時代の外観に生まれ変わった)という東京駅の姿を初めて見たが、メディアを通じて見慣れたものを直に見るのって、こうも「アミューズメントパークを見ているような気分」になるものとは。

閑話休題。
この施設の目玉は「全国各地のいいものを取り揃える」というところにあるようだが、それは休日にゆっくり見て回ろう。
雑貨屋を軽く巡ったあとは、今日の本題のパン屋へ。

まずは腹ごしらえも兼ねて、ブルディガラ・スタンドへ。
その名の通り、パン屋と言うよりはサンドウィッチスタンドといった方が適切か。
メニューはサンドウィッチといくつかのパンとドリンク、スタンド席のイートインスペースがある。
一階の通路という立地からいっても、ここに遊びにきた人向けというより、近くで働く人がさくっと食事を済ませるためのお店なのかもしれない。

まあ遊びに来ただけの私だが、スタンドでサンドウィッチとアイスラテをいただくことにした。
バゲットにハムとチーズというシンプルなサンドウィッチ、美味い。
こんなしっかりと美味いものを、立ち食いで軽く済ませるための食事として摂って、バチが当たるんじゃなかろうか。
これが日常遣いできるなんて、東京駅周辺で働く人はずるいなあ。

続いては、ロン・ポワン。
博多から進出してきたお店だということ。
名物は、デニッシュ生地にカシューナッツやクルミが入った菓子パン「クロカント」ということなのだが…
今こうして書くに当たって調べて、初めて知る始末。
欲望のまにまに、バゲットとカレーパンを買ってしまったよ!
だがそのバゲット、生地がしっとりしていてとても美味しい。
これがこんなに美味しいならば、名物はさぞかし美味いのだろう。
これは次回トライしよう。

さくっとした散策だった、初めての訪問。
二度目に巡った際にはもっと楽しい目にあえたので、それはまた次の機会に。