三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

仕切り直して、甘辛の仕業

2013-12-09 10:45:52 | いただきました。
〈2013年12月1日の食事〉
昼:野菜カレー
夜:ひき肉のカレー

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はい、間が空きすぎてしまったという訳で、仕切り直して12月の内容からまた書き始めます。
空白の期間(8月上旬から11月いっぱい…改めてこう書くと、長い)に関しては、おいおいまとめて書こうと思います。
1ヶ月単位でまとめて、月ごとに印象的だったトピックを書き出していく感じになりそうです。

そんな訳でここ最近の12月。
おしゃれな雑貨屋で見つけたカレー粉でカレー作ったら凄かったぞ!という話は追って書くとして、今日書きたいのはチョコレートのことだ。

これ。



事務所をシェアしているOさんのアメリカ出張土産なのだが、この絵柄に名前。
ポテトと書いてあるわ、ポテトチップスにチョコレートが降り注がれたイラストが描いてあるわ。

ポテトチップスでチョコレートといったら、ロイズの厚切りのポテトチップスの片面にチョコレートが塗られたものが有名だが、これは板チョコなのである。
どうポテトチップスが織り込まれているのか、と興味津々で封を開ける。

と、見た目も完全板チョコなのであった。
割って口に入れ、そこでようやくポテトチップスと巡り会う。
例えればクランチチョコ、あのクランチの部分がポテトチップスなのである。
細かく砕かれているが、この塩味はまさにポテトチップスのそれだ。
チョコレートの中に入れたら湿気てしまいそうだが、ガリガリ感・ザクザク感がしっかりあるのが不思議。

いやあ、意外性がある上に美味しかった。
これ、日本でも売らないのかな。
輸入品を扱うお店を巡りたい所存。


ああ、九十九里浜

2013-07-19 21:37:17 | いただきました。
〈5月27日の食事〉
朝:クリームチーズとチキンのせトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(ごはん、卵と海老のいためもの、キャベツのおかか和え)
夜:煮ハマグリ 緑茶

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殺風景にも、無機質な作業台に乗せてしまってごめんなさい。
しかもこのライティングといったら…

事務所をシェアしているOさんが、九十九里土産をくださった。
拳くらいありそうなでっかいのやらコンパクトなのやら、ありとあらゆるハマグリの山。
ありがたく事務所の中でいただくことに。

器具がないから焼きハマグリは無理、酒蒸しするには知識が足りない…と、酒で「煮る」という横暴に出たものの、荒業にびくともしない美味しさ。
海の育みが詰まっている!
ちなみに、でっかいのは歯応えが強すぎたせいか、コンパクトなものの方が美味しく感じられた。

そしてこのハマグリに、生態系というやつを見た思い。
一番でっかいやつには、小指ほどの大きさの小さなカニが3匹も紛れ込んでいたのだ。
補食されたのか、あるいは寄生されたのか。
よくは分からないが、よく管理されて売られているものを買うだけでは決して知り得ない、ハマグリの「生」がそこにある。

ビール飲みたいな、日本酒もいいなと思いながら、緑茶とともに完食。
ごちそうさまでした。

この素麺がすごい

2013-05-28 21:32:07 | いただきました。
〈4月13日の食事〉
朝:-
昼:カレーにゅうめん
夜:銀のさらの出前寿司 花瑠&花星 日本酒

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数日前に作った挽き肉のカレーは、ネギやらシイタケ、レンコンなどの冷蔵庫に余っていた食材をぽいぽい入れたおかげで、市販のルーを使っていながら何だかとっても和風の仕上がりになったのだ。
シャバシャバ感も強くて、例えれば、蕎麦屋のカレーのよう。
だったら最後は麺に絡めて食べよう。
そうだ、あれがあったじゃないか。
ピンときたのが、半田製麺の素麺『月印』なのであった。

この素麺、この1月にお年賀としていただいたもの
「にゅうめんにして使っても伸びず、コシが失われない」と聞いていたから、最初は是非温かくして食べたいと思っていたのだ。
今がうってつけのタイミングではないか。

そうと決まれば、麺を茹でよう。
考えたら、素麺は久しぶりに食べるな。
茹で上がるまでが早いのは素麺の美徳よのう、と鍋を眺めながら思う。

ザルにあけ、冷水にさらすときに驚いた。
何だかやけに弾力を感じるのだ。
つるっと一本すすり、二度驚く。
なんだこのモチモチ感は。
素麺ってこういうものだっけ。
いい意味で予想を裏切られた。

細くてモチモチした麺が、カレーとよく絡まない訳がない。
歯応えがたまらない。
これ、美味いなあ。
そしてこういった味付けの麺が、スパゲッティでもうどんでもないというのが目新しいではないか。
私がカフェを経営していたら、目玉商品としてレギュラーメニューに入れるね。

ちなみに上に乗せた温泉卵は、真空保温ジャーで作ったもの(熱湯と一緒に25分ほど入れておいただけ)。
このコンビネーションが合わない訳がないでしょう。

と、美味しく完食。
こんなよろしいものを、ありがとうございました。
そして、美味しいものを知っているセンスに感服である。

改めて商品の写真も!





いただいてしまいました。

2013-05-07 10:42:43 | いただきました。
〈4月1日の食事〉
朝:チーズトースト コーヒー
昼:お弁当(ごはん、鶏と蓮根のゴマコチュ炒め、野菜炒め)
夜:トマトとモッツァレラのパスタ @パスタの店SPIGA・飯田橋店

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ようやく4月の内容とか

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3月30日・31日と、お会いした方々から、立て続けに食べ物をいただいてしまいました。
今回はその紹介であります。


桜のギモーブ



これぞ、ギモーブって何だ?という論題のきっかけになったもの。
お土産兼バレンタインデーのお返しとして、N間くんより。
まず、見た目が華やか。
桜を形どっており、表面もソメイヨシノのような薄紅。
二重構造になっていて、中の濃いピンク色の部分が透けてそう見えているのかもしれない。
マシュマロといったらとにかく柔らかいものだと相場が決まっているが、これはサックリした食感。
楽しみながら、美味しかった!


カバの形のウェハースチョコ



こちらもお土産兼バレンタインデーのお返しとして、Iくんより。
ドイツ製で、全体はカバの形。
しかも下半分が茂みで隠れているかのような意匠で、凝っております。
そのカバの土台を最初モナカかと思って「えっ、ドイツにもモナカってあるの?」と驚いたけど、ウェハースですよね、ドイツだもんね…。
中はチョコクリームとろり、これまた美味しかった!


ブルーチーズ&クラッカー



誕生日プレゼントのお返しとして、Hさんより。
(Hさんからは、その他に心が晴れるような素敵な食マンガもいただいたのだが、それはまた後日。)

酒のアテとして、ハチミツを垂らしてちょびちょびと。
そして、サンドイッチの具にしたり。
ああ、コクうま。
美味しくいただいております。


皆さん、ありがとうございました!

ひとのカレー

2013-05-01 10:29:43 | いただきました。
〈3月30日の食事〉
朝:チーズのパン、コーンのパン(けやき坂ベーカリーで購入) トマトジュース
昼:ごはん 鰤の醤油麹漬け焼き ほうれん草の卵焼き 茹でスナップえんどう 海苔の味噌汁
夜:Nカレー サラダ マテ茶鶏のオリーブオイル漬け 金麦

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何かちゃんとした呼び名はないもんかと思うが、定期的に繰り広げられる旧同僚・後輩連合との集いであった。
この日の目的は、N村君の誕生祭、そしてカレー。
N間くんに「俺カレー」を作ってもらうんである。

あれは、前回の集いでのことだった。
最近はよく自炊をしていて、鍋にたっぷりとカレーを作るのだと、N間君が語り出したのであった。
使うのは市販のルーだが、こだわりの作り方があるらしい。
ではそれを今度作ってもらおうと相成ったのであった。

当日、買い出しにもアシスタントとして私も着いていった。
具はスタンダードに、肉・玉ねぎ・にんじん・じゃがいも。
ただし、いつも肉は豚バラブロックと鶏ももの二種類入れているとのこと(今回は豚と、会場となったN村君が買い置きしていた牛肉を使用)。
ルーのこだわりは、少しハヤシライスのルーも使うことだという。
ちなみに、カレーの方は「こくまろ」がお好みである。

調理に取りかかる。
野菜を切る手伝いもした。
皮を剥いたら、具は大きめに。
しかし、下準備や生ゴミの取り扱いにおいても、それぞれの流儀があるのが面白い。
私はいつも、玉ねぎは全て皮を剥いてから切っていたのだが、N間君の場合は、茎と根部分を切り落として、更に縦半分にしてから皮を取り除くのである。
それだとあっと言う間に皮が剥がれるから、何とも便利。
今までちまちまと皮を剥いていた自分が何とも恥ずかしい。

具の準備が出来たら鍋へ。
ここでのポイントは、野菜を炒めないこと。
まずは玉ねぎを鍋底に敷き、その他の具を重ねてゆき、とろ火で煮込んでいくのだ。
といっても具の水分だけで煮込むのではなく、ある程度火が通ったら水も投入。
このやり方だと、余分な油を使わずに済んでいいですね。

あとの調理はお任せ、出来上がりを待つ。
いい匂いがしてきて、さあ晩餐だ。

具はホクホク、そこにカレーがしみて美味しい。
私は普段、ルーに溶けるのが嫌でじゃがいもを入れないのだが、鍋をあまりかき混ぜずに作るN間君流ならその心配もいらないのだなあ。
かすかに感じるトマト味は、ハヤシライスのルーから来ているのだなあ。
全ての行為に意味があるんだなあ。
勉強になりました!

H子とN君が作ったサラダ、そしてバースデーケーキもいただいて、お腹もいっぱい。
ご馳走さまでした!

次の集いも楽しみです。



口内にマヤがやって来た

2013-03-29 09:01:52 | いただきました。
〈2月14日の食事〉
朝:カボチャとクリームチーズのパン イチジクのパン(2つともイチゲベーカリーで購入) コーヒー
昼:お弁当(ごはん、高山土産の飛騨牛大和煮、ピーマンとニンジンの卵焼き、キャベツのごま和え)
夜:ファミマで買ったレトルトのバターチキンカレー ごはん

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マヤ文明が口のなかに到来したと思った。
コンパーテスというお店が出してる「ロシアンスカル」というチョコレートのことである。

私はこれを、この前の誕生日祝いでいただいた。
鮮やかなピンクの箱には、西洋の棺桶のイラストがあしらわれている。
蓋を開ければ、この大きさながら精巧なつくりのドクロ型のチョコレート。
味はシトラスやらベリーやらが並ぶ中、ひとつだけドクロに相応しい味付けのものがあるという。
つまりはロシアンルーレット様のチョコレートなのである。



一日に一粒か二粒、といった割合で食べ進めていたのだが、運よく危険を回避しながら、美味しく食べていたようである。
だから、最後。
「これやばいやつなんだろう…?」と腰を引けさせながら手に取ったのだが、一口かじったその感想が、冒頭に述べた言葉に値する。

古代マヤ文明では、こんな苦行があったのだとか。
唐辛子を燻した煙が充満した小屋に、人を閉じ込める。
刺激性の強い煙で死の一歩寸前まで及んだところで、その空間から解放される。
すると、普段はなんてことなく周りにあった空気・水に対して、甘さすら覚え、この現世こそ極楽だと感じられるのだという。

あるいは、その効用からカカオには神が宿るとされ、儀式などに珍重されたという逸話。

この一粒には、そんなマヤのあれこれが詰まっていると思ったのだ。
すなわちこれはカイエンペッパーこと、唐辛子入りのチョコレートだったんである。

意外だったのは、そんな刺激的なものなら、堪えられずに吐き出してしまうのではと思いきや、案外いける味だったことだ。
そこはチョコレートを作るお店の技なんだろう。
外しつつアリと思わせるその力量に完敗である。

また、他の子からもチョコレートをいただいてしまった。
こちらはバレンタインの贈り物である。
食べるに忍びないほどの、見事な造形のチョコレート。
箱も美しい。



両方美味しくいただきました。
二人ともありがとう!

ザ・スタンダード

2013-03-07 10:45:55 | いただきました。
〈1月26日の食事〉
朝:チーズトースト 紅茶
昼:高山ラーメン 飛騨牛のスモークのせ
間食:アイスクリームのせガレット @自由が丘
夜:妹と。デミグラスソースのオムレツ チキンライス サラダ コーヒー @表参道エチカ内ビストロ

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高山のホテルでもらったラーメンを。
生麺タイプってすぐゆで上がるんですね。
しかも細麺だったから尚更。
素麺よりもずっと早く、40秒っていう数字にあわあわ。

しかし、ラーメンを食べたのは相当久しぶりだ。
決して嫌いではないのに、そんなに食指が動かない。
それが私にとってのラーメンの立ち位置なのだけど、こうして改めて食べると美味いもんです。

上記の理由により何かと比べてどうなどとは申し上げるかとはできませんが、きっとオーソドックスな、シンプルで美味しい醤油ラーメンでございました。
ごちそうさまでした。


まさに喜

2013-03-06 22:13:26 | いただきました。
<1月25日の食事>
朝:ポテトサラダ+チーズトースト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚と野菜の生姜焼き、ポテトサラダ、茹でスナップえんどう)
夜:アルミ鍋焼きうどん

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このときいただいたスパイスがまあ本当に美味しくて、そんな話。

『極上スパイス 喜』は、宮崎県は都城市にある肉と総菜のお店・肉のふくしまさんの商品。
お店のサイトによると「お醤油を粉末にしたものに、胡椒、鰹エキス、食塩、ガーリック、パプリカ、オニオン、レッドペッパー、唐辛子、オレガノ、他15種類ほどを荒挽きブレンドした万能スパイスです。」ということなのだが…それだけでも美味しさが伝わるのではないだろうか。

旨味と辛さが絶妙に絡み合い、お肉屋さんの商品なだけに、さすがに肉料理にもってこい。
「スパイス」と称しながらも、醤油や鰹が入っているのでご飯にも合う味である。

開封してからというもの、何かと振りかけているのだが、この方法は素晴らしかった。
食パンにポテトサラダを敷き、チーズを乗せ、その上から『喜』をパラパラと。
それをトースターに入れて、しばし。

これがまあ美味い訳です。
チーズにスパイスが染み出して、更にはポテトサラダの味付けにも使っているものだから、絶妙な一体感をみせる。
肉屋さんのスパイス…というところから、じゃがいも・チーズといったビールに合う食材とも合うに違いないと踏んだのだが、予想は寸分の狂いもない。
いやあこれは凄いスパイスだぞ。

その他、クリームチーズに振りかけて食べる、なんていうのもおすすめである。
これはまさにビールに合う味。

使い果たしたら、間違いなくリピート購入すると思う。
よいものを教えていただいて、改めて感謝である。

嬉しさがはるばると

2013-02-15 11:44:38 | いただきました。
〈1月12日の食事〉
朝:じゃがいものパン(ル・プチメックで購入) カッテージチーズ+メープルシロップ コーヒー
昼:秋刀魚蕎麦
夜:豚汁 茹でスナップえんどう

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大阪の彼女から、お年賀が届いた。
丁寧に梱包された袋を開けてみれば、何やら素敵そうな調味料の山!
何でも、使ってみて気に入った調味料の数々を送ってくださったらしい。
なんて嬉しい贈り物だろう!

塩だれ。



だしつゆ。



あたたかくした「にゅうめん」でもコシが失われないという、素麺。



燻製風味の塩(左)、極上スパイス「喜」(右)。



紅茶のティーバッグまで!




そして、早速この日の昼食にて、「だしつゆ」を蕎麦に使用。
規定の量の水で割ったのちに、葱と一緒に小鍋で温める。
上に乗せたのは、秋刀魚を生姜・出汁・酒・みりん・醤油で煮たもの。

蕎麦をすすり、汁を飲む。
美味しさににやりとする。
旨みは濃いけど、甘みがくどくない。
だから残りの汁をゴクゴク飲めてしまうし、食後の舌に変に残らない。

美味しいものを知っていて、それを教えてくださる彼女のご好意。
嬉しさに拍車がかかった。

本当に、本当にありがとうございます。
他のものもすべて、大切に使います。

肉に想いを馳せて

2012-11-13 21:58:31 | いただきました。
<10月17日の食事>
朝:豚まん トマトジュース+黒酢
昼:ハムチーズたまごサンドイッチ ぎゅっとショコラ(以上二点、ローソンで購入)フルーツサラダヨーグルト
夜:無印で買ったレトルトカレー(なに味だったっけ…)

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上司が出張で神戸へ。
そのお土産として、豚まんをもらった。

「肉まん」と呼ばれているものだって中身は豚肉であるのに、なぜ「豚まん」と差別化されているのか。
その理屈を以前ラジオで聞いた事があるが、興味深かった。

関西では、前に動物の種類を何もつけずに呼ぶ「肉」は、牛肉のことを指すらしい。
「肉まん」と呼べど、中身は豚肉なんである。
これでは混乱を招く。
だからこそ、関西圏では「豚まん」と呼ぶのだという。

そういえば、大阪で名物料理の「肉吸」を食べた事があるが、あれも牛肉だったっけ。

そんなことを脳裏に浮かべながら、完食。
ごちそうさまでした。