三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

私のアルバムをみた、京都で

2011-09-29 21:32:25 | ちょっと遠くに行きました。
〈9月19日の食事〉
朝:ピザトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト 温野菜サラダ コーヒー
間食:八つ橋クレープ @京都駅
昼:オムライス @京都国際マンガミュージアム内カフェ
夜:木の葉丼 赤だし お新香 @生そばもり平・京都駅内

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この日より、4日ほど旅に出た。
人と興味を合わせにくいどころか、自分だけが観たいもの中心でまわる一人旅である。

一日目は、京都へ。
行き先は京都市内にある、京都国際マンガミュージアム。
途中で抜け出して行きたいパン屋にも行くけれど、ここで日がな過ごすのだ。
結果、せっかく京都にいながら寺社や城などを見に行かなかったのだから、八百万の神の中で観光の神様などいらっしゃったら、怒り心頭かもしれない。
それであの雨というのは出来過ぎた話か。

だからして飲食も、昼はミュージアム内のカフェで。
京都っぽいものといったら、八つ橋クレープを食べたくらいか。
米粉ベースの生地に、豆乳クリームと抹茶とあずき、クラッシュした八つ橋が入ったクレープは、あっさりしていてとても美味しかった。
あとは強いて言うなら、木の葉丼もデイリーポータルZにて、関西方面の味だったはずだと覚えて選んだので、それもまあ観光らしさはなきにしもあらずなのである。
しかし、マンガミュージアムもデイリーで知った施設なので、つくづく私の興味の土台ってデイリーなんだなあと思う。

して、マンガミュージアムだ。
五万冊以上の蔵書を誇るこちらは、海外のマンガや日本のマンガが外国語に翻訳されたもの、60年代当時に出版された貴重な本や、はたまたマンガ原稿だったりと、資料的価値も充分なのだが。
なんといっても魅力なのは、その蔵書の殆どが自由に読めることではないだろうか。
そして、読む場所が制限されている本もあるが、基本的に館内のどこででも蔵書を読んでよく、晴れていたら中庭の芝生の上で読んでもいいのだ。
これで、当日限り再入場可で、大人料金800円なんである。
なんだそのパラダイス。
もし京都に住まいがあったら、終電を逃した以外の理由で漫画喫茶に行かなくなると思う。

圧巻だったのは、年ごとに区切って、その年に始まった代表的な作品や雑誌が集められた本棚。
これが噂に名高い「COM」かあ、と手に取れば、ゲゲゲの鬼太郎と巨人の星のコラボレーションが載っていたりするのである。
好きな作家のエッセイに出てきて、名前だけは知っていたが…という作品が、目の前にあるのである。

私が生まれて、物心つくようになってからの作品は、ただただ懐かしいばかり。
始まった年別に分かれているから、その時の年齢を数え、思い出とリンクさせることも可能。
私が写っていないだけで、これはほぼアルバムと言っても差し支えないと思った次第である。
そういえば私はキン肉マンネタを思い出しやすいのだが、連載が始まったのが私の生まれ年なのだ。
奇縁を感じたと記しておく。

所有スペースに限界があるからあまり買わないだけで、私はマンガが好きなんだなあと思い知ったこの日。
閉館までミュージアムに居て、ホテルに辿り着いた頃にはひどい雨だった。
この雨がこの後どうなってゆくのか、この頃はまだ知らない。

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この日の旅のアルバムはこちら。(facebook内写真リスト)


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