三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

有益な海老

2012-08-31 10:57:01 | 作りました。
〈8月7日の食事〉
朝:バゲットにカッテージチーズ コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、野菜炒め、海老とアボカドの柚子胡椒マヨ和え、ほうれん草のおひたし)
夜:ハムチーズたまごサンド ぎゅっとショコラ(以上二点、ローソンで購入) チリスパイシースープ

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買ったはいいけど一度に大量に使うわけではないから、正直もて余すんじゃ、と思っていた柚子胡椒。
ふと思い立って、こんな使い方をしてみた。

殻をむいた海老とアボカドを一口大に。
火を通したのはフライパンだったけど、レンジ蒸しで充分だったかも。
とにかくまあそんな感じで、火が通ったらマヨネーズと柚子胡椒を混ぜる。
マヨネーズは、全体にまぶされるけどベッチャベチャにはならない程度。
柚子胡椒は、辛くて味分からねえよ!にならない程度。
まあ、お好みで。

出来上がったそれは、ご飯のおかずとしてはともかく、とても美味しかった!
サンドイッチには合いそうだ。
ビールのお供なんかにはピッタリなんではないでしょうか。
つくづく、朝・昼用の食事におつまみ味のものを作るなあと思いつつも、「あ、珍しく有益なことを書いてる!」という満足感を得て、筆を置きます。

引導のシーズンと続く日常

2012-08-30 11:05:58 | 食日記
〈8月6日の食事〉
朝:バゲット+ハニーナッツクリームチーズ 弁当の残り コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鶏と野菜の炒めもの、ニラの卵焼き、カボチャサラダ)
夜:鶏のホワイトソースドリア(確かローソンで購入) 野菜ジュース

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そういえば、弁当箱をチェンジしたのだった。

今まで使ってきたチェブラーシカの絵柄いりの弁当箱、そいつが使い込みにより、塗装が剥げてきてしまった。
目の脇のところが白く広がり、ぶさいくになってしまう3秒前、といった趣きに。
チェブラーシカが可愛くなくなるところなんて見たくないっていう一心で、戸棚の中へと引導を渡したのであった。

新しい弁当箱は、それまで持っていたもの。
それぞれ、大きさが半端で使っていなかったものを組み合わせたところ、容量がちょうどよくなった。
怪我の巧妙、みたいな感じである。

って、いつにも増して今日は普通の、特に何も言ってない文章ですね。
そんな日もあるでしょうってことで。
日常は、まだまだ続きます。

生の山芋が私に悪さを

2012-08-29 22:54:11 | 学びました。
〈8月5日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト
昼:大岡山で買ったパン色々
夜:日本酒 鶏のガーリック焼き サラダ 山芋の柚子胡椒和え オクラのおろし和え など @碑文谷

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あれは2ヶ月ほど前のこと。
好きな居酒屋にて、オクラと山芋の千切り、なめこと大根おろしを混ぜ合わせたお通しが出たのだ。
ほほう、ズルズル縛りですかい、と口に運ぶ。
しばらくすると、喉の奥から猛烈な痒みが襲ってきた。
喉の奥に手を突っ込んでかきむしりたいほどの痒みに、どうやらこの中には私にとってのアレルゲンが含まれているらしいぞ、と悟ったのであった。

私は実は、ズルズルの食感があまり得意ではない。
今現在自分から進んで摂るのは、生卵と納豆くらいなものだろうか。
だから、お通しに入っていた品々も味の上では嫌いじゃないのだけれど、あまり食指が動かされることがなく。
自分で調理したことはないのではなかろうか。

そんな訳だから、この折ではアレルゲンは特定できず。
この中のいずれかのものが駄目らしい…と、戦慄を覚えたのだった。

それがこの度、はっきりしたのである。
まず最初に運ばれてきたオクラには、なんの症状も現れなかった。
次の山芋、生の状態を柚子胡椒と和えたもの、これがクロであった。
飲み込んで少し経てば、あのときと同じような痒み。
涙目になりながらも少し食べ進めたのだが、痒みが勝り、白旗。
あとは全部同居人に託したのは言うまでもない。

しかしこの結果が私には意外であった。
なんせ、生じゃなきゃ何ともないのである。
お好み焼きやたこ焼きに入っているのも問題ない、薄切りを焼いてカナッペ状にしたのだって。
生だと途端にこうなるのか。
手に触れると痒くなるのはよく聞く話だが、私には粘膜に対しても悪さをするのか。
へええ。

何はともあれ、原因物質がはっきりして良かった。
分かった以上、今後も調理することはないと思われるが…人様が加熱調理したものを、これからも楽しんでゆこう。

親愛なるJへの手紙

2012-08-29 10:52:50 | 食日記
〈8月4日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:同居人と。ステーキ丼 サラダ 味噌汁 @青柚子/二子玉川
夜:友人Jと。豆腐サラダ 鮮魚とタコのお造り アボカドのチーズ焼き 地ビール各種 @滝/渋谷 桜ヶ丘

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友人J(と言っていいのか、Yと呼んだ方がいいのか)と、久々に会い、食事へ。

ここのところ対人関係に物凄く悩んでいたのだけれど、胸のうちを吐き出して、それを聞いてもらって、効く言葉を投げてもらった。
胸がすいた、と思った。

いつもいつも、感謝してやまないです。
本当にありがとう。
親愛なるJ(やっぱりYだろうか)への手紙。

今夏、弾けるそうだ

2012-08-29 00:29:18 | 食日記
〈8月3日の食事〉
朝:アボカドとツナのチャバタサンド コーヒー
昼:KUONカレー
夜:ツナとトマトのパスタ(どこかのコンビニで購入) のむヨーグルト・ブルーベリー

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この世の中で一番好きな炭酸飲料は、ビールです。
二番目は炭酸水です。
甘い味のついたソーダではなく、水+炭酸の、炭酸水。
甘い炭酸飲料は、実はあまり好きではないのだ。

今夏は暑かったから、だから炭酸水の消費が伸びに伸びた。
職場に行きがてら、コンビニに寄って毎朝一本!という勢いだ。
ところが困ったことに、どのコンビニにも炭酸水は置いている訳ではない。
置いてあっても、好みのものじゃなかったり。
(って言うとうるさいようですが、硬水が苦手なので、硬水+炭酸のものが苦手ってだけです。
もっと言うとゲ◯シュタイナーが苦手ってだけです)

寄ったコンビニに置いていないと、意気も削がれるというもの。
水ひとつで今日も頑張ろうと思えるなら、どうにか揃えればいいじゃない。

それで取った手段が、じゃあどーんと箱で買っちまうか通販で、である。
2ダース入りの箱×2で計48本入りの商品を、アマゾンでポチッとな、である。
欲望のために外注の運搬という文明を使うのである。
滅多にないことに、いよいよテンションが大袈裟なことになっております。

そうして届いた「ウィルキンソン タンサン」、こんな名前でいながら実はアサヒ製の日本産。
送料を含めた金額を割っても、一本75円。
ウィルキンソンは安く売っている方だけど、それでもたいがい一本100円。
うわあ、益々の買って良かった感。
(と、募るテンション。)

毎日毎日、喜んで飲んだ。
好きな飲み物が常に近くにあるっていいことだ。

このテキストに、特にオチはございません。ただ、こうやって夏をやり過ごしたということだけ。
おあとがよろしいようで。

それは窓辺に置いたレモネード入りのグラスのような

2012-08-28 13:21:17 | パン侍
(8月2日の食事)
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚とニラの炒めもの、卵と野菜の炒めもの、ほうれん草としいたけのおひたし)
夜:トマトのチャバタ(イトキトで購入) レトルトカレー

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冷房の寒さにすっかりやられてしまったようだ。
ガクガクブルブル、頭がすごく痛い。
カーディガンを羽織っても、温かい飲み物をとっても改善しない。
従って、仕事の効率も上がらない。
見かねた上司より、帰りなさいの令。
ああ、仕事がそんなに立て込んでいなくて、そして話のわかる人が上司でよかった…。

そんな訳で、16時台には自宅の最寄り駅についたこの日。
寝てやるぞ、そうしてゆっくり休むんだ。
そして胃腸は快調だけど、寝て起きたらきっと夕食の用意は面倒だ。
よし、何か買って帰ろうかな。

思い付いたのはパン屋の『イトキト』である。
自宅と最寄り駅は一緒なのにも関わらず、自宅と駅のルートからは外れ、また営業時間に間に合って帰れることはほぼなかった。
だから、今までほとんど行けてなかったのである。
こういう時こそ、行くべきじゃないか。

ドアをからんと開ける。
レジに立つ女性の「こんにちは、いらっしゃいませ」という挨拶と笑顔に、清々しい気分になった。
どれもこれも美味しそうなパンに迷い、選抜したパンを差し出したときにも爽やかな笑顔。
私は飲食店に求めるものは、基本的には味とそれに見合う値段だけでよいと思っていたのだれど、素敵なお出迎えというのもこんなによいものなのかと。
こちらまで笑顔になって店を出た。

買ったのは、チャバタ(プレーン、トマト)と、オリーブのフーガス。
寝て起きて、トマトのチャバタにレトルトカレーを合わせていただいた。
トマトのかすかな酸味とパンの歯ごたえ、カレーの温かさが、体にじゅんと染み渡る。
今体に必要で、けど足りてなかったのはこれだ、としみじみ思う。
美味しかった。
体調もすっかり元通りだ。

このときは食べなかったけれど、オリーブのフーガスはこちら。



木の葉型の大きなパンにオリーブのペーストが織り込まれたもの。
トーストして食べたら、香ばしくて本当に美味しかった。

焦がれつつも行く機会に恵まれなかったイトキトに、行けて本当に良かった。
またこの美味しいパンと素敵な笑顔に会いに行こうと思う。

夏のじりじり、海老がクリスピー

2012-08-26 15:52:34 | 食日記
〈8月1日の食事〉
朝:スコーン フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、豚のしょうが焼き、キノコのキンピラ、野菜の卵炒め)
夜:ハムチーズたまごサンド ぎゅっとクリームチーズ(以上二点、ローソンで購入) ノンシュガーラテ

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生ゴミの腐敗臭対策として、窓際に生ゴミを置いて天日干しにしていることを以前、書いた。
効果が感じられるから毎日そうしているのだが、ある時、外出先から帰宅して驚いた。
カッパえびせんの匂いが部屋に充満しているのである。

正体は、剥いた海老の皮であった。
乾くうちに、それは次第にクリスピーな物体化していったらしい。
嗅ぐなり「カッパえびせん…?」と思ったのだから、決して不快な臭いではない。
が、発生源を思えば心中は複雑で、脱臭スプレーを撒いて歩いたのであった。

たとえこの上から重曹をふりかけて乾かして防臭に努めようと、限界はあったと思うのである。
いつまでこれが続くのだろうと思うと、お先真っ暗感も覚えようというもの。
早く秋が来てほしいものだ。

ケチャップで書け、殴れ

2012-08-24 22:45:59 | 食日記
〈7月31日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト バナナ コーヒー
昼:お弁当(オムライス、ジャガイモとアスパラの炒めもの)
夜:チーズと生ハムのサンドイッチ ヨーグルト 豆乳

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オムライスの上にケチャップで、関係のない無意味な文字を書くという画像たちをまとめたサイトを見かけ、それでオムライスを作ったのだと思うのだ。
何か文字を書こうと思い、実際に書いていたと思うのだ。

ところがどっこい、つぶれて流れて読めなくなり、また当日からブログの更新の日にちが開きすぎたがために、なんて書いたのか覚えていない。
強引に読めば「08」に見れなくもないが、関連性のある数字が見当つかないし、08を使ったボケが全く思い浮かばないから、結局08ではないのだろう。

同居人のためにこしらえたオムライスなんて、もっとひどかった。
ラップをかけるにしても、ふんわりにしとけば文字はつぶれないだろうと考えればそれは浅はかで、むしろケチャップの方からラップに引っ付いていったような格好だ。
文字どころか、惨殺事件が起こったような不吉さだった。
違う、こんなものは望んでいない。

ケチャップでの文字は、作ったその場で食べてこそなんだなあ。
そんなことを実感した次第である。

カフェインが翼以外のものを授ける

2012-08-24 11:29:05 | 学びました。
〈7月30日の食事〉
朝:バナナ フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、塩鮭、枝豆いり卵焼き、キンピラゴボウ)
夜:豆腐のグラタン @Organica /飯田橋

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ある日曜のこと。
夕方17時頃、休憩を兼ねて喫茶店でブラックコーヒーを頼んだ。
喫茶店を出たあと、程なくして発汗と動悸が止まらなくなった。
気分も悪い。
その時居た百貨店のソファに腰かけて落ち着かせながら、こうなった原因を考えていた。

コーヒーのせいではないかと思った。
前にも似たようなことが何度かあったのを思い出した。
うち一度は、徹夜作業をしながらコーヒーをマグカップ2杯、徹夜明けに栄養ドリンクを一本飲んだところ、腰が立たなくなって涙が止まらなくなった、なんてこともあったのだ。
カフェインが悪さをしているんじゃないのか。

気付くの遅いだろう、何年生きんてんだ、という意見もあろうが、毎度具合が悪くなるわけじゃないんですよ。
事実、毎朝コーヒー飲んでいても、それで気持ち悪くなることはないし。
体力をなくしていたり腹をすかしていたりするときに飲むと支障を来すことが多いが、それだって毎度ではないのだ。

悪条件が重なったときに、具合が悪くなることがある。
確率的には低いもんだが、すっかりコーヒーを飲むのが怖くなってしまった。
それでも朝は飲むのだけれど、頻度はぐぐっと減った。
一日一杯だけに留めて、あとは喫茶店などに入っても、ミルクティーやココア、ジュースなんかを頼んでいる。
以前なら考えられないことだ。

そんな折りにカルディで見つけたのは、こんなインスタントコーヒー。
カフェインを99.7%もカットしているらしい。
天啓とすら感じて、買ってみることにした。

飲んでみると、まごうかたなきコーヒーの味である。
物足りなさをまったく覚えなかった。
これが正解だ、と思った。

コーヒーのカフェインから覚醒作用をちゃんと受動できている人には、もしかしたら物足りないかもしれない。
けれど私は、そもそもコーヒーを飲んで目が覚めたことはないのであった。
それでも眠くなりたくないときにコーヒーを選んだのは、まじないみたいなもんである。
その他のタイミングで飲むのは、嗜好品としてなのだ。
そして、コーヒーを飲もうが眠ければ寝るし、仕事が終わらないときの緊迫感の方が勝る。
そんなことも浮き彫りになった。

このノンカフェインコーヒーは職場に置いていて、コーヒー味が欲しいときに飲んでいる。
自宅では相変わらず普通のコーヒーだが、今使っているものが切れたら、ノンカフェインに切り換えてもいいかな、と思っている。

掬ってアヒージョ

2012-08-22 22:23:36 | 作りました。
〈7月29日の食事〉
朝:-
昼:カレーうどん @蕎麦縁 さか本/大岡山
夜:エビとキノコとブロッコリーのアヒージョ バゲット ナスとジャガイモのバジル炒め パプリカのサラダ

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それを知ったのは全くの偶然であった。
よく行くダイニングカフェで、「鮮魚のアヒージョ」なるメニューがあった。

明らかに英語圏とは異なる、未知なる言葉の響き。
こっそりスマートフォンで検索すれば、「オリーブオイルとニンニクで煮込む料理。スペインの代表的なタパス(小皿料理)のひとつ」とある。
なるほど、スペイン料理であったか。
そして美味そうではないか。
早速頼むことに。

そして実際に、大変に美味いのであった。
ニンニク風味の強い塩気が、ビールにすこぶる合う。
それどころかビールもバゲットも進み過ぎるから、危険極まりない。
貧乏くさいこと甚だしいが、最後の一滴までこそぎとるように食べたのであった。

いたく気に入った訳だが、一方で自分でも作れそうな気もしたのであった。
ニンニクとオリーブオイルを使うのは承知の上で、舌で解析したところ、アンチョビの味がするなあ、と。
これらと魚介を一緒に煮たら、どうにかなるんじゃないのか。
それで試してみたのがこの日の夕食である。

作る前に、念のためにレシピを調べてみる。
材料、ほぼ正解。
そして、作り方もびっくりするほど簡単なのであった。
オリーブオイル・アンチョビ・鷹の爪・ニンニクをフライパンに入れて徐々に加熱し、香りが出てきたら具材を入れる。
蓋をし10分ほど煮込んでから味を見て、あとは塩胡椒などで調整、パセリを散らしたら出来上がり。
と、たったこれだけである。
尚、オーブンでも作れるそう。

そうして初めて作った、エビとキノコとブロッコリーのアヒージョ。
我ながらこれが滅法美味かった。
ビールもバゲットも進んで、二人でバゲット一本使いきってしまったよ。
おつまみとして最適である上、適度な洒落っ気もあるから、おもてなし料理にも打ってつけである。
アンチョビやオリーブオイルの値段によってはコストパフォーマンスは宜しくなくなるが、それを見越したって得られる効果は高い。
素晴らしい食べ物である。

水っぽくならないものであればどんな具材にも合い、タンパク質も野菜も摂りやすいから栄養面でもバッチリね!と書きたいところだけど、気がかりなのは脂質の量。
何てったって、油で煮る料理ですからね…。
作る頻度は控えめにして、これからも楽しんでゆこうと思う。