三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

いざ鎌倉、三軒茶屋

2013-03-31 16:41:45 | ちょっと遠くに行きました。
〈2月24日の食事〉
朝:トースト ずんだジャム 紅茶
昼:チーズハンバーグのランチセット @ミカサ/大船
夜:日本酒いろいろ 焼き鳥 明太子の糠漬け炙り @赤鬼/三軒茶屋

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ルーティン潰しの仕上げ、というべきか。
鎌倉方面に、髪を切りにいったのであった。
それまで懇意にしていた美容師さんが結婚を機に店を辞め、ご主人と一緒にご主人の実家に近い方で新たに店を出すのだという。
髪型を変えたいときは行きますね、なんて話をしていたのだが、今がその時だ。
いざ鎌倉。

その前に腹ごなし…という訳で、大船のミカサへ。
その昔、松竹の映画の撮影所が近くにあったらしく、撮影班がよく訪れた店なのだという。
クラシックな洋食店という佇まいながら、ボリュームに富んだメニューが多いのは、撮影班を胃袋で支えた経緯ゆえか。
同居人の頼んだ「カツメシ」が、圧巻。
下からバターライス、トンカツ、バターライスという順に盛られた皿は、小高い丘のようである。
少しもらったが、美味しかった。
私が頼んだチーズの乗ったハンバーグもむろんのこと。

その後美容室に行き、久々の再会に喜び頭をさっぱりさせた後は、鎌倉駅に移動。
誕生日が近いあの人へ、そして私に、ジャムを買おう。
して、ジャムと焼き菓子の店、ロミ・ユニ・コンフィチュールへ。
鎌倉滞在はわずかその為だったが、それでもゆったりといい気分に浸れる鎌倉、最高。

三軒茶屋に移動。
私がよく行く居酒屋の主人たちが、口々にいいと教えてくれた居酒屋・赤鬼に行くのだ。
たどり着いたのは日曜の遅い時間ながら大にぎわいで、客が去ってはまた別の客がやって来るという盛況ぶりだ。
そしてそんな混みようながら、食事が待たされずに出てくる素晴らしさよ。
もちろん、味も素晴らしいものであった。
引っ越して以来三軒茶屋には行きにくくなったけど、それでもまた行きたい。

といった一日。
髪の毛と一緒に、イライラといった毒素まで削げ落とした思いだ。
日々の生活が嫌いになる前に、また小さな旅を打ち立てよう。

ルーティンをぶっ潰せ!

2013-03-29 14:30:09 | 食日記
<2月17日から23日までの食事の写真と行動>
※メインの写真は17日のもの

「今が面白くない、すぐにストレスを感じる、苛々しやすいというのは要するに自分の世界が狭まってる証拠だと思う。
人間日々何らかの変化を感じていないと、感性とか感情とか、脳の色々なとこが麻痺する。
放っておくと疲労感ばかり鬱積して発散もできず、無気力化する。
ルーティンは人生の敵である。」


少し長くなったが、引用させていただいた。
Tumblrで流れてきた言葉である(元はtwitterにあった言葉のようだ)。

胸に刺さった。
身に覚えがあるからだろう。

今回は、「いつも通り」に飽き飽きした私が、変化を求めて少し奮闘したという話である。

17日。
新しい皿が欲しいと思った。
今までは持っていなかったような、色や柄が眼に鮮やかな、平たいものを。
朝食にはトーストを食べる事が多いから、まずは朝から「いつもと違う」を感じたい。

そこで行ったのは、谷中にある「ダイザワガレリア」。
古い生活道具などを扱うお店である。
古道具屋ゆえ、今ある商品は次回はないかも…という宿命にあるわけなのだが、お伺いするたびに何かしか買って帰ってしまう。
置いてあるものが好みなのだ。

して伺えば、好みであるうえに、当初目的にも沿った皿が目白押し。
「誕生月だもの、仕方ない」と自分を甘やかして、買ったさ5枚も。
これで5000円以内に収まるのだから素晴らしい。
それからというもの愛用し、朝から晴れやかな気分で過ごせている。

尚、ダイザワガレリアは現在休業中。
春にはリニューアルオープンとのことで、今から楽しみだ。





20日。
通勤ルートも、いつもと変えてみようか。
そんな訳で、奥沢のパン屋さん「アルチザン・ブーランジェ・クピド」へ。
事務所とは逆方向へ、家の最寄り駅から一駅分。
ささやかな旅である。

買ったものは昼食にしたのだが、美味さに眼を見張ったのはチョコレートのパン。
ココアが練り込まれた生地の中や表面に、チョコチップがびっしりと。
固めの生地にチョコチップという組み合わせは意外な事に初めて食べたが、とてつもなく美味かった。







23日。
一人で過ごす休日。
昼過ぎまでのんびりと家で過ごしたあと、夕方頃、急に思い立って出かけた。
何をしに、といえば地下鉄に乗りに。
手にしていたのは、酒井順子さんの「地下旅!」である。

(主に)東京の地下鉄の路線とその駅に関して書かれたこの本を、地下鉄に揺られながら読もう!と思い立ったのだ。
行き先は北千住だったのだが、確たる理由はない。
普段は使わない路線で、なるべく遠くに行けるところ…という条件に、北千住が合致したのだ。

降り立ったあとは、喫茶店に入ってケーキを食べながら読み物や書き物をして、本屋や雑貨屋をひやかして…と、やっている事は普段と一緒である。
なのに、初めての街だというだけで、こうも新鮮なのか。

この旅の最後は、同居人とよく行っていたカフェバーに、一人で行って飲食するというもの。
それだけなのに、何だろうこの特別感は。
充実して一日を終えたのだった。

…と、この期間の中で変えた事・やった事は、いずれもささやかである。
旅のつもりでいても、県境すら超えていない。
けれど、確実に私の気分を変えたのだった。

これだけでも変わるのだ。
ならばどんどん変化を取り入れてゆこうと決意したのであった。



口内にマヤがやって来た

2013-03-29 09:01:52 | いただきました。
〈2月14日の食事〉
朝:カボチャとクリームチーズのパン イチジクのパン(2つともイチゲベーカリーで購入) コーヒー
昼:お弁当(ごはん、高山土産の飛騨牛大和煮、ピーマンとニンジンの卵焼き、キャベツのごま和え)
夜:ファミマで買ったレトルトのバターチキンカレー ごはん

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マヤ文明が口のなかに到来したと思った。
コンパーテスというお店が出してる「ロシアンスカル」というチョコレートのことである。

私はこれを、この前の誕生日祝いでいただいた。
鮮やかなピンクの箱には、西洋の棺桶のイラストがあしらわれている。
蓋を開ければ、この大きさながら精巧なつくりのドクロ型のチョコレート。
味はシトラスやらベリーやらが並ぶ中、ひとつだけドクロに相応しい味付けのものがあるという。
つまりはロシアンルーレット様のチョコレートなのである。



一日に一粒か二粒、といった割合で食べ進めていたのだが、運よく危険を回避しながら、美味しく食べていたようである。
だから、最後。
「これやばいやつなんだろう…?」と腰を引けさせながら手に取ったのだが、一口かじったその感想が、冒頭に述べた言葉に値する。

古代マヤ文明では、こんな苦行があったのだとか。
唐辛子を燻した煙が充満した小屋に、人を閉じ込める。
刺激性の強い煙で死の一歩寸前まで及んだところで、その空間から解放される。
すると、普段はなんてことなく周りにあった空気・水に対して、甘さすら覚え、この現世こそ極楽だと感じられるのだという。

あるいは、その効用からカカオには神が宿るとされ、儀式などに珍重されたという逸話。

この一粒には、そんなマヤのあれこれが詰まっていると思ったのだ。
すなわちこれはカイエンペッパーこと、唐辛子入りのチョコレートだったんである。

意外だったのは、そんな刺激的なものなら、堪えられずに吐き出してしまうのではと思いきや、案外いける味だったことだ。
そこはチョコレートを作るお店の技なんだろう。
外しつつアリと思わせるその力量に完敗である。

また、他の子からもチョコレートをいただいてしまった。
こちらはバレンタインの贈り物である。
食べるに忍びないほどの、見事な造形のチョコレート。
箱も美しい。



両方美味しくいただきました。
二人ともありがとう!

だめなカレーというものもあるのだ

2013-03-28 10:20:22 | 食日記
〈2月11日~13日、15~16日の食事写真とあれやこれや、メインの写真は11日のもの〉
もう3月も終わりだというのに、まだ2月中旬の話なのでね…まとめますよと。

さて、今回の議題はカレーである。
この週から月末にかけて、カレーの頻度がやたらに多かった。
元来好きだけど、欲求以上に食べている自覚がある。
何故か。
そんな話である。

まずは、11日。
市販のルーを使ってカレーを作った。
具は鶏肉にナスにキノコ類といった面々である。
失敗しようがないだろう。
ところが失敗したのである。
ことの次第はこうだ。



9日、平穏ならぬ腹を抱えながら読んだ本。
一人暮らしをしている人のお宅にお邪魔し、料理を振る舞ってもらうという趣旨の本だったのだが、中にこんな料理を作った人がいた。
トマト缶とココナッツミルクと具の水分だけで煮込んだカレー。
実に美味そうではないか。
その瞬間には、作ろうと決めていた。

問題は、これはレシピ本ではないから、トマト缶とココナッツミルクをどういった分配でどれくらい入れるのか、全く分からなかったこと。
けど、どうにかなるだろうと始めてしまったのが運のつき。
それぞれ300ccほどの缶を用意したのだが、水分は全然足りない。
トマトジュースで補ったが、それがまずかった。
出来上がったそれは、材料の半分以上がトマトで出来ているだけあって、ほとんどハヤシライスであった。
不味くはないけど、これはカレーではない。
ましてや、意図していたものとは程遠い。

翌日、残ったそれにエスビーのカレー粉を大量に入れたら、どうにかカレーのようなものになった。
だが、そもそもカレーのルーを使っているのにカレーにならなかったって、私が作ったのは一体何であったというのか。

この敗因は、トマトとココナッツミルクの配分ミスであろう。
甘くなるのを恐れてココナッツミルクを出し惜しんだが、砂糖のような甘さを持つわけではない。
出来上がりにココナッツの風味は殆どなかったのだから、もっと入れても良かった。



また、さる弁当屋で買ったイエローカレーが、恐ろしく不味かったのである。
ルーがやけに水っぽく、味が薄い。
ごはんの炊き加減もやけに水っぽく、私が今口にしているビシャビシャなものは、果たして何だろう…と悲しくなるほど。
美味しいカレーを作れなかったからこそ、美味しいカレーでお口直しと勤しみたかったのに。
二度悲しくなったのであった。

翌週、くだんの弁当屋で、いつも頼んでいる方のカレーを買った。
このお店は通常二種類カレーを作っており、レギュラーメニューの方は間違いなく美味しく、好きなのだ。
だからこそ、不名誉な印象のままで終わらせたくないではないか。
ところが、蓋の閉まりが悪く、事務所に戻った頃にはカレーがこぼれ出て、袋の中がビシャビシャになっていたのであった。
どこまでビシャビシャでいれば気が済むのか。
お店に新しく入ったとおぼしき人が、やる気なさそうな態度で詰めていたから、その地点で注意すべきであった。



それを経ての、何度かのインドカレーなのであった。
職場の近くに、確実に美味しいと信頼できるインドカレー屋があって、本当によかった。
これで本当にお口直しである。



私はこのブログではお店の悪口をなるだけ言いたくないと思っている。
いらついた気持ちやマイナスな言語など、至らなかったときの自分に対して表現すれば、それで十分だ。
が、くだんの弁当屋は腹に据えかねるものがあったので、もう行かないと思う。
こんな締めでごめんなさい。

ごめんなさいの山椒

2013-03-27 19:31:52 | 買いました。
〈2月10日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:ゆかりごはん 豚汁 油揚げを炙ったもの
夜:ごはん 豚汁 鰆の塩焼き

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スーパーでその姿を見たときに、深く懺悔したのであった。

ことの始まりは、1月に飛騨高山に行った直前に、安野モヨコさんのエッセイを読んだこと。
それには、お気に入りの調味料として「飛騨山椒の山椒」と書かれていた。

飛騨山椒という名前であらば、飛騨にあるメーカーなのだろう。
ならば、高山にも売っているのではなかろうか。
よし、高山で見かけたら買ってこよう。
高山行き直前で知るとは、なんてよいタイミング。
今まで山椒を買って使ったことはないし、いいきっかけになるんじゃなかろうか。

天啓を受けたような気持ちになって高山の街を歩けば、果たして「飛騨山椒の山椒」はあったのであった。
緑色の小さな缶。
挿絵と同じだ、間違いない。
お店の女性は、「京都で使われている山椒の7割が飛騨産なんですよ」などと嬉しそうに話しながら、缶を包んでくれた。
誇りの品ということだ。
期待に胸が高まる。

賞味期限は開封から半年、その間は冷蔵庫で保管してくださいね、というアドバイスも受けていたから、開けたときに日付を書いたテープを貼って、準備も万端。
炙った油揚げに醤油を垂らしたものの香ばしさに、山椒はピリリと効く。
大人の味だ。
美味しいなあ、買ってよかった。

ここまでは何の問題もない。
問題はその後、スーパーに立ち寄ったときのこと。
胡椒の瓶を、眺めていたのだ。
たいていのスーパーでは、スパイスや調味料の類いは一ヶ所にまとまっているから、山椒のコーナーも近くにあった。
そこに目をやると、緑色の缶…飛騨山椒の缶なのであった。

実を言うとその前、高山から帰って缶を開けるまでの間に、KALDIでも見かけていたのだ。
もしや、どこにでもあるメジャーなものかも…とそのとき嫌な予感がしたのだが、とはいえKALDIといえば珍しい食品を扱うお店。
たまたま扱っているだけで、そうそうは売ってないかもしれないじゃないか…という期待も崩れた。
一般的なスーパーにあるというなら、それは取り立てて珍しくはない商品ってことである。
それをわざわざ旅行先で…。

もっとまずいのは、お土産として送ってしまったことである。
しかも、店員さんから聞いた話やら、安野さんのエッセイの話やらを書き添えて。
その行間には、ドヤ顔がにじみ出ていたことであろう。
あー恥ずかしい。
(安野さんの名誉のために付記するが、あまり出回っていないけど美味しいものとして取り上げておられた訳ではない。
私が勝手に珍しいものだと勘違いしただけである。)

まあ、私の「山椒素人」っぽさが窺えようというもの。
ものとしては素晴らしいから、救いであった。

脂汗からの歓喜

2013-03-27 10:15:13 | 行きました。
〈2月9日の食事〉
朝:チーズトースト コーヒー
昼?:チーズケーキ コーヒー @アンカフェ/表参道
昼2?:キャラメルシフォン 紅茶 @A to Z cafe/表参道
夜:サラダ トルティーヤ ケイジャンチキン ポークステーキ バースデーケーキ @ハミングバードカフェ/恵比寿

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その日の写真に写った私は、テッカテカのデロデロであった。
その釈明から話を進めたい。

まず、前の晩に飲み過ぎたらしい。
昼間に人と会ったのだが、夜にはまた人と会う予定があるから昼食は軽く済ませようと、空きっ腹の中、ケーキだけ食べた。
血糖値がぎゅんぎゅん上がった実感があった。
それが、お腹に悪い行為であるかどうか、直結するかは分からないのだけど、直後に気持ち悪くなったのは確か。

そう、腸の中がしっちゃかめっちゃかだったんである。
あえてかっこつけようか、ヘルタースケルター腹だ。
そんなヘルタースケルター腹を抱えた私はどうであったかと言うと、脂汗まみれであった。
おまけに、時期尚早ながら、花粉対策としてマスクをつけていた。
顔面の溶けやすさとしては、ダブルラブショックである。
だからまあ、テッカテカにも程がある、というくらいにデロデロだったわけである。

その時いた表参道から恵比寿に移動し、待ち合わせの時間まで2時間弱。
ヘルタースケルター腹になるまでは、写真美術館に寄って有意義に過ごそうと思っていたが、そんな余裕はなくなった。
薬を飲み、効いてくるまでアトレ恵比寿のベンチに腰掛け、脂汗を垂らしながら本を読み、腹のバイブレーションにじっと耐えていたのであった。

そんな感じだったのだが、待ち合わせまでには平気になったのだから、薬よ、文明よ、ありがとう。
だが時間までの快復を祈るのに精一杯で、テッカテカを直す余力がなかったのであった。
して、最初に戻る。

恵比寿では、最近よく遊んでもらってる後輩&旧同僚軍団と。
この会話の破天荒さ、大好きです。
いつも楽しい気分にさせてくれてありがとう。
誕生日も祝ってもらいました。
プレゼントもいただいた!
重ねてありがとう。
料理もケーキも美味しかった!

最後はカラオケで締めた。
楽しいひとときでございました。


樋川に行ってきました

2013-03-20 11:38:23 | 行きました。
<2月8日の食事>
朝:玄米に黒豆納豆
昼:お弁当(玄米、油揚げと野菜の炒め物、スナップえんどうの卵焼き)
夜:刺身盛り合わせ 九条ねぎとしらすの卵とじ 明太子の炙り 日本酒色々 など @樋川/大岡山

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学芸大学や武蔵小山といった、自宅から近距離にある馴染みの店で飲んでいるとき。
大岡山に住んでいると言うと、それらのお店の方々から「大岡山ならあのお店がありますね」と必ず挙がるお店があった。
それがこちら、樋川である。
仕事が早く終わったこの日、同居人とともにお伺いした。

行くのは初めてではない。
この前の週に行ったものの、腹を満たしたあとの2軒目だったので、堪能には程遠かったのだ。
今日は腹も鳴っている。
たっぷりと堪能しますよ。

出汁が美味しい、と思った。
この九条ねぎとしらすの卵とじ。
それらの食材に出汁がじんわりと染み、やさしくまとめあげる。
なぜだか、ここのご主人が作るお弁当はとても美味しいのだろうな、と想像がはたらいた。
実家の母の作る卵入りのおかゆの味を喚起させる味で、家庭の香りというものを感じたせいかもしれない。

明太子を炙ったものもとても美味しい。
日本酒が進むに進んで、都合三合は飲んじゃったんじゃなかろうか。
平日にこれはやり過ぎだ。
ある意味罪深い味である。

しかし、この街に住んでもう一年半が経つというのに、こんな美味しいお店を放っておいたとは迂闊だった。
いつも通る道沿いではないとはいえ、駅からは同じ方角だというのに。
教えてくださった各店主には感謝である。
冒頭の店主たちから樋川の評判を聞いて来たという話をすると、かつて同じ店に勤め、修行していたのだということを教えてくれた。
三軒茶屋にあるそのお店には後日行ったのだが、その話はまた今度。

ごちそうさまでした。




あがらない

2013-03-19 10:52:51 | 食日記
〈2月7日の食事〉
朝:たまごかけごはん
昼と夜:不明、けど何かしか食べてる

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何で朝の写真しかないんだっけと考えて、思い出した。
体調が悪かったのだった。
朝からのことで、朝食は入ったのだが、それ以上の気力が湧いてこない。
やっとこさで這うように(※心情的に)職場に行ったもののものにならず、滞在わずか3時間ほどで早々と退座したのであった。
こんな惨状ながら、楽しみにしている昼帯のラジオ・たまむすびが聞けなくてとても残念だったことを覚えている。

30代以降に食事に気を使うようになってから、高熱が出るほどの風邪を引かなくなったという話を前に書いた
だが、原因がメンタルだと話は別で、何かを思いすぎて立ち上がれないことがままある。
まさに「気を病」んでいるなと思う。

と、二件続けて景気の悪い話ですみません。
(おまけにその前はう◯この話だ)
この日は睡眠不足であったのも良くなかったようで、しっかり寝たら気分は少し軽くなっていた。

こんな日記を書かずに済むくらいには強くなりたいもんである。

フレーバーティー

2013-03-19 09:35:37 | 食雑記
〈2月6日の食事〉
朝:ごはん 鮭フレーク 海苔の味噌汁 カボチャとひき肉の煮物 もやしと卵の炒めもの
昼:お弁当(ごはん、鰆の醤油麹漬け焼き、もやしと卵の炒めもの、にんじんとスナップえんどうの炒めもの)
夜:キノコとベーコンのクリーム
ニョッキ @パスタの店SPIGA・飯田橋店

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フレーバーティーが苦手だ。
茶葉にフルーツやバニラなどの甘い香りがついているもの。
何故苦手なのかと言えば、甘い香りがあるのに、自分で甘さを足さない限り、全く甘くないからだ。

甘い味は、勝手に期待しているだけの話なのである。
僅かなカロリーを摂るのも疎んじて、自分で砂糖を入れることもしない。
そのくせ、元から甘みがついている既製品の甘さは難なく受け入れるのだから、ああ本当に矛盾している。

このフレーバーティーとの接し方は、そのまま私の人との接し方みたいだなと思う。
勝手に甘さを期待する。
予想に反すれば拗ねる。
自分から甘さを提供しようとしない。
運よく開示された甘さには、全力でぶら下がる。

そんなことに嫌気がさして、止めてみたことがある。
だが、単なる逃げであることも知っている。
そして、逃げたら一切の甘さが遠ざかるかもしれないな、とも思う。

けれど。
今は甘さからは距離を置きたい。
甘さを勝手に期待せずに、そんなものどうってことないと自然と思えるようになるまで。

リメンバーくそみそ

2013-03-18 10:38:32 | 食雑記
〈2月5日の食事〉
朝:玄米に黒豆納豆
昼:お弁当(白米、塩鮭、カボチャとひき肉の煮物、ピーマンの卵焼き)
夜:レトルトの中華丼

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※これから書く内容は下品です。
そういうものが苦手な方、食事中の方、または食事前後の方は読むのをお避けになることをお勧めします。


くそみそという言葉がある。
貴なるものも賤なるものも、いっしょくたにする、といったような意味である。

ところで、くそみそという言葉を見聞きすると、思い出すシーンがあるのだ。

昔見たドリフターズのコント。
いかりや長介が親父で、仲本工事だったか加藤茶だったか、とにかくそれ以外のメンバーが、できの悪い子供である。
とある夜、いかりや親父が寝る間際に息子を叱る。
息子はえーんえーんと泣くも、親父は構わず寝てしまう。
息子は依然としてえーんえーんと声だけでは泣きながらも、何かを企んだような顔をして、奥に引っ込む。
ところてんを突くものだったか、竹で作った水鉄砲だったか。
そういったものを携えて、親父のもとに再登場する。
中に仕込まれたのは味噌だ。
息子、えーんえーんと言いながら、親父のパンツの中に、水鉄砲(仮)の中のものをひねり出す。
目覚めた親父はパンツの惨状に気付き、勘違いをする。
息子、晴れて「してやったり」なのであった。

似ておおいに非なるものでありますよと。
くそみそをこうも分かりやすく伝えるシーンは他にあるだろうか。
リメンバー・くそみそ a.k.a. 水鉄砲の中身、である。

…最初の但し書きにも関わらず、うっかり読んでしまったあなたよ、ごめんなさい。
次からは通常の内容に戻ります。たぶん。