三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

嘆きの春菊

2011-09-12 06:27:08 | 作りました。
〈9月3日の食事〉
朝:トマトと豆腐のオープンサンド フルーツグラノーラ+ヨーグルト 水菜と大根のサラダ コーヒー
昼:エビとほうれん草のカレー サラダ ナン チャイ @コピラ・大岡山
夜:鯛茶漬け じゃがいもと春菊のオイスター炒め 湯葉巻き いぶりがっこのクリームチーズ和え 水菜と大根のサラダ 金麦

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じゃがいもを千切りにし、ざく切りにした春菊と、オイスターソースで炒めたもの。
同居人の箸があまり進んでいなかったので、「もしかしてこれ嫌い?」と問えば、「うん」とのたまうではないか。
そんなに素直な返答だとは露にも思わずに狼狽してしまい、その私の様子に同居人も言い訳するし気を遣うし…といった運びになってしまった。

なんでも、春菊が苦手らしい。
ちょっとだけなら食べられるが、好き好んでは食べないし、ということらしい。
なるほど、前の日に作った春菊としめじをニンニク醤油で炒めたものは、春菊の量がさほどでもないこともあって、手が伸びていない、ということもないのだった。

実はといえば、私も春菊はあまり得意ではない。
あまり能動的には買わないし、使うにしても、ジェノベーゼ気取りにバジルの代わりにニンニクとオリーブオイルを合わせるなどして、なるだけあの独特の風味が気にならないような手法を試みている。

同居人が仕事で余ったものを持ち帰ってきたという、今回の春菊。
だからして、あまり時間がなかったこの日は、とっとと春菊を使いきってしまおうという心が働かなかったか。
春菊の癖を癖と知覚するくらいの量を、一品のうちに使ってしまっていなかったか。
他の野菜なら同じくらいの量を使っても遜色なかっただろうが、あんなに癖のある野菜なら、加減すべきだった。

薄々気付いていた、どうも極端に走りがちである…という性分に、はっきり自覚を持たされた格好だ。
冷蔵庫の中身を使いきるのを第一に料理をするのはやめよう。
箸が伸びないのも悲しいしね。