三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

雲のようなハンバーグ

2013-06-06 10:38:56 | 買いました。
〈4月21日の食事〉
朝:フレンチトースト 紅茶
昼:昨日の焼きそばの残り 烏龍茶 トマトジュース
夜:三元豚のハンバーグ二種 ゴボウとレンコンのニンニク醤油炒め サラダ 炊き込みご飯 きっと何らかのお酒

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こちらのハンバーグは、吉祥寺のおとりよせイベントで購入したもの。
以前書いたレバーペーストと同じ、平田牧場のブースで買ったものである。

で、このハンバーグがとても美味しかったのだ。
生地がかきめ細やかで、ふわっとしている。
肉汁が、涌き出るように溢れる。
正直、メインだったはずのレバーペーストよりも気に入ってしまった。

後日、銀座にある山形県のアンテナショップに行ったところ(平田牧場は山形県にある)、レバーペーストはあったものの、このハンバーグはない模様。
これを扱わないなんて勿体ない!
取り扱いの開始を望むとともに、都内の店で買ってばかりいないで、そろそろお取り寄せってものをすべきなんでしょうねえ。


水玉

2013-05-30 11:27:06 | 買いました。
〈4月15日の食事〉
朝:トースト ジャム2種 紅茶
昼:お弁当(炊き込みご飯、鶏のしょうが焼き、いり卵)
夜:回鍋肉丼(ローソンで購入)

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そうそう、買ってからだいぶ時間が経ってしまったが、新しい皿を買ったのだった。
沖縄の「やちむん」(=焼き物)。
益田ミリさんの本の口絵で、こういった水玉模様のようなやちむんを知り、以来ずっと惹かれていたもの。
それと近いデザインのもので嬉しい。

小さなものを買ってしまったから、用途はほぼ取り皿。
盛りつけるといったことをまだしておらず、皿は役不足を感じるかなあなどと思いつつ。
深い耐熱皿の中に、立て掛けるようにして収納するなどして、愛でる日々である。


ドリップコーヒー

2013-04-11 10:46:25 | 買いました。
〈3月9日の食事〉
朝:セブングレインハニーベーグルに、おそらくチーズ(マルイチベーグルで買ったもの) コーヒー
昼:カップヌードル・カレー
夜:刺身盛り合わせ 日本酒色々 えびの唐揚げ 鶏と野菜の生春巻など @穂のか/武蔵小山

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すこしだけ出勤。
そのあと、武蔵小山の穂のかで乾杯、ごちそうさまでした。



ところで、カレーヌードルの時も「年間カレー食数」に加えてよいだろうか。

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ルーティン潰しといえば、こんなこともあった。

朝のコーヒー。
私は朝にコーヒーを飲むことか多いが、こだわりはあまりない。
「酸っぱいのは嫌だなあ」くらいの好みはあるが、正直なところそれ以外での味の差は分からないので、インスタントでも構わないし、人からコーヒーを贈られた際はありがたくいただく。

そういった信条なのだが、今年に入ってからはドリップコーヒーを飲むことが多かった。
お歳暮でもらったのか、実家の母から大量に送られてきたのである。

このドリップコーヒーというやつが、中々にいい。
例によってその味の差なんてものは私の舌には分からないが、いいのは淹れるのに時間が必要なこと。
お湯を沸かしてカップにセットして、少しだけ蒸らしてからお湯を注いで、あとはペーパーフィルターから濾されるのを待つばかり…という時間に、忙しい朝にもゆとりと一区切りを与えられるな…と思うのだ。
そんな訳で、実家からのコーヒーが切れたあとも、自分で何かしか見繕って買っている。

そんな折りに、こんなものを見つけた。
今まで見たことのないメーカー、パッケージ。
京都の喫茶店とのコラボレート商品らしい。



封を開けて驚いた。
一般的なドリップコーヒーは、フィルターとコーヒーが一緒にパッケージされていて、カップに引っ掻けるような構造になっていることが多いが、これはコーヒーと紙フィルターが別になっている。
フィルターはカップよりやや長めの直方体で、中央には丸い窪みがついている。
この窪みにコーヒーを入れ、それにお湯を注ぐのである。

直方体いっぱいに入ったコーヒーの原形が、ぽたぽたと少しずつカップに落ちていくさまが面白い。
そうして淹れたコーヒーは、例によって極めて美味しいかどうかはよく分からないけど、何よりいつもと少し違う行程で得られたというのが新鮮だ。
ささやかだけど、こんなルーティン潰しもあるのだなあ。

やや高い商品ゆえそんなに頻繁には買えないが、特別さがほしいときにまた買おうと思う。


缶つまに敬礼

2013-04-09 11:27:47 | 買いました。
〈3月6日の食事〉
朝:トーストにジャム 昨日のおかずの残り コーヒー
昼:お弁当(玄米、豚とゴーヤの味噌炒め、スクランブルエッグ、じゃがいもと菜の花の塩麹炒め)
夜:ハムチーズ卵サンドイッチ もっちチョコパン トマトジュース

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外食以外はろくに美味いもん食べていないようですが、いやいや何の。
家の中でもしっかりと食べておりますよ。
例えば、そう、「缶つまレストラン」シリーズなんかを。

「缶つまレストラン」「缶つまプレミアム」とは、缶詰めメーカー・国分から出ている美味しい缶詰のシリーズ。
ただの缶詰と侮ることなかれ。
美味しい厳選食材が、美味しい調理方法を以てして詰め込まれているのだから、これはあれだ、宝箱だ。

その宝箱の値段は具材・調理方法によってさまざまで、下は200円台~上は1000円超といったところ。
まあ、1000円を超えるようなのは食材の時点で高いもので(ウニとか。ちなみにそんなに高いものにはまだ手を出せておりません)、一番よく見受けられる価格帯は、500円前後かなと思う。
今や100円ショップでたやすく缶詰を手に入れられる時代だから割高にも思えるが、何のそののこの美味さだ。
外飲みに比べたら遥かに安上がりではないか。

というものの存在は、マンガ『おとりよせ王子 飯田好実』で知った。
おとりよせせずとも、ちかくの酒&フードショップ・やまやでは手に入る。
やまや、万歳。

いくつか食べた中では、マンガにも紹介されていた「マテ茶鶏のオリーブオイル漬け」がやはり美味しい。
くたくたに煮えた鶏に、オリーブオイルと塩がやさしく絡まり、とろける味わい。



尚、前述飯田くんはアレンジしてサラダにしていたが(汁もレモン汁と合わせてドレッシングにするという懲りよう)、私はそのまま食べております。

それ以外では、ハバネロ風味のオイルサーディンと、「トップシェルのローストソルト」が美味しかった。
私はいずれも酒のあてとして食べているが、ご飯のおかずとしても美味しいのではないかと思う。





とまあ、結局自炊で美味しかったという話ではないのだが。
これからも缶つまシリーズにはお世話になりたいと思う。

目が覚めるブルターニュ

2013-04-01 11:34:56 | 買いました。
〈2月25日の食事〉
朝:メゾン・カイザーのパンたちにキャラメルのスプレッド コーヒー
昼:お弁当(ゆかりごはん、メカジキのタレ焼き、にんじんしりしり、じゃがいもとピーマンのいためもの)
夜:黒モルツ 豚の鉄板焼き(って名前ではなかったけど…) @PRONTO・飯田橋店

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思わず「うわあ」と声が出た。
それを言わせた物の名は「キャラメル・ブルターニュ」と言う。
ロミ・ユニ・コンフィチュールというお店が出している、塩入りのキャラメル・スプレッドである。

そんな声が出るのは単純明解、美味いからだ。
キャラメルのほろ苦さが混じった甘さ。
時おり歯に触るじょりっといった塩の食感。
一口ごとに印象を変えるようで、美味しくて楽しい。

ロミ・ユニに伺ったのは今回が初めてではないのだが、以前は果物系ばかりを買っていた。
キャラメルってこんなに美味いんだな。
お店の人気No.2というのも頷ける。

キャラメルって、要は砂糖なんである。
ただでさえジャム類は糖質過多になってしまうのが気がかりなところ、果物を使ったものより糖分に満ちている。
けれど、控えるなんて出来なかった。
美味しさに食が進んで、あっという間になくなってしまった。
キャラメル・ブルターニュ、恐ろしい子…

ロミ・ユニ・コンフィチュールは鎌倉だけでなく、東京の学芸大学駅近くにもある。
実は我が家に程近く、自転車で10分も漕げば着く距離だ。
だけど、容易く手に入るのは怖いので、鎌倉にだけ行くべきなのかなあ…。
(なんてこの時は思ったけど、あっさりと欲望に負けて学大店行っちゃった)

ごめんなさいの山椒

2013-03-27 19:31:52 | 買いました。
〈2月10日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:ゆかりごはん 豚汁 油揚げを炙ったもの
夜:ごはん 豚汁 鰆の塩焼き

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スーパーでその姿を見たときに、深く懺悔したのであった。

ことの始まりは、1月に飛騨高山に行った直前に、安野モヨコさんのエッセイを読んだこと。
それには、お気に入りの調味料として「飛騨山椒の山椒」と書かれていた。

飛騨山椒という名前であらば、飛騨にあるメーカーなのだろう。
ならば、高山にも売っているのではなかろうか。
よし、高山で見かけたら買ってこよう。
高山行き直前で知るとは、なんてよいタイミング。
今まで山椒を買って使ったことはないし、いいきっかけになるんじゃなかろうか。

天啓を受けたような気持ちになって高山の街を歩けば、果たして「飛騨山椒の山椒」はあったのであった。
緑色の小さな缶。
挿絵と同じだ、間違いない。
お店の女性は、「京都で使われている山椒の7割が飛騨産なんですよ」などと嬉しそうに話しながら、缶を包んでくれた。
誇りの品ということだ。
期待に胸が高まる。

賞味期限は開封から半年、その間は冷蔵庫で保管してくださいね、というアドバイスも受けていたから、開けたときに日付を書いたテープを貼って、準備も万端。
炙った油揚げに醤油を垂らしたものの香ばしさに、山椒はピリリと効く。
大人の味だ。
美味しいなあ、買ってよかった。

ここまでは何の問題もない。
問題はその後、スーパーに立ち寄ったときのこと。
胡椒の瓶を、眺めていたのだ。
たいていのスーパーでは、スパイスや調味料の類いは一ヶ所にまとまっているから、山椒のコーナーも近くにあった。
そこに目をやると、緑色の缶…飛騨山椒の缶なのであった。

実を言うとその前、高山から帰って缶を開けるまでの間に、KALDIでも見かけていたのだ。
もしや、どこにでもあるメジャーなものかも…とそのとき嫌な予感がしたのだが、とはいえKALDIといえば珍しい食品を扱うお店。
たまたま扱っているだけで、そうそうは売ってないかもしれないじゃないか…という期待も崩れた。
一般的なスーパーにあるというなら、それは取り立てて珍しくはない商品ってことである。
それをわざわざ旅行先で…。

もっとまずいのは、お土産として送ってしまったことである。
しかも、店員さんから聞いた話やら、安野さんのエッセイの話やらを書き添えて。
その行間には、ドヤ顔がにじみ出ていたことであろう。
あー恥ずかしい。
(安野さんの名誉のために付記するが、あまり出回っていないけど美味しいものとして取り上げておられた訳ではない。
私が勝手に珍しいものだと勘違いしただけである。)

まあ、私の「山椒素人」っぽさが窺えようというもの。
ものとしては素晴らしいから、救いであった。

足を使えば

2013-02-21 23:50:34 | 買いました。
〈1月17日の食事〉
朝:トースト カッテージチーズ メープルシロップ コーヒー
昼:ゆで玉子入りカレーパン チョココロネ(以上二点、いちげベーカリーで購入) トマトジュース
夜:パスタラザニア(ローソンで購入) 濃厚ギリシャヨーグルト

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「すず音」を買ったのだ。
炭酸を足したのではない、自然の発酵が生んだ発泡する日本酒。

「おとりよせ王子」で知って購入に走った第一号がこれになったわけなのだが、おとりよせしたのではなく。
池袋にある宮城県のアンテナショップにて購入。

こんなときに、自分の足を駆使すればある程度のものは買えるという、東京の地のありがたさを思うのだ。
しばらくアンテナショップ巡りから足が遠のいていたが、またあちこち廻りたいなあ。
せっかく栃木のアンテナショップもできたことだし。

すず音はとても美味しかった。
また買いに行こう。


ポイント酒

2013-01-17 11:01:09 | 買いました。
〈2012年12月21日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:お弁当(白米、肉のおかず、卵のおかず、もやしと白菜の和え物)
夜:事務所の忘年会でした

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人をせせこましくさせるけど、一度はまったら虜にさせてしまう。
ポイントカードって、そういう代物だと思う。
中でも我が家で重宝しているのは、スーパーの東急ストアや東急系列の百貨店・ショッピングモールで使える、東急のカードである。

食糧の買い物はなるだけ東急ストアで済ませる。
東急ストアでは度々ポイントアップデーというものがあり、その日になるだけまとめ買いをする。
雑貨などで、売っている店の店舗がいくつかある場合は、なるだけ渋谷ヒカリエの中に入っているショップで買う。
…ううむ、列挙しているだけでも、何というせせこましさか!

そうして1年半ほどかけて貯めたポイントは、4000ポイント強。
1ポイント1円換算で、系列店にて商品と交換できるのだが。
そうしていそいそと交換したのは、ちょっといい日本酒一升である。
ただ酒を食らおうってもんで、ああ、本当にせせこましいのう。

この話に落としどころはないのだけれど、なに恥を晒しているのだか。
昨年春ごろに母にこのブログがバレてしまったのだが、こんなの読んだら、情けないって言われるんだろうな、と思う。

おべんとおべんとうれしいな

2012-11-14 10:58:24 | 買いました。
〈10月18日の食事〉
朝:クリームチーズとハチミツのせトースト ココア
昼:おまかせ弁当(DELI吉で購入)
夜:バターチキンカレー ナン @スルターン/飯田橋

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事務所の近所にあるお弁当屋・DELI吉は、カレーが美味しい。
特にトマトとショウガをふんだんに使ったチキンカレーが絶品で、時々無性に食べたくなる。
一方でお惣菜も美味しいのだが、あまり手がのびることはなかった。
単品としては美味しくても、味付けの方向性があまりご飯と合わないなと感じることが多かったからだ。

だからこの日はしばらくぶりだったのだけれど、食べて感動してしまった。
味のベクトルはそのままに(カフェのお惣菜、といった趣である)、その上でご飯と合うように作られていたからである。
今までだったら、ご飯を挟まずにおかずばっかり食べてしまい、ご飯余っちゃうなあ…まあ食べるけど、といった案配だったのが、これならご飯もおかずも等しく進む。
うむ、美味しい。
自分で朝作るならこんなには無理だよ…というくらいにおかずの種類が多く、野菜がたっぷりなのも嬉しい。

また、この日の弁当には、学ぶこともあった。
レモンとハンバーグって、合うんだな。
おまけに、ご飯との相性もいいだなんて。
以前レモンをいただいた時、揚げ物に絞っただけで持て余して、結局腐らせてしまったのだが、こんな使い方をしても良かったんだな。

これだけの内容で、600円。
自分で作る余裕がなかった時のみならず、またいただこうと思います。

るみ子の酒と正解の皿

2012-11-01 01:13:33 | 買いました。
〈10月7日の食事〉
朝:さつまいものスコーン(キィニョンで購入) トマトジュース+黒酢
昼:キノコとベーコンのチーズクリームスパゲッティ(レトルトソースをアレンジ)
夜:鮪の炙り 豚しゃぶサラダ アボカドと明太子の和え物 日本酒など @件/学芸大学

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「るみ子の酒」をいただきました。
ラベルのイラストは、マンガ「夏子の酒」を描かれた尾瀬あきら先生によるもの。
日本酒に興味を持ってから、一度は「夏子の酒」を読みたいと思っているのだが、いまだに果たせずにいるなあ。
「るみ子の酒」、美味しかったです。

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さて、便利なものを買ったのでご紹介したい。
これである。



品名を忘れた…というか、どう表現したらよいか分からなかったので、写真を載せて代わりとする。

とあるショッピングモールにて、同行者と待ち合わせしていた時のこと。
時間調整がてら、近くにあったアフタヌーンティーで暇潰しだけをするつもりが、目があったのが運のつき。
手にとってみれば、何ともまあ便利そうじゃありませんか。

立方体の皿部分は、陶器製。
シリコン製の蓋がついている。
蒸気を逃がすための穴が空いていて、それにも蓋が付いているから密封もできる。

これはすなわちどういうことかと言えば、陶器だから電子レンジにもオーブンにも使えて、調理器としてだけでなく、そのまま食卓にも乗せられる。
蒸気を逃がすための穴があるということは、電子レンジ蒸し調理器としても使える。
シリコン製の蓋がついているということは、余ったものはそのまま蓋をしてれいぞうこに仕舞える。
4ウェイにも5ウェイにも使える代物なのだ。

特に、電子レンジ蒸し調理器として使えるのが好ましい。
私が一番最初に買ったシリコンスチーマーは、ちょっとだけ蒸したい時には容量が多過ぎた。
そしてうちの電子レンジには大きく、回転するときにつっかえて回らない時がある。
そんなわけで一回り小さな物が少しだけ欲しかったのだけれど、まったく同じ材質のものだと元々持っていた方を使わなくなりそうで気が引けたのである。
その点これなら、違うものを買った感覚でいられるから、何を思うこともない。

唯一の難点は蒸し調理器として使うと熱くなり過ぎるところだが、単に私が熱いものを持つのが苦手だからだという気がする。
なら、特に問題でもあるまい。

こうして、買ってからというもの、ふんだんに使っている。
約1500円。
買って正解度の高い買い物であった。