三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

祝辞と前兆

2013-10-18 11:33:31 | 食日記
〈7月29日から8月4日までの食事〉
※大きな写真は7月30日のもの

7月29日



最近はサンドイッチとスープぐらいの分量の夕食でも充分に感じるようになってしまった。
まあ「今日は食欲が盛ってるなあ!」という時もあるけれど、ぐっと食が細くなってしまった。
だからこそ、コンビニのどんぶりものやスパゲッティなんかは今の自分には過剰なんだよとは思うのだけれど、量が適切で毎日飽きずに食べられるものとなると、種類を望むのはまた難しいのであった。


7月30日



そんな訳でサンドイッチを食べることが多い昨今なのだが、この日はスターバックスにて。
まず400円超えという価格帯におののきつつも食すと、これが旨いんだな。
歯応えフェチの私にとって、まずパンの耳を残しているというのがいい。
他のメーカーもパンの耳を残せばいいのになあ。


7月31日



サンドイッチといえば、昨今のコンビニはサンドイッチに力を入れているらしい。
なぜか。
店内でコーヒーを淹れる店舗が増えたから、そのお供としてのサンドイッチなんだそうだ。
コンビニのカフェ化…!
なるほどパンにコーヒーというのは優秀なお供であるし、何しろ自分自身紅茶じゃ物足りないと思うこともしばしで(結果、味の濃いものを欲してミルクティーなんかをオーダーして、カロリー過多になりがち)。
コーヒーを飲めなくなったことが本当に恨めしいものだなあ。


8月1日



とあるエッセイで見かけたそれは、美味しそうだし簡単そうだし苦手を克服できそうだし。
ということで、塩豆腐を作ってみた。
エッセイの中に載っていたのは、レシピをこと細かく追うようなものではなくさらっと手順を述べるのみで、分量なんかは載っていない。
それでも他のレシピなんかを当たらずに突っ走るのが私のよくない癖で。
豆腐をキッチンペーパーでくるんで重しを乗せて水気を抜いて…という段取りは間違えなかったようだが、最初の手順「豆腐の表面に塩をまぶす」の量をおおいに間違えたらしい。
しっとり締まった様はなるほどカプレーゼにモッツァレラの代わりとして使えそうだが、いかんせん塩気が強すぎた。
以来、塩豆腐は作っていない。
初回が成功すれば、冷奴が苦手なのが克服できたのかもしれないし…残念だ。
自分という人間が。


8月2日



仕事先で余ったのをもらってきた、と事務所をシェアしているOさんがベーグルをくれた。
嬉しい。
ありがたくいただいた。


8月3日



今まで通っていた職場はあくまで屋号としての名前を冠においてあり、会社ではなかったのだが、この度晴れて株式会社へと相成った。
という訳で、構成員の決起集会を兼ねた食事会でございました。
メンバーの奥様というこの日初めてお目にかかる方もいらしたのだけれど、この人見知りの私が、共通の趣味であるパズドラのおかげで会話に困らなかった。
ありがとうパズドラ(何のこっちゃ)。


8月4日



妹より、高熱が出たものの汗が出なくて一向に熱が下がらず、このくそ暑い中寒気を感じる…という連絡を受ける。
駆け付けるほどではないから大丈夫との返事に、心配だけしておいたのだが、まさかの…
次回ブログに続く。

夏と鶴瓶と

2013-10-15 20:34:16 | 食日記
〈7月22日から28日の食事〉
大きい写真は7月27日のもの

7月22日



コーヒーが完全に駄目になってから迎えた今年の夏。
代わりによく飲んだのが麦茶だった。
麦茶というものは、対内にこもった熱を発散させ、またノンカフェインであるために、寝苦しい夜にカフェインのせいでより眠れない…なんてことも防ぐそうだ。
まさに夏にうってつけの飲料と言えよう。

色々飲んだ末に一番美味しいと思った伊藤園の麦茶をよく買っているのだが、これで思い出すのは以前勤めていた会社のこと。
来客用・社員用に買い置きしてある飲み物がこの伊藤園の麦茶で、これを見ると会社での辛いことまでもが思い出されてしまうから、実はずっと避けていたのである。
それが今や自ら買うまでになったってことは辛い記憶を過去の話として消化できたってことで、当時から変わらずパッケージに登場している鶴瓶師匠の写真を感慨深く見つめるのであった。


7月23日



TBSラジオの昼間の帯番組「たまむすび」が好きで、よく聴いている。
番組を耳にするうちに知らず知らず影響されることは沢山あって、それは食生活においても例外ではなく、キノコ、特にぶなしめじをよく買う昨今である。
料理研究家の浜内千波先生が、番組内でキノコを使った料理のコーナーを担当されていたのだ。

特に多用されていたのがぶなしめじで、この日はご紹介されていたレシピ「キノコスプレッド」を試してみた。
細かく刻んだぶなしめじをレンジで火を通し、粉チーズを混ぜて塩コショウで味を整えて、それをトーストに乗せて食べる。
(というのは、仕事の合間に聞きながらメモしたものを元にしているので、間違っている部分もあるかもしれません。
気になった方はお調べいただけると幸いです)
私はスプレッドを作ったあとに食パンに塗り、溶けるチーズを乗せてトーストすることにした。
結果はといえば美味しくて、ちょっと凝っているかのように見えながら実は簡単なものを、朝から食べられるというのも嬉しい。

キノコを使った料理のコーナーはこの9月で残念ながら終わってしまったのだが、10月から新しく塩麹を使った料理のコーナーが始まった。
それまた聞いているだけでよだれが垂れてきそうで、これからも期待大。


7月24日



渋谷はパン充(パンが充実)していて困る。
いや、困らない、とても嬉しいばかりだ。
渋谷に出向く用事があったこの日は、ヒカリエの中にある「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」へ。
実はこれが初めてだ。
夏野菜のキッシュと焼きカレーパンを買ったのだが、感嘆したのは具の存在感。
野菜にしても肉にしても大きめにカットされており、きちんと具が味わえるのだ。
ちょっとお高めではあるけど、また色々買ってみよう。


7月25日



日曜日に素晴らしい映画を観たせいだろうか、映画を観たい欲が高まってさしまい。
比較的暇していたこの日、空き時間にこの日上映している映画を調べ、19時にはそそくさと事務所をあとにした。
向かうは、終了間近で都内ではもうここしかやっていませんよ、という状態だったミニシアター。
久しぶりに降り立った下北沢は、駅の様子がだいぶ変わっていた。
地図を片手に、変わった店と変わっていない店が入り乱れる道を歩く。
劇場までの道の途中にあったKFCで腹ごしらえ。
そんな1日であった。


7月26日



胃が元気だったら、月に一度は酢豚を食べたくなる。
そんな訳でこの日はレトルトパックの酢豚を食べたのだがどうにもこうにも…
何しろ肉が冗談みたいな肉なのだ。
ほんの小さな肉を衣でかさ増しするくらいなら、肉なんて入ってなくていい。
…と、食べ物に文句を言うのは嫌だが、そりゃあ文句も出ようというような代物だったのだ。
ゆえに、この翌日に続く。


7月27日



期待を裏切られた胃をなだめるために、酢豚リベンジだ。
向かうは最寄り駅近くにある餃子の王将である。
酢豚ってこれだ!
肉!野菜!とろみ!すっぱい!うまい!
ようやく満足である。


7月28日



麻婆豆腐に、ズッキーニを入れてみたのです。
と、自分では分かってはいても何だかぎょっとするルックスだし、ことにキュウリが嫌いな自分にとっては言わんや。
美味しいけれど、必然性のある旨さかといったら微妙なところだ。
結論、麻婆豆腐には緑色は必要なし。

コーヒーの香りに喜べない

2013-10-10 11:12:14 | 食日記
〈7月15日から21日の食事内容と日々のあれこれ〉
※大きな写真は21日のもの

7月15日



仲間内でバーベキュー。
H子の誕生日祝いもともに。
そのあとは皆で「ハングオーバー!!!」を。
色々手を尽くしてくれたN君に感謝!


7月16日



この時期嬉しかったことと言えば、家の近くにコンビニが出来たことだ。
駐車場を潰して何か作っているなとは思っていたが、それがやがてコンビニの姿になっていって小躍りした。
今まで、近くにコンビニがなかったわけではない。
だが、行くにはでっかい幹線道路を渡らなきゃいけない位置にあるし、もっとすぐ近くには飲食品を売る店が他にもあるが、24時間営業ではない。
って、それで充分だろうに、いかに便利に慣れてしまったか伺い知れようというもの。
斗にも角にも、嬉しくて足繁く通ってしまっている。


7月17日



さてそのコンビニは、近頃よく見られるカップでホットコーヒーを売る店舗である。
ゆえに店内をコーヒーの香りが充満しているのだが、それが段々と辛くなってきた。
私はここ1年で体質的にコーヒーがまったく飲めなくなり、口にしなくなってしまった。
それ以前はコーヒーが好きだったから、コーヒーの香りはむしろ大好きだったのである。
それが、飲めないものは香りだって受け入れられない、というように変化してしまったようだ。
本来いい香りなはずなのに残念だ。
という訳で、足繁く通いつつも、長居は決してしないのであった。


7月18日



キュウリが苦手である。
ゆえに自宅以外で冷やし中華をどうしても食べたくなった場合は、心底詫びながらキュウリをのけてしまう。
すると残るはハムに卵に麺という、炭水化物と子供も好きなたんぱく質だけで構成された、頭の悪そうな代物になってしまう。
時折もやしやキクラゲが乗ったものも見掛けるが、まだまだ一般的と言うには程遠い。
野菜類のニュースタンダードが生まれぬものかと、結構本気で待ち焦がれている。


7月19日



卵の調理が下手である。
とくに「焼き」。
黄身がほんの少し生で白身が焦げていない目玉焼きのちょうどいい焼き加減なんて、いつまで経っても体得できない。
そんな訳で卵焼き・卵と野菜を炒めたもののの出来上がりにばらつきがある私なのだが、この日のは上手くいった例である。
ああ、焦げなかったらこんなにか綺麗な黄色なんだな。


7月20日



ミルクティーやココアなんかの乳飲料は飲むのだが、実は甘いノンアルコールドリンクはあまり好んで飲まないのだ。
例外的に好きなのが、キリンの「世界のkitchenから ソルティ・ライチ」である。
甘さが控えめのライチがベタベタとせずにすうっと喉に収まる感じが絶妙で、後日高熱が出た際にも多大にお世話になった(熱中症対策飲料としても謳っているのだ)。

この味が好きで、お菓子として展開されているものも購入。
これのグミが美味しかったよなんてツィートをしていたら、アイスバーも出ているよ、と教えてもらった。
早速買ってみると、これがまた美味しい。
ガリガリ君のような氷菓タイプで、崩してグラスに入れウォッカやジンなんかを注いだら、カクテルとして成立するのではないか。
そしたらミントの葉を浮かべたいねえ。
夢が広がりつつも試せずじまいだったので、来年も商品化されますように。




7月21日



インド映画『きっと、うまくいく』を観に行ったのだった(素晴らしかった!)。
上映時間が長く、お昼頃からゆうがたまでの時間をほとんど使ってしまう。
19時くらいに夕食にしたかったら手の込んだものは作れないな、けど外食は避けたいな、という時に作り起きしてあるハッシュドビーフというものは楽ですね。
簡単にオムハヤシライスというアレンジ料理までできてしまう。

ご飯部分も無精しようと、冷凍食品のコーナーでチキンライスを探すも、案外ないものなのだなあ(商品化はされてて、置いてなかっただけという気はするが)。
そんな訳で冷食の海老ピラフに卵を被せてハッシュドビーフをかけてみたのだが、想像通りのマッチングでございました。

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書いているのが10月中旬にして、内容は7月…。
ダイジェスト形式、しばらくつづきます。

チーズカレー味はあまり置いてないのだけれど

2013-10-08 12:08:16 | 食日記
〈7月8日から14日までの食事写真と内容その他〉
※大きな写真は7月14日の物

7月8日



このブログに上げている写真というのは、一日分をまとめて一つの画像にするという作業を、余裕のあるときにフォトショップ上で行っている。
そうして編集しているときに苛まれるのが、数日前に自分が食べていたものを食べたくなるということだ。
それが遠くの料理店ならまあまあ諌められるが、困るのがすぐその辺で買える商品。
野菜をたっぷり健康的に!と心がけていようが、すぐ買える食品ってのはだいたいが栄養素的にはご法度ってもんで。
という訳でこの日の自分の写真に釣られて、編集した日に言い訳しながらカップヌードルを食べたのだが、まず根底に美味しいからという理由があることを強く伝えておきたい。


7月9日



とある日に聞いていたラジオ番組のメッセージテーマが、「これを(食事に)出されたら手抜きだと思う」というような内容であった。
「自作の方が明らかに見た目が悪いので、否が応にも気付く冷凍食品」なんていう意見が上がる中、圧倒的に多かったのは「茹でたブロッコリー(単品)」である。
これは自分で用意したときに、なるほどなあと思うのである。
これ一つでボリュームは出るし、味付けはマヨネーズでも置いておけば結構。
なんなら塩ゆでにどもしとけば、味付けを心配しなくて済む。
それに何といっても、切って茹でたらOKなんである。
確かにこれは手抜きで、でも世の中の食事を用意してもらっている立場の人は感謝しろよ、などと思うのであった。


7月10日



無印のレトルトのレッドカレーって初めて食べたかもしれない。
が、やっぱイエローカレーの方が好きだな。
ほんと、ただの感想。


7月11日



何で食事の量を「体積」で考えられないのだろうなと、我ながら不思議に思う。
弁当というほどのたいそうな量はいらなくて、おかず少しとご飯も少しあればいいと選んだこの夕食内容、うかつであった。
ご飯の表に見えている表面積がさほどでもなかったのだが、実は高さがたいそうな量であったのだ。
物は三次元なのだから、縦かける横と、そりゃあ高さもあるだろう。
なんで食事を二次元で考えるんだろう…。
死ぬ気でたいらげたのであった。


7月12日



先日感動を覚えたいなばのタイカレー・グリーンだが、この日はいなばのイエローカレーを初めて食べた。
尚、グリーンの具はツナだが、こちたらはチキン。
あとは赤パプリカも入っている。
そしてこれも大変に美味いのであった。
市販のイエローカレーでは私は無印のものが一番好きなのだが、これはそれに匹敵する。
美味いものが安く、その辺で買える…こんな世の中に感謝してやまない。


7月13日



そうめんの麺つゆにごま油を垂らすと美味しい、というのを母から教えてもらったのだけど、牡蠣のオイル漬けの油を使っても当然のように美味しかった。
ぜひお試しを。
あとはわさびを入れるのも好き。


7月14日



乃木坂の新国立美術館でやっていたアンドレア・グルスキー展を観に。
私はかつて六本木にあった会社で働いていたのだけれど、千代田線沿線の町で暮らしていたため、乗り換えをせずに乃木坂で乗り降りして会社まで歩いていたのであった。
(俳優座にほど近い会社には、乃木坂は大変近かった)

さてそんな足繁く通った乃木坂であるが、この辺にあるお店のことは殆ど知らないのだ。
かといって六本木のお店だってよく知らなくて、ファストフードやドン・キホーテで買えるものに胃袋を支えられていたものだ。
思えば街も様変わりしたし(その頃はミッドタウンがなかったし、もしかしたら美術館もなかったかも)、その頃あった飲食も無くなっているかもしれないが。

閑話休題、展覧会の前に腹ごなしをしたかったのだが、あいにく店をしらないときたもんだ。
美術館を近くを歩き、ひっそりと地下に佇むカフェレストランに入ったのだがこれが当たり。
頼んだオムライスはオーソドックスなチキンライスを卵で包んだもので、ほっとさせる味わい。
これ、大好きだ。
他のものも美味しそうだったので、美術館に行ったらまた寄ろう。