三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

スターバックスにて

2012-04-28 00:03:33 | 行きました。
〈4月5日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、レタスとベーコンの炒めもの、ニンジン卵いため、もやしとしめじのおひたし)
夜:豚の味噌炒め丼 おそらく日本酒

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日にちが経ち過ぎて、もはやこの日であったかどうか分からないのだけれど、確かこの日周辺であった筈だ、という前提で話を進めさせていただく。

午後3時頃。
資料探しやら備品購入しに行った帰りに、スターバックスに寄ったのだ。
この最寄り駅には、ごく最近出来たのを含めて三軒のスタバがあるのは知っていたが、この店舗に入るのは初めてだった。

私の前に、老婦人がレジに並んでいた。
彼女はあまり行き慣れていないらしく、注文にまごつく。
それを、注文をとってる店員さんが優しく教えていたのだった。

その姿を見た時は、親切で好感の持てる店員さんだ、と思っただけなのである。
その方の本物の親切を、まさか自分の番で味わうなんて。

「お席はお取り済みですか?」と尋ねられ、「まだです」と答える。
そのあとは、「宜しかったら、席をとったあと、もう一度お並びください」と応じるのがスタバの王道だろう。
というか、先日別の店舗でそう言われましたー。
しかもそれ、注文した後で言われましたー(どうせなら、注文する前に言って。もう一度同じせりふを言って注文するのめんどいじゃないか)。

ところがその店員さんときたら、「では今すぐご用意しますね」と言って、席をキープしてくれたのである。
感激した。

その配慮の度合いに気付いたのは、コーヒーを受け取って席についてからである。
その店舗は、オープンテラス席も兼ね揃え、室内の席はほぼ埋まっていたものの、テラス席は結構空いていたのだ。
せっかく用意してもらったけど、テラス席空いてたのにな、どうした訳だろう…と、コーヒーを飲むためマスクをずらす。

これのせいか、とはっとした。
店員さんはこのマスク姿の私を見て、花粉症か風邪なのだと判断し、それなら外は辛いと思ったのだろう。
確かに、風が強い日だった。
実際のところは備えでマスクを付けていたものの、薬がよく効いていたため、外でも問題なかったのだけれど。

こんなに親切にしてもらったことはないので、マニュアルに従った行動ではないと思う。
これが優しさや配慮ってやつだと、感動を覚えた。

もしかしたら、混み合ってない時間だったからこの店員さんも行き届いたサービスができたのかもしれないし、 他の店舗だって、ゆとりがあればしてくれるかもしれない。
だが私は、この親切に心を奪われてしまったのだ。
この近くでコーヒーを飲みたくなったら、迷わずこの店舗を選ぼうと思う。

カリフラワーに屈服

2012-04-27 09:56:23 | こんなものを食べてみました。
〈4月4日の食事〉
朝:キンピラサンド(T&C cafeの全粒粉ベーグル) コーヒー
昼:お弁当(メカジキのしょうが焼き、玄米ご飯、もやしと卵の塩麹炒め、キンピラゴボウ)
夜:カリフラワーとじゃがいものカレー ナン チャイ @スルターン/飯田橋

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行きつけのインドカレー屋、スルターン。
食べていないカレーには何があるだろうと、腹心地に切羽つまった感がないので、ゆっくりメニューを探すことにする。

カリフラワーという文字が目に留まる。
へえ、そんなカレーがあったのか。
カリフラワー自体も久しく食べていないように思う。
よし、これにしよう。

カリフラワー、中々残念なポジションにいる野菜だと思う。
何せ、割高だ。
近所のスーパーでは、ひとかたまりで300円くらいする。
これでは、似たような外見の野菜で、特売なら100円を切ってしまうブロッコリーに比べて、分が悪いではないか。

そして、あまり食欲をそそられない色なのも損をしているように思う。
動物が美味しそうに感じる色は、果物が熟した色=赤や橙である。
新鮮さを感じさせる緑や、火が通った印である茶色なんかも、美味しそうな気配の色である。
そこへきてカリフラワーは、パッと見も中を割っても違わず真っ白けだ。
あまり美味しそうな外見をしていない。
米のように、めくってみたら真っ白だった…というのとは訳が違う。
つくづく不遇な野菜である。

と思っているのは私だけかも知れないが。
スーパーに並ぶ量や、外食の際に出くわす頻度からして、少なくとも大人気とは言えない野菜だと評してもいいだろう。

ここまでボロクソに言って、言いっぱなしで終わるわけないよな?と思ったあなたは正解です。
まさかこんなに心証が変わるとは。

運ばれてきた皿を見て、おや、と思った。
沢山の汁の中に具が浸っているような、いつものようなカレーではない。
具が大きく切られ、それに少しのカレーが絡むような状態である。
全体的に、液体と言うよりは固体のカレーだ。

こういう形状なもんだから、当然ナンをカレーに浸すことはできない。
ナンの上に具を乗せ、やや押し潰すようにして包んで口に頬りこんだ。

こいつが、まあ、美味しかった訳である。
カリフラワーって、思いの外ホクホク感のある野菜だったのだな。
上部に隆起が多く、でこぼこした形状なのも功を奏していると思う。
カレーがよく絡むのだ。
滑り落ちることもなく、まんべんなくカレーを纏わせて、余すところなく旨みの恩恵を受ける。

至福。
カリフラワーよ、お見それしました。
今まで軽んじて申し訳なかった。

尚、このブログの影響を受けて、何かを飲み食いしたくなってしまうのは、他でもない私である。
書いていてカリフラワーが食べたくなり、早速買いに行ったのは言うまでもない。

思いがけないあらしの昼と夜に

2012-04-26 22:24:13 | 食日記
〈4月3日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鶏で酢豚味のやつ、カボチャとブロッコリーの温野菜サラダ、野菜の食べラー和え)
夜:チーズのパン チョコチップスコーン(以上二点、ヴィドフランスで購入) 日本酒 チーズ

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この日は全国的に嵐に見舞われた。
雨風がピーク時の電車の不通を見込み、多くの企業で早々に帰宅命令が出たほどの強さ。
うちの事務所も例外ではなく、午後1時頃には既に上司が「明日早く来て頑張ればいいじゃん。今日はもう終わりにしよう。もう帰ろうよ~」と言い出したほどである。
(それはそれで気が早すぎである。)

そんな事情であったため、キリのいいところで仕事の手を止め、午後二時台には事務所を出ただろうか。
その時点で、結構な暴風雨であった。

いったん家に入ったら、絶対に外には出たくなくなるだろうと。
帰宅途中に、夕食用のパンを買う。
それから、チーズや日本酒も。
ええと、何の備えかって。

うちのマンションのベランダは環七に接しており、6階ながら外の音をかなり拾う。
ボンネットに当たる雨の音、タイヤが水溜りを跳ねる音、道沿いの街路樹を風がけたたましく揺らす音。
それらが容赦なく室内に飛び込んできて、何ともな不協和音を奏でるが、部屋の中にいるというだけで、絶対的な安心感を覚えるのはどうしてだろう。
これが母胎感覚ってやつだろうか。
それどころか、変なワクワク感すら湧いてきて、まったくもって不謹慎なこと極まりない。

風で飛ばないように、ベランダに出しっ放しだったサンダルを室内にしまいこんだ。
しかるべき備えはこれで完了だ。
コーヒーをお供に、時おり外の様子を確認しながらゆっくり過ごす。
夕食の時間になったら、いそいそとパンとチーズとお酒を準備する。
風と雨は一向にやまない。

どうやら非常時には、しっかり手間暇のかかった栄養バランスのとれた食事よりも、ジャンクだろうがさっと用意できる好きなものを適当に食べ散らかすのがいいらしい。
食べながらも食に集中し過ぎず、なんとなくでも外の様子が窺えるのがいいと思う。

鎮まったのは、夜10時を回った頃だっただろうか。
同居人がずぶ濡れで帰ってきて、家族の無事も確認できて一安心。
何が、ってことも起きなかったけれど。
こうして嵐の夜は終わったのだった。

意地張んなよ、塩麹

2012-04-26 00:13:02 | 買いました。
<4月2日の食事>
朝:パリットフワットのヨモギパン、ミルクパン クリームチーズ コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚と野菜の味噌炒め、明太子の卵焼き、絹さやとベーコンの炒め物)
夜:PAULの生ハムサンド パンオショコラ 野菜ジュース

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塩麹の人気につき、麹が手に入らなくなったこと。
それほど知られなかった存在なのに、あれよあれよという間に人気が出たことに対するモヤモヤ。
それについては、先に伝えた通りだ。

あのあと、麹が手に入ったことは入ったのである。
だがしかし、いつもの「みやここうじ」とは別のメーカーのもので、それに比べて菌糸(と呼んで良いのか、白いホワホワ部分)が圧倒的に少ないのが気になっていた。
それでも作るのが簡単な塩麹のこと、下手はこかないだろうとタカをくくっていたら、まさか下手をこくとは。

発酵・熟成しなかったんである。
あまり変化が見られなかったが、まあ仕込みから10日経ったし…と室内から冷蔵庫に移した段階で、成長がストップした模様だ。
結果、「麹と食塩水が入った何か」が出来上がり、悔しくて捨てられもできずに、そのまま冷蔵庫に居座るテイラクだ。

そして、これが出来るのを見込んで、僅少だった手作りの塩麹を使い切ってしまったのだ。
塩麹を作り始めて1年近く経ったが、それ以来初の冷蔵庫に塩麹がない状態である。
目の前がくらくらした。
ああ、やってしまった。
それほど、塩麹が食卓にあることが、当たり前になってしまったんだな。

先に挙げた我がブログでは、市販の塩麹を買うのはどうしたって悔しい、というようなことを書いた。
市販のものはコストパフォーマンスが良くないし、流行に追随するのも恥ずかしい。
それは今でも変わらず思うのだが…塩麹味が恋しい、という欲求に負けた。
すなわち、市販の塩麹を買ってしまったのである。

「日本のいいもの」を扱う、2k540内の『日本百貨店』にて。
塩麹の瓶と目が合い。
これなら比較的安いし、瓶入りだから保存も楽だ…と、気がついたらレジに持っていってた。
(市販のものは、開けたら終わりのレトルトパウチに入ったものが多いのだ…って、結局よく手に取ってる)
敗北の瞬間である。

買ったのは、500円台で小降りのジャムほどのサイズの瓶のもの。
自作すれば同じくらいの価格で倍の量は作れる…と思うと、やっぱり悔しいことは悔しい。
だがしかし、この味が欲しかった訳で、調味料なんてたいてい自作なんてしない訳で、意地張んなよいいかげん、とも思う。
わだかまりを残しつつも。
麹が易々と手に入るようになるまでは、堂々と市販の塩麹を買えるようになりたいと思う。

台所と疲労感

2012-04-25 10:24:51 | 食日記
(4月1日の食事)
朝:T&C cafeのプレーンベーグルにカッテージチーズ コーヒー
昼:ごはん 肉野菜炒め ニラの卵焼き ピーマンとキノコの炒めもの ワカメと揚げの味噌汁
夜:京樽の持ち帰り寿司 アサリのお吸い物 焼きスナップえんどう こんにゃく味噌田楽 ホタルイカ 南

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こんなブログを持っているくらいだから、食べることのみならず、作ることだって好きだ。
だがこの3月は、なぜか作ることに疲弊を感じていたのだ。

一食分の献立や組み合わせを考えるのが煩わしい。
自分のやる調理方法や味付けが「順列・組み合わせ」に準じたワンパターンであると感じられ、芸がないのを痛感するも、目新しい料理はないものかと書物を持ち出すのも億劫だ。
こんな風だったから、自分一人分の料理を用意する時なんて、ひどいものだった。
時間的余裕はかなりある時でも、買って済ませたり、外食をしたり。
時間はあるのにそうしてる自分が情けなくて、また出費もかさむので余計自己嫌悪に陥り…と、まったくもって負のスパイラルに巻き込まれていたのである。

というのを、同居人に相談した。
そんなにこと細かくではなく、簡単に「最近、料理が疲れることがある」といった程度ではあるが。
それを受けて、「そんなに頑張らなくていいんじゃない?楽しく作れなかったら辛いでしょ。たまにはピザでも取ろうか」と言ってくれて嬉しかった。
それがこの前日のピザで、この日は持ち帰り寿司を含む簡単な食事…と相成った訳である。

誰に乞われる訳でもなく、理想の料理像を自分に課していたのだと思う。
まったく意味もなく。
完璧な食卓でなくても、いつも手の込んだ料理じゃなくても誰も困りはしないのだ。
これからは、上手く力を抜こう。

それと同時に、世の「家庭の台所に立つ人びと」の苦労に思いを馳せる。
子どものいる家庭の場合、なんだかんだ言ってもそれはおかあさんが担うことが多いと思うが、自分のことばかり考えてりゃいいって訳にはいかないのだ。
栄養面や、家族の満足度も考えて用意しなきゃいけないのだ。
私の疲労感なんて比にもならないだろう。
それを知らない家族に、時おり「おかあさん最近手抜き多いんじゃないの?」とかぶつくさ言われる訳だろう。
やってられるか!という話である。
いや、ほんと、頭が下がります。

これを書く4月25日現在、料理に対する意欲は回復している様子だ。
けれど、疲れない程度にこなしていこうと思う。

溶かして。チョコレート

2012-04-24 22:11:09 | いただきました。
〈3月31日の食事〉
朝:クピドで買ったクルミパン ホットチョコレート
昼:炒飯 チンゲン菜と卵のスープ
夜:チーズとハチミツのピザ シーザーサラダ(以上二点、サルヴァトーレ・クォーモで購入) ウィンナー 白ワイン

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やっと3月末日の日記である。
ただ今4月下旬で、そうなるともはや季節外れでしかないのだが。
まだ3月の内容であるうちに、ご紹介したいと思う。

3月といえば、皆さん、ホワイトデーってもんがありましたよね。
このブログでも、ピエール・マルコリーニでダイエットできんじゃないのというお馬鹿な書き物をしたのだが、今年のホワイトデーには続きがあったのだ。
それが今回の話である。

3月14日から数日経ったあと、事務所をシェアしているOさんから紙袋をもらった。
はて?と思っていると、ホワイトデーの贈り物だという。
そうか、しばらく会ってなかったんだ、と気付く。

そしてOさん、「言いにくいんだけどさあ…お願いがあるんですけど…」とモジモジし出す。
何かと思えば、私にくださったモノを、試しに味わってみたいのだという。
Oさん、つくづく可愛い人である(笑)

いただいたものは、神楽坂にある「Leonidas」というお店のホットチョコレート。
通りかかる度に気になっていたお店なのだとか。
そして、ホットチョコレート。
実は私も飲んだ事がない。
確かにこれは気になる。
早速試してみましょうか、事務所で。

封を解いて、作り方を確かめる。
80℃に温めた牛乳に、カップ一杯分に対しチョコを一粒入れ、溶かすとある。
本来なら鍋を使って温めると良さそうだが、ここは簡易的に電子レンジで。
カップに牛乳を入れ、チンしてチョコレート
の塊を一粒落とす。

尚、いただいたのはキャラメル風味とカプチーノ風味の二種。
ピラミッド型のチョコレートのセンターに、粉末状の各フレイバーが入っている仕組みだ。
なるほど、全部がチョコレートであるよりも溶けやすくなっているのだ、と合点。

スプーンを回し続けて、すべてがほぐれたあたりで飲んでみた。
これは、美味しい…!

私はココアとホットチョコレートとの差を、脂肪分の有無なのだと認識している。
すなわち、カカオからカカオバターを取り除いたものがココアであり、両方を含むものはホットチョコレートであるのだと。
そんな違いを、舌で、喉の奥で、知覚した。
滑らかである。
牛乳や豆乳でいれるココアよりも、更に濃厚でしっかりした味だ。
単なる呼び方の違いではないのだと、見知った格好だ。

いただいたこれを月末にも飲み、そしてまだ残りはあるのだが、季節外れになるどころか、むしろ今尚温まりたい体に作用してくれて驚愕しきりだ。
それだけ寒い春だったということなのだろう。
暖かくなれ、と思う一方、長く楽しめるのはありがたい。

最後に。
これをくださったOさん、ありがとうございました!

カタツムリに巻かれながら

2012-04-23 11:10:41 | 食雑記
〈3月30日の食事〉
朝:目玉焼きトースト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鯖の塩麹焼き、野菜炒め) イチゴヨーグルト
夜:キノコの和風パスタ @パスタの店SPIGA 飯田橋店

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数年前のことだ。
成城石井に、何かの機会があってたまたま行った時のことである。
(というように、高級スーパーには滅多にいかない小市民なんですからねという自己アピールを欠かさない、いやな性格の私である)

買いたいものを手にレジに並んでいると、前に並んでいた30代後半とおぼしき男性のもとに、小学生くらいの男の子が駆け寄ってきた。
手にはスチロールパックを持ち、「おとうさんこれも欲しい!」などとせがんでいる。
何気なくみれば、それはエスカルゴをバター焼きかなんかにしたお惣菜パックなのであった。

油やパセリっぽい何かにまみれていたし、何より生体をそんな売り方しないと小学生にも分かるだろうと思うので、彼はあくまでカタツムリではなくエスカルゴが欲しかったんだと判断できる。
こんな小さな子が、カタツムリを美味しい食材だと知覚し自ら欲するなんて、まったくもって都会の金持ちの子どもってやつは…!と歯ぎしりした瞬間であった。

なぜこんな話を思い出しているかというと、つい先日、知人から韓国土産としてシート状の「カタツムリパック」をもらったからなのであった。
これが噂の、カタツムリコスメか…!と、息を飲んだ。

実は私、カタツムリを食したことがないんである。
それに関しては、成城石井で見かけた子どもの方が先輩なのだ。
そもそもが食べる機会に恵まれなかったものの、そういった料理を出す店に行っても選ばないと思う。
虫やら爬虫類やら、そういった若干グロテスクな見た目で食卓ではあまり見慣れないものを、触れたり食べたりすることが苦手なのだ。
こんな食べてばかりのブログを書いていて情けない話なのだが、ようは食べず嫌いだ。

だから、肌にとても良いものらしいぞ、とは知っていながらも、カタツムリパックを顔に乗せられるかどうか自信がない。
付けたとしても、口に入らないように神経質なまでに注意を払うことになるだろう。
苦手なものは、なるだけ少ない方が世の中楽しめるんだろうな…と思いつつも、勇気の出ないチキンな私であった。

ラーメソメソソソ

2012-04-22 07:18:50 | 食雑記
〈3月29日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、肉野菜料理…もしかしたら、これこそ鶏ちゃんだったかも…、白菜ともやしのお浸し、じゃがいもと絹さやのマスタード炒め)
夜:チーズのパン チョコフランス(以上2点、ヴィドフランスで購入) 紅茶

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普段はあまり通らない道を、しかも夜に歩く。
ラーメン、と書いてある赤い提灯が灯っているのを遠くからみとめ、

「ラーメンだって。あんなとこにラーメン屋あったんだね」
「あれさ、ラーメンって書いてあるように見せかけて、実は『ラーメソ』って書いてあったらどうする?
お客さんが入っていって、『おやっさん、ラーメソって何ですか?』って尋ねるの。
するとおやっさんは『お客さん、そりゃあラーメソって言ったらラーメソですよ』って、何言ってんの当たり前じゃんって顔で答える」

なんて会話が成立するのだから、日本はまだまだ平和って事なんだと思うのです。

ピース。

君は鶏ちゃんを知っているか

2012-04-21 09:17:52 | 作りました。
〈3月28日の食事〉
朝:クピドのバゲットに、たぶんツナとか挟んでる コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、おそらく鶏ちゃん、アスパラ卵炒め、カボチャサラダ)
夜:チキンカレー ナン チャイ @スルターン/飯田橋

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これを書いてるのは4月のもう下旬に差し掛かる頃なのだが、ブログではまだ3月の内容だということに、我ながらビックリである。
なもので、「肉と野菜を炒め合わせた料理」をよく作るばっかりに、日にちが空いてしまうと記憶がおぼろになり、味付けや具材が具体的に思い出せなくなるのだ。
ゆえに「この日作ったのは『鶏ちゃん』であった」前提で、今回の話は進めさせていただく。

皆さんは、知っておられるだろうか、「鶏ちゃん」を。
岐阜県の郷土料理で、小口切りにした鶏と野菜を味噌ベースの味付けで炒め合わせたものらしい。

短いスパンで二度も岐阜に旅行したくせにぼんやりとした知識しかないのは、結局のところ現地で食べなかったからである。
一度目の旅行では台風が直撃して外出出来なかったり、味噌かつという他の名物を食べたり。
二度目の旅行では、メニューに鶏ちゃんを載せるお店にまでは辿り着けたのだ。
だがしかし、残念ながら、売り切れ。
そのあとに飛騨牛の美味さに夢中になり、他のものが介在する余地がなくなってしまったのは以前伝えた通りである。

その鶏ちゃんの専用たれを、最初の旅行の際に手に入れてはいたのだ。
しかも観光客向けではない、地元の方が行くようなスーパーで買ったから、これを使えば岐阜のご家庭での味と同じになる筈なんである。
それでも、地元で正解の味を知るまでは使うまい…と思っていたのだが、それだと賞味期限に間に合うか心配だ。
腑に落ちない気分を抱えながらも、鶏肉が沢山あったこの日に使ってみることにしたんである。

作り方は簡単だ。
レシピによると、鶏肉以外に用意するものは、キャベツやピーマンといった野菜が推奨らしい。
だがそれも必ずしもではなく、好きな野菜を使おうといったニュアンスで書かれている。
それらを専用たれで炒めるだけなのだが、味付けにしても、好きに調整していいなどと書いてある。
益々「正解」から遠ざかるなと不安に思いながらも、とりあえず作業を進めよう。

冷蔵庫にキャベツがあったのでそれと、他もありものだけを使い、ピーマンはたまたま無くて入れなかったのを覚えている。
味付けに関しては、味見したら少し甘いような気がしたので、醤油を追加。
そして、少しピリ辛にしたら美味しそうだし、味噌にも合うということで、仕上げに七味唐辛子を振った。
あくまで日本の料理を作りたいんだからと、豆板醤を使いたいのはぐっと堪えた。
って、この地点で本物から遠ざかっているのは否めないのだが。

こうして出来た、ひょっとしたらまがいものに限りなく近い鶏ちゃんだが、これまた美味かったのである。
味噌味が根本的に好きなもので、甘い評価になっているとは思うが、にしたって。
味噌味の肉・魚料理の中では、西京焼きに並ぶと断言したい。
伝わりにくい言い回しをしたが、西京焼きはかなり好きな料理なのだ。
そこを察してほしい。

それにしても、この鶏ちゃん専用たれといい、味噌かつ用のたれといい、すこぶる私好みであるらしい中部地方の味噌文化。
次は味噌煮込みうどんだなと、早くも白羽の矢の的を決めた格好だ。

したり顔で生野菜

2012-04-20 20:32:17 | 食日記
〈3月27日の食事〉
朝:ハッシュドビーフ クピドで買ったバゲット コーヒー
昼:お弁当(ごはん、塩鮭、カボチャの煮物、もやしとしめじの食べラー和え) ヨーグルト
夜:ビール 鯖の味噌煮 ニンジンスティック味噌マヨディップ バゲットの塩麹胡麻油ディップ キャベツ

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うすうす感付いていたが、どうやら生野菜があんまり好きじゃないようである。
思わずしらじらしい書き方をしてしまったが、積極的に避けている節すらある。

生野菜サラダとか、付け合わせに生野菜を少しとか、あんまり作らないしなあ。
形はどうあれ野菜摂ってるからいいじゃん!とばかりに、気が付けば蒸したり炒めたりしてばっかりだ。
生で摂る野菜の代表格かと思われるレタスですら、最近は炒めて食べる美味さに目覚めてしまった(ベーコンと一緒に、中華だしと豆板醤で炒めると美味です)。

で、加熱の何がいけないのか、と問われれば、栄養問題である。
加熱するとビタミンCやら酵素やらが壊れるから生で摂れと世の中はうるさいけれど、煙たく感じつつもちょっと気にしているのだ、小心者だから。
実際に体の中でどんな働きをするのかをとんと知らないくせに、「何かはともかく、栄養の出てしまった残骸なんだ…」とうっすらとでも思うと、我が献立に自信も持てなくなるってもんで。

だからってこの夜のように少しでも生の野菜を用意すると、途端に体にいいことをしているような気になるからどうしたものか。
ディップにはマヨネーズやら胡麻油やらを使っているのである。
しかもまあ、ビールなんか飲んじゃって。
体にいいことが相殺されるどころか、悪い貯金しちゃってんじゃないのか。

まあ、体にいいも悪いも全ては程度の問題なのだが。
もうちょっと生で野菜を摂る方法を開拓しようと思う。