三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

細長い米に愛を込めて

2010-08-31 23:39:34 | 食雑記
〈8月24日の食事〉
朝:抹茶豆乳+バナナ+オートミール アド・パンデュースのナスキッシュ
昼:カオマンガイのランチセット(+春雨サラダ、グリーンサラダ、スープ、ココナッツミルク) @チャオタイ 渋谷東口店
夜:クリーム玄米ブラン ローソンウチカフェのエクレア 脂肪0ヨーグルト・いちご

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この日の豆乳オートミールチャレンジは、抹茶豆乳。
結論を急ぐと、これが凄く美味しかった!
今までのチャレンジの中で、一番美味しかったかもしれない。

甘いだけでなく、ほろ苦さもしっかり残り、そしてミルク風味とバナナともしっかり合うのだ。
抹茶が洋菓子産業にやたら乗り込んでいる(スコーンやマフィンなど)のにも、納得のいった一品。

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昼は用事のあった渋谷にて、タイ料理を。
この頃本当によくタイ料理を食べていて、この先3日連続で食べたほどなのだが、ライスをスプーンで掬いながら、物おもいにふけてしまった。

15年ほど前になろうか。
日本全体が冷夏に見舞われ、米の生産量が絶対的に不足になったのだ。
その措置として、タイからタイ米を輸入することになったのだった。

実家では米農家を営んでおり、家族が食べる分のジャポニカ種の米を確保している。
なので、世間に出回っているインディカ種のタイ米を食べる機会がなく、皆が口々に文句を言うほどのものなのか分からないな、と思ったことを覚えている。

そして時は巡って2010年。
気が付けばタイ料理はかなりの市民権を得て、都内だったら一駅に一つはタイ料理店があるほどだ。
広い公園でやる異国のイベントも、タイフェスティバルが一番動員があるんではないだろうか。

タイ料理専門店では、たいがいタイ人のシェフが腕を振るっている。
材料だって、本国流に揃えるところばかりだ。

それすなわち、私たちが毛嫌いしていたタイ米を、好き好んで食べる時代なのだ、今は。
グリーンカレー然り、ガパオ然り、カオマンガイ然り。
むしろ細長くない米を使えば、「本格派じゃないね」なんて鼻白むんじゃないのか。

何が言いたいかって、手のひらを返すように態度を変えたって言われてもおかしくない、日本人にタイ人はあきれていないかって。
そんな冷ややかな目では見てないかもしれないが、コープンカーと送りだされる度に、身に覚えはないけどごめんなさい、と思うのであった。

自分の自分による自分のための土産物

2010-08-31 10:16:46 | 買いました。
〈8月23日の食事〉
朝:八天堂のクリームパン ル・デゼール ほうじ茶
昼:金谷ホテルのレトルトビーフカレー
夜:かしわそば @天水 飯田橋

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行ったのは大阪なのに、何の土産だか、という感じだが、広島名物の八天堂のクリームパンを、品川で買ってきた。
一つは冷蔵し、一つは冷凍庫へ、そして食べ比べる。

結論から先に言うと、冷凍したものが程よく半解凍くらいになった時。
が、一番美味しかった!
確かこのクリームパンは渋谷でも売っていたし、また買ってこよう。

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ずっと以前に買っていた、日光・金谷ホテルのレトルトカレー。
恋人にお土産として買ったところ好評で、ならばと自分用に買ったものである。

食べてみると、ベーシックな欧風カレーの、上クラス版といった印象。
レトルトでこれなら、ホテルで食べたらもっと美味いんだろうな。
800円という値段は、レトルトとしては破格だけど、外食カレーってもっと高くなりがちだしねぇ。
満足満足。

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と、土産物(自分で買った)に舌鼓を打った一日。

行って帰って大阪プレミアム

2010-08-31 09:57:42 | ちょっと遠くに行きました。
〈8月22日の食事〉
朝:キンピラゴボウのオープンサンド ブルーベリーのスムージー 無糖紅茶
昼前:ココアとバナナのロールケーキ コーヒー @堂島ホテル ザ・ダイナー 大阪・堂島
昼:ホウレン草のミルフィーユ(堂島ホテルで購入) @国立国際美術館の庭
早めの夜:季節野菜のピザ ジャスミンティー @アド・パンデュース 大阪・淀屋橋
帰りの新幹線で:プレミアムモルツ

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国際美術館で開催されている、横尾忠則氏のポスター展と、アーティスト・束芋さんの作品展。
どうしても観たい、行きたいという衝動を抑え切れず、大阪へと向かった。
誰にも相談せずに、ひとりでの旅である。

それを叶えるための日帰り旅行だから、あまり『食』に比重を置けない。
それでもそれなりに、パン買い漁りも付けたりして。

パン買い漁りだが、実は難航した。
事前に調べていたのだが、日曜が定休日のお店の多いこと。
はたまた、行ってみたいし日曜も営業しているし、と思って住所をみれば、大阪市から遠く離れていたり。
そんなこんなで、比較的美術館から行きやすい、堂島ホテルのベーカリーと、『アド・パンデュース』に的を絞ったのであった。

この日は食べずに後日食べたのだが、堂島ホテルの「豆」というパン。
さやから飛び出た豆を模し、また生地に豆も織り込まれているという一品である。
ツイッターにも書いたが、格式高くなりがちなホテルのパンが、このネーミングでその見た目で売られているというのが、大阪の愛らしさであると思う。
見た目だけでなく、さや部分の固さと、豆部分の柔らかモチモチが好ましい、美味しいパンでした。

鑑賞を終えた後は、淀屋橋へ。
アド・パンデュースに向かう。

昼にしては遅く、夜にしては早い時間に行ったのだが、ランチメニューがまだやっていてありがたい!
販売パンを物色後、ピザとサラダのセットをイートイン。
ボリューム相当、だけどこれだけ野菜がたっぷりだと罪悪感を覚えなくていいね。
大変美味しく戴きました。

その後新大阪に移動し、土産物を買ったあとにのぞみに乗り込む。
車内で飲むための、プレミアムモルツを買ったりして。
ワンランク上の出張になるだったか、そんなキャッチが書かれている、島耕作のプレミアムモルツの広告を見ながら、帰路についたのであった。
そして、こう書いているうちにも、また旅に出たくなって困っている。

みつばちぶんぶん

2010-08-30 11:27:06 | 行きました。
〈8月21日の食事〉
朝:ル・デゼール(いただきもののお菓子)
昼:ハンバーグ ごはん レタスサラダ ウーロン茶@ケネディ 三宿
間食:小倉アイス(最中つき) 抹茶@みつばち 湯島
夜:金麦 チーザ・カマンベール いかのくんさき

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ツイッターで教えてもらった、湯島の甘味処「みつばち」へ。
ここは、以前酒井順子さんがエッセイで書いてらしたお店でもある。
うだるような暑さにも後押しされ、名物の小倉アイスを求めに湯島方面へ。

清澄白河に展覧会を観に行った後に向かう。
着いた時刻は夜の7時前と、おやつの時間としては遅いのに、それでもひっきりなしに訪れるお客さん達。
否が応にも期待は高まる。

テイクアウトも出来るのだが、私達は店内で。
運ばれてきたそれを、早速いただく。
同行していた恋人が「どストレートに旨い」と言っていたが、その言葉に全て凝縮されているのではなかろうか。
まごうかたなき、小倉の、アイス。
とても美味しかった。

ツイッターで教えていただいた方によると、アイスだけでも何十種類めあるようで、お勧めの杏仁味も気になるところで。
暑いうちにまた、飛んでゆきたいところだ。

身近な、極めて身近な、哲学じみた

2010-08-30 11:07:48 | 食雑記
〈8月20日の食事〉
朝:杏仁風豆乳+バナナ+オートミール ブルーベリーのスムージー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚のしょうが焼き、キンピラゴボウ、しめじとツナの煮物) 麦茶
間食:ホットチョコレート @SHOTO CAFE 渋谷
夜:ベリーとチョコチップのワッフル カモミールティー @FRAMES 渋谷店

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この日のチャレンジ豆乳オートミールは、杏仁風にて。
杏仁をあっためるなんて、と思うが「風」だし。
ということで、無難に美味しかったです。

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エコエコ、世間は厳しい。
よく見聞きするから分かっているようで分かっていない気がするが、ゴミをあまり出さない、限りある資源を大切に、水を汚さない、とどのつまりは地球の環境を大切に、というところだろうか。

概ね主旨には賛同できるし、一応エコバッグを持ち歩いたりもしている。
ところが時折矛盾を感じたりして、息苦しくなってしまうのだ。

例えばこの日の弁当にて、おかずの敷居として、紙カップを使っている。
が、実は、繰り返し使えるシリコン製のカップも持っているのだ。
それを持ちつつあまり使わないのは、堅くておかずの形や量に合わせて変形できず、使い勝手がよくないからなのである。
そして、ゴミを増やすことに若干の後ろめたさを感じながら、紙カップを使うのである。

それに関して、けどさあ、と思わないこともない。
洗って繰り返し使えるものは、食器の洗い物を増やす、従って水質汚濁に荷担するのである。

水をなるだけ汚さないために、汚れた皿はいらない紙で拭ってから、なんていう推奨がされている場合もあり。
こっちを大切にするためにあっちに負担がかかり…と、何が何やら、延々と矛盾ループが続くばかりだ。

こうなると、何が正しいのか。
一ヶ所に集められた地域のゴミを見れば凄い量で、各個人が環境に対して心掛けるべきというのは然りなんである。
けれど、されど。
印刷物は紙を沢山使うけれど、電子書籍だってハードを作るのにプラスチックを使うし、使うのに電気を使うし、に似た話。

正解はないけど、限りあるものをみだりに使わない。
それだけは答えですかね。

麦茶で暑気、払う払う

2010-08-26 08:32:38 | 買いました。
〈8月19日の食事〉
朝:プリン豆乳+バナナ+オートミール クルミパン(ジャンティーユのもの) コーヒー
昼:ローソンウチカフェのコーヒーゼリー
夜:お弁当(五目寿司、ニンジンとアスパラのしりしり) 脂肪0ヨーグルト・アロエ

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この日の豆乳×バナナ×オートミール挑戦は、プリン豆乳にて。
これには自信があった。
だって、バナナとプリンって、もの凄く合うじゃないか。
豆乳に溶け込み、オートミールが参入したって、何の問題もないに決まってる。

プリンのカラメルのように、てっぺんだけ黒くあしらわれたパッケージを開封、鍋に投入。
ふんわりしたカスタードの匂いが、鼻腔に心地よい。

果たして出来上がったそれは、狙い通り美味しい。
原点回帰的な、子どもの時から食べているおやつのような、優しい味わい。
という訳で、これは成功。

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麦茶は、夏にふさわしい飲み物なのだという。
体の暑気を払い、またカフェインが含まれないため、寝苦しい夜の睡眠の妨げにならない。

という情報を得て、暑さのせいで最近睡眠不足気味だった私は、スーパーのお茶っ葉売り場へと足を運んだ。
どうせなら、事務所用にポットで抽出するタイプのものを買おうと思ったのである。
このところ、一日に500mlのペットボトルを二本は空けていて、家計にも響いていたし。

そこで驚いた訳だ。
1リットル分の麦茶が作れるティーバッグが54個入って、200円弱!
水は水道水を沸かして使わずに別途買うけれど、それにしたって2リットルで100円ほど。

ということは、普段150円出して買っている500mlの飲み物が、たかだか30円弱で作れてしまうんである。
いいんですかこのコストパフォーマンスっぷり。
って、安値で喜んでこんな文章を書き散らすって、おばちゃんくさくないですか、大丈夫ですか。

怪しい疑惑も沸くところだが、以来、せっせと作っては飲んでいる日々である。

かくも残念な胃袋

2010-08-25 11:57:44 | 食日記
〈8月18日の食事〉
朝:麦芽コーヒー豆乳+オートミール+バナナ ブルーベリーのスムージー ラ・デゼール(いただきもののお菓子)
昼:バナナマフィン カフェラテ(以上2点、ドトールで購入)
夜:石焼鶏ササミビビンバ @李さんの台所 飯田橋

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色んな味豆乳×バナナ×オートミール実験は続いており、この日は「麦芽コーヒー」味にて。
私が小学生の頃にはあったという記憶があるから、紀文の調整豆乳シリーズの中でも古参の部類に入るのでは。

さて、それを火にかける際に、強烈に甘い匂い--ミルメークコーヒーのような、コーヒーを菓子加工したような匂い--が立ち込めた。
強烈に甘いものが出来上がったのでは、という悪い予感がしたのだが、いやはや。
匂いほど強烈に甘いことはなく、程よい甘さ。
味だってそんなに悪くない。

冷えていても匂いの強いものを煮立てれば、そりゃあ匂いが強まるだろうが、味は左右されない。
が結論でいいですかね。

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最近、朝をもの凄くしっかり食べ、午後4時5時くらいに昼食を摂れば、一日二回の食事で済み、結果としてカロリー調整になるのでは、と目論んでいる。

で、まあ、この日はおやつみたいな昼食を摂ってしまったが、狙いに相応しく、午後5時頃にビビンバを食べに行ったのだ。
肉も鶏ササミだし、あとは野菜とごはんだし、ヘルシーか否かでいえば、充分すぎるほど理想的な食事だと思ったのだ。

が、ヘルシーイコール油なし、ではないのである。
ナムルには結構な油が使われているのであった。
迂濶だった。

いや、油は絶対悪ではないのである。
体に必要な栄養素だから、摂り過ぎなければいいだけの話だ。

しかし、私は胃弱なのであった…。
食べ進めるうちに募る、胃重感…こんなに美味しいというのに、嗚呼。

結果として確かにその日はそれ以降空腹を覚えなかったものの、もたれとして私に存在していったのであった。
ああ、なんて残念な私の胃袋…

嗚呼幸せの生春巻

2010-08-24 22:56:13 | こんなものを食べてみました。
〈8月17日の食事〉
朝:カリン・ブルーメのチョコバウムクーヘン 豆乳オートミール ブルーベリーのスムージー
昼:トムヤム麺(名前失念)のセット(+スープ、生春巻) @オールドタイランド 飯田橋
夜:とうふそうめん・ごまだれ味 枝豆 豆乳

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昼食において、えもいわれぬ感動を覚えた。
生春巻に、きゅうりが入っていないなんて…!

私の中できゅうりは、好ましくない食材の第一位に君臨する。
それどころか、ごめんなさい、食べられません。
それだけに、外食時にサラダなどを食べるときは要注意だ。
パッと見は分からなくても、細切りにされて水菜に擬態して紛れているので油断がならない。

きゅうりが入りがちな生春巻は、だから、私にとってはいささか悲しい食べ物である。
好きなベクトルの味付けで、もちっとした皮に包まれていて、そんなの不味い訳ないじゃない。
だからきゅうりを抜いて食べるのだけど、悲しいかな、きゅうり嫌いには分かる、周囲への味拡散ぶり…
美味しい筈のものを美味しいと言い切れぬまま、嚥下する羽目になるのだ。

ところが、このセットについてきた生春巻。
最初からきゅうりが入っていないのである!
念のため箸でいじって確認したが、間違いない。
そんな素晴らしいことがあってもよいのだろうか…!

初めて、最初からきゅうりが入っていない生春巻を口に運ぶ。
うまい!
うまいよこれは!
積年の恨みを晴らすようなうまさ。
生春巻というものが、あちこちで好かれているのが、とてもよく分かった。

しかし、一品料理として頼んだのではなく、あくまでメイン料理のセットなのである。
こんなにいい思いをしていいのだろうか。
いつもながらメインのものも美味しく、益々オールドタイランドが好きになったのであった。

8月16日

2010-08-24 13:03:06 | 食日記
〈8月16日の食事〉
朝:カリン・ブルーメのチョコバウムクーヘン ジャンティーユのイチジクパン ブルーベリーヨーグルト
昼+夜:カレーランチ・レディースセット(チキンカレー、シーフードカレー、ハーフナン、ハーフライス、ヨーグルトデザート) コーヒー @スルターン 飯田橋

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世間様はまだお盆休みだったりする8月16日。
飲食店もお休みのところが多く、そういう意味では、事務所までの目白通りもシャッターが降りたままの店が目立って、何だか閑散とした印象だ。

インドの方にはお盆はあまり関係ないのか、スルターンは開いていて有り難かった。
仕事の切れ間が見つからずに17時頃になってしまった食事のタイミングだが、この時間に開いているのも。

やっと掴んだ休憩時間に、ゆっくりと咀嚼して、味わって。
なんとなく台場方面のことを、頭に過らせながら。
そんな休み明け一発目の一日。

ひとんちごはん一旦終了。

2010-08-24 10:16:54 | 食日記
〈8月15日の食事〉
朝:ホワイトデニッシュ ブルーベリー&クリームチーズ(ローソンのもの) ビオ
昼:いなり寿司 天ぷら
夜:いなり寿司 鶏の唐揚げ 枝豆 キンピラゴボウゆでブロッコリー

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帰省四日目、そして東京に戻る日。

昨日よりは慌しくなく来客があって、叔母がいなり寿司を持ってきてくれて、白ごま入りの寿司飯にひとんち感を味わって、それは美味しくて。
夕食の唐揚げに、自分の好きな味の根源をみて、いつもより作られた量が少ないことに、何かを感じて。

そんなこんなで帰って東京。
8月後半も頑張りますぞ、と。