こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

根っこの感情

2011年07月16日 | 無意識の世界
一親等と三親等と、ときどき二親等と友人がアクセントに入ってくる。
故郷の日々の前半は母の病室から家に戻ると、
人間関係のストレスにずーん沈み込むような時を過ごしました。

今思うと、一つの体験に縛られて被害妄想に陥った情況ですが、
被害妄想…この意識には恨み辛み、怒り、悲しみ、虚無感、、、
ネガティヴな感情がすべて入ってくるように思われます。
それらの感情を辿っていくと最終的に辿りつく感情は「怖い」です。

あなたが悪い、あなたが間違っているとうい他者否定の奥に、
怖がっている私がいるとは意外ですが、辿っていくと、
相手をコワガッテ、怖いからこそ「間違っている!」と
必死に反撃しようとしている自分がいるわけです。

“私は怖がっている・・・”怖がっている自分にはっとしたとき、
いったいぜんたい、これは怖がるほどの状況なのだろうか?
私は何をそんなに怖がっているのだろう?と、冷静な自問自答が始まります。

妄想とはよくいったもので、怖いといったって焼いて食われるわけでなし、
生命をとられるわけでなしと思った途端に、ふっと心身が弛むのでした。

焼いて食われるわけでなし。そう思うことで日々を切り抜けているうちに、
被害者意識からも徐々に脱却することになりますが、
ネガティヴな感情の堂々巡りを意識したならば、
諸々の感情のいちばん奥に在る感情を知ることで、
案外、解決の糸口がみつかるものかもしれません。

「好き・嫌い」 「怖い・怖くない」 これが諸々の感情の
いちばん根っこにある感情で、人間の原初的感情だそうです。

(120-5)
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