三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

私と花のズボラ飯

2011-09-06 22:21:05 | 食とレビュー
〈8月29日の食事〉
朝:ツナと野菜のサンドイッチ(シニファン・シニフィエのパン使用) フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鮭とパプリカの塩麹焼き、ピーマンをどうにかしたもの、卵料理?)
夜:レトルトグリーンカレー しめじ増し+玄米ご飯

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なんでもない日の一週間前の食事の記憶が危ういほどおぼろだ。
自分で作ったものに対して、「卵料理?」って。

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さて、マンガ「花のズボラ飯」を読んだのだ。
主人公は夫が単身赴任中なため、東京で一人暮らしを送る主婦の花30歳、仕事は本屋でのアルバイト。
そんな彼女が食べるズボラな食事と、ぐうたらした日々、といった作品だ。

これがまあ、面白いんだけど、何とも尻の辺りがむず痒くなるのである。
原因は探るまでもなく。
花のだめさ加減に、深くシンパシーを覚えるからである!

いやあ、片付けやら掃除やらは、溜め込む前にやりますよ。
けれど、花の食卓に散らかったものが、ドラッグストアからなんかのDMだったり、投げ込みチラシだったりに対して、ああ分かる分かる。
チラシはすぐ捨てるけど、意外とDMって厄介なんだよね。
片付けたふりしているけど、本当のところは適当なバッグに突っ込んだだけなので、ダメさ加減はどっこいどっこい。

ええと、その場に誰もいないからって、一人言は言いませんし、「この味…たまらん坂!」といったダジャレも言いません。
が、実際に口に出さないだけで、頭の中は饒舌なのだから一緒だ!
ダジャレ問題だって、「水蒸気 噴くまで待とう ホトトギス」くらいの事は、ええ頭に浮かんじゃってますよ(炊飯時)。

極めつけは、食欲に火が吹いてしまって、「私今なら豚って呼ばれてもいい!」とばかりにガツガツ食べて、お腹が満ちて冷静になった時に押し寄せる、緩い後悔のシーンだろうか。
ああ、あるある…。
「いいっ!美味いからいいの!私、今、飽食ジャパン!」とばかりに食べて、後で悲しくなること、結構あるよね…。

シンクロする花と私だが、決定的に違っていて、見習いところが一つ。
ぐうたらやズボラは、最愛の夫・ゴロさんがいない時に限られているところ。

それは、「花のズボラ飯」というタイトルに顕著で、名前は頻繁に上がるにも関わらず、ゴロさんが一回も登場しないのだから明らかだ(単身赴任先から帰った日も、事前と事後にそれが分かる記述があるのみである)。
ゴロさんがいたら、花の「ズボラ飯」が成立しなくなってしまうのだ。

対する私はといえば、同居人を前にしても、まあ、食欲は変わらずありますし、飲みに行った帰りにチロルチョコなんて買って、呆れられることしばしですね。
こんな発表をするのもナンですが、同居人がいようがいまいが、出かけるまではノーブラパジャマで日々の家事してますしね。
洗濯物は散らかさないけど、それって家事は分担制で、洗濯はそもそもが担当外なのであった(全くしないわけではないけど)。

つまりは、共感しつつも、頭が上がらないや、ってのが花という人なんである。
「ズボラ」つったって、そうめんにゃちゃんとミョウガを添えるし、何かとちょいとした一工夫するのだから、えらいのだ、この人。

せめて小綺麗な格好で家事をするべか、と反省に次ぐ反省。

愚か者の塩麹

2011-09-06 00:14:00 | 食日記
〈8月28日の食事〉
朝:目玉焼きトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:牛ステーキ丼定食 @青柚子・二子玉川
夜:金麦 湯葉 牛のたたき(スーパーで買った) 野菜の酢豚風 いぶりがっこのクリームチーズ和え 炒飯

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すっかり気に入ったものだから、延々と塩麹を作り続けている。
現行の塩麹が減ってきたら、仕込みから仕上がりまでかかる時間を逆算し、新たに麹を買ってくる、という按配だ。
そして、どうせすぐに使ってしまい、半年寝かせたものなんて夢の夢なのだから、だったら最初から多めに作ろうと思ったのである。
事の発端はそこであった。
そんな欲目が、自分の愚か者っぷりを露呈する羽目になるとは。

私が買う「みやここうじ」は一包装200gである。
いつもなら一つの分量を使うところ、今回は2つ使おう。
この麹の量ならば、塩は120g。
水はそれらを容器に入れて、ひたひたになる程度。

対して用意した容器は、900ccのもの。
これに入りきるだろうと踏んでいたのだ。
賢い方ならもうお分かりでしょう。
私は、麹も塩も、水と同様1gを1ccに換算してしまったのだ。
ああ、何て馬鹿なんだろう。

麹をほぐし始めた時から、「もしかして、ちょっと多いかな?」と思っていたのだ。
麹400g全てをほぐして塩と混ぜ合わせたら、大きめのボウルいっぱいになり、「多いかな…けど、瓶に入れたら意外と入っちゃうかも」と、この時点でもやっぱり馬鹿。
完全に血の気が引いたのは、塩と麹が瓶の縁まで到達しても、ボウルにはまだ残りがあった時。
これで初めて気付いたのだから本格的な馬鹿と言いますか、こんなに馬鹿馬鹿言ってたら、馬と鹿に申し訳ないと言いますか。

まったく、一袋が計量カップ一杯にまるまる入るか考えたら分かるだろうに。
慌てて瓶をもう一つ取り出し、煮沸消毒したのは言うまでもない。

という訳で、このターンの塩麹は完成したかな、という今日この頃。
今使っている分の瓶も合わせて、1リットル弱級の瓶が、3つも冷蔵庫にストックされている状態だ。
これがいつ1つだけになるのか、なるほどこれなら半年ものが育ちそうな予感である。