〈9月11日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+豆乳
昼:炒飯のつもりだった… 白菜と蕪の豆乳味噌スープ
夜:白菜と豚の重ね蒸し 玄米ご飯 大根とがんもどきの煮物 いぶりがっこのクリームチーズ和え なまはげボックル
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よかれと思ってやったことが、裏目にしか出ない結果になることがあると思った。
美味しい炒飯を作ろうと思っただけなのだ。
少しでも健康的に仕上げたかっただけなのだ。
あらかじめ卵をご飯に混ぜておくと、ご飯がパラパラになると聞いた。
玄米を使う分には大抵ご飯はパラパラになるのだけれど、問題は卵である。
別でちゃんと油を使って炒めないと、剥げかけたテフロンのフライパンでは、こびりついてしまう。
そんな訳で、まずは卵を炒めて取り出してからまた油を注ぎネギを炒め…という過程を踏むため、油の量が気になっていたのだ。
卵をご飯に混ぜちゃっていいなら、油を使う量はその分減るのでは。
単純にそう思ったのだが、顧みるとそれが失敗のメインであるように思う。
メイン、という事は他にも思い当たりはあって、冷凍庫にもご飯はあったのに、炊きたてご飯を使ったこと。
野菜を多めに使い(これも健康志向の一環)、水っぽくなる要因に拍車を掛けた。
そしてやはり、一人分の炒飯ならまあ作れる、くらいのサイズのフライパンで二人分を作るには、熱の伝導から言っても不完全だ。
結果として出来上がったものは、半熟卵ご飯といった面妖の代物。
更には味覚の上では正となる筈の海苔が、見た目には完全に負となった。
きったねえな何だこれは。
同居人曰く「べっちゃー飯」、上手いこと言ったつもりか。
味はといえば、変わったリゾットだと思えば食べられなくもない。
だが何でそう言い聞かせなければならんのだ。
お前は炒飯ではない!
母さんはそんな子知りません!
語気を荒げながら、それでも全部胃袋に納めてスプーンを置く。
早々のリベンジを誓ったのは(けれど、卵を混ぜないスタイルで)言うまでもない。
朝:フルーツグラノーラ+豆乳
昼:炒飯のつもりだった… 白菜と蕪の豆乳味噌スープ
夜:白菜と豚の重ね蒸し 玄米ご飯 大根とがんもどきの煮物 いぶりがっこのクリームチーズ和え なまはげボックル
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よかれと思ってやったことが、裏目にしか出ない結果になることがあると思った。
美味しい炒飯を作ろうと思っただけなのだ。
少しでも健康的に仕上げたかっただけなのだ。
あらかじめ卵をご飯に混ぜておくと、ご飯がパラパラになると聞いた。
玄米を使う分には大抵ご飯はパラパラになるのだけれど、問題は卵である。
別でちゃんと油を使って炒めないと、剥げかけたテフロンのフライパンでは、こびりついてしまう。
そんな訳で、まずは卵を炒めて取り出してからまた油を注ぎネギを炒め…という過程を踏むため、油の量が気になっていたのだ。
卵をご飯に混ぜちゃっていいなら、油を使う量はその分減るのでは。
単純にそう思ったのだが、顧みるとそれが失敗のメインであるように思う。
メイン、という事は他にも思い当たりはあって、冷凍庫にもご飯はあったのに、炊きたてご飯を使ったこと。
野菜を多めに使い(これも健康志向の一環)、水っぽくなる要因に拍車を掛けた。
そしてやはり、一人分の炒飯ならまあ作れる、くらいのサイズのフライパンで二人分を作るには、熱の伝導から言っても不完全だ。
結果として出来上がったものは、半熟卵ご飯といった面妖の代物。
更には味覚の上では正となる筈の海苔が、見た目には完全に負となった。
きったねえな何だこれは。
同居人曰く「べっちゃー飯」、上手いこと言ったつもりか。
味はといえば、変わったリゾットだと思えば食べられなくもない。
だが何でそう言い聞かせなければならんのだ。
お前は炒飯ではない!
母さんはそんな子知りません!
語気を荒げながら、それでも全部胃袋に納めてスプーンを置く。
早々のリベンジを誓ったのは(けれど、卵を混ぜないスタイルで)言うまでもない。