三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

ばかの箱詰め

2011-09-08 09:54:19 | パン侍
〈9月1日の食事〉
朝:カボチャしめじトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:ランチボックス(PAUL神楽坂で購入) 野菜ジュース 豆乳
夜:お弁当(豚とピーマンの塩麹炒め、卵焼き、野菜のマスタード焼き)

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私はこれを「ばかの箱詰め」と呼ばせていただくことにした。
そう決めた。

発端は、サンドイッチでも買おうかと、神楽坂まで歩いたことにある。
メゾンカイザーかPAULか、やっぱり近いからPAULにしましょうかしらねぇ。
そこで、ランチボックスなるメニューがあるのに気付く。
600円。
単品のサンドイッチが500円前後と考えると、お買い得である。
これにしようかな。

内容をちゃんと見ず、この時までは、深く考えていなかった。
ただ、パンばかりで炭水化物度が高いから、バランスを考えて豆乳と野菜ジュースも足しておくか、と思ったばかりである。

事務所に戻り、さあ食べようかと開封して思わず笑ってしまった。
なんだこのばかばかしいほどのパン天国は!

箱の大きさは、ショートケーキを二、三個買ったら入れてくれるサイズとでも言おうか。
その中に、五種類ほどのパンがみっしみしに入っているのだ。
1つずつは小さくとも、こう並べ立てると圧巻である。

ツナのサンドイッチ、カマンベールチーズのサンドイッチ(2つともフランスパン使用)、ハムとマヨネーズのクロワッサンサンド。
少食の人であれば、否、別段大食いでない限り、そこまででお腹いっぱいになるだろう。
そこに畳み掛けるように、チョコクロワッサン、チョコチップとバナナのマフィンが続くのである。
何かもう、どうした訳だというのだろう。
これを炭水化物ばかと言わずして、何だと言うのだろう。

言っちゃ何だが、カロリー爆弾であり、かつ書き出せば野菜率もたんぱく質率も低いこのボックス。
これを、高級路線かつお洒落なイメージのPAULが売っているというのが、とても面白いと思うのだ。
高級住宅街に住む奥さんが、家で一人の時には、ラーメンライスいっちゃいますよ~みたいな。
けれど、ご飯は玄米だし、オーガニック野菜を乗っけますよ、その上からマヨネーズ搾っちゃいますけど、みたいな。
そう、さっきからばかばか言ってて申し訳ないが、一つ一つは非常に美味しい代物なのだ。
さすがはPAUL。

そして、ランチボックスと言うからにはこれ一人前なんでしょうと、食べ切りましたよ、一食で…。
シェアするなり二食に分けるなりすればいいのに、一食で…。
これぞ「花のズボラ飯」に通ずる、緩い後悔。
ともあれ、美味しいものをご馳走さまでした。

インドカレーと皮ひらひら

2011-09-08 00:32:02 | 食日記
〈8月31日の食事〉
朝:チーズトースト キャベツのごま和え フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、ハンバーグ、キャベツのごま和え、にんじんしりしり)
夜:ほうれん草とチキンのカレー ナン アイスチャイ @スルターン

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私が職場近辺で夕食を摂り、それがインドカレーである場合は、どんな時か。

まず、このインドカレー屋は、我が事務所から一番近い飲食店である。
近いだけでなく、美味さも相当であることが偉いが、ここでは近さを重視しよう。

その近い店に行きたくなるのはどんな時かと言えば、食事するのにあまり遠出は出来ない、コンビニで済ませるのも味気ないし、そもそもせっかくの飯時なんだから、気分転換もはかりたいんだよねえ、という時。
また、遠出をするだけの余裕はないということは、即ちすぐさま食事にありつきたいという腹状態にまで陥っているのである。

そんな状態で、インドカレー屋に入ったらどうなるのか。
とにかく腹に何か入れたいので、メニューをゆっくり吟味するだけの集中力もない。
もちろん好きだからそれを頼むのだけど、気がつけばたいてい普通のナンとほうれん草のカレーばかりを食べてしまうことになる。
他のものも食べてみたかったんだっけと、後になって気付くんである。

そして、ナンもカレーも出来たて熱々。
ナンに至っては、ちぎろうと手を伸ばせど、持っていられないほどだ。
熱いものを持つのも食べるのも苦手なのに、それでも背に腹は替えられないのだから尋常ではない。
慎重に指の先だけでナンをつまんで口に入れるんである。
どんだけ腹ペコ青虫だ。

半分ほど食べ進むと、ようやく冷静になってくる。

そこで気付くのは、薄く剥がれる上顎口内の皮だ。
軽い火傷を負っているんである。
…書いていて情けなくなってきた。

皮剥けは3日程で違和感が消えるが、その間は生傷に堅いパンなどが刺さるなどという食生活を送っている。
そして完全に傷が癒えた一週間後くらいに、また同じように軽い火傷をこしらえるのである。
つくづく学習能力がない女である…