三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

ピエール・マルコリーニでダイエット、という可能性

2012-03-31 00:49:56 | 食雑記
〈3月16日の食事〉
朝:ドライカレー ダンディゾンのパン チャイ
昼:ドライカレー目玉焼きのせ 玄米ご飯 温野菜サラダ
夜:タケノコご飯弁当(セブンイレブンで購入) 野菜ジュース

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さて、バレンタインのお返しに、たいそうなチョコレートをいただいてしまったのである。
個人的には未踏の地である店、ピエール・マルコリーニのチョコレートアソート。
この文章を書くにあたり、名前を覚え間違っていないか、ちゃんと確かめましたとも。
それくらい、雲の上の存在なのである。

シンプルでありながら高級感を携える美しいパッケージを紐解けば、これまた美しいチョコレートの粒が並ぶ。
食べたらまた美味しかったもんだから、なくなってしまうのがあまりに惜しくて、ちょっとずつしか食べられなかったほどである。
結局のところ、この6粒を全て食べ尽くすまで2週間を要したもの。

それで、はたと思った。
ピエール・マルコリーニで、ダイエット、可能なのではないだろうか。

その理屈はこうである。
自分の中で、これならばチョコレートを食べていい条件として、ピエール・マルコリーニのものに限ってならよし、という基準にするのだ。
甘味を食べること自体は制限しないからストレスにはならず、しかも大事に少しずつ食べようとする深層心理が、知らず知らずのうちに食べすぎを制御するのである。

これの裏をとるため、ピエール・マルコリーニの店舗がどこにあるのか確かめることにした。
手に入りにくければにくいほど稀少性が高まり、ますます大事にするからである。
調べると、銀座、羽田、東京駅、名古屋に店舗を、二子玉川にカフェを展開しているようだ。
二子玉川だけは行きやすいものの、他は我が家から赴くには面倒なところばかりである。
狙い通りではないか。

こんな訳なので、私はピエール・マルコリーニを例にあげたが、美味しくてあなたの家から程よく遠いお店のものならどこでもいいと思う。
けれどゴディバはだめだ!
美味しいけど、ちょっと高級路線のスーパーではもれなく扱っててたりするからな。

ちなみに、いただいたものの金額を知るのはさすがに失礼だと思うので調べていないが、懐に厳しい方がより効くかと思われる。
より一層大切にするからな。
なので、お金持ちには向かない方法とも言えよう。

何かをひたすら食べたり、あるいは食べ方や食べる順番による栄養吸収を常に気にするようなやり方より、遥かに精神負担が少ないとは言えないだろうか。
画期的なやり方を、思い付いてしまったんではないの。

ところが、欠点があった。
面倒くさがりには向いてないんである。
…ここまで書いておきながら、実際にピエール・マルコリーニに行ったかといえば、行ってないのである。
行ってないということは買ってないし、施行もしてないのである。
いただいたものを食べ終わったあと、チョコレートに対してムラムラしたときどうしたかと言えば、チロルチョコとガルボを食べたかな。
美味しかったよ!

…意志が弱い者にもまた、向かない方法なのであった。
ああ、チョコレートに折れない心が欲しいものだよ…

最後になりましたが、美味しいチョコレート、本当にありがとうございました!


キノコセットが好きなんだ

2012-03-29 22:07:27 | 食雑記
〈3月15日の食事〉
朝:カボチャのトースト(ダンディゾンのパン使用) 野菜のおひたし コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、野菜炒め、ほうれん草の卵焼き、キャベツのコチュ和え)
夜:エビのトマトカレー ナン マンゴーラッシー @スルターン/飯田橋

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キノコセットが好きだ。
まるで一般名詞のような使い方をしてしまったが、色々なキノコが詰め合わせになった商品が、好きなのである。

ここまで書いたが、それでも一般的なことなのか、気にかかる。
私は東急スーパーでよくこれを買うのだけど、他のスーパーにもこういった商品があるもんなのでしょうか。
もし他のスーパーにはなかったら、自慢話になってしまうかもしれませんね!
ごめんなさいね!

東急で売っているキノコセットはどういうものか。
まず、そこそこ大きめのエリンギが一本。
中くらいのシイタケが2つ。
エノキダケがひとつかみ。
10本ほどのシメジが2かたまり。
これで200円台である。

これはそもそも、単身者や家族が少ない世帯の鍋料理向けの商品なのだと思う。
色んな種類のキノコを入れたいけれど、個別に買っていったら費用がかかるし、何よりそんなに一度に使いきれない。
シイタケは6個パックがよく見かける形態だけど、確かにそんなに入れないもんなあ。

そして、この「ちょっとずつ何種類か入っている」という形態は、普段の自炊時にもまた有効なのだった。
食べごたえがあって満足度が高い割にはローカロリーで、繊維質も多いキノコはなるだけ積極的に摂りたいし、摂取する食材の品目数も多くしたいから、色んな種類のキノコを使いたい。
けれど、これを一品ずつ揃えてしまうと、鍋物に使うとき以上に大変な騒ぎになってしまうんである。
最初のうちは良くても、新鮮なうちに使いきりたい一心で、そこにシイタケというのはいかがなものか、みたいな登場のさせ方だってしかねないのである。
栄養素以前に美味くないと、という、料理をかたる上で本末転倒なことが起きるわけだ。

そこへきて、キノコセットだ。
上記のような分量は、二人暮らしでもゆうに使いきれる。
いや、一人暮らしだって訳ないな。
毎食ごとに違うキノコを、または一つの皿に複数のキノコを並べられる自由。
ささやかながら、中々幸せではないか。

懸念しているのは、鍋料理向けだと推測される、イコール寒い季節限定の商品ではないかということだ。
実際、夏に見かけたような気があまりしないのである。

こういう風に、普段の料理で少しずつ色んなキノコを使いたいという需要は少なからずあると思うのである。
東急さん、キノコセットは通年販売でお願いします。

三月の将棋さし

2012-03-28 22:46:50 | 食雑記
〈3月14日の食事〉
朝:ダンディゾンのパン二種 コーヒー
昼:チーズのパン パンオショコラなど(ティグレで購入) 缶コーヒー
夜:玄米ご飯 ホッケ塩焼き アオサの卵焼き キャベツの味噌汁 ニラとニンジンのおひたし

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このところ、仕事の込み入り状況は谷間を迎えていた。
要は、暇である。
慌てて出勤する必要がないんである。

おまけに、この日はよく晴れていた。
それを甘受しようと、パンを買って公園で食べてから事務所に向かうことにした。
先日読んだ「週末、森で」に公園でパン昼食をとる場面があり、分かりやすく影響された形である。
(ひどいアレルギー症状が出た今となっては、恐ろしい限りだが)

向かうは、世田谷公園。
池尻と三軒茶屋の中間あたりにあり、ええ、以前住んでた街の近く。
決して通り道なんかではないのに思いついた公園がここなんだから、ほんとに引っ越してからの世界が広がっていないなあ。

それにしても、付近の住民が集うだけあって、居心地のいい場所である。
中央に大きな噴水がある広場のベンチにて、日差しを浴びながらパンを頬張る。
栄養バランスなんて度外視で、合わせる飲み物なんて甘い缶コーヒーだ!という、ちょっと羽目を外してみるのも心地よい。

満足して、自転車を押しながら、出口に向かって公園を横切る。
ふと、日当たりのよい一角に、近所のじいさま達とおぼしき方々がかたまって座って何かをしているのに気付いた。
何かと思えば、笑いあいながら、将棋をさしているのであった。

その光景が我が目素晴らしく映り、また羨ましくも感じた。
だから、事務所の自分のデスクにつくなり、上司にその旨を伝えたのである。
その答えは、果たして「そういう老後を送れるように頑張ってね」というものだった。

突き放すような気のない口調に、少しムカッ腹が立った。
だから何となくそれでその話を終わりにしてしまったのだが、のちのち、「ああ確かに、現役時代に頑張って築いたものがあるからこそ、過ごせる老後ってあるよな…」と思い至ったのである。

困窮するほどの経済状態ではないこと。
無病息災とまではいかなくても、少なくとも昼間に公園にでかけられる程度には健康であること。
ご近所付き合いや友達付き合いを大切にし、笑いを共有できる仲間がいること。

それをもたない人は頑張らなかったっていう意味ではなくて。
力を精一杯尽くしても、運悪く手にできなかった人だっているのも承知な上で。
あのじいさま達が、それぞれを大切にして今まで生きてきたのは確かだと思うのだ。

自分を省みれば、果たしてそれぞれを大切にしているのか。
人生はまだまだ始まったばかりなのだと、「今・現在」が永久不変のものだと思っていないか。
何かに備えた行動をしているのか。
そう問われたら、赤面して俯くことしかできないだろう。

今のままじゃ、じいさま達の年齢に達したときに、仲間達と昼間の公園で将棋をさせる日は来ないと思うのである。
少しは考えていかないとな、と身にしみたのであった。

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おまけ

この前日まで奄美にいた同居人の、奄美土産の数々。
「フカジャーキー」(サメのヒレのジャーキー)や「豚みそ」など色々面白いものがあった中で、一番気に入ったのが、「アオサ」の乾物。
戻して卵焼きに入れたら美味しかった。
ありがとう!

嗅覚でつなぐ、あの日の甘いコーヒー

2012-03-28 10:43:34 | 食日記
<3月13日の食事>
朝:DEAN&DELUCAのホームメイドスコーン 鮭と野菜の豆乳味噌スープ コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚と野菜の卵とじ、ウィンナーとスナップエンドウ炒め、カボチャサラダ)ミカンヨーグルト
夜:五目おこわ 生春巻き ロータスティー @PHO24 市ヶ谷店

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弁当を作り終えたら、朝の食事の支度に取りかかる。
オーブンで温めている間に洗い物を済ませたいので、簡単に作れるトーストや温めるだけでいい菓子パンなどを食べることが多い。

…ええと、オーブンまかせでその間洗い物を出来るのは確かに便利なのですが、それが理由じゃないっすね、別に。
パン食べたくて食べてますね。
その方が体にいいからと何度決意したって、中々米の朝ご飯にはなりません、はい残念!

閑話休題。
この日は、昨日の残りのスープと、DEAN&DELUCAとで買ったスコーンとで朝食にした。

コーヒー用の湯を沸かし、スコーンをオーブンにセットする。
お湯が沸いたら、カップに入れていたインスタントコーヒーを溶かす。
猫舌なので、オーブンで仕上がる前にコーヒーを作って少し冷ましておくことが多い。

コーヒーをテーブルに置いて、洗い物を再開する。
温まったオーブンからは、だんだんといい匂いが漏れてくる。
コーヒーとスコーンの匂いが混じる。
と、これはあの時の匂いと酷似していると思い至った。

母の実家でよく作ってもらった、クリープと砂糖を混ぜた甘いコーヒーの匂いである。
スコーンに使われた砂糖と乳脂肪分が温まった匂いが、コーヒーの甘さを担う成分の匂いに似ているのか。
今は座ればビールなり缶チューハイなりが出てくるから、あれはソフトドリンクが振る舞われてた頃。
15年前後も前のことになるのか。

カーキ色で英字新聞のような柄がついていて、飲み口の周りが少し厚くなっているマグカップのことまでまざまざと思い出された。
匂いは記憶に直結するって本当なんだな。

温まったスコーンを皿に載せ、コーヒーとともに食卓に置く。
そこにあるのは、紛れもなくスコーンとブラックコーヒーだ。
けれど、かすかに見えるのは、あの日の甘いコーヒーだ。

まあ、今出されるならビールの方が嬉しいには違いないんだけど…と、あのコーヒーを懐かしんで、朝食を終えた。

食事の記録と世間話の必要

2012-03-27 21:12:13 | 食とレビュー
<3月12日の食事>
朝:ツナサンド(和良のパン使用)ココア
昼:オムライスのランチセット(+サラダ、スープ、オレンジババロア)@シャポー・ルージュ/吉祥寺
夜:鮭と野菜の豆乳味噌スープ むしり鱈と大根の煮物 十二六

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この日は代休。
映画を観に行った吉祥寺にて昼食。
ガラガラであろう平日の昼間から街中に出られるなんて…と喜びいさんで出かけるものの、予想以上の若年層の人出。
そうか、もう春休みなのだった。

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先日、吉田 篤弘さんの『小さな男*静かな声』という小説を読んだ。
百貨店勤めの「小さな男」と、「静かな声」の持ち主・ラジオパーソナリティーの静香。
二人のささやかな日常が交互に綴られる、起承転結が派手な分かりやすい話ではないけど、ちょっとした「気付き」の連続が胸に残る、いい物語だった。

さて、二人の主人公のうちの一人である静香は、決して人付き合いが得意という訳ではなく、口べたである。
ところがあるとき、日曜深夜のラジオ番組のメインパーソナリティーに抜擢されてしまう。
メイン、と書いたが、実質上の出演者は一人。
つまりは独り語り番組である。

番組は毎週二時間の生放送。
音楽を流してお茶を濁してばかりもいられない。
話す内容を、さあどうするか。
彼女は、赤い手帳を購入するのだ。

赤は、彼女にとって存在が気になって仕方がなくなる色なのである。
鞄の中で、それはとても主張してくる。
気になって目につきやすいそれに、彼女は生活を送って拾う「気付き」をメモするのである。
それを構成し、ラジオにて披露するのだった。
そのくだりを読んで、頭が下がった。

私も口下手である。
人見知りもするし、世間話も苦手だ。
特に打ち解けるまで時間のかかる仕事相手の人々は、私のことを良く言えばもの静か、わるく言えば喋らない暗い人だと思っていると思う。
そして、世間話ができ、周りと打ち解けるのが早い人は、「頑張らなくてもそういうことが出来る、明るい人」だと思っているのだ。
「そういうことが出来ない」側の私は、出来ないんだからしょうが無い・出来るようになる必要も無いとすら思っている節がある。

そうじゃないのだ。
しゃべる側・しゃべるのが得意だと思われる側も、何の努力もしないで話のタネを生み出せる訳じゃないのだ。

静香の場合は「気づいたことをすぐにしたためること」だったが、そうせずともタネを拾う努力のありようなんていくらでもあるだろう。
何か情報を得たとき(それはメディアにのるものじゃなくても、たとえば移動途中に目がとまった何かでも)、それを受け取った自分の心は、どう動いたか。
面白いと思ったら、どこがどう面白いと思ったのか。
それを人に伝えるには、具体的に言葉にしておかねばならない。
ぼんやりと世間をみているから、話すことに詰まるのだ。
そう思った。

このブログは、「食」にまつわることなら何でも書く。
何かにつけて「食」のフィルターを通せば何か書けるポイントはないか、といった目線でいるため、「食」に関してなら少しは何かしゃべることができるかもしれない。
それである。
その姿勢で、万事についてただ通り過ぎるだけじゃなく、掬いあげて何かを考える癖を付けねば。

ただでさえ、ますます自分で道を選び取ることが大切になってきた昨今。
考えることもまた、人間に課せられた義務なんである。

ある日曜日の日記

2012-03-24 14:09:41 | 食日記
〈3月11日の食事〉
朝:カボチャのチーズトースト コーヒー
昼:マカロニの大葉ジェノベーゼ
夜:むしり鱈と大根の煮物 メカジキのしょうが焼き スナップエンドウの塩炒め 神月

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起きて、朝御飯を済ませたあとに掃除をした。
ドラッグストアで買い物をした。
昼食をかんたんに済ませたあと、図書館に行った。
その場で「週末、森で」というマンガを読んだ。
とても良かった。
図書館では、小説二冊とエッセイ二冊を借りた。
たまたま、いずれも女性作家であった。
借りた本を、図書館の最寄り駅近くのエクセルシオールカフェで読んだ。
時おり感想メモを綴った。
一時間ほどそうして、その近くでパン屋とスーパーマーケットに寄って帰った。
残り物と簡単に作れる料理とで酒を飲んだ。

早々にラジオは消していた。
一方で、ツィッターにはしじゅう繋いで、色んな人から溢れる言葉を読んでいた。

ふつうのことをふつうにできている、と今の自分を思う。
それはこの上なく、ほかに換えがたいものだ。
そこからふと思いを寄せるのは、何に対してなんだ。

最後に。
この日誕生日や記念日や、何かお祝い事があった人へ。
過去に何があった日でも、あなたにとって大切な日であることには変わりません。
ちゃんと自分のことを祝ってあげてください。

池袋で物欲に塗れる

2012-03-24 00:48:09 | 買いました。
<3月10日の食事>
朝:ピザトースト コーヒー
昼:玄米ご飯 焼き塩鮭 大根とむしり鱈の煮物
間食:トロイカのチーズケーキ コーヒー
夜:ちよだ鮨のお持ち帰り寿司 神月 道櫂

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最近日本酒が大好きなもので、「酒器、お猪口とかぐい呑みとか欲しいなあ~」と思っていた。
そんな折に、電車の車内吊り広告に目が留まる。
「東日本大震災復興応援うまいものめぐり」という催し物があり、同時に工芸品の販売展や、酒器に特化したブースもあるようなのである。
これは、迷わず行けということではないか。
休みの日になって早速、池袋の東武百貨店に行ってきた。

しかし、工芸品、特に食器類がわんさかある状態って、こうも私にとって目に毒であるものなのか。
特に和食器に目がない昨今、渋さとエレガントさを兼ね揃えた陶器やら磁器やらが、あちこちでアピールしてくるんである。
ああ、こういう煮物を入れるのに丁度いい鉢が欲しかったんだよねーとか、そうだ、酒器を買うなら片口だってほしい!と目移りして仕方ない。
あんたが買うのは酒器だぞ!そんなに予算ないぞ!わかってんのか!と言い聞かせるも、笠間焼の浅い鉢を買ってしまった。
いやさ、柄のないグレーってのがどんな料理にも合いそうだったしさ…

さて、主目的の酒器。
これまた色んな酒器に熱烈アピールをされながら、目に飛び込んでくるような勢いの訴求力があったのが、鋳物のお猪口。
真っ黒の鉄製で、内側にはうわぐすりが塗っているあるようなもの。
素材が素材なだけに、大きさの割にずしりと重みがある。
南部鉄器が好きなもので、ああいったニュアンスの酒器があったらいいなと思ってたら、いた。
青い鳥がここにいた。

だが、鉄瓶とお猪口2つのセットで1万円超え。
中々に懐に厳しいぞ…
それは酒器販売ブースにあったのだが、だめもとで販売元の工芸品ブースのスタッフの方に、バラ販売はしてないものかと尋ねてみる。
すると、「いいですよ」と、バラ売りをしていただけることに!
こういうご好意が、本当に嬉しい。

買ったのは山形・山正鋳造のもの。
人間国宝の方が作ったがもう亡くなっており、同じものはもう作れないのだという話を伺う。
大切にします!

さて、酒器を買うと、地酒3杯の試飲券がもらえるのであった。
6種類ある酒のうち、好きなもの3種類を注いでもらい、いただく。
「女一人が昼間っから日本酒を飲んでべろんべろんなのって、端からみてどうなんだろう…」と頭の片隅で思うも、おいしい酒はいいもんです。
気に入った「神月」を買うことに決め、あんた、予算は…

ここまでで結構散財し、食べ物の方まで見て回れないかな、けれど後ろ髪引かれるな…と、横目で食べ物ブースを見ながら歩いていたら、後ろ髪引かれてしまった。
トロイカのチーズケーキだ!
岩手のアンテナショップ・いわて銀河プラザでも売っているようなのだが、入荷する曜日が限られており、美味しいという噂を聞きつけたものの、実際にありつけたことはなかったのだ。
それが目の前にいるんだから、まあ、買うでしょうよ。

帰宅後、早速いただいてみた。
感想を一言でいうと、「こんなの初めて!」である。
ベイクドチーズでもない、レアチーズでもない、こんなチーズケーキがあったのか。
知っているものの中で形状が一番近いのは、カスタードクリームだろうか。
そういったクリーム状のチーズが、タルト台に乗せられて焼き上げられている。
不味い筈があるものか。
美味しくいただいた。

と、財布の厚みは心許なくなったが、なんだかんだ行って満足した一日だった。
美味しさや嬉しさに感謝。


弄ばれイエロー

2012-03-22 23:18:40 | 食雑記
〈3月9日の食事〉
朝:マッシュカボチャトースト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚と野菜の塩麹炒め、多分卵焼き、キノコのキンピラ)
夜:グリーンカレー(無印のレトルト) 温野菜サラダ

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がんばってスマホで文章書いてます

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今年も花粉の季節がやってきた。
とはいえ長引いた冬の影響か、飛散しはじめた時期が遅く、また量もいつもほどじゃないように思う。

それでも普段よりは鼻のあたりに煩わしさを感じるのが、このアレルギーを持つもののの悲しさ。
つつーっと垂れてくるものを感じたら、手を止めハナをかみにその場を離れ、手を洗ってから作業に戻るため、調理に手間取って仕方ない。
また、集中力も削がれる。

皮膚や粘膜がやたらと鋭敏になるのもこの時期の特徴だ。
なんせ全ての刺激がクシャミにとって変わられる。
私はかねてよりコショウでクシャミが止まらなくなるマンガ描写を疑わしく思っていたのだが、この時期に限っては、さもありなんと感じる。
だから、コショウを使いたいときは顔を思い切りのけぞらせる。

この時期には、燃えるゴミの捨てかたにも注意を払いたい。
我が家ではふたりとも花粉症を患っているので、ティッシュのゴミだけでふくろがいっぱいになってしまうのである。
これは考え過ぎというか、自意識過剰なのであるが、世間様にいらぬ勘違いをされたくないじゃないですか。
なので、なるだけティッシュ以外のゴミを袋の外から見えるように配置したい。
けれど分別収集のすすむ我が目黒区の決まりでは、燃えるゴミに分別されるものが案外少ない。
従って該当する数少ないゴミといったら生ゴミな訳で、積極に生ゴミを見えるように入れる日々である。
汚ならしく見えた方がいいのかって話だが、いやその前に汚い話をごめんなさい。

と、飲食に特化したこのブログなので、花粉症による飲食の煩わしさをまとめてみました。
まだまだ向こう一月は悩まされそうだが、せっかくなら体に生じる変化を楽しんでやろうと思う。

慣れないがためのダイジェスト

2012-03-20 18:36:26 | 食日記
<3月2日から8日までの食事>
私事だが、つい先日携帯をスマートフォンに変えたのだ。
結果、「文字のフリック入力」っつーものに対してひどく手間取り、簡単なメールを打つのでさえおぼつかない始末。
ツイッターで1つのつぶやきをするのに、3~4駅分、だいだい10分程度もかかる有様なんである。

慣れるのに、ひたすら使うというのは有効である。
こういうブログをスマホで綴るのは、なるほど練習にはうってつけと言えよう。
以前から、ブログを書くのには主に携帯を使っていたのだし。
が、そればかりに身を投じていると、いつになったら更新できるのか分からない。
そうこうしているうちに、更新できずに日にちばかりがいたずらに過ぎる。

というわけで、3月2日から8日の食事のダイジェストです。
この序文、携帯で更新しない言い訳にはなるけど、ダイジェストの言い訳にはなっておりませんが。
何とぞご覧ください。



3月3日。
この日は天気がよく、自転車で散歩をしていたのだった。
あてもなく45km…と言いたいところだが、前に住んでいた池尻に自然と足が向いてしまい、何度か行ったことのあるカフェ『Alaska』で食事。
同じく納豆工房『せんだい屋』の納豆ドーナツを買い、以前事務所があった中目黒~目黒付近の『ジャンティーユ』でも買い物をした。
ううむ、今でも一番土地勘のある場所って池尻や中目黒~目黒なのだな…現在住む大岡山でも、沢山の行きつけを作りたいところ。



3月4日は、三軒茶屋『蓮』へ。
またしてもここいら辺である。
新潟の地酒「謙信」を、スペック違いで3種類いただく。
同じ銘柄でも、スペックが違うだけで劇的に変わるのってやっぱり面白い。
そして、熟成させた茶色っぽい日本酒ってあまり普段は好んで飲まないのだが、料理に合わせる形で出してもらった熟成酒「木戸泉」が美味しくて。
料理との相性ということにも思いを馳せた一日。



3月5日・6日と、仕事がまるで詰まってなかったんだった。
おかげで事務所からは遠い場所や家で夕食を食べたりと、結構なリフレッシュとなった。



3月7日。
仕事界隈のライブステージを観に。
実はこの一年、自分の仕事の必要性なんてものについて考えていたのだ。
だが、ライブを終え、お客さんがたの満足そうな笑顔を見てふっとんだ。
文化や娯楽は、生命維持のためには、確かに必ずしも要るものではない。
が、何も充たさないわけじゃない。
私は、文化も娯楽も大好きだ。
だったらいいじゃないか。

という気分に充たされ、飲みに行ったんである。
一人で。
〆鯖の炙りがたいへんに美味しかった。



3月8日。
確か、打ち合わせ後に珍しく22時台に夕食を摂った。
空腹が過ぎて、このあとケーキまで食べてしまった。
事前に備えるべきだったな…

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以上、ダイジェストを終わります。
次は、スマホで更新できるといいな…

三十路の食卓、に並んだパン達<東京都内編>

2012-03-20 16:12:11 | 胃に収まったパンリスト
パンリスト/東京都内編です。
○:パン屋/テイクアウトで利用
●:カフェなど、イートインで利用
と分けてみました。

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<23区内>

◎世田谷区
Signifiant Signifie(シニファン・シニフィエ)@下馬 ☆パン・オ・ヴァン
アルティザン・テラ @下馬 ☆ケーキもおいしい
FUNGO 三宿本店 @三宿
ラ・テール @三宿
sala da rosa @池尻大橋
ブーランジェリー・ボヌール @三軒茶屋
濱田屋 @三軒茶屋 ☆豆パン
twins @池尻大橋
ファリーヌ @世田谷
フラウラ @世田谷 食べたのスコーンだけなのですが、とりま。
ブーランジェリー・スドウ @松陰神社前 ☆豆の入ったパン
DEAN&DELUCA HOME KITCHEN @三宿
ブーランジュリ・シマ @三軒茶屋
○●アルチザン・ブーランジェ・クピド! @奥沢 ☆カンパーニュが瑞々しくて美味しい
GLOBE @三宿
ビゴの店 二子玉川店
○レ・サンク・サンス @三軒茶屋
カフェ・プラスジョーヌ @三宿
ラ・ビュット・ボワゼ @奥沢 ☆料理はもちろん、自家製パンまで独創的でかつ美味しいフランス料理店。

◎目黒区
gentille(ジャンティーユ)@目黒・中目黒 ☆ハード系のパンが何でも美味しい
drole(ドロール)@中目黒
Le Ressort (ル・ルソール)@駒場東大前
ポラリス 池尻大橋店 @池尻大橋
TRASPARENTE(トラスパレンテ)@中目黒
Le Cafe Mamie(ル・カフェ・マミー)@下目黒
●CAFE MIRO @中目黒
カフェエイト @池尻大橋 ☆おやつも美味しい。
○●Alaska @池尻大橋 ☆ごはんを食べにいくところだが、パンもすごく美味しくて焦る。
TOLO PAN TOKYO @池尻大橋 ☆ヒガシヤマ
HUIT @中目黒 ☆いろいろピアリー
OGGI @目黒
BAGEL STANDARD @中目黒 ☆新星!期待大。
●○TC CAFE @自由が丘
マッシュ @中目黒
自由が丘ベイクショップ @自由が丘
M-SIZE @学芸大学
和良 自由が丘店 ☆米粉パンのお店。バケットが超美味い
ロータスバケット 中目黒店
スプーンブレッド @自由が丘
ブーランジェリー ロラソ @武蔵小山
ロンシェール @洗足
ワルン ロティ @洗足

◎渋谷区
●○Cafe TOURNAGE(カフェ・トゥルナージュ)@笹塚
Bio Cafe @渋谷 ☆ベーグルが独創的で美味しい。
○●Boulangerie et Cafe Main Mano(ブーランジェリ・カフェ・マンマーノ)@代々木上原
d'une rarete(デュヌ・ラルテ)@表参道 ☆ホノカ
○●Cafe CUBE @代々木八幡 ☆パンも焼き菓子もGood
tecona bagel works @代々木八幡 ☆むぎゅむぎゅベーグルが逸品
JEAN FRANCOIS(ジャン・フランソワ)@表参道
ドゥ・マゴ・パリ 東急東横店 @渋谷
ドンキー @代々木八幡
ベーカリーふじや @代々木上原
Bakery Cafe 426 @原宿
boulangerie pour vous(ブーランジュリー プーヴー)@代々木上原
カフェ・マメヒコ 渋谷店 @渋谷 ☆大好きカフェ
カタネ・ベーカリー @代々木上原
Boulangerie LA SAISON(ブランジェリー・ラ・セゾン)@代々木八幡 ☆甘栗パン
BLOTLAND @代々木上原
VIRON(ヴィロン)渋谷店 @渋谷
ATELIER Bec(アトリエ ベック)@代々木上原
ANNIVERSARIE CAFE(アニヴェルセル・カフェ)@表参道 ☆ケーキが美味しい
●UNISE @代官山
EATALY(イータリー)代官山店 @代官山
ロクシタン @表参道 ☆ケーキとサラダ
ラヴァンデリ 恵比寿店 @恵比寿
FRAMES 渋谷店 @渋谷
○●パンとエスプレッソと @表参道 ☆美味しいしロゴが秀逸
dame‐Jeanne(ダム・ジャンヌ)@神泉 ☆何もかもが素晴らしい隠れ家フレンチ
ヒルサイドパントリー @代官山
パンの国カフェ @代々木上原
アコルト @青山
LILY OF THE VALLEY BAKERY @代々木上原
モワザン @恵比寿
Blau Mohn(ブラウ・モーン)@代々木上原

◎新宿区
Le Petti Mec(ル・プティ・メック)東京 @新宿
ベッカー @神楽坂
カナルカフェ @飯田橋
○HOT SAND JAPAN @飯田橋

◎港区
マルイチ・ベーグル @白金高輪 ☆私の中で、ベーグルの殿堂。
浅野屋 東京ミッドタウン店 @六本木
BECKER'S DERIGHT(ベッカーズディライト)@乃木坂
ポワンタージュ @麻布十番

◎品川区
パネッテリア・アリエッタ @五反田
○●nemo Bakery&Cafe @武蔵小山
ベイズモア @戸越銀座
ベーカリーホシノ @戸越銀座

◎台東区
旅ベーグル @根津・千駄木
パンのペリカン @浅草~田原町 ☆ロールパンも食パンも新しいのに懐かしい。美味しかった。

◎荒川区
BOULANGERIE ianak!(イアナック)@西日暮里 ☆カレーパン

◎中野区
カフェ カルマ @中野

◎杉並区
ナショナルデパート 東京 @高円寺
ポム・ド・テール @西荻窪 ☆東京のベーグル界・西の雄のベーグルは、やはりとんでもなく美味しかった。
えんツコ堂製パン @西荻窪

◎千代田区
○●hive cafe @飯田橋
FACTORY @市ヶ谷/九段下

◎文京区
ムーミンカフェ&ベーカリー 東京ドームシティー ラクーア店
パリットフワット @本駒込/千駄木

◎大田区
ベッカライ・ショーマッカー @大岡山 ☆プレッツェルが美味すぎた
ベッカライ・ヒンメル @大岡山
itokito @大岡山

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<23区外>

◎国分寺市
キニョン/クリムテ @国分寺 ☆スコーンが絶品です

◎武蔵野市
ベッカライカフェ リンデ @吉祥寺
ダンディゾン @吉祥寺