三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

そして印象的な肉たち

2014-04-17 22:14:04 | 行きました。


肉のはなしついでに、ここ数ヶ月内の印象深かった肉たち。

トップ写真は、「ステーキって取り立てて好きじゃなかったけど、あなどってた!ごめんなさい超うまいよ!」な、『銀座 栃木屋』のステーキでございます。
栃木屋で使われる食材は、基本的にすべて栃木県産。
付け合わせの野菜まですべて美味しい。




…と、ステーキにすっかり魅せられてしまったのだけど、銀座にはなかなか行けなくてねえ。
仕事の合間に、ステーキ食べたい!今すぐに!という困った気分になってしまった時の夕食に、よくロイヤルホストに。
ボリュームが多いので、ライスやらスープやらは付けず、まさしく肉のみをかっ食らっておりました。




友人とのお花見帰りに、ホルモン焼きへ。
ちょうど『ぷくぷく、お肉:おいしい文藝』を読んでいた最中で、完全に肉気分だったもので肉メインの食事が嬉しかった。
中目黒・まんてんにて。
珍しいパーツのホルモンの名前はすっかり忘れてしまったけど、どれもこれも美味しかったな。
そして楽しかった!


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こんな感じで、今後もゆるりと更新していけたらと思っております。

福々ってことなのかも~読了。「ぷくぷく、お肉:おいしい文藝」

2014-04-17 22:08:26 | 食とレビュー
あ~美味しかった!と言いたくなった。
というか実際に脳内ではそんな声が漏れた。
目の前には空の皿はなく、あるのは一冊の本だというのに。

なんの話かって、こんな本。
『ぷくぷく、お肉:おいしい文藝』のことである。

古くは明治生まれの文豪から、この平成の世で活躍する作家まで、肉料理について書かれた書き物を集めたアンソロジー。
エッセイが多いけれどそれだけには限らなくて、昔々にアニメで見たっきりのギャートルズが、こうしてマンガとして読めるのが嬉しい。

しかしこの競演ってのが豪華なもので、阿川弘之・阿川佐和子両氏の親子競演ってのも読めるし、昭和の名喜劇俳優・古川緑波氏と小粋なジャズミュージシャン・菊地成孔氏の異色の競演も読める。
って、それぞれここに集められるのを目的とした書き物ではないから、競演ってのはおおいに私の妄想なのであるが。
そう思うとよりゴージャスに感じられるし、何より楽しい。

同じ「肉料理について書く」という共通項はあっても、そして同じ料理について書いていても、何を表現するかは本当にひとそれぞれだ。
自分の好きな名店についてを誉めたたえるひと。
小さい頃はよく食べていたが、大人になってからはめっきり食べなくなってしまった料理の、思い出の味を辿るひと。
トンカツに添えてあったキャベツから、かえがえのない旧友について想起させられたひと。
秘伝のシチューのレシピを教えてくれるひと。
いずれも大切な物事をより深く思う装置として、肉料理がはたらいているように思う。

昭和の前半に生きてきたひと達の文章からは、その料理の創成期やまだ全国的に広まっていない時期に出会った味がうかがえて興味深い。
向田邦子氏の文章からは、その昔岐阜から一歩も拡がらなかった味噌カツが。
古川緑波氏の文章には「終戦すぐくらいの時期に、こんな珍しい牛鍋を食べた」として、「中央に穴のあいた鍋に味のついてない湯が煮立っており、それに肉を入れてちょっと煮て、甘いゴマだれのようなものを付けて食べる」といった記述が出てくる。
しゃぶしゃぶという用語がみんなの辞書にはなかった頃、こう接していたひとがいたのだなあ。

やはり、<食>についてよく書かれている作家の文章は、読んでいてお腹が空くものなのだなあ。
焼き肉屋で注文して食べる心象風景を書いた久住昌之、生姜焼きの広まり方から美味しさまで書いた東海林さだお両氏の文章は読むだけで唾が出てきて、夜中に読むには罪深いほど。
(そう、仕事帰りの夜遅くの電車で読んでいたのである…愚行だ)

そして極めつけは、池波正太郎氏による、豚カツ屋・とんきについての文章。
味のみならず、経営方針や給仕する女性たちへの礼賛に心躍り、さらには目黒という馴染みがない訳でもない土地なのに、そんな名店があるとは知らなかった自分への憤りまかせに、検索してみたところ…
地図を見たかっただけなのに、写真つきで取材された紹介記事をうっかり発見し、ノックアウト。

次の休みに早速赴いた結果が、冒頭の写真になります。
美味しそうでしょう。
これまた想像以上に美味しいんです。
それだけでなく、揚げ物を避けたい30代なかばの胃をもたれさせなかったのが、ひたすらすごい。

こうして最終的には胃袋まで充実した『ぷくぷく、お肉:おいしい文藝』。
タイトルの「ぶくぶく」は、福々ってことなのかもしれない。



杞憂を買うこと

2013-12-13 11:32:07 | 食日記
〈2013年12月3日の食事〉
朝:ドライカレーのせトースト ココア豆乳
昼:キッシュプレート 紅茶 @ア・ラ・カンパーニュ アトレ目黒店
夜:アルミ鍋焼うどん

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さて、ひどい頭痛の件である。
起き上がれなかったし、最終的には(空きっ腹に頭痛薬を飲んだのもあって)吐いた、という話をこの前日分の日記に書いた。

実は頭痛には、11月の上旬頃から悩まされていたのである。
その頃は多忙だったため疲れているせいかと思っていたのだが、それが落ち着いた12月になっても変わらないどころか、痛みのピークが今だとはどういうことか。
怖くなって、病院に行きました、という顛末である。

さて、私が最初に行ったのは眼科であった。
というのも、眼精疲労を疑ったからだ。
慢性的な頭痛--偏頭痛や群発頭痛をネットで調べてみるも、どうも自分の症状と一致しない。
目の奥から痛み、時折頭痛も伴うという症状は私の悩みと一致し、更にはパソコンを多用する仕事なだけに、目を酷使していた自覚もある。
ならばまずは眼科だろう、脳を調べるのはなんか怖いしね…!という流れ。

果たして、目を調べられる。
が、医師の口から出たのは「頭が痛くなるような目の症状(緑内障など)は見当たらない。乱視が酷いと頭痛に繋がることもあるが、あなたの場合は今に始まった話ではないし…一度脳外来に行った方がいい」という言葉なのであった。

ガーン、である。
目薬と痛み止めの内服薬なんかを処方してもらって、目を大切になさいよ、と怒られて終わりだと思っていたのに…

失意のままに、こういう事情で病院をハシゴするので、もしかしたら仕事を休むかも…と上司に連絡。
近くのカフェで、付近の病院を検索しながら昼食。
大事になったらどうしようと、心配で喉が通らない…なんてこともなくスイスイ胃に収まっていったのは、食事が美味しかったおかげである。

そこから脳神経科のある病院まで、徒歩でトボトボと。
歩くには距離があるが、考え事をするには丁度よかった。

次の病院に着き、いよいよ診察の時である。
眼精疲労を疑ってまずは眼科に行った経緯なども含めて事前に書いた問診票を元に、先生に診てもらう。
「なるほど。これはあなたの見立て通り、眼精疲労だと思います。脳には異常がないってことを、これから証明していきましょうね」と、最初に心強いお言葉が聞けて嬉しい。

脚気の検査、眼検査、血液検査、目を閉じて立ってバランスのチェック…など各検査を進め、しまいには遂にきました、MRI。
輪切り状に脳のレントゲンを撮っていくアレである。
実は、初めてやりました。
やや眠りうつつの状態でベースギター音に似た騒音が流れるし(スキャンされている時の音)、一方で病院に流れているクラシックのBGMもしっかり聞こえて、アレはなかなかトリップできるものであることよ。

さて、検査結果だ。
自分の脳スキャン画像から伺える、自分の後ろ頭の絶壁ぶりに衝撃を受けつつ、先生のお話を聞く。
異常は見られないと。
やはり眼精疲労だから、疲れを緩和する薬と、痛み止めの薬を処方しますと。

あーー、よかった!
疑わしいことをはっきりさせるのと、その心配が杞憂であると知ることは、なんて素晴らしいことなのだろうか。
まだ頭は痛んでいたが、気分は爽快だ。

しかし、こうも症状が出るとは、いかに目を酷使していたか伺い知れようというもの。
家に戻ってから夕食を食べるときもそのあともラジオを聞き続け、その間はネットの記事や本を読んだり、ゲームをすることもしなかった。
そう、今までは常に「ながら聞き」してたんである。

悪習、だよなあ。
断ち切ることを誓って、就寝したのであった。



軽はずみな解凍

2013-12-11 10:48:37 | 食日記
〈2013年12月2日の食事〉
朝:トーストにジャム 豆乳ココア
昼:焼き鮭 塩むすび インスタント味噌汁
夜:ソーセージマフィン もっちチョコパン

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ここ最近のエントリーが、シケた話ばかりで申し訳ないやら情けないやらなのだが、起きるなり頭がとても痛かったのだ。
起きたい時間に目が覚めたものの、そんなものだから頭痛薬を飲んでしばらく床に就いていようとするも、空腹に頭痛薬は強かったようで、結局吐いてしまった。
布団の中で頭を抱え続け、ようやく起き上がったのはその2時間後。

こうなると困るのは弁当作りだ。
いや、作る時間がないならないで、その日は買うなり外食するなりすればいいのだが、その日はのっぴきならない事情があった。
冷凍庫にあった塩鮭を、前の晩に冷蔵庫に移して解凍してしまっていたのである。
これをまた冷凍庫に戻すのはさすがに気がひける。
そもそもが冷凍ものの塩鮭を、解凍して売られていたものだし…。

そんな訳で、鮭だけ泣く泣く焼いて、あとはなし。
弁当箱はすっかすかである。
(あまりに物悲しい光景なので、写真は掲載しません!)
明らかに足りない分は、コンビニで塩むすびとインスタント味噌汁を買って補った。
この世にコンビニエンスストアというものがあって本当によかったと痛感する。
もしコンビニがなかったらと想像するとぞっとする。

そして頭の症状の話はというと、明日の内容に繰り越します。
大丈夫、別段問題なかったし、あとは扁桃腺炎の話を書いたときほど長くスパンを空けないから…

仕切り直して、甘辛の仕業

2013-12-09 10:45:52 | いただきました。
〈2013年12月1日の食事〉
昼:野菜カレー
夜:ひき肉のカレー

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はい、間が空きすぎてしまったという訳で、仕切り直して12月の内容からまた書き始めます。
空白の期間(8月上旬から11月いっぱい…改めてこう書くと、長い)に関しては、おいおいまとめて書こうと思います。
1ヶ月単位でまとめて、月ごとに印象的だったトピックを書き出していく感じになりそうです。

そんな訳でここ最近の12月。
おしゃれな雑貨屋で見つけたカレー粉でカレー作ったら凄かったぞ!という話は追って書くとして、今日書きたいのはチョコレートのことだ。

これ。



事務所をシェアしているOさんのアメリカ出張土産なのだが、この絵柄に名前。
ポテトと書いてあるわ、ポテトチップスにチョコレートが降り注がれたイラストが描いてあるわ。

ポテトチップスでチョコレートといったら、ロイズの厚切りのポテトチップスの片面にチョコレートが塗られたものが有名だが、これは板チョコなのである。
どうポテトチップスが織り込まれているのか、と興味津々で封を開ける。

と、見た目も完全板チョコなのであった。
割って口に入れ、そこでようやくポテトチップスと巡り会う。
例えればクランチチョコ、あのクランチの部分がポテトチップスなのである。
細かく砕かれているが、この塩味はまさにポテトチップスのそれだ。
チョコレートの中に入れたら湿気てしまいそうだが、ガリガリ感・ザクザク感がしっかりあるのが不思議。

いやあ、意外性がある上に美味しかった。
これ、日本でも売らないのかな。
輸入品を扱うお店を巡りたい所存。


暑くて熱かった

2013-12-08 12:11:07 | 食日記
〈8月5日から11日の食事〉
※大きな写真は5日のもの

8月5日

朝起きた時から違和感があったのだ。
喉が痛い。
飲み込む時につかえる感じがある。
それは次第に増してゆき、飲み込むのが面倒だから、夕食もなあなあな感じだ。
決定付けたのは借りてきた「天空の城ラピュタ」を観ていたときで、多分バルス!の瞬間に私も噴火した。
つまらないギャグのようだが本当に起きたことだ。

という訳で、はい、妹のみならず、私までもが熱が出ました。
離れて暮らしているということは、同じ病気をもらっちゃった=感染った訳でもないのに、どうしてシンクロしたのだろうな…。
同じように、発汗をともなわずに熱がどんどん上がってゆき、ピーク時には40℃。
ひどい寒気もして、らくに眠れぬまま朝を迎える…。


8月6日



食欲はないものの、食べないとくたばる…という思いを胸に、もそもそと朝食を終える。
柔らかいクルミパン半分で済むなんて、普段の私に見習わせてやりたい。

今日は休みますと上司に告げたあと、近くの病院に開業時間と同時によろよろと飛び込む。
ああ、内科のある病院が、すぐ近所にあってよかった…。
そして診断結果はといえば、扁桃腺炎ということであった。
感染るような病気ではなくて本当によかった…。
抗生物質などの薬をもらい、その足で近所のコンビニに行ってスポーツドリンクやレトルトのおかゆなんかを買い込み(これまた、近所にコンビニがあって本当によかった)、帰宅。

昼食を済ませ、薬を飲んだらあとはひたすら寝る。
昨夜殆ど寝られなかったせいだろうか、普段愛聴しているラジオ番組ですら耳に入ってこないほど、こんこんと寝られた。
抗生物質とはすごいもので、この辺りから急激に汗が出るように。
伴って熱も下がってきた。
ちなみに脱水症状予防として非常に重宝したのが、先日触れた「世界のkitchenから ソルティライチ」であった。


8月7日



熱は36℃台後半にまで下がったものの、大事をとってこの日も休んだ。
喉のつかえだけは相変わらずで、固形のものを食べる気にはなれず。
流動食を中心とした地味な食事。
あまり動かなかったからか、まめに飲んだスポーツドリンクのおかげで血糖値が高めで安定したからか、こんな食事量でも充分であった。

ちなみにスープ類は冷製スープのレトルトを温めて食べておりました。
なんか粉末のより栄養残ってそうな気がして。


8月8日



この日より仕事に復帰。
未だ続く喉のつかえと、いきなり固形食に戻るのもなあ、おかゆも飽きたなあ…と選んだものが、カップうどんというのもいかがなものか。
確かに柔らかいものだけど、あげもの乗ってるし。


8月9日



喉のつかえがなくなってきたので、ようやく普通の食事。
咀嚼というのは本当に満腹感に繋がるものなのだなあ、すぐお腹いっぱいになるのだから。
いつもこんな風だったらいいのにね。


8月10日

祖母の四十九日の法要のため、実家へ。
当日昼の予定に間に合わせるため、朝早めに家を出て新幹線で移動、朝食はその最中にカロリーメイトを。
昼・夜と食事写真を撮るタイミングなどなかったのだから、この朝食を撮ればよかった。
そう、お清めの席の食事風景なんかは当然撮れず、ただでさえ量が多いものなのにここのところの病気で食が細くなったから、夕食が入らなかったのでした。


8月11日



東京へ戻る。
疲れていたから夕食は雑なもので餃子を焼いただけ…だが、やはり焼くのは依然として下手だ。


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次回以降の当ブログなのだが、ちょっと仕切り直そうと思います。


祝辞と前兆

2013-10-18 11:33:31 | 食日記
〈7月29日から8月4日までの食事〉
※大きな写真は7月30日のもの

7月29日



最近はサンドイッチとスープぐらいの分量の夕食でも充分に感じるようになってしまった。
まあ「今日は食欲が盛ってるなあ!」という時もあるけれど、ぐっと食が細くなってしまった。
だからこそ、コンビニのどんぶりものやスパゲッティなんかは今の自分には過剰なんだよとは思うのだけれど、量が適切で毎日飽きずに食べられるものとなると、種類を望むのはまた難しいのであった。


7月30日



そんな訳でサンドイッチを食べることが多い昨今なのだが、この日はスターバックスにて。
まず400円超えという価格帯におののきつつも食すと、これが旨いんだな。
歯応えフェチの私にとって、まずパンの耳を残しているというのがいい。
他のメーカーもパンの耳を残せばいいのになあ。


7月31日



サンドイッチといえば、昨今のコンビニはサンドイッチに力を入れているらしい。
なぜか。
店内でコーヒーを淹れる店舗が増えたから、そのお供としてのサンドイッチなんだそうだ。
コンビニのカフェ化…!
なるほどパンにコーヒーというのは優秀なお供であるし、何しろ自分自身紅茶じゃ物足りないと思うこともしばしで(結果、味の濃いものを欲してミルクティーなんかをオーダーして、カロリー過多になりがち)。
コーヒーを飲めなくなったことが本当に恨めしいものだなあ。


8月1日



とあるエッセイで見かけたそれは、美味しそうだし簡単そうだし苦手を克服できそうだし。
ということで、塩豆腐を作ってみた。
エッセイの中に載っていたのは、レシピをこと細かく追うようなものではなくさらっと手順を述べるのみで、分量なんかは載っていない。
それでも他のレシピなんかを当たらずに突っ走るのが私のよくない癖で。
豆腐をキッチンペーパーでくるんで重しを乗せて水気を抜いて…という段取りは間違えなかったようだが、最初の手順「豆腐の表面に塩をまぶす」の量をおおいに間違えたらしい。
しっとり締まった様はなるほどカプレーゼにモッツァレラの代わりとして使えそうだが、いかんせん塩気が強すぎた。
以来、塩豆腐は作っていない。
初回が成功すれば、冷奴が苦手なのが克服できたのかもしれないし…残念だ。
自分という人間が。


8月2日



仕事先で余ったのをもらってきた、と事務所をシェアしているOさんがベーグルをくれた。
嬉しい。
ありがたくいただいた。


8月3日



今まで通っていた職場はあくまで屋号としての名前を冠においてあり、会社ではなかったのだが、この度晴れて株式会社へと相成った。
という訳で、構成員の決起集会を兼ねた食事会でございました。
メンバーの奥様というこの日初めてお目にかかる方もいらしたのだけれど、この人見知りの私が、共通の趣味であるパズドラのおかげで会話に困らなかった。
ありがとうパズドラ(何のこっちゃ)。


8月4日



妹より、高熱が出たものの汗が出なくて一向に熱が下がらず、このくそ暑い中寒気を感じる…という連絡を受ける。
駆け付けるほどではないから大丈夫との返事に、心配だけしておいたのだが、まさかの…
次回ブログに続く。

夏と鶴瓶と

2013-10-15 20:34:16 | 食日記
〈7月22日から28日の食事〉
大きい写真は7月27日のもの

7月22日



コーヒーが完全に駄目になってから迎えた今年の夏。
代わりによく飲んだのが麦茶だった。
麦茶というものは、対内にこもった熱を発散させ、またノンカフェインであるために、寝苦しい夜にカフェインのせいでより眠れない…なんてことも防ぐそうだ。
まさに夏にうってつけの飲料と言えよう。

色々飲んだ末に一番美味しいと思った伊藤園の麦茶をよく買っているのだが、これで思い出すのは以前勤めていた会社のこと。
来客用・社員用に買い置きしてある飲み物がこの伊藤園の麦茶で、これを見ると会社での辛いことまでもが思い出されてしまうから、実はずっと避けていたのである。
それが今や自ら買うまでになったってことは辛い記憶を過去の話として消化できたってことで、当時から変わらずパッケージに登場している鶴瓶師匠の写真を感慨深く見つめるのであった。


7月23日



TBSラジオの昼間の帯番組「たまむすび」が好きで、よく聴いている。
番組を耳にするうちに知らず知らず影響されることは沢山あって、それは食生活においても例外ではなく、キノコ、特にぶなしめじをよく買う昨今である。
料理研究家の浜内千波先生が、番組内でキノコを使った料理のコーナーを担当されていたのだ。

特に多用されていたのがぶなしめじで、この日はご紹介されていたレシピ「キノコスプレッド」を試してみた。
細かく刻んだぶなしめじをレンジで火を通し、粉チーズを混ぜて塩コショウで味を整えて、それをトーストに乗せて食べる。
(というのは、仕事の合間に聞きながらメモしたものを元にしているので、間違っている部分もあるかもしれません。
気になった方はお調べいただけると幸いです)
私はスプレッドを作ったあとに食パンに塗り、溶けるチーズを乗せてトーストすることにした。
結果はといえば美味しくて、ちょっと凝っているかのように見えながら実は簡単なものを、朝から食べられるというのも嬉しい。

キノコを使った料理のコーナーはこの9月で残念ながら終わってしまったのだが、10月から新しく塩麹を使った料理のコーナーが始まった。
それまた聞いているだけでよだれが垂れてきそうで、これからも期待大。


7月24日



渋谷はパン充(パンが充実)していて困る。
いや、困らない、とても嬉しいばかりだ。
渋谷に出向く用事があったこの日は、ヒカリエの中にある「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」へ。
実はこれが初めてだ。
夏野菜のキッシュと焼きカレーパンを買ったのだが、感嘆したのは具の存在感。
野菜にしても肉にしても大きめにカットされており、きちんと具が味わえるのだ。
ちょっとお高めではあるけど、また色々買ってみよう。


7月25日



日曜日に素晴らしい映画を観たせいだろうか、映画を観たい欲が高まってさしまい。
比較的暇していたこの日、空き時間にこの日上映している映画を調べ、19時にはそそくさと事務所をあとにした。
向かうは、終了間近で都内ではもうここしかやっていませんよ、という状態だったミニシアター。
久しぶりに降り立った下北沢は、駅の様子がだいぶ変わっていた。
地図を片手に、変わった店と変わっていない店が入り乱れる道を歩く。
劇場までの道の途中にあったKFCで腹ごしらえ。
そんな1日であった。


7月26日



胃が元気だったら、月に一度は酢豚を食べたくなる。
そんな訳でこの日はレトルトパックの酢豚を食べたのだがどうにもこうにも…
何しろ肉が冗談みたいな肉なのだ。
ほんの小さな肉を衣でかさ増しするくらいなら、肉なんて入ってなくていい。
…と、食べ物に文句を言うのは嫌だが、そりゃあ文句も出ようというような代物だったのだ。
ゆえに、この翌日に続く。


7月27日



期待を裏切られた胃をなだめるために、酢豚リベンジだ。
向かうは最寄り駅近くにある餃子の王将である。
酢豚ってこれだ!
肉!野菜!とろみ!すっぱい!うまい!
ようやく満足である。


7月28日



麻婆豆腐に、ズッキーニを入れてみたのです。
と、自分では分かってはいても何だかぎょっとするルックスだし、ことにキュウリが嫌いな自分にとっては言わんや。
美味しいけれど、必然性のある旨さかといったら微妙なところだ。
結論、麻婆豆腐には緑色は必要なし。

コーヒーの香りに喜べない

2013-10-10 11:12:14 | 食日記
〈7月15日から21日の食事内容と日々のあれこれ〉
※大きな写真は21日のもの

7月15日



仲間内でバーベキュー。
H子の誕生日祝いもともに。
そのあとは皆で「ハングオーバー!!!」を。
色々手を尽くしてくれたN君に感謝!


7月16日



この時期嬉しかったことと言えば、家の近くにコンビニが出来たことだ。
駐車場を潰して何か作っているなとは思っていたが、それがやがてコンビニの姿になっていって小躍りした。
今まで、近くにコンビニがなかったわけではない。
だが、行くにはでっかい幹線道路を渡らなきゃいけない位置にあるし、もっとすぐ近くには飲食品を売る店が他にもあるが、24時間営業ではない。
って、それで充分だろうに、いかに便利に慣れてしまったか伺い知れようというもの。
斗にも角にも、嬉しくて足繁く通ってしまっている。


7月17日



さてそのコンビニは、近頃よく見られるカップでホットコーヒーを売る店舗である。
ゆえに店内をコーヒーの香りが充満しているのだが、それが段々と辛くなってきた。
私はここ1年で体質的にコーヒーがまったく飲めなくなり、口にしなくなってしまった。
それ以前はコーヒーが好きだったから、コーヒーの香りはむしろ大好きだったのである。
それが、飲めないものは香りだって受け入れられない、というように変化してしまったようだ。
本来いい香りなはずなのに残念だ。
という訳で、足繁く通いつつも、長居は決してしないのであった。


7月18日



キュウリが苦手である。
ゆえに自宅以外で冷やし中華をどうしても食べたくなった場合は、心底詫びながらキュウリをのけてしまう。
すると残るはハムに卵に麺という、炭水化物と子供も好きなたんぱく質だけで構成された、頭の悪そうな代物になってしまう。
時折もやしやキクラゲが乗ったものも見掛けるが、まだまだ一般的と言うには程遠い。
野菜類のニュースタンダードが生まれぬものかと、結構本気で待ち焦がれている。


7月19日



卵の調理が下手である。
とくに「焼き」。
黄身がほんの少し生で白身が焦げていない目玉焼きのちょうどいい焼き加減なんて、いつまで経っても体得できない。
そんな訳で卵焼き・卵と野菜を炒めたもののの出来上がりにばらつきがある私なのだが、この日のは上手くいった例である。
ああ、焦げなかったらこんなにか綺麗な黄色なんだな。


7月20日



ミルクティーやココアなんかの乳飲料は飲むのだが、実は甘いノンアルコールドリンクはあまり好んで飲まないのだ。
例外的に好きなのが、キリンの「世界のkitchenから ソルティ・ライチ」である。
甘さが控えめのライチがベタベタとせずにすうっと喉に収まる感じが絶妙で、後日高熱が出た際にも多大にお世話になった(熱中症対策飲料としても謳っているのだ)。

この味が好きで、お菓子として展開されているものも購入。
これのグミが美味しかったよなんてツィートをしていたら、アイスバーも出ているよ、と教えてもらった。
早速買ってみると、これがまた美味しい。
ガリガリ君のような氷菓タイプで、崩してグラスに入れウォッカやジンなんかを注いだら、カクテルとして成立するのではないか。
そしたらミントの葉を浮かべたいねえ。
夢が広がりつつも試せずじまいだったので、来年も商品化されますように。




7月21日



インド映画『きっと、うまくいく』を観に行ったのだった(素晴らしかった!)。
上映時間が長く、お昼頃からゆうがたまでの時間をほとんど使ってしまう。
19時くらいに夕食にしたかったら手の込んだものは作れないな、けど外食は避けたいな、という時に作り起きしてあるハッシュドビーフというものは楽ですね。
簡単にオムハヤシライスというアレンジ料理までできてしまう。

ご飯部分も無精しようと、冷凍食品のコーナーでチキンライスを探すも、案外ないものなのだなあ(商品化はされてて、置いてなかっただけという気はするが)。
そんな訳で冷食の海老ピラフに卵を被せてハッシュドビーフをかけてみたのだが、想像通りのマッチングでございました。

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書いているのが10月中旬にして、内容は7月…。
ダイジェスト形式、しばらくつづきます。

チーズカレー味はあまり置いてないのだけれど

2013-10-08 12:08:16 | 食日記
〈7月8日から14日までの食事写真と内容その他〉
※大きな写真は7月14日の物

7月8日



このブログに上げている写真というのは、一日分をまとめて一つの画像にするという作業を、余裕のあるときにフォトショップ上で行っている。
そうして編集しているときに苛まれるのが、数日前に自分が食べていたものを食べたくなるということだ。
それが遠くの料理店ならまあまあ諌められるが、困るのがすぐその辺で買える商品。
野菜をたっぷり健康的に!と心がけていようが、すぐ買える食品ってのはだいたいが栄養素的にはご法度ってもんで。
という訳でこの日の自分の写真に釣られて、編集した日に言い訳しながらカップヌードルを食べたのだが、まず根底に美味しいからという理由があることを強く伝えておきたい。


7月9日



とある日に聞いていたラジオ番組のメッセージテーマが、「これを(食事に)出されたら手抜きだと思う」というような内容であった。
「自作の方が明らかに見た目が悪いので、否が応にも気付く冷凍食品」なんていう意見が上がる中、圧倒的に多かったのは「茹でたブロッコリー(単品)」である。
これは自分で用意したときに、なるほどなあと思うのである。
これ一つでボリュームは出るし、味付けはマヨネーズでも置いておけば結構。
なんなら塩ゆでにどもしとけば、味付けを心配しなくて済む。
それに何といっても、切って茹でたらOKなんである。
確かにこれは手抜きで、でも世の中の食事を用意してもらっている立場の人は感謝しろよ、などと思うのであった。


7月10日



無印のレトルトのレッドカレーって初めて食べたかもしれない。
が、やっぱイエローカレーの方が好きだな。
ほんと、ただの感想。


7月11日



何で食事の量を「体積」で考えられないのだろうなと、我ながら不思議に思う。
弁当というほどのたいそうな量はいらなくて、おかず少しとご飯も少しあればいいと選んだこの夕食内容、うかつであった。
ご飯の表に見えている表面積がさほどでもなかったのだが、実は高さがたいそうな量であったのだ。
物は三次元なのだから、縦かける横と、そりゃあ高さもあるだろう。
なんで食事を二次元で考えるんだろう…。
死ぬ気でたいらげたのであった。


7月12日



先日感動を覚えたいなばのタイカレー・グリーンだが、この日はいなばのイエローカレーを初めて食べた。
尚、グリーンの具はツナだが、こちたらはチキン。
あとは赤パプリカも入っている。
そしてこれも大変に美味いのであった。
市販のイエローカレーでは私は無印のものが一番好きなのだが、これはそれに匹敵する。
美味いものが安く、その辺で買える…こんな世の中に感謝してやまない。


7月13日



そうめんの麺つゆにごま油を垂らすと美味しい、というのを母から教えてもらったのだけど、牡蠣のオイル漬けの油を使っても当然のように美味しかった。
ぜひお試しを。
あとはわさびを入れるのも好き。


7月14日



乃木坂の新国立美術館でやっていたアンドレア・グルスキー展を観に。
私はかつて六本木にあった会社で働いていたのだけれど、千代田線沿線の町で暮らしていたため、乗り換えをせずに乃木坂で乗り降りして会社まで歩いていたのであった。
(俳優座にほど近い会社には、乃木坂は大変近かった)

さてそんな足繁く通った乃木坂であるが、この辺にあるお店のことは殆ど知らないのだ。
かといって六本木のお店だってよく知らなくて、ファストフードやドン・キホーテで買えるものに胃袋を支えられていたものだ。
思えば街も様変わりしたし(その頃はミッドタウンがなかったし、もしかしたら美術館もなかったかも)、その頃あった飲食も無くなっているかもしれないが。

閑話休題、展覧会の前に腹ごなしをしたかったのだが、あいにく店をしらないときたもんだ。
美術館を近くを歩き、ひっそりと地下に佇むカフェレストランに入ったのだがこれが当たり。
頼んだオムライスはオーソドックスなチキンライスを卵で包んだもので、ほっとさせる味わい。
これ、大好きだ。
他のものも美味しそうだったので、美術館に行ったらまた寄ろう。