三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

JAめむろは、ある意味、カレーライスになりたいのだという

2011-09-18 15:53:26 | 食雑記
〈9月9日の食事〉
朝:豆腐チーズトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(ひき肉と野菜のトマトオイスター丼、えのきの卵とじ、ナスとレンコンの酢醤油炒め)
夜:海老のトマトクリームパスタ(ローソンで購入) チーズヨーグルト 野菜ジュース

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さて、何か書くことあったかしらん、と携帯の画面から顔をあげ、これを書いていた電車の中に何となく目をやる。
と、小さな男の子が何かを美味しそうに頬張る車内広告が目に留まった。
「JAめむろは、ある意味、カレーライスになりたい。」というコピーが書かれている。

何事だどういうことかと詳細を読むべく、広告に近寄る。
曰く、カレーは誰からも愛され、おかわりと会話がすすむ食事である、と。
JAめむろの生産している農作物も愛される存在になりたいから、カレーライスはJAめむろのライバルです、といったことらしい。

なるほど、と思った。
誰からも愛される存在の食事としてカレーを選んだところに、隅に置けないニクい奴、と思ってしまうのは、私がカレーを大好きだからか。

そして、秀逸な広告である、と思った。
何だろうと目を引かせ、脳裏に焼き付ける。
広告の基本がそこにある(って何を偉そうに)。

ひとまず「JAめむろ」の存在は私の脳裏にたたき込まれた。
農作物をそんなに何もかもは生産してないだろうから、ピンポイントに私が欲しい野菜を生産しているとは限らないと思うが、同じものの選択肢が、JAめむろor notなんて事になった場合は。
たとえ広告のことはすっかり忘れてしまったとしても、迷わずJAめむろの生産物を選んでしまう予感大だ。

定食屋の無粋

2011-09-18 10:14:00 | 食雑記
〈9月8日の食事〉
朝:クリームチーズのメープルマスタードオープンサンド かぼちゃのオープンサンド 濃厚ギリシャヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鰆の味噌漬け焼き、肉じゃが、ブロッコリーとパプリカのコンソメ蒸し)
夜:トマトチーズチゲ ごはん もやしのナムル とうもろこしのひげ茶

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@_Da1がツィートしてたギリシャヨーグルト(森永のやつ)、美味しかったよ

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面白いけど無粋なものを見たのでご報告したい。

私の職場は飯田橋で、神楽坂からもそう遠くないこともあり、昼食を求めに歩くことがままある。
「そうなんだよな、神楽坂って飲食店多いから、ランチを出すお店だって豊富なんだよな、いつもそれ忘れてパン買いに行ってばかりなんだけど」と思いながら、各店舗のランチメニューが書かれた黒板なんかを眺めていると、ある店の前で目がとまった。

どうやら和定食を出すらしいそこでは、「本日の日替わり定食」とやらを、お盆に皿を載せたのを外に出して宣伝している。
それだけなら普通なのだが、皿の中にメニューが書かれた紙切れが入っているのであった。
すなわち、例えばそれが「生姜焼き定食」だったとしよう。
その場合、平皿に「生姜焼き」、ご飯茶碗には「ご飯」味噌汁椀には「味噌汁」、小鉢なんかには「お新香」など書かれた紙切れが入っているのである。
(※確に内容を覚えていないので、便宜上、よくある定食をこのお店のフォーマットに当てはめてみた。実際に同じ献立がある訳ではない)

それを見て、思わず吹き出してしまった。
いやあ面白い。
こんな雑な紹介の仕方があったものか。
だけど、面白いけど、入ろうとは思えないなあ。
だってこれを見て美味しそうとは思えないもんなあ。

なぜこういう開示の仕方になったのか、考えてみる。

「本日の定食」なのだから、毎日蝋細工のサンプルを作れないだろうというのは分かる。
この暑さだ、実際の定食を外に置いておく訳にもいくまい。
ならばとお品書きを書き出して掲示して終わりにしないのは、使う皿を置くことで、ボリューム感を分かりやすくしたかったのだろうか。
だとしたら、雑に見えて物凄く合理的なアピール方法だったのか。

そうなると途端に知性なるものが見え隠れしてくるが、やはり美味しそうに見えるかはまた別の話で。
「ああ今日も紙切れなのだなあ」と意地悪くチラ見しながら、店の前を通り過ぎるのだと思う。