三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

生きとし生けるもの、夏の腐敗と

2012-01-30 10:35:00 | 食雑記
〈1月17日の食事〉
朝:ピザトースト ココア
昼:お弁当(ごはん、鶏とレンコンの酢醤油炒め、ニラの卵焼き、キャベツとしめじのおひたし)
夜:豚キムチチゲ ワカメのナムル ごはん @李さんの台所/飯田橋

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相変わらず「安住紳一郎の日曜天国」のポッドキャスト版のアーカイブを聞く日々である。
アーカイブとあらば、どうしても生じてしまうのは、オンエアした時期と聴く時期の季節のずれ。
特に大元は生放送の番組であるから天気に関する話題を冒頭で伝えることが多く、この極寒に「スタジオのある東京・赤坂は、30℃を超えだいぶ蒸し暑くなって参りました」なんて声を聞くこともしばしだ。

これは、そんな風に夏の放送を今の季節に聞いていたときのこと。
夏場の生ゴミの処分についての話題になった。

安住さんは一人暮らしということもあり、家を空けている日中は、エアコンなしの温度がそのまま室温となるらしい。
また仕事の関係上家に帰れないことも多々あり、ゴミの日のタイミングを逃すことも多々。
夏場にそんな日を送るとどうなるか、といえば、ものは容易く腐るんである。
その対処法として、燃えるゴミの日をきちんと迎えられる時まで、生ゴミは冷凍庫に保管しておくのだそうだ。

なるほどなあと、あのうだるように暑かった夏の日々を思い出して納得する。
あれは、確かにものを腐らせる。

いつも私は生ゴミを小さな袋に入れてからゴミ箱に入れるのだが、でかいキャベツの外葉を、これくらい大丈夫だろうと高をくくってあの日そのまま捨てたのだ。
一昼夜でたちまち腐り、匂いを放ち、大変なことになったのだった。
動物性たんぱく質と脂肪の方が腐った時に強烈な匂いを放つ、植物はそうでも…という勝手な思い込みがあったもんだから、その匂いは鮮烈ですらあった。
ったく、植物がそんなに臭くならないなら、納豆の匂いはどう納得したらいいんだっていう話だ。

そんな夏場の生ゴミ処理について、聴取者から寄せられた情報が、興味深く参考になった。
なんでも、ものが腐るには水分が欠かせないものらしい。
あるいは、水分がふんだんにあると傷みやすいと言いますか。
だから水気をよく切り、新聞紙などにくるんで水分をよく吸わせると、夏場の日中の気温でも腐りにくくできるのだそうだ。
なるほど、人は色んな工夫を凝らして夏の腐敗と戦っているのだなあ、と思う。

一方で、ものは腐るのだなあと、当たり前の事実に感服もするのだ。
冷凍・冷蔵技術が発達し、かなりの長持ちがかなう昨今。
それらを駆使すれば、命がもう宿っていないものも、「入れ物」に関してはそのままの状態を保持できるのでは、という錯覚を生みかねないと思うのだ。
少なくとも、賞味期限や消費期限が多少過ぎたところで、冷蔵なり冷凍してあるなら、パッと見も匂いもさほど変化はないのである。
もしかしたら夏場の腐敗は、生命だったものの「生きていたんだ!」という最後の主張だったとすら思えてくる。

そうは言っても、夏場の腐敗は困りものな訳で。
新聞紙をアイディアをいただき!と思いつつ、新聞紙の工面をどうしたものか、と悩む新聞をとっていない私なのであった。

幸せの円柱

2012-01-27 00:27:37 | パン侍
〈1月16日の食事〉
朝:ローソンで買ったチョコチップスコーン コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、焼き塩鮭、ほうれん草と卵のソテー、キャベツとシメジのおひたし)
間食:メープルのパン(キムラヤのもの)
夜:豆腐チゲスープ(確かファミリーマートで購入)

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荷物を渡しに、妹が事務所近くまで来てくれた。
一緒に渡されたのは、パン屋の包み。
中身はペースト状のメープルシロップが織り込まれた、直径がCDほどの円柱型のパン。
飯田橋に立ち寄るたびに買っている、彼女の大好物である。

とまあ、他人事みたいな書き方をしてしまったが、私もこれが大好きだ。
これを売るファリーヌ・キムラヤは、私の事務所の最寄り駅である飯田橋にあるのだが、自ら買いに行かないのは、ひとえに危険だからなのだ。
だって美味しすぎるんだもの。
止まらなくなるんだもの。

どこに、そんな魔力が潜むのだろう。
美味しいパン生地と美味しいメープルペーストと、「美味しい」が枕に付くとはいえ、構成する要素はごくごくシンプルだ。
だが、2つがいっぺんに口にお越しになったときの、化学変化ときたらどうだろう。
舌が、脳が、会えて嬉しいですと申している。
そんなもんだから、もっと欲しくなる。
キャント・ストップ・フォーリン・ラブとはこういう事かと。

この日受け取ったのが、焼きたての状態だったのがまた運のつきだ。
せっかくだから温かいうちにと、職場に戻ってすぐ、行儀悪くも指でちぎって頬張る。
ただでさえ美味しい焼きたてのパンに、少し溶けてまわりと馴染みがよくなったメープルペーストが、また相乗効果を上げるのだなあ。
一口、また一口と、昼食前だと言うのに止まらない。
半分ほど食べ進んだところでようやく止める勇気が湧き、結局それでも忘れがたくて、昼食後にまたちぎり始める。
まさか、一日で食べ切ってしまうとはなあ…明らかに食べ過ぎだ。
もらったのがハーフサイズで、本当によかったのかもしれない。

妹の布教活動が功を奏し、妹の友人にもこのパンのフリークが現れたらしい。
しかも、その方は住まいも職場もキムラヤには自転車でゆうに通える距離らしく、だからせっせと買いに行くのだという。
しかも、妹がまだ試したことのないフレイバーまでも既に好物化しているらしい。

その方が新たに好きになったのは、紅芋だったか紫芋だったか、そんなフレイバー。
そんな美味そうな響きはすぐさま試したいが、いかんせん、他のものにも釣られてしまうのが必至だ。
次に妹が飯田橋に行くのはいつだろう。
そのときに、ひとつ、ねえ。
そんな事をこっそり期待する日々だ。

ふるさと祭りに行ってきた

2012-01-26 11:04:44 | 行きました。
<1月15日の食事>
朝というか何というか:山形牛のコロッケ ホタテを焼いたの いきなり団子 などを食べ歩き。
昼:牛のみそ漬け焼き弁当 緑茶 ぷりんどら
夜:麻婆豆腐丼(ローソンで購入)野菜ジュース

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友人より、絶対に私好みのイベントだからと、「ふるさと祭り」のチケットをもらった。
日本各地の食の名物や、踊りや祭りといったものを一同に集めた大イベントである。
どのくらいの大規模かって、およそ一週間に渡って催され、場所は東京ドームなんである。
どんなに人気のあるミュージシャンでも、まるまる一週間東京ドームを貸し切るような集客力はないだろう。
もうどれだけのものかって。

会期は長く行けるチャンスは十分なはずだが、隙がない。
仕事でパンパンに詰め込まれてる…と言いたいところだが、暇があったはずの日に体調をぐったりさせていた自分を呪いたい。
日曜の最終日を翌日に控え、この日も仕事に行かねば…と分かって目の前が真っ暗になったが、はたとひらめいた。

イベントの会場は10時である。
出勤前に、1時間ほど滞在できないだろうか。
幸いにも事務所は飯田橋、東京ドームからは歩いていける距離にある。
何も遠出に値しないのだ。

と思いついたもんだから、翌朝=最終日に、気持ちよく寝ている同居人を叩き起こした。
文字通り叩き起こして、1時間後には電車に一緒に飛び乗っていた。
東京ドームの最寄駅のひとつである後楽園駅には乗り換えなしでいけるのだから、これまた好条件である。

会場10分ほど前に着き、会場に近づいて、驚いた。
なによこの長蛇の列。
そういや前日に行ったクリーニング店にて、店主が「平日にいったけど、すごい人だかりで」と言っていたっけ。
これだけ人が集まるなら、そりゃあ東京ドームで開催されるってもんである。

滞在できる時間は短いのだから、効率よく見て回り買い物をせねばならぬ。
というわけで、
私=地ビール 何かあまいもの
同居人=日本酒 生ウニ
共通して=この日の昼用の弁当 おつまみ あと何か目についたもの
と買うものを予め決めてから回ることに。
ゆっくり見ることで新しい味との出会いを求められないのは残念だが、少しだけでも会場の雰囲気を感じ取れるだけでもよしとしよう。
まったくもって、先週の私め…

会場の見取り図をもとに欲しいものがありそうな場所に目星をつけ、早歩きで移動する。
日本酒の試飲を楽しめる同居人が心底羨ましい。
インスピレーションを大事にし、迷ったら泣く泣くナシにする。
そんなこんなで、腕にはすっしりと買い物袋…なんだ結局沢山買い込んでるじゃないか。
内訳は殆ど地ビールで、以前おすすめされていた箕面ビールの「スタウト」も無事ゲット!

そのとき催されていた高円寺の阿波踊りの演目に後ろ髪を引かれながら、退場。
その後事務所に移動して、買ってきた弁当を頬張り、仕事に戻る。
こうして、私のふるさと祭りは幕を閉じたのである…

滞在時間は、本当に1時間ちょい。
それだけでも楽しめたが、やっぱりもっと長く居たかった。
だって、酒あり食べ物あり演目ありのイベントなんだもの。
途中退場もできるのだから、これは一日楽しめるという保証付きではないか。
ううむ、来年に期待かな。

改めて、私の好みをよく見極めてチケットをくれた彼女と、無理矢理叩き起こしたのに嫌な顔せずつき合ってくれた同居人には感謝である。

ひとまず、カレー摂取過多のことよ

2012-01-26 04:26:18 | 食日記
<1月9日~14日の食事>
ありがたいことに、今月に入ってからというもの、忙しくしております。
そんな時期に何が起きるか。
ブログの更新が止まりがちになります。
そんな時はこれだ、ダイジェスト・タ~イム!
9日から14日の様子をお届けします。



この日、9日は休日出勤。
前日作ったカレーをタッパーに入れて持っていった。

冷えたカレーは脂とその他とが分離し、この脂を取り除いたらカロリーカットできるじゃん!とばかりに脂を拭い取ってから温めたところ、まあ味気がなくなること。
脂は余分なものではなく、旨味という側面も持つのだ、となんだか改めて。
あと、冷えた脂は洗ってもなかなか落ちないんだよね。
だからこそ、タッパーに入れたまま温めるべきだったなと。

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10日は、このエントリーのメイン写真の日に該当する。
行きつけのインドカレー屋に、珍しく上司と二人で行ったのだ。

カレーのほか、私はいつも通りナンを、上司はご飯を頼む。
この上司が頼んだご飯が、なんだかとてつもない量だったのだ。
割と大きめの皿一面に、高さは3cmほどはあったのでは。
ナンも、いつもなら大きく一枚で出てくるところを小分けにしてあったし、もしかしたらシェアして食べるように大盛りにしてくれたのかもしれない。
けれど、一人当たりの食べられる量が増える訳ではないしなあ。
私自身はここでご飯を頼んだことがないので、デフォルトでの一人前のご飯の量が分からない。
真相は闇のままである。



忙しいと弁当を作るのもままならなかったり。



少しだけ早く帰れた日は、飲みたいモードが発進されるも、自分で作る気は起きず、スーパーで買ったお惣菜で済ませたり。



珍しく、カップ麺も食べた。
カップヌードルの<Light>って初めて食べたけど、凄いね。
通常のとまったく遜色なく、美味しい。
っていうか、なんかもう基本はカレーなのか、私は。



またも休日出勤だった14日土曜日は、同居人と昼食をともにしてから職場に向かったのだが、そこで選んだのもカレーである。
なんかもう、私、真っ黄色だ。
レンジャー部隊を組むことになっても、私ピンクがいいなどと図々しいことは申しません。
黄色で結構、黄色上等です!

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そしてこんなことを書いている本日(25日深夜4時)の夕食も、思い返せばカレーであった。
あの、狙って書いた訳じゃないんですよ、カレーの話。
まとめてみたらカレーばっかり食べていたという驚愕の事実。

「一日30品目の食材を摂れ」というあの標語は、品目の数自体が問題ではなくて、「なるだけ多くの品目から、バランスよく栄養を摂りましょうね」ということらしい。
それを思えば、なるほどカレーばっかり食べて栄養を偏らせている気がする…と書きそうになったが、いやなんの。
カレーは色んな食材と相性がいいから、なにげ食材は被ってないぞ!と、カレーを懸命の擁護。

膨らむ餅を待つ

2012-01-25 22:57:24 | 作りました。
〈1月8日の食事〉
朝:-
昼:磯辺焼き
夜:ひき肉のカレーライス

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昨日からの続き。

気持ち悪さを払拭すべく、こんこんと寝た。
寝て、寝て、起きて、食べた。
そう、食べた。
胃に一番の支障を来しているのに、食べてしまうのが私だ。

しかも、夜に至ってはカレーである。
ひき肉使用!(油がジューシー!)
市販のルー!(小麦粉+油でこれまた重い!)
しかも玄米!(ヘルシーな食事の代名詞的存在だが、実は消化によくないですから!)
である。
呆れたあなたの顔が見える。

だかしかし、今回は餅に対して焦点を当てたいので、私の呆れた胃袋のことはさておいて、そのことについて書く。

餅。
好きである。
ことに磯辺焼きは好物の領域だ。
だが、滅多に自分では作らない。
実家に帰ったときに、母に作ってもらうの専門である。

何故か。
面倒くさいからだ。
あとの皿を洗うのが。

実家では、餅をあたためる際に、電子レンジを使う。
それに倣って、自分の家でも電子レンジを使っていた。
それ使えば表面に固さがまったく残らず、つきたてに準じるくらいの柔らかさになる。
それはそれは美味しいのだが、加熱する時の皿に餅が張りつくこと張りつくこと。
皿から餅が容易には落ちず、しばらく水に浸して置かねばならぬ。

それがどうにも面倒で、餅をどうにかしようという気があまり起こらないのだ。
そんなこんなで、正月のたびに持たされる餅を、持て余してすらいたのである、好物のくせに。

今回も持たされた餅。
もう実家では餅をつかず、親戚からお裾分けしてもらったものなので、いつもより量が少ない。
これくらいなら、いっちょ戦ってみるか。

で、頭に浮かんできたのは、マンガ「花のずぼら飯」に出てきた、主人公・花がオーブントースターで餅を焼くシーンである。
餅が膨らむにつれ、顔がほころんで止まらなくなる花の様子が、それはそれは美味しそうで印象深かった。
あれ、やってみたいな。

餅をオーブントースターに放り込む。
最初から強火でやるのは及び腰になって、ひとまず200ワットの弱火で10分。
全然変化の兆しがみえなくて、追加でまた10分。
温かくなってきたけど膨らまなくて、しびれを切らして今度は1000ワットの強火で4~5分。

表面が裂け、突き破るように中の餅が膨らんできた。
まるで風船のようで、なるほど、絵本や挿し絵で描かれる七輪の上の餅は、実物に忠実なのだと改めて知る。

時間が来て、オーブントースターがチンという。
ドアを開ければ餅は少し縮む。
ああ刹那。

醤油を入れた皿に餅を押しつける。
ちなみに醤油に七味唐辛子を混ぜるのが母流。
を、海苔で巻いて、出来上がり。

こうして出来た磯辺焼きは、香ばしいけど表面はまだ固いから、風味の上ではレンジ餅に劣る(餅は柔らかさが信条の、私にとっては)。
だが、表面がまだ固いというのはどういうことかといえば、餅を受けていた側は無傷なのである。
網に、まったく餅がついていない!
感動した。

以後、オーブントースターで温める方式を採択。
順調に餅を食べ切ることができた。
そりゃあ七輪で焼くのには負けるけど、餅が膨らんでいく風情も中々。
今後もこうしていこう。

何事も適材適所、ぴったりのやり方がある。
まさに餅は餅屋的な、そんな事を学んだ今回であった。

下り坂を知るなら

2012-01-24 22:57:22 | 食日記
〈1月7日の食事〉
年末年始で気が緩んでいたところに、寒風吹き荒れる中の登山と自転車。
たったそれだけで、体が根をあげてしまっていたらしい。

という自覚はなかったのだ。
いつも通りに飲み食いしただけなのに異常をきたして、それでようやく気が付いたのだ。

洟が出るなとはずっと思っていたのだが、どうにも気持ち悪い。
電車と徒歩で帰る自信が持てなくて、タクシーで帰宅。
ドアを開け、トイレを前にするなり吐いてしまった。

飲み食いする量は普段と変わらないはずだっただけに、ショックだった。
消化が追い付かなくて吐くなんて、この食べ物が大好きな私が、何年ぶりだろうか。
これくらいの環境変化で、ここまで根をあげるなんて…。
そして、体調不良に気付かずに結局食べ物を無駄にした自分に腹が立つし、作ってくださった方にも申し訳ない。

だもんで。
この時はまだ体調に異変を感じなかったので、写真は昼食のみ。
夕食をあげるのは、写真も内容も自粛する。

今はすっかり体調が戻ったが、この時のことを考えると気が滅入る。
体の声をよく聞いて、飲み食いするものをちゃんと決めよう。
そう誓った一日となった。

真夜中のおにぎり

2012-01-21 12:05:23 | 食雑記
〈1月6日の食事〉
朝:ハムサンド(デュヌラルテのホノカ使用) コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、肉巻きポテト、いり卵、白菜とエノキのコチュ和え)
夜:五目おにぎり、たらこおにぎり(以上二点、ローソンで購入)

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寒空の下で自転車通勤、といえば、のっぴきならないのは空腹対策だ。
なんせそんなに寒くはならないはずの東京といえど、1月の真夜中には気温が5℃以下になるのはザラだ。
人間、寒くなりゃ腹が減るという生存本能が働く。
って、本当に空腹には弱くて恐怖すら感じているのだから、情けなくて泣けてくるなあ…。

朝はいい。
しっかり食べて、あまり時間を置かずに通勤時間が始まるからだ。

問題は夜だ。
帰宅時間が20時21時というならいざ知らず、24時前後に及ぶことだってあり、18~19時くらいに夕食を摂るのが常の私にとっては、もう既に小腹が減り始める時間である。
もしくは夕食の時間が遅くとも、その時はさほどお腹が減っていなくて軽く済ませていても問題勃発、真夜中はもれなく小腹が減り始める時間となる。
それを、寒さが増長させるのである。

これが平素となれば、まあ何も食べずとも、何とかやり過ごせなくはない程度の食欲なのだが。
これが寒空の下の自転車となっては、私にとっては死活問題だ。
だってペダルを動かす脚に力が入らない。
意識が、胃袋ばかりに集中してしまう。

そんなもんだから、とても恥ずかしい告白をするけど、途中で自転車を停めてコンビニに駆け込んでおにぎりを買って、店の灯りに背中を照らされながら、ドアのすぐ外でおにぎりを頬張ったことが何度かある。
人目も気にせずに(ひとけのないコンビニを選んでいるけど)店先でおにぎりを頬張るいやしさ。
せっかく運動をしているのに、それを無にするような夜中の炭水化物摂取。

食べて胃は満たされるけれど、それ以上に後悔や空しさが満ちてくるんである。
こうなるんだったら夕食もしっかり摂った方がいいし、夕食をしっかり食べるためには変な時間に間食をして中途半端に腹を満たさない方がいいし、そのためには昼食も頭の働きが鈍くならない程度にはしっかり摂らなくては。
摂る時間だってバラバラじゃない方がいい。
結局は規則正しい生活が、すべて健康に繋がるということなのだろう。
少しは心がけるとするか。

運動と食事といえば、運動のあとに食事を摂った方がいいという説があるそうだ。
その方がからだに溜まった余計なものが燃やされ、さらに運動したあとに摂ったものが燃やされやすくなるんだという。
理屈は分かっても、私には実現不可能だな…と感じた話であった。

きみは一石二鳥箱

2012-01-20 09:21:16 | 食雑記
〈1月5日の食事〉
朝:ハムのせトースト ココア
昼:お弁当(玄米ご飯、鶏ゴボウ煮、卵焼き、白菜のコチュ和え)
夜:ほうれん草とチキンのカレー ナン @スルターン/飯田橋

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この日より仕事始め。
1月も下旬に差し掛かった今となっては、思わず遠い目になってしまうよなあ。

仕事始めとあらば、同時に再開するのは自転車通勤。
自転車通勤において、保温ジャー付き弁当箱が有効であった、という話である。

夏の間、私は温め直さずにご飯を食べていた。
というのも、冷えたご飯の方が満腹感が続くらしいと聞いたのだ。
なんせ、空腹に弱いものでね。
そんな訳で、おかず容器と飯容器が別になった弁当箱の、おかず容器のみ温め直して食べていたのだ。

ところがこの弁当箱は、飯容器の底がおかず容器の蓋と兼用になっており、かなり注意深く持ち歩いても汁漏れすること多々。
リュックに入れて自転車で運んだ時なんか悲惨で、びっくり返ってリュックまで汁びたしになったこともあるほど。
おまけにその時は匂いの強い玉ねぎを使っていたばっかりに、職場の部屋じゅうに匂いを漂わせてしまい、事情を知らぬ上司に「なんか臭くね?」と言われたのはいい思い出…なんてことはない。

ところが、この保温ジャー付き弁当箱はどうだろう。
これは専用の保温バッグにご飯用保温ジャー、蓋付きの容器が2つという仕様だったのだが、この保温バッグというのがまず優れもの。
マチと底がついており、更にはそれぞれの容器がピタリと収まるもんだから、そりゃあもうガッチリホールド。
正確には付属のおかず容器では足りなくて、一回り大きなおかず容器に変えているんですがね。
その分バッグには隙間なくビッチリするから、益々ホールド力は確固たるものになるってもんである。

そしてそのバッグのサイズが手持ちのリュックにうまく収まるんだから、何という奇跡か。
おかげで汁漏れ知らずに自転車通勤できるようになったんである。
元をただせば「寒くなってきたから、ご飯冷たいままじゃ嫌だなあ。保温ジャーの弁当箱、せっかく持ってるんだし使おう」程度の気分でまた使い始めたのだから、つくづく一石二鳥である。

それまで使っていたものよりは幅をとるが、そんなことも吹き飛ぶくらい、これは素晴らしかった。
暖かくなってきて、冷や飯を復活させたくなったらどうしようか…早くも思いを巡らせる日々である。

三十路の食卓、に並んだパン達<チェーン&フランチャイズ編>

2012-01-20 03:31:33 | 胃に収まったパンリスト
パンリスト/チェーン&フランチャイズ編です。

○:パン屋/テイクアウトで利用
●:カフェなど、イートインで利用
と分けてみました。

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◎ベーカリー/ベーカリーカフェ系
BAGEL & BAGEL
○●ヴィド・フランス ☆チョコチップスコーン
○●ジュノエスク・ベーグル
神戸屋ベーカリー
ドーナツプラント
オー・バカナル 東山店
ドンク
ラケル
○●メゾン・カイザー 東京ミッドタウン店・神楽坂店 ☆チェーン展開している店では一番好き
ドミニク・サブロン 東急東横店・新宿店
ベルベ
サブウェイ
○ハースブラウン FKDインターパーク店
フラマンドール 宇都宮店
PAUL 六本木一丁目店・神楽坂店
Epi-ciel 飯田橋店
レフボン 神楽坂店
○●サンマルクカフェ
アンデルセン 青山店
ベッカーズ
サンジェルマン
ベーカリーショップ フォルサム  JR川崎駅店
メロンパンファクトリー 大岡山店
ポコベーグル 上野エキュート店
ブルディガラ 東京駅GranSta店

◎コーヒーチェーン/喫茶店
○●スターバックス
タリーズ
エクセルシオールカフェ
ドトール
上島珈琲店
コメダ珈琲店 

◎その他飲食店
○●DEAN&DELUCA
ア・ラ・カンパーニュ アトレ目黒店
カフェ・コムサ シブヤ西武店
表参道茶寮モリシア津田沼店
●○IKEA 南船橋
Cafe & Meal MUJI 有楽町店


繰り返さない日々

2012-01-19 11:09:45 | 食日記
〈1月4日の食事〉
朝:目玉焼きとチーズのホットサンド ヨーグルト コーヒー
昼:山菜蕎麦 @高尾山山頂
夜:キムチ鍋 日本酒

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去年の元日から「10年日記」というのを付けている。
その名の通り10年分の日記が一冊にまとめられるもので、同じ日付が同じページに書けるという体裁だ。
まー、そうは言いながらも、3日とか4日をまとめて書くのなんざザラなんですがね。
未来日記は書かない。
そんな10年日記。

それによると、私は去年も1月3日に実家から東京に戻ってきていたらしい。
4日に高尾山に登り、厄年のお祓いをし、山頂にある蕎麦屋で昼食をとったのも一緒。
違うところは、戻ってきた部屋に一人で住んでいるのではないこと、高尾山近くの同居人の実家に、少し立ち寄るくらいの余裕が出てきたこと。

成長している気配を覚えず、年ばかり重ねているような気になっていたが、単なる塗り重ねだけでなく、動いていることもあるのだなと実感する。

だがしかし。
去年山に登った時にはとにかく辛く、ウェイトダウンと体力をつけることを誓ったのだが、今年も尚辛いのだった。
そこは何も進歩してねえ!
正月の堕落を抜きにしても、自転車の効果がまるでねえ!
足腰なんかは強化されたように思うが、心肺能力がいかんとも。

その部分の進歩を改めて誓いたいと思う。
来年こそは息切れせずに登るぞ!
オー!